「Google Payって何?」「Google ウォレットとは違うの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
Google Payは、Googleアカウントに保存した支払い方法を使って、対応するWebサイトやアプリなどでスムーズに支払いができる決済サービスです。
一方、現在Androidスマートフォンでカードや電子マネー、チケットなどを管理するアプリは「Google ウォレット」です。
以前は「Google Pay」という名前がスマートフォン決済全体を指すように使われることも多く、現在でも両者の違いが分かりにくくなっています。
そこでこの記事では、Google公式の最新情報をもとに、Google Payとは何か、Google ウォレットとの違い、日本で使える支払い方法、メリット・デメリット、そしてネットショップ運営者がGoogle Payを導入する場合のポイントまで、エビス店長がわかりやすく解説します。
- 1 Google Payとは?まず簡単にわかりやすく解説
- 2 Google PayとGoogle ウォレットの違い
- 3 日本ではGoogle Payで何ができる?
- 4 Google Payの使い方|オンラインで支払う場合
- 5 店舗でGoogle ウォレットを使ってタッチ決済する方法
- 6 Google Payのメリット
- 7 Google Payのデメリット・注意点
- 8 Google PayとApple Payの違い
- 9 ネットショップ運営者がGoogle Payを導入するメリット
- 10 ネットショップにGoogle Payを導入する方法
- 11 Google Payを導入すべきネットショップは?
- 12 Google Payについてよくある質問
- 13 Google Payとは?まとめ
- 14 ネットショップの決済・運営を見直したい方へ
- 15 参考|Google公式情報
Google Payとは?まず簡単にわかりやすく解説
Google Payとは、Googleアカウントに保存しているクレジットカードやデビットカードなどの支払い情報を使って、対応するWebサイトやアプリなどで支払いができる仕組みです。
Google公式では、Google Payを導入したWebサイトやアプリでは、ユーザーがGoogleアカウントに保存している支払い方法を利用して、ボタン操作で決済できる仕組みとして案内しています。
そのため、ネットショップで商品を購入するときに毎回クレジットカード番号を入力する手間を減らせるのが大きな特徴です。
- Googleアカウントに保存した支払い方法を利用できる
- 対応するWebサイトやアプリで決済できる
- 購入時のカード情報入力を減らせる
- Android端末ではGoogle ウォレットと組み合わせて店舗でのタッチ決済も利用できる
簡単にいえば、「Googleに保存している支払い情報を使って、支払いを簡単にする仕組み」と考えると分かりやすいでしょう。
Google PayとGoogle ウォレットの違い
現在、最も分かりにくいのがGoogle PayとGoogle ウォレットの違いです。
この2つは同じものではありません。
| 項目 | Google Pay | Google ウォレット |
|---|---|---|
| 主な役割 | 支払いを行う仕組み | カードやチケットなどを保存・管理するアプリ |
| オンライン決済 | ○ | 保存した支払い方法をGoogle Payで利用 |
| 店舗でのタッチ決済 | Google ウォレットを通じて利用 | ○ |
| 電子マネーの管理 | ― | ○ |
| チケット・パス | ― | ○ |
Google ウォレットは、Androidスマートフォンにカード、電子マネー、搭乗券、チケット、ポイントカードなどを保存して使うための「デジタルなお財布」です。
一方、Google Payは、その中に保存された支払い方法などを使って決済する仕組みと考えると理解しやすいでしょう。
「保存・管理するのがGoogle ウォレット、支払う仕組みがGoogle Pay」というイメージです。
日本ではGoogle Payで何ができる?
日本では、Google ウォレットにさまざまな支払い方法を追加できます。
Google公式によると、日本では次のような電子マネーや決済方法に対応しています。
- Suica
- PASMO
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
- QUICPay
- iD
- Visaのタッチ決済
- Mastercardのタッチ決済
- 対応するクレジットカード
- 対応するデビットカード
- 対応するプリペイドカード
ただし、すべてのカードがGoogle ウォレットに登録できるわけではありません。
カード会社やカードの種類によって対応状況が異なるため、利用前にGoogle公式の「サポートされているお支払い方法」を確認することをおすすめします。
Google Payの使い方|オンラインで支払う場合
WebサイトやアプリでGoogle Payに対応している場合は、購入画面にGoogle Payのボタンが表示されます。
基本的な流れはシンプルです。
- 対応するECサイト・アプリで商品を選ぶ
- 決済方法としてGoogle Payを選択する
- Googleアカウントに保存されている支払い方法を確認する
- 支払いを確定する
Google Pay APIに対応したWebサイトでは、氏名、メールアドレス、請求先住所、配送先住所などの情報を購入画面に反映できる場合もあります。
そのため、クレジットカード番号や住所を何度も入力する手間を減らし、スムーズに購入できるのがメリットです。
店舗でGoogle ウォレットを使ってタッチ決済する方法
Androidスマートフォンでは、Google ウォレットを使って対応店舗でタッチ決済ができます。
利用するには、基本的にNFCに対応したAndroidスマートフォンが必要です。
Google ウォレットに対応するカードや電子マネーを登録し、非接触型決済に対応した店舗でスマートフォンを決済端末にかざして支払います。
利用できる場所では、非接触型決済やGoogle ウォレットなどのマークが表示されています。
なお、電子マネーやカードによって実際の決済方式は異なります。
Google Payのメリット
クレジットカード情報の入力を減らせる
オンラインショッピングで毎回カード番号、有効期限、氏名などを入力する必要がなくなるため、購入手続きが簡単になります。
購入手続きがスムーズになる
特にスマートフォンでのネットショッピングでは、入力項目が多いほど購入途中で離脱しやすくなります。
Google Payに対応していれば、Googleアカウントに保存した支払い方法を選ぶだけで決済できるため、購入時の負担を減らせます。
Googleから追加の利用料金はかからない
Google公式によると、Google Pay APIの利用について、ユーザー・販売者・開発者にGoogleから追加料金は請求されません。
ただし、ネットショップ側では利用している決済代行会社などの通常の決済手数料が発生します。
セキュリティにも配慮されている
Google Payでは支払いデータがGoogleから決済代行事業者まで暗号化されて送信されます。
ネットショップ側がGoogle Payを導入したからといって、セキュリティ対策が不要になるわけではありませんが、ユーザーがカード情報を直接入力する機会を減らせる点もメリットです。
Google Payのデメリット・注意点
すべてのカード・端末で使えるわけではない
Google ウォレットに登録できるカードや支払い方法は、カード会社・金融機関・端末などによって異なります。
また、店舗でタッチ決済をする場合にはNFC対応のAndroidスマートフォンが必要です。
すべてのネットショップがGoogle Payに対応しているわけではない
オンライン決済でGoogle Payを利用するには、購入するWebサイトやアプリ側がGoogle Payに対応している必要があります。
Google Payに対応していないショップでは利用できません。
Google ウォレットとGoogle Payの名称が分かりにくい
Googleの決済サービスはこれまで名称やサービス構成が変更されてきたため、「Google Pay」と「Google ウォレット」の違いが分かりにくい点もあります。
現在は、Google ウォレットをカードやパスなどを管理するアプリ、Google Payを支払いに利用する仕組みとして理解すると整理しやすいでしょう。
Google PayとApple Payの違い
Google Payとよく比較されるのがApple Payです。
| 項目 | Google Pay / Google ウォレット | Apple Pay |
|---|---|---|
| 主な端末 | Android | iPhone・Apple Watchなど |
| 店舗でのタッチ決済 | ○ | ○ |
| Web・アプリ決済 | ○ | ○ |
| カード等の管理 | Google ウォレット | Apple ウォレット |
大きな違いは、利用するスマートフォンのOSです。
AndroidユーザーならGoogle ウォレット・Google Pay、iPhoneユーザーならApple Payを利用するケースが中心になります。
ネットショップ運営者がGoogle Payを導入するメリット
ここからは「売れるネットショップの教科書」らしく、EC事業者側の視点でも考えてみましょう。
Google Payは単なる決済方法の追加ではなく、購入時の入力負担を減らす決済UX改善として考えることができます。

スマホ購入時の入力負担を減らせる
スマートフォンでクレジットカード番号や住所などを入力する作業は、ユーザーにとって負担になります。
Google Payに対応すると、Googleアカウントに保存されている支払い情報を利用できるため、購入手続きを短縮できる可能性があります。
カゴ落ち対策になる可能性がある
購入手続きが複雑になるほど、決済途中で離脱するユーザーも増えやすくなります。
Google Payのような簡単な決済方法を用意することは、購入時の摩擦を減らす施策のひとつです。
ただし、「Google Payを入れれば必ず転換率が上がる」というものではありません。
実際には、利用者数、端末比率、客層、既存の決済方法などを確認したうえで判断してください。
GoogleからGoogle Pay専用の追加手数料は請求されない
GoogleはGoogle Pay APIを受け入れることについて追加料金を請求していません。
ただし、決済代行会社の通常の決済処理手数料は発生します。
Google Payだけでなく、ECカート全体で比較することも大切
Google Payは、購入時の入力負担を減らせる便利な決済方法のひとつです。
ただし、ネットショップを新しく立ち上げる場合や、現在利用しているECカートの見直しを検討している場合は、Google Payに対応しているかどうかだけで選ぶのはおすすめできません。
実際には、月額料金・決済手数料・使える決済方法・デザイン自由度・集客機能・拡張性なども含めて比較することが大切です。
「自社にはどのネットショップサービスが合うの?」という方は、主要サービスを目的別・月商別に比較した記事も参考にしてください。
ネットショップにGoogle Payを導入する方法
ネットショップへGoogle Payを導入する場合、大きく分けて2つの方法があります。
決済代行サービス・ECカートのGoogle Pay機能を利用する
すでに利用している決済代行会社やECプラットフォームがGoogle Payに対応している場合は、その機能を有効化する方法が一般的です。
まずは現在契約している決済サービスの対応状況を確認してください。
Google Pay APIを実装する
独自ECサイトなどでは、Google Pay APIを利用してWebサイトにGoogle Payボタンを実装することもできます。
Google公式では、Google Pay APIについて既存の決済処理システムと連携できる仕組みを提供しています。
実際の実装方法は決済代行会社やシステム構成によって異なるため、開発担当者や決済事業者と確認しましょう。
Google Payを導入すべきネットショップは?
すべてのネットショップに必須というわけではありません。
特に検討価値が高いのは次のようなショップです。
- スマートフォンからの購入比率が高い
- Androidユーザーが多い
- 購入フォームの離脱率が高い
- クレジットカード決済の利用率が高い
- 決済方法を増やして購入しやすくしたい
逆に、利用者のほとんどが法人で銀行振込中心などの場合は、導入優先度がそれほど高くない可能性もあります。
決済方法は「多ければ多いほど良い」のではなく、自社のユーザーが実際に使うかどうかで判断することが大切です。
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなども運営している方へ
自社ECだけでなく、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなど複数店舗を運営している場合は、決済方法とあわせて受注・在庫管理にかかっている運営コストも確認してみてください。
販売チャネルが増えるほど、注文確認・在庫更新・商品登録・発送処理などの作業も増えていきます。
複数店舗の運営を効率化したい方は、受注管理システムの選び方・比較についてまとめた記事も参考にしてください。
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Google Payについてよくある質問
Google PayとGoogle ウォレットは同じですか?
同じではありません。Google ウォレットはカードや電子マネー、チケットなどを保存・管理するアプリです。Google Payは、Googleアカウントなどに保存されている支払い方法を利用して決済する仕組みです。
Google Payは無料ですか?
ユーザーがGoogle Payを利用することについて、Googleから追加料金は請求されません。販売者側もGoogle Pay APIについてGoogleから追加料金は請求されませんが、利用する決済代行会社などの通常の決済手数料は発生します。
Google PayはiPhoneでも使えますか?
Google Payのオンライン決済については、対応するWebサイトや環境によって利用できる場合があります。一方、店舗でのGoogle ウォレットによるタッチ決済は主に対応するAndroid端末で利用します。iPhoneでの店舗決済はApple Payが中心です。
Google PayでSuicaは使えますか?
日本ではGoogle ウォレットにSuicaを追加して利用できます。PASMO、楽天Edy、WAON、nanacoなどにも対応しています。
Google Payはネットショップでも使えますか?
はい。Google Payに対応したWebサイトやアプリで利用できます。購入画面にGoogle Payのボタンが表示されている場合は、Googleアカウントに保存した支払い方法を使って決済できます。
Google Payとは?まとめ
Google Payについて最後に整理します。
- Google PayはGoogleに保存した支払い方法を使って決済する仕組み
- Google ウォレットはカード・電子マネー・チケットなどを管理するアプリ
- 日本ではSuica、PASMO、楽天Edy、WAON、nanacoなどに対応
- 対応するWebサイトやアプリではGoogle Payでオンライン決済できる
- Google Pay APIについてGoogleから追加料金は請求されない
- EC事業者にとっては購入手続きの負担を減らす決済方法のひとつ
以前は「Google Pay」という名称だけでスマートフォン決済全体をイメージするケースも多くありましたが、現在はGoogle ウォレットとの役割を分けて考えると分かりやすくなります。
ユーザー側にとっては、支払いをより簡単にする仕組み。
ネットショップ側にとっては、購入時の入力負担を減らし、よりスムーズな購入体験を提供するための決済選択肢のひとつです。
自社ECへ導入を検討する場合は、まず現在利用しているECカートや決済代行サービスがGoogle Payに対応しているかを確認してみてください。
参考|Google公式情報
Google Pay・Google ウォレットの対応サービスや仕様は変更される可能性があります。利用・導入前にはGoogle公式の最新情報も確認してください。

