アダルトグッズをネットで販売したいと思ったとき、「BASEやShopifyで売れるの?」「普通のネットショップと同じように開業していい?」「何か届出が必要?」と迷う方は多いと思います。
結論からいうと、アダルトグッズをインターネットで販売すること自体は可能です。
ただし、一般的な雑貨やアパレルを販売するときとは違い、先に確認しておきたいことがあります。特に重要なのが、「そのネットショップサービスで販売できるか」「利用したい決済方法が使えるか」「届出や法令上の確認が必要か」の3つです。
ここを確認せずにショップを作り始めると、「サイトは完成したのに商品を登録できない」「決済審査で止まった」といったことになりかねません。
この記事では、2026年時点の各社公式情報を確認しながら、アダルトグッズをネット販売する方法、利用できるネットショップの考え方、決済、届出、開業手順まで分かりやすく解説します。
- 1 先に結論|アダルトグッズのネット販売は「販売・決済・届出」を先に確認
- 2 アダルトグッズはネット販売できる?
- 3 【2026年版】アダルトグッズを販売できるネットショップは?
- 4 BASEではアダルトグッズを販売できない
- 5 カラーミーショップは条件を満たせば取り扱い可能
- 6 Shopifyでアダルトグッズは販売できる?
- 7 楽天市場ではアダルトグッズを販売できない
- 8 makeshopは契約前に商材を具体的に確認する
- 9 Yahoo!ショッピングやSTORESは必ず最新規約を確認
- 10 どの方法を選べばいい?簡易早見表
- 11 実は「ネットショップ選び」より決済が重要
- 12 アダルトグッズ通販では届出が必要になる場合がある
- 13 通常のネット通販と同じく特定商取引法の表示も必要
- 14 アダルトグッズのネットショップを開業する7ステップ
- 15 アダルトグッズ通販では「安心して買えるか」がとても重要
- 16 商品画像・表現にも配慮する
- 17 広告で集客するときも規約確認が必要
- 18 アダルトグッズ通販でよくある失敗5つ
- 19 エビス店長ならこの順番で始めます
- 20 アダルトグッズのネット販売についてよくある質問
- 21 まとめ|ショップを作る前に「売れるか・決済できるか・届出が必要か」を確認
先に結論|アダルトグッズのネット販売は「販売・決済・届出」を先に確認
アダルトグッズ通販を始めるときは、次の順番で確認すると分かりやすいです。
1.販売したい商品を決める
↓
2.その商品を扱えるECサービスを確認する
↓
3.利用できる決済方法を確認する
↓
4.必要な届出や法令を確認する
↓
5.ネットショップを構築する
一番避けたいのは、先にショップを作り込んでから「この商品は販売できません」と分かることです。
アダルトグッズはネット販売できる?
はい。適用される法令や各サービスの規約を守れば、インターネット通販という形で販売することは可能です。
ただし、「アダルトグッズ」という言葉だけで一律に考えない方が安全です。たとえば、性的な映像・出版物、成人向け玩具、コスチューム、衛生用品、化粧品やローション、医療機器に該当する可能性のある商品などでは、確認すべきルールが違う場合があります。
また、同じ商品であっても、ECカート側では販売可能でも、決済会社では取り扱い不可というケースも考えられます。
そのため、「このカートなら売れるらしい」という情報だけで契約せず、実際に扱う商品を具体的に伝えて確認することをおすすめします。
【2026年版】アダルトグッズを販売できるネットショップは?
主要なネットショップサービスについて整理すると、次のようになります。
| サービス | 取り扱い | 2026年時点の考え方 |
|---|---|---|
| BASE | × | アダルトグッズ等を登録禁止商品として明示 |
| カラーミーショップ | ○ 条件付き | 年齢確認ページ、独自ドメイン等の条件あり |
| Shopify | △ | Shopify本体・Shop・決済を分けて確認 |
| makeshop | △ | 禁止商材に明記はないが事前確認推奨 |
| 楽天市場 | × | アダルトグッズを禁止商材として明示 |
| Yahoo!ショッピング | 要確認 | 最新のストア運用ガイドラインを確認 |
| STORES | 要確認 | 最新規約・個別審査を確認 |
| 独自EC | △〜○ | カートだけでなく決済会社・法令確認が重要 |
ここで大切なのは、「○だから何でも販売できる」という意味ではないことです。商品内容、表現、年齢確認、決済、販売地域などによって条件が変わる可能性があります。
BASEではアダルトグッズを販売できない
BASEでは、アダルトグッズを含む成人向け商品について明確に登録禁止としています。
BASE公式では、アダルトビデオ、DVD、ヌード写真、アダルトグッズ、ゲームなど、18歳未満への販売を制限する情報や性風俗・アダルトに関する商品全般を、登録できない商品として挙げています。
そのため、「商品名を変えれば大丈夫」「画像を控えめにすれば販売できる」と自己判断して出品するのは避けてください。
アダルト商材を扱う場合、BASE以外の方法を検討する必要があります。
カラーミーショップは条件を満たせば取り扱い可能
カラーミーショップは、成人向け商品の販売について具体的な条件を案内しています。
- 18歳以上の顧客のみに販売されるよう年齢確認ページを設ける
- 独自ドメインでショップを運営する
- 対象プランで購入制限設定を利用する
アダルトグッズ通販を検討している方にとって、条件が明示されている点は分かりやすいところです。
ただし、販売商品によっては別の法令や決済審査も関係するため、「カラーミーショップで販売できる=すべての手続きが完了」という意味ではありません。
Shopifyでアダルトグッズは販売できる?
Shopifyは少し分けて考える必要があります。「Shopify」というECプラットフォーム本体と、Shopチャネル、Shopify Payments、外部決済サービスでは、それぞれ条件が異なるからです。
Shopチャネルでは成人向け商品が禁止
Shopify公式では、「Shop」上で販売禁止となる商品に、成人向け・アダルトのコンテンツやサービス、ヌードを含む商品を挙げています。
そのため、Shopifyストアを作ったからといって、Shopチャネルでも同じ商品を販売できるとは限りません。
Shopify Paymentsにも制限がある
Shopify Paymentsについても、アダルト関連商品は制限対象になる場合があります。たとえば、アダルトビデオ、ペイパービューの成人向けコンテンツ、アダルト雑誌など、性的に露骨なコンテンツを含む商品・サービスは注意が必要です。
Shopify Paymentsを利用できない場合でも外部決済サービスを追加できる場合がありますが、その外部サービスにも独自の審査があります。
つまりShopifyは、「Shopifyならアダルトグッズを販売できる」と一言で判断するのではなく、商品内容+販売チャネル+決済方法までセットで確認する必要があります。
楽天市場ではアダルトグッズを販売できない
楽天市場では、出店時の取扱禁止商材としてアダルトグッズを明示しています。
そのため、アダルトグッズ販売を目的として楽天市場へ出店する方法は基本的に選べません。
makeshopは契約前に商材を具体的に確認する
makeshop公式では、販売禁止商材として、非合法商品、国内販売禁止の医薬品、必要な免許・資格を満たしていない商品、その他makeshopが不適切と判断するものなどを案内しています。
今回確認した公式情報では、アダルトグッズという名称で一律禁止とは明記されていません。
ただし、「その他当社が不適切と判断するもの」という規定があり、決済側の審査も別にあります。
そのため、アダルトグッズを扱う場合は、「販売予定の商品はこちらです」と商品カテゴリを具体的に伝え、契約前に確認する方が安全です。
Yahoo!ショッピングやSTORESは必ず最新規約を確認
Yahoo!ショッピングは、禁止商材についてストア運用ガイドラインを確認する必要があります。
STORESについても、公開情報だけでアダルトグッズ全般について一律に可否を断定するのは避けた方が安全です。
販売予定商品を明示したうえで、最新規約または運営会社へ確認してください。
どの方法を選べばいい?簡易早見表
| 状況 | 最初に検討すること |
|---|---|
| 小規模で始めたい | 成人向け商品対応のECカート+決済 |
| 年齢確認をしっかり行いたい | カラーミーショップなど条件明示型 |
| ブランドサイトとして作り込みたい | Shopify+対応決済を個別確認 |
| モール集客を期待している | 楽天は不可、他モールも規約確認 |
| クレジットカードを必ず使いたい | カートより先に決済可否を確認 |
| 届出要否が分からない | 所轄警察署などへ事前確認 |
実は「ネットショップ選び」より決済が重要
アダルトグッズ通販では、ショップを作ること以上に悩みやすいのが決済です。
ECカート側で商品を登録できても、クレジットカード会社・決済代行会社の審査に通るとは限りません。
決済サービスには、それぞれ禁止商材や制限事業があります。
そのため、ショップ構築前に、クレジットカード、銀行振込、代金引換、後払い、その他対応可能な決済を確認しておきましょう。
「カード決済が使えなかったのでショップを作り直す」となると、かなり大変です。
アダルトグッズ通販では届出が必要になる場合がある
ここは慎重に確認してください。
警察庁では、無店舗型性風俗特殊営業の第2号として「アダルトビデオ等通信販売等」を分類しています。
ただし、「アダルトグッズをネット販売するなら、すべて同じ届出が必ず必要」と単純に断定できるわけではありません。
販売する商品や営業形態によって扱いが異なる可能性があります。
そのため、販売予定の商品を整理したうえで、営業所所在地を管轄する警察署や専門家へ事前に確認することをおすすめします。
通常のネット通販と同じく特定商取引法の表示も必要
アダルト商品に限らず、インターネット通販を行う場合は特定商取引法への対応が必要です。
- 販売価格
- 送料
- 支払時期・方法
- 商品の引渡時期
- 返品・解除条件
- 事業者名
- 住所
- 電話番号
ネットショップを開設するときは、「特定商取引法に基づく表記」を必ず整えておきましょう。
アダルトグッズのネットショップを開業する7ステップ
STEP1|販売する商品を決める
最初に、「何を売るショップなのか」を具体的に決めます。商品カテゴリが曖昧な状態では、ECサービスや決済会社へ販売可否を確認しにくいためです。
STEP2|必要な届出・法令を確認する
扱う商品と販売方法を整理したうえで、必要な許認可・届出の有無を確認します。分からない場合は所轄警察署等へ確認してください。
STEP3|販売可能なECサービスを選ぶ
価格やデザインだけで選ばず、「その商品を販売できるか」を最優先します。
STEP4|決済方法を確認する
利用したい決済サービスへ、アダルトグッズを販売する予定であることを伝え、取り扱い可能か確認します。
STEP5|ネットショップを構築する
ここで初めて、独自ドメイン、デザイン、商品登録、カテゴリ設計、送料設定などを進めます。
STEP6|必要ページを整備する
- 特定商取引法に基づく表記
- プライバシーポリシー
- 利用規約
- 返品・交換条件
- 年齢確認
- 配送について
STEP7|テスト購入してから公開する
自分でスマートフォンから注文し、商品を探せるか、決済できるか、注文メールが届くか、注文情報が正しいか、配送情報が分かりやすいかまで確認してください。
アダルトグッズ通販では「安心して買えるか」がとても重要
一般的なネットショップ以上に重要なのが、購入者の心理的ハードルを下げることです。
商品が欲しくても、「家族に中身が分かったら困る」「明細に何と表示される?」「ショップからのメールで内容が分からない?」「個人情報は大丈夫?」と不安を感じる方もいます。
中身が分からない梱包
外箱から商品内容が推測されないよう配慮します。
送り状の表記
送り主名や品名をどう表示するかを事前に説明します。
個人情報への配慮
プライバシーポリシーを掲載するだけでなく、「どのように取り扱うか」を分かりやすく伝えます。
決済明細
可能であれば、クレジットカード利用明細にどのような名称が表示されるか説明すると安心材料になります。
FAQ
「梱包」「配送」「明細」「返品」など、購入前に気になることを先回りして答えておきましょう。
商品画像・表現にも配慮する
アダルトグッズだからといって、刺激の強い表現を増やせば売れるとは限りません。むしろ、初めて購入する人でも商品を比較しやすいことが大切です。
- 大きさ
- 素材
- 使用方法
- セット内容
- 手入れ方法
- 保管方法
「恥ずかしさを感じずに選べるサイト」という方向性も、十分な差別化になります。
広告で集客するときも規約確認が必要
アダルト関連商品は、Google広告やSNS広告などでも広告掲載に制限が設けられていることがあります。
そのため、ネットショップを作る → 広告を出せば集客できるとは限りません。
開業前に、SEO、SNS、コンテンツ、メール、リピーター施策など、広告以外の集客方法も考えておくことをおすすめします。
特にこのジャンルでは、検索ユーザーが具体的な悩みや用途を調べていることが多いため、SEOコンテンツとの相性があります。
アダルトグッズ通販でよくある失敗5つ
1.ショップを作ったあとに販売禁止と分かる
一番避けたい失敗です。まず商品を決め、その商品を扱えるサービスなのか確認してください。
2.決済審査まで確認していない
カートが使えても、希望するカード決済が使えるとは限りません。
3.届出の確認を後回しにする
ショップ公開後ではなく、開業準備の段階で確認しておきます。
4.広告だけで集客しようとする
広告媒体の規約によっては、思ったように出稿できない場合があります。
5.購入者のプライバシーへの配慮が弱い
アダルト通販では、「商品が良い」だけでなく「安心して買える」が非常に重要です。
エビス店長ならこの順番で始めます
私なら、最初にネットショップサービスの料金比較はしません。
①販売商品を決める
↓
②届出を確認
↓
③販売できるECサービスを絞る
↓
④決済会社へ確認
↓
⑤その中から料金・機能を比較する
一般的なネットショップ開業では「どのカートが安い?」から考えることも多いですが、アダルト商材の場合は逆です。
販売できることが最優先。
そのうえで、料金やデザインを比較した方が遠回りしません。
アダルトグッズのネット販売についてよくある質問
アダルトグッズは個人でもネット販売できますか?
個人事業としてネット通販を行うことは可能ですが、商品内容や営業形態によって必要な届出や法令上の確認が生じる場合があります。まず販売予定商品を整理して確認してください。
BASEでアダルトグッズを販売できますか?
できません。BASEではアダルトグッズなど成人向け商品全般を登録禁止商品として明示しています。
カラーミーショップなら販売できますか?
条件付きで可能です。公式では、18歳以上への販売制限、年齢確認ページ、独自ドメイン、対象プランの利用などの条件を案内しています。
Shopifyならアダルトグッズを販売できますか?
Shopify全体を一律に「可能」とは言えません。Shopチャネルでは成人向け商品等が禁止されており、Shopify Paymentsにもアダルト関連商品の制限があります。実際の商品と利用する決済方法を確認する必要があります。
楽天市場で販売できますか?
楽天市場では、アダルトグッズを取扱禁止商材として案内しています。
クレジットカード決済は使えますか?
決済代行会社や商品内容によります。ECカートが利用可能でもカード決済の審査結果は別なので、契約前に確認してください。
警察への届出は必要ですか?
販売商品や営業形態によります。すべての成人向け商品を一律に同じ扱いと断定することはできません。具体的な商品をもとに所轄警察署等へ確認してください。
特定商取引法に基づく表記は必要ですか?
インターネット通販を行う場合は必要です。販売価格、送料、支払方法、返品条件、事業者情報など、法令で定められた事項を表示します。
まとめ|ショップを作る前に「売れるか・決済できるか・届出が必要か」を確認
アダルトグッズをネット販売することは可能ですが、一般的なネットショップ開業よりも先に確認すべきことがあります。
特に重要なのは、販売できるECサービスか、希望する決済方法を利用できるか、必要な届出・法令への対応ができているかの3点です。
BASEや楽天市場のようにアダルトグッズを明確に禁止しているサービスもあれば、カラーミーショップのように条件付きで販売可能と明示しているサービスもあります。
また、Shopifyのように「ECプラットフォーム」「販売チャネル」「決済」を分けて確認する必要があるサービスもあります。
ですから、最初から「どのサービスが一番安いか」で決めなくても大丈夫です。まず販売したい商品を決め、販売可能なサービスと決済方法を絞り、そのあと料金や機能を比較してみてください。