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ネットショップの良くある質問

EC無料相談・売上診断はなぜ無料?ネットショップの相談を続ける理由

ネットショップの良くある質問

「無料EC診断って、本当に無料なんですか?」「診断を受けたら、そのあと営業されませんか?」「なぜ無料でそこまで見てもらえるんですか?」こうしたご質問をいただくことがあります。

確かに、ECサイトを確認して改善点を考え、それを整理してお伝えするには時間がかかります。それを無料で行っていると言われたら、「何か理由があるのでは?」と思うのは当然だと思います。

私が無料相談や無料EC診断を続けている理由は、とてもシンプルです。自分がネットショップを運営していたときに、気軽に相談できる人がいなかったからです。

これが「売れるネットショップの教科書」を運営し、現在も無料EC診断を続けている原点のひとつです。

私自身、ネットショップ運営で失敗した経験があります

私は最初からEC運営がうまくできたわけではありません。Web制作の仕事をしていた頃、ある店舗の楽天市場への出店に携わりました。

当時は「サイトを作れば売れる」「楽天市場に出店すればお客様が来る」と、どこかで考えていたところがあったと思います。しかし、実際にネットショップを運営してみると全く違いました。

商品登録、商品ページ制作、SEO、広告、価格、送料、レビュー、受注処理、問い合わせ対応。ネットショップは単に「サイトを作る仕事」ではなく、商売そのものだったのです。

思うように売上を伸ばすことができず、そのショップは最終的に楽天市場から退店することになりました。私にとっては、はっきりと「失敗だった」と言える経験です。

一番困ったのは「誰に聞けばいいのか分からない」ことでした

もちろん、分からないことは自分で調べました。楽天市場のマニュアルを読み、ネットショップについて書かれている記事を探し、売れているショップも研究しました。

それでも最後まで分からなかったのが、「一般論は分かった。でも、このショップの場合は何をすればいいのか?」ということでした。

高額なECコンサルティングを依頼するという選択肢もあります。しかし、まだ十分な売上がないショップにとって、毎月大きな費用を払うことは簡単ではありません。

当時の私は、「商品ページはこれでいいですか?」「広告を出す前に直した方がいいところはありますか?」「そもそも、この商品はネットで売れると思いますか?」といったことを、少しECに詳しい人に相談できたらいいのにと思っていました。

このときの経験が、現在の無料EC相談・無料EC診断につながっています。

その後、EC運営を続けて分かったこと

最初の失敗のあとも、私はECに関わり続けました。楽天市場だけでなく、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECなどさまざまな販売チャネルに携わり、商品ページ、SEO、広告、受注管理、在庫管理、CRMなど、EC運営の実務を経験してきました。

その後、少人数の運営体制で年商3億円規模までEC事業を成長させた経験や、さまざまなEC事業者の支援を通じて分かったことがあります。それは、「売上が伸びない原因は、ショップによってまったく違う」ということです。

「アクセスが少ないから広告を増やそう」と考えていても、実際にサイトを見ると広告より先に商品ページを改善した方がよいケースがあります。「もっと売上を増やしたい」と考えていても、すでに受注業務が限界で、売上を増やす前に業務改善が必要な会社もあります。

また、「SEOが弱い」と思っていても、実際には商品の価格や送料、訴求方法などに問題があるケースもあります。自社のECサイトを毎日見ているからこそ、逆に気づきにくくなっている問題も少なくありません。

第三者が一度サイトを見るだけでも、「まずここから直した方がいいのでは」という突破口が見つかることがあります。それなら、最初のきっかけくらいは無料で提供できればいい。私はそう考えています。

無料診断だけで解決できるなら、それが一番です

無料EC診断を受けたからといって、必ず私たちに仕事を依頼していただく必要はありません。診断結果を見て「商品ページを自分たちで直してみます」「社内でSEOを見直してみます」「受注システムを比較してみます」となり、それで改善できるのであれば、それが一番だと思っています。

EC運営には、自社で改善できることがたくさんあります。何が問題なのか分からないから動けないのであって、問題が分かれば社内で解決できる会社も少なくありません。

エビス店長
私は「無料相談をしたので契約してください」という形にはしたくありません。相談することで突破口が見つかり、やるべきことが分かって自社で改善できるなら、それが一番だと思っています。

相談することで突破口が見つかるなら、それでいい。診断でやるべきことが分かり、自分や社内で解決できるなら、それが何よりです。これが、現在も無料EC診断を続けている理由です。

では、なぜ有料のEC支援も行っているのか

この記事を最初に公開した2018年当時と現在では、変わった部分もあります。現在は無料EC診断だけでなく、自社だけでは改善が難しい企業に対してEC改善・運営支援も行っています。

これは無料相談の考え方が変わったからではありません。むしろ、多くのEC事業者から相談を受ける中で、診断だけでは解決できないケースがあることが分かったからです。

例えば、「問題は分かったけれど社内に改善できる人がいない」「EC担当者が一人なので改善する時間がない」「複数モールを運営していて、どこから手を付ければいいか分からない」「SEOや商品ページを継続的に改善する体制がない」といったケースです。

こうした場合、診断結果をお渡しするだけでは問題は解決しません。そのため、自社だけでは実行が難しい場合に、その先の支援についてご相談いただけるようにしています。

無料EC診断と有料支援の考え方

  • まず現在の課題を整理する
  • 自社で改善できることは自社で取り組む
  • 自社だけでは難しい場合は必要な支援を検討する

最初から有料サービスを契約することを前提にするのではなく、まず問題を整理してから必要な方法を考える。この順番が自然だと思っています。

無料EC診断では何を見るのか

ECサイトは、売上だけを見ても問題点は分かりません。無料EC診断ではショップの状況に応じて、商品・サービスの伝わり方、商品ページ、価格・送料、SEO・検索流入、購入導線、集客方法、モール運営、リピート施策、受注・在庫などの運営体制を確認します。

すべてのショップに同じチェック項目を当てはめるわけではありません。ショップによって、改善すべき場所が違うからです。

売上を増やすことより利益を改善した方がよい会社もあります。広告を増やすより、まず商品ページの転換率を改善した方がよいショップもあります。新しい施策を始めるより、現在利用している受注管理システムや業務フローを見直した方が利益が残るケースもあります。

大切なのは「何をやるか」だけではなく、「何からやるか」です。そこを整理することが無料EC診断の役割だと考えています。

無料EC診断を受けたらどうなる?

「無料診断を申し込んだあと、どうなるのか分からない」という不安もあると思います。基本的な考え方はとてもシンプルです。

  1. 現在のECサイトを確認
    ショップや現在の状況を確認し、どこに課題がありそうかを見ていきます。
  2. 改善ポイントを整理
    今すぐ確認したいこと、優先して改善したいことを整理してお伝えします。
  3. 改善方法を判断
    自社で対応できる内容であれば、そのまま社内で改善してください。自社だけでは難しい場合は、必要に応じてその先の方法をご相談いただけます。

無料診断を受けることと、有料支援を依頼することは別です。まずは現在の問題を整理するために利用していただければと思っています。

「売上を上げます」と約束するサービスではありません

ここも大切なので、あらかじめお伝えしておきます。ECサイトの売上は、商品力、価格、競合、季節、広告費、ブランド力、市場環境など、さまざまな要因によって変わります。

そのため、無料EC診断を受ければ必ず売上が上がるというものではありません。また、サイトを見るだけですべての問題が分かるわけでもなく、詳細なアクセス解析、広告データ、利益構造、CRMデータなどを確認しなければ判断できない問題もあります。

無料EC診断の目的は、「必ず売上を上げること」ではなく、「今どこを確認し、何から改善すべきなのかを整理すること」です。そのうえで、できることから改善していただければと思っています。

こんなEC事業者の方に利用してほしいです

無料EC診断は、すでにネットショップを運営していて、「いろいろ試しているけれど、次に何をすればいいか分からない」という事業者の方に特に利用していただきたいと考えています。

  • ECサイトを運営しているが売上が伸びない
  • アクセスはあるのに購入につながらない
  • 広告費を使っているのに利益が残らない
  • 商品ページの改善方法が分からない
  • 楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどの運営に悩んでいる
  • EC担当者だけでは改善策を判断できない
  • 受注や在庫管理の業務負担が増えている
  • 外部のEC支援会社へ依頼すべきか迷っている

逆に、まだネットショップを開設していない段階であれば、まずは「売れるネットショップの教科書」に掲載している開業・ECサービス比較などの記事を読んでいただく方が役に立つ場合もあります。

まずは自社でできることから改善してみてください

「売れるネットショップの教科書」には、私自身がEC運営で困ったときに欲しかった情報をできるだけ掲載しています。ネットショップの選び方、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、BASE、Shopify、TikTok Shop、SEO、仕入れ、商品ページ、受注管理、EC担当者の業務改善など、まずは必要な記事を読んで、自社でできることから試してみてください。

それで問題を解決できれば、私に相談する必要はありません。

それでも、「いろいろ調べたけれど、自社の場合はどうすればいいのか分からない」となったら、そのときに無料EC診断を利用してください。

無料相談を続けている理由は、2018年から変わっていません

この記事を最初に公開したのは2018年です。それからECを取り巻く環境は大きく変わり、私自身もECを運営する側から、多くのEC事業者の相談を受ける立場になりました。

それでも、無料相談を続けている根本の理由は変わっていません。私自身がEC運営で困っていたとき、相談できる人が欲しかったからです。

相談したことで問題が整理できた。やるべきことが分かった。そして自分たちで改善できた。それなら、それが一番です。それでも自社だけでは難しいときには、その先の方法を一緒に考えればいいと思っています。

「何から改善すればいいか分からない」。そんなときに、一人で悩み続けなくてもいい場所として、「売れるネットショップの教科書」を使っていただければと思います。

エビス店長(藤田正博)