ECサイト運営代行・販売代行サービスの依頼方法と依頼先の選び方
ネットショップの運営代行・販売代行とは
ECサイトやネットショップを運営していると、必ず起こる「問題」があります。
- ネットショップの売上が上がらない
- 時間的な余裕も人手も足らない
- 楽天市場などの出店費用で赤字になる
これは、ネットショップの規模の大小にかかわらず、等しく起こりうる問題です。
小さな規模のネットショップであれば、実店舗の営業とネットショップの店長を兼業することも多いと思います。
実店舗の営業が忙しくなると、ネットショップの運営や顧客対応がおざなりになることも多くなります。
ネットショップは、インターネット上で完結していることが多いため、店長の取り組み方次第で、
夜だけメールチェックや受注チェックをするなどの運営方法も可能です。
ただし、電話での問い合わせの場合は、実店舗と同じく、即時対応を求められます。
ネットショップの運営のというのは、本業、副業に関わらず、以下のような
業務に対応する必要があります。
- お客様からのお問い合わせ(メール・電話)
- 注文の処理(お客様の依頼内容を確認、送り状の作成)
- 売上の経理処理
- 商品の仕入れ
- 商品の在庫管理
- 商品登録
- モールなどの販促活動(メルマガ作成・広告入稿)
- 発送作業
- アフターフォロー
- トラブル対応(配送遅延や破損、返品など)
これだけ多くの業務を店長一人でこなしているネットショップは決して少なくありません。
ネットショップ専業ならまだしも、実店舗業務との
兼業となれば、ネットショップ運営が時間的に余裕がなく
結果的に「顧客対応も満足にできない自動販売機」のような
ECサイトになっているケースが本当に多い状況です。
こうした店舗運営に余裕のない店舗や、
売上があがらず、モールなどの退店を考える
店舗運営者の最後の希望が
ネットショップの運営代行・販売代行になります。
多くのECサイト運営者がたどり着く「運営代行・販売代行」の依頼先ですが、
2017年12月現在において、ECサイトの運営代行の依頼先は非常に多く、
自分の運営するECサイトをどこに運営代行依頼すればいいかが非常にわかりにくい状況です。
今回は、ネットショップにおける販売代行、運営代行について
現役多店舗出店者である筆者が、具体的な運営代行の依頼までに
考えておく必要があることから、販売代行の依頼先の選び方を考察いたします。
ECサイトを運営代行依頼するメリット
ECサイト運営を代行依頼するメリットとして、大きなメリットを3つご紹介いたします。
ECのプロに依頼することで売上アップが図れる
ECサイト、ネットショップの運営は、先にもご紹介しましたが、
業務内容が非常に複雑で、対応する業務も非常に多く時間がかかるビジネスモデルです。
楽天市場やヤフーショッピングといった、ショッピングモールへ出店する場合は、
そのモール毎に売り方や広告の利用などが異なるため、ある程度の運営経験がなければ
一体どうやって売上をあげたらいいのかが分からないと思います。
また、Amazon.co.jpに出店し、商品を出品する販売方法の場合は、
Amazon特有のセオリーでもある「ショッピングカート獲得」を行う必要があります。
Amazonは、楽天市場と異なり、自分の店舗ページを好みのデザインにすることはできません。
【参考】【現役店長が検証】楽天市場とAmazonの出店時の違いを比較
また、カラーミーショップやMakeshop、BASEなどの自社ECサイトの場合は、
楽天市場やAmazonなどのモールとはことなり、集客対策を自分で行わなくてはなりません。
ネットショップを開業したのに、集客対策を実施しなければお客さんはほぼ「ゼロ」と言っても過言ではありません。
来店客がいないお店では、当然ですが売上も「ゼロ」に等しくなります。
こうした、売場毎にノウハウやテクニックがあるため、素人がただ商品を販売するだけの
ネットショップは、まず売れないネットショップになっていることでしょう。
ECサイトを運営代行依頼することで、プロによるノウハウとスキルを利用した
売上アップへ直結する対応が可能となるわけです。
もちろん、依頼先のスキルや対応レベルによって、必ずしも運営代行依頼をおこなったからといって
売上が上がるとは限りません。
販売代行依頼先の選び方については後程詳しくご説明いたします。
自社の人手不足や知識・スキル不足をカバーできる
ECサイトの運営には非常に複雑かつ多岐にわたる業務があることは先に述べた通りですが、
もう一つ重要なポイントとして「ネットショップ運営に関する知識と技術」の有無があります。
ネットショップの運営で、売上を継続的にアップさせていくにはざっとあげても以下のような知識と技術が必要です。
- 売れる商品を仕入れるためのバイヤースキル
- 商品の値付けを的確に行うための市場調査力
- ネットショップをデザインするデザインスキル
- 商品画像や説明画像をつくる画像作成スキル
- 商品名やキャッチコピーを最適化するコピーライティングスキル
- 楽天市場などのモール出店の場合に商品露出を図るための検索対策・SEO対策スキル
- 顧客からのメールや電話での問合せに対応する顧客対応スキル
- 注文の処理を確実に行うための受注処理スキル
- 売上を経理反映させるための事務・経理スキル
- 販売している商品に関する商品知識
- 商品登録を効率化するためのCSVなどのファイル編集スキル
- ウェブ上のデータを上書き、更新するためのFTPソフトやウェブの知識
ざっとあげただけでもこれだけの知識、技術が必要ですから、
これをたった一人の店長だけで全てこなすことは、相当なスーパー店長でなければ
対応しきれないほどの業務内容だとお分かり頂けるかと思います。
こうした専門性の高い技術やノウハウは、運営代行依頼によってカバーすることで
ご自身は、自分の対応できる範囲の作業、業務に集中することができます。
部分的な外注化によって、業務効率を図れる
先に挙げた技術や知識、スキル面を部分的に業務委託することで、店長が対応する業務を絞ることができます。
例えば、ネットショップへの集客面を運営代行依頼することで、検索対策、SEO対策のプロに、ネットショップまでの集客をお任せするという方法があります。
ネットショップの売上を考える際に重要なのが「売上の公式」を意識することです。
売上の公式とは以下の公式で求められます。
【売上】=【アクセス人数】 × 【転換率】 × 【客単価】
- 「アクセス人数」・・・ネットショップへアクセスしてきた人数
- 「転換率」・・・ネットショップ・商品ページに来店したユーザーが購入する割合(10人来店して1人購入なら10%)
- 「客単価」・・・ECサイトで一回の注文時に購入する平均客単価
アクセス人数を増やすには、検索対策やSEO対策、広告の利用が考えられます。
転換率は、購入の確率をアップさせることですから、画像をキレイにすることや、価格を安く抑えること、送料などをわかりやすく明記することなどで対応できます。
客単価に関しては、クロスセルで合わせ買いを促したり、より上位機種を提案するなどのアップセルにて対応が可能です。
売上の公式のどの項目も重要であり、店舗の運営努力を行わなければ向上することのない項目です。
自動販売機的なECサイトでは、商品によりますが、大きな売上を作り続けることは難しいでしょう。
部分的なアウトソーシングで、運営依頼コストを最低限に抑えることもネットショップの運営には非常に重要なポイントです。
ECサイトで販売代行依頼するデメリット
では、ECサイトで販売代行、運営代行依頼を実施することによるデメリットについてもご紹介します。
ある程度の予算が必要となる
広告の利用の際にも言えることですが、売上を上げることを他社に依頼すれば
その対価としてのコストはそれなりに必要となります。
現役店長である筆者としては、もっともネットショップの売上を効率よく上げる方法としては
「デキル人材を一人常駐で雇うこと」です。
もっと具体的に言えば、
「WEBのスキルがある人材を常駐で一人雇うこと」です。
ECサイトの運営と親和性が高いのが「ウェブデザイナー」という職種の人材です。
WEB制作の経験者は、バナー作成などは非常に得意であり、またHTMLやFTPといった
ウェブサーバー周りの知識も持っている人材が多い傾向にあります。
もし、ひとりだけ店舗担当者を雇える費用があるならば、
元ウェブデザイナーか現役ウェブ制作者を候補とすることを強くおすすめします。
ウェブ業界はWordpressなど無料系CSMの登場以来、単価が下がり続けるコモディティ化した業界となりました。
ホームページを持っていることは当たり前の現在、そのホームページも専門家に依頼しなくても
HTMLが分からない人でも運営、更新が簡単に、しかも無料でできる時代になりました。
こうした時代の変化で、WEB制作を生業にしていた人が、市場規模が拡大し続けるEC業界に流れ込むケースは
昨今本当に多くなってきています。
人ひとり雇用するコスト程度は、業務の代行依頼にはかかると思った方が選択肢は増えるでしょう。
ネットショップの運営代行を依頼する予算としては月額10万円以上~30万円あたりの予算感は持っておかれた方が良いと思います。
逆に、月額数万円程度では、ほとんど何も対応しないような悪質業者も多いのが実状ですから
しっかりと見極めを行うようにしてください。
運営代行を行うことで自社に運営ノウハウが蓄積しない
ネットショップの運営を代行してもらうことで、
本来であれば自分の店舗、会社に残ったはずの「ECノウハウ」が残らないというデメリットがあります。
「SEOや広告など難しいことはよくわからないからお任せしたい」
という要望はわかりますが、全部外注化してしまうと、
代行先に依存してしまうことになり、不測の事態でサービスが受けられなくなったあとには
何も残らないことになります。
ECサイトの運営代行を全面的に依頼して、他の業務に専念するのも一つの方法ですが、
将来的には、運営代行をやめて、自社のリソースだけで運営を行えることを目指した
運営代行依頼を実施することをおすすめいたします。
自分でできることは、極力自分でやるようにしましょう。
依頼内容が多岐に渡るため費用対効果がわかり辛い
ネットショップの集客施策であるSEO対策などは、Googleアナリティクスなどを
導入することで、効果測定が可能ですが、楽天市場などのモールの場合、
実際に運営代行依頼のおかげで売上があがっているのか、その他の要因なのかが
判断しにくいケースも多々あります。
商品画像を変えたことでクリック率が上がることは当然ありますが、
商品画像によって売れたのか、キャッチコピーの良さなのか、販売価格が安くなっていたからなのか
購入者が何を決めてにして商品を買ったかという点は、データからはわかりません。
こうした、運営代行依頼を実施することで、全体の売上は若干上がったとしても
その効果がどこにあるのかまではわかりにくいというデメリットは理解しておく必要があります。
集客対策だけを業務委託したような場合は、アクセス数だけを見ていればいいので
効果がわかりやすいかもしれませんね。
ちなみにネットショップ・主にショッピングモールで売れやすい商品画像については以下のページにまとめていますので参考にして下さい。
ネットショップの代行依頼先の選び方
では、具体的にネットショップの業務委託、運営代行先の選び方についてポイントごとに考察していきましょう。
ECサイトはモール型かカート型か
依頼するECサイトが自社ECサイトか楽天市場やヤフーショッピングのようなモール出店型かで対応内容も大きく変わってきます。
まずは、ご自身のネットショップのタイプが、モール型かカート型を理解しておきましょう。
モール型とは、楽天市場などのような、複数の出店者が集まるショッピングモールへの出店形式のことです。
モール型の場合は、集客面は、楽天市場などのモールが行ってくれるため、出店者が意識するべきことはモール内の検索対策やCPC広告などの利用による商品露出がメインとなります。
カート型とは、カラーミーショップやMakeshopなどのようなECサイトを構築するためのサービスを利用したECサイトのことです。
別の言い方として「自社ECサイト」やモールと対をなすことから「本店EC」とも呼ばれています。
自社ECサイトの場合は、通常のウェブサイト、ホームページと同じような運用となり、集客方法は、GoogleやYahoo!などの検索対策、SEO対策が中心となります。
モール型のような集客力はどのショッピングカートサービスにも備わっておらず、集客は自前で行わなくてはなりません。
モール型かカート型かで、対応する内容が大きくことなりますので注意してください。
ネットショップ運営のどの業務を代行してもらうか
ネットショップ運営には以下のような業務内容、業務スキルが必要です。
ECサイトで対応が必要な業務内容
- お客様からのお問い合わせ(メール・電話)
- 注文の処理(お客様の依頼内容を確認、送り状の作成)
- 売上の経理処理
- 商品の仕入れ
- 商品の在庫管理
- 商品登録
- モールなどの販促活動(メルマガ作成・広告入稿)
- 発送作業
- アフターフォロー
- トラブル対応(配送遅延や破損、返品など)
ECサイト運営に必要な知識、スキル
- 売れる商品を仕入れるためのバイヤースキル
- 商品の値付けを的確に行うための市場調査力
- ネットショップをデザインするデザインスキル
- 商品画像や説明画像をつくる画像作成スキル
- 商品名やキャッチコピーを最適化するコピーライティングスキル
- 楽天市場などのモール出店の場合に商品露出を図るための検索対策・SEO対策スキル
- 顧客からのメールや電話での問合せに対応する顧客対応スキル
- 注文の処理を確実に行うための受注処理スキル
- 売上を経理反映させるための事務・経理スキル
- 販売している商品に関する商品知識
- 商品登録を効率化するためのCSVなどのファイル編集スキル
- ウェブ上のデータを上書き、更新するためのFTPソフトやウェブの知識
これだけの業務、知識、スキルが必要なビジネスを丸ごと委託するような
ネットショップの運営の全てを任せたいという場合には、相当な予算が必要となるのは
理解できるかと思います。
大手上場企業なら、潤沢な予算があるかもしれませんが、
多くの場合は、小さな企業や個人事業でネットショップを運営されているかと思います。
今、自分にとって何が不足していて、売上が上がらない理由はどこにあるのか?
この部分を見極める必要があります。
自分のネットショップの弱点がわかれば、業務委託する部分が見えてくるため、
その部分だけを外注化してしまえば、最低コストで売上アップが期待できます。
もし、あなたが、自分のネットショップの弱点がわからないようでしたら
是非、当サイトの「無料カウンセリング」からお尋ねください。
当サイトは、これまでに100名様以上の無料カウンセリングとご相談への対応実績があります。
その多くの方は、一人店長、一人担当の方ばかりでした。
「ネットショップを開業したものの、ひとりで運営していたので相談相手もいなかったが初めて相談できる場所を見つけることができた。」
「相談してやるべき道が見えました。」
「アドバイス通り実施したら注文が増えました!」
など多くの方から嬉しいお声をいただいております。
お気軽に無料カウンセリングをお申し付けくださいませ。
費用は、月額固定型か成果報酬型か
多くの販売代行・運営代行業者が採用する支払形式が「月額固定型」です。
ネットショップの運営代行には、これまでに紹介してきたとおり、沢山の業務内容が
複雑にあわさることで成立するため、非常に手間と時間、人的リソースが必要です。
そのため、運営代行する事業者も、ある程度の費用がいただけなくては
運営を代行することは他の業務の時間を切り売りするような形になるため
時間的コストが膨大になるリスクがあります。
月額固定費用を継続的に支払う形式であれば、半年間や一年間でまとまった費用となるため
それなりの時間的店舗運営の改善対応が行えるというわけです。
商品の販売を代行するようなサービスの場合、成果報酬制が採用される傾向があります。
たとえば、Qoo10などのショッピングモールの場合、「売場を貸す」ということ自体には
費用はかかりませんが、商品が売れた際には約9%の販売手数料がかかります。
売場を借りて商品を並べるという意味では、モールでの出店も一種の販売代行と言えます。
実際に商品をモールが運営する倉庫に送り込むことで、販売から発送までを代行してくれるサービスを
AmazonがFBAという名称で行っているのは有名ですね。
また、検索対策、SEO対策などは、月額固定費と成果報酬の両立型のサービスも多数存在しています。
SEO対策は、継続的な対策を講じる必要があるため、一回きりでの対策では効果が出ない場合がほとんどです。
そのため、最低6か月などの期間での契約が前提になり、月額固定費と、検索結果の向上による成果報酬の両立を
行うことも非常に多いです。
当サイトでは、楽天市場限定となりますが、楽天SEO対策を代行するサービスとして、
「売れる楽天スポットSEO対策(URSS対策)」というサービスを提供しています。
【参考】売れる!楽天スポットSEO対策(URSS対策)とは?
こちらは、SEO対策などで継続的なコストがかけられないという小さな規模の店舗様のために
当サイトが考え出した、楽天SEOの一発対策です。是非興味がありましたらURSS無料診断を受けてみてください。
運営代行における実績の有無
運営代行における実績があるかどうかは、依頼先を決めるのに非常に重要なポイントになります。
商品の販売代行やECサイトの運営代行を行うサービス、企業は、ご自身でお調べいただければ
おわかりいただけますが、非常に多いです。
有名な企業やサービスが、必ずしも「良いサービス」「コストパフォーマンスが高いサービス」であるとは
限らないのが正直な感想です。
まずは、サービス提供者がどのような実績でどんな成果をあげているのかをしっかりと見極めるようにしてください。
たとえ、対応実績に大手企業の事例が沢山あったとしても、それは予算が豊富な企業だからできたという
事に過ぎないかもしれません。
私も小さなネットショップの店長として、大手ECコンサル企業にECサイト運営代行の見積もり依頼を行ったところ
やはり、月額費用で50万円~という見積書が提出されました。
月商50万円を達成していないネットショップに、運営代行で月額50万円のコストがかかっていては
一体何のためにネットショップを運営しているのか、わからなくなります。
焦らず、惑わされず、身の丈に合ったサービスを見つけてください。
一定期間後に解約しても成果が持続できるかどうか
このポイントが、筆者が最も重視していただきたいと思っているポイントです。
運営代行や販売代行などは、一度依頼してしまえば、あとはお任せといったケースも多く、
依頼後は自分でやることは、注文後の出荷作業や経理作業のみということもあります。
このパターンの場合、販売代行を依頼している間はある程度自動的に注文が入り続けてくれますが
費用の面などから代行依頼をやめた場合、その後一切注文が途切れてしまうというケースも決して少なくありません。
部分的なアウトソーシングの場合なら、その部分に関して、代行依頼前よりも弱体化することは
あるかもしれませんが、全体の売上がほとんどなくなるというようなダメージまでは受けないと思います。
販売代行を全面委託していた場合は、自分自身で対応をはじめると、ノウハウの蓄積もない状態で
販売再開となるため、結果として売れないネットショップに逆戻りしてしまいます。
販売代行や運営代行は、将来的には自社リソース内で売上を積み重ねられるような
依頼方法であることを、予め確認した依頼対応を行うようにしましょう。
「忙しいから全部丸投げでお任せ」
というのが、将来的には、また元の木阿弥にもどってしまう最悪パターンであることを肝に命じておきましょう。
コンシェルジュ的に自分のECサイトに合ったサービスを知りたい
ご自身のネットショップが一体どのような代行サービスを利用すれば売上アップにつながるのか全く見当もつかないという方もおられるでしょう。
そういった根本的なお悩みに関しては、EC支援を行ってくれるサービスに相談することが一番解決の近道になると思います。
【参考】ECのミカタ
こちらのサイトは、EC業界全般にかかわる支援サービスを行っています。
運営代行のみならず、決済代行やデータ解析、リスティング広告の運用など
ECに関することならほぼすべてを網羅しているサイトです。
あなたのネットショップにとって最適の解決策を案内してくれると思います。
主なネットショップ運営代行サービス
これまでに、ネットショップを運営代行することによるメリット・デメリットと代行業務の依頼先の選び方を考察してきました。
ここでは、2017年12月時点での、ネットショップの運営代行を行っているサービス・企業を紹介したいと思います。
今回の運営代行サービスの選定の基準としては、変化の激しいEC市場において、
業界をリードするような、実績豊富なサービスのみを現役出店者である筆者の目線から選定してみました。
中には、月額費用が高額なサービスもあるかもしれませんが、その費用に見合う実績をあげているサービスを紹介しています。
運営代行依頼先の候補として参考になれば幸いです。
ネットショプの総合支援サービス
株式会社いつも
国内でイーコマース関連の支援実績が非常に多く、楽天市場やAmazonなどのモールでの運営支援から自社ECサイト、越境EC支援まで幅広く支援している会社です。
実績の多くは、国内の大手企業、ECサイトが中心で、コンサルティングの月額費用は30万円~50万円という料金帯と公式サイトに記載があります。
結果をしっかりと出してくれるだけに、月額費用もある程度高額となります。
【参考】株式会社いつも 楽天鉄則コンサルティング
コマースデザイン
コマースデザインは、中小規模のECサイト専門のコンサルティング会社です。あえて「中小」と規模にこだわっているのは、大手企業のような莫大な予算が捻出できない会社であっても、ある程度の予算があれば
運営支援を行える対象であることを理解してもらいやすいことが狙いのようです。書籍で「売れるネットショップ 開業・運営 新・100の法則」を出版した著者がこの会社の方です。
楽天コンサルティングでは、初期費用はかからず、月額78000円という料金になっています。
【参考】コマースデザイン
ネットショップ総研
ECの運営支援には実績が多くノウハウも豊富な会社です。EC業界では割と古くから営業実績があるので、こちらも幅広いジャンルの支援を受けることができます。
ネットショップ総研での運営支援の価格表をご紹介します。基本的に月額費用は35万円(年間で420万円)ほど必要です。受注処理を自分で行う場合は、月額費用が20万円となります。売上に応じた成果報酬の料率も掲載されておりましたので参考までにご紹介いたします。
【参考】ネットショップ総研
販売代行・受注代行
フルフィルメントbyAmazon(FBA)
FBAは、Amazonのフルフィルメントセンターという倉庫に自分の販売する商品を預けることで、アマゾンが販売から受注、発送までを代行してくれるサービスです。FBA最大のメリットは、Amazonの契約運賃での配送が可能な点と、アマゾンプライムの販売力を自社の商品にも適応できることです。
【参考】フルフィルメントbyAmazon(FBA)
商品露出代行・アフィリエイト
ネットショップの商品を露出するための広告として、ここ数年注目されているのがアフィリエイト広告です。
アフィリエイトとは、主にブロガーやサイト運営者に対して、自社商品やサービスを紹介してもらうことで、紹介経由での商品の販売成立時に所定の料率で報酬を支払う形式の広告です。
日本において、アフィリエイトを出稿する際に利用者の多いサービスを二つご紹介いたします。
A8NET
【参考】アフィリエイトならA8.net
バリューコマース
出荷作業代行
ネットショップの商品出荷の部分を代行してもらう方法もあります。ヤマト運輸は物流最大手ですし、ロジスティクス関連は安定感があります。
ヤマトシステム開発 通販事業フルフィルメント 通販パック
【参考】ヤマトシステム開発 通販事業フルフィルメント 通販パック
シッピーノ
【参考】シッピーノ
集客・コンテンツSEO対策
ネットショップ、特に自社ECサイトの検索対策では「SEO対策」を外すわけにはいきません。SEO対策で非常に高い実績を誇る2つのサービスをご紹介いたします。
バズ部
【参考】バズ部
SEOHACKS
【参考】SEOHACKS
コスト優先の外注サービス
とにかく予算がない!費用をかけられないという店舗さんには、低コストアウトソーシングサービスを利用することをおすすめします。
クラウドワークスなどは、以前にくらべれば、評価制度などもしっかりと明確になり、依頼先の成果物のレベルなども事前確認したうえで依頼できる安心感も生まれてきました。
切り抜きjp
【参考】切り抜きjp
クラウドワークス
【参考】クラウドワークス
ランサーズ
【参考】ランサーズ
楽天市場限定の支援サービス
URSS対策(売れる楽天スポットSEO対策)
楽天市場のSEO対策をスポット、1発限りで対応する低コストモールSEO対策サービスです。当サイトが提供する楽天運営支援のひとつで、現在唯一費用をいただいて対応しているサービスとなります。
ECサイトの運営代行・販売代行のまとめ
ネットショップの運営代行・販売代行に関して、現役多店舗展開中の店長である筆者が依頼先の選び方についてを中心にまとめてみました。
ECサイトの運営代行先としては、サービスの内容によって非常に多くの支援企業、代行サービスが存在します。
まずは、情報を集める事、資料請求や電話問合せなどで、ご自身のネットショップの現状打破に
繋がるようなサービスかどうかをしっかりとヒアリングしてもらってください。
会社によっては、営業所が全国にあるため、訪問による説明を行ってくれるサービスも多数あります。
やはり、大事なネットショップの運営の一部でもアウトソーシングしてお任せするわけですから
できれば、面談などで直接会ってお話がきける会社に依頼する方が安心だと思います。
クラウドワークスなどインターネット上で完結するような代行サービスの場合、
コスト面では確かに安価な対応が可能になることはありますが、
成果がいまいちだったり、最悪の場合、依頼先と連絡がつかなくなってしまうなどの
リスクがあることも、十分に理解しておく必要があります。
今回の内容が、ネットショップの運営代行・販売代行を検討されている方の参考になれば幸いです。