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2020年度の日本国内BtoC-EC市場規模は「19兆2,779億円」EC化率は「8.08%」
経済産業省の「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2020年の日本国内のBtoCのEC市場規模は、19兆2,779億円と発表されています。
前年の2019年の日本国内のBtoCのEC市場規模は、19兆3,609億円だったため、前年比0.43%の減少となりました。
2020年はコロナ禍の始まりの年でもあり、Eコマースの利用が急増した年でもありましたが、BtoC-EC市場規模としては微減となっています。
この理由は、物販系のEC市場規模は拡大傾向にあるのに対して、旅行などのサービス系EC市場規模が大幅に減少してしまったことにあります。
2020年度 国内BtoC-EC市場規模の内訳
カテゴリー | 2019年 | 2020年 | 伸長率 |
---|---|---|---|
物販系分野 | 10兆515億円 (EC化率6.76%) |
12兆2,333億円 (EC化率8.08%) |
21.71% |
サービス系分野 | 7兆1,672億円 | 4兆5,832億円 | ▲36.05% |
デジタル系分野 | 2兆1,422億円 | 2兆4,614億円 | 14.90% |
総計 | 19兆3,609億円 | 19兆2,779億円 | ▲0.43% |
物販系分野におけるBtoC-EC市場規模は、2019年が10兆515億円だったのに対して、2020年は12兆2,333億円となっています。伸長率は21.71%と物販系のEC市場規模は拡大傾向にあります。
2019年と2020年の物販系分野のBtoC-EC市場の内訳としては、以下のように発表されています。
2020年度 物販系分野のBtoC-EC市場の内訳
カテゴリー | 2019年市場規 | EC化率 | 2020年市場規模 | EC化率 |
---|---|---|---|---|
食品、飲料、酒 | 1兆8,233億円 | 2.89% | 2兆2,086億円 | 3.31% |
生活家電、AV機器、PC・周辺機器等 | 1兆8,239億円 | 32.75% | 2兆3,489億円 | 37.45% |
書籍、映像・音楽ソフト | 1兆3,015億円 | 34.18% | 1兆6,238億円 | 42.97% |
化粧品、医薬品 | 6,611億円 | 6.0% | 7,787億円 | 6.72% |
生活雑貨、家具、インテリア | 1兆7,428億円 | 23.32% | 2兆1,322億円 | 26.03% |
衣類・服装雑貨等 | 1兆9,100億円 | 13.87% | 2兆2,203億円 | 19.44% |
自動車、自動二輪車、パーツ等 | 2,396億円 | 2.88% | 2,784億円 | 3.23% |
その他 | 5,492億円 | 1.54% | 6,423億円 | 1.85% |