EC業界未来予想図

2018年最新のBASE(ベイス)の動向と将来性【EC未来予想図】

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2018年最新のBASE(ベイス)の動向と将来性【EC未来予想図】

EC未来予想図

EC未来予想図では、EC業界のこれから先、未来の状況を、ECサイト運営歴10年以上の現役ネットショップ店長が
現場の状況と店舗運営経験から予想するというコーナーです。

ネット通販業界は、iPhoneなどのスマホが市場に流通してから、大きな変貌を遂げてながら、成長を続けている業界です。

2017年にはEC市場の規模は16兆円超となり、百貨店などの市場規模を上回りました。

ネット通販業界にどっぷり浸かっている現役店長が、今後のEC業界の未来を予想します。

2018年上半期までのBASEの歩み

今回は誰でも簡単に、しかも無料で即日ネットショップが開設できるインスタントECサービスの「BASE (ベイス)
」について現役出店者がこれまでのBASEの歩みについて解説したいと思います。

BASEとは、「お母さんでも使えるネットショップ」をコンセプトとした、かんたんEC構築サービスの事です。

BASEは2018年8月時点で、出店店舗数50万店舗を突破しています。

BASEは、ネットショップの開設で時間がかかる「クレジットカード決済」の開通などを、「BASEかんたん決済」という独自の決済方法を採用することで、
即日クレジットカード決済をはじめとして、コンビニ決済、携帯キャリア決済、銀行振込、後払いなど、ネット通販に需要のある決済方法のほぼ全てを利用する事が可能です。

BASEの強みは、誰でも簡単、しかも無料でネットショップを構築、運営する事ができるという点です。

ネットショップの運営といえば、HTMLやCSS、FTPサーバーなどウェブサイト関連の知識が必要になることがありますが、
BASEでは、お母さんでも使えるというコンセプトのもと、誰でも専門的な知識なしで、ネットショップを運営することができます。

では、BASEに出店している店舗の商品は、インターネット上の検索以外では、どこから探すことができるのか、という点ですが、BASEではBASEに出品している商品を検索するには
スマホアプリ「ショッピングアプリ」からの検索が最も利用者が多い手段になっています。

BASEのショッピングアプリは、2018年8月時点で、400万ダウンロードを突破しています。

また、BASEは、ライブコマースにも注力し始めています。

ライブコマースは中国で非常に盛んなネット通販形態で、日本ではメルカリのメルカリチャンネルがその先駆け的にサービスをリリースしました。

BASEは、簡単、無料でネットショップを開設できるサービスとして現在の日本でシェアNo.1となりましたが、同じくインスタントECサービスで人気のあるSTORESというサービスもあります。

かんたんECサービスでは、BASEとSTORESで人気を二分してきましたが、BASEがインフルエンサーとして元SMAPの香取慎吾さんを起用するなど、
アグレッシブな広報戦略を取り始めてからは、BASE一強状態に入った感じですね。

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また、BASEかんたん決済も、これまでの決済手数料に加えて、サービス利用料が3%発生することになりました。

こればかりは、BASEも運営していくためには資金が必要ですから、むしろこれまでがサービスが過剰すぎたと思うくらいでした。

決済手数料とサービス利用料を合わせても、6.6%+40円の販売成立手数料となり、一般的なECサービスではごく当たり前の手数料率ですから
BASEは固定費がかからないだけでも非常に運用しやすいサービスだと思います。

BASE以外に無料でネットショップを構築する方法については、以下のページにまとめていますのでこちらも興味のある方は是非ご一読いただければと思います。

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2018年のBASEの年末商戦へ向けて

BASEなどの簡単ECサービスの年末商戦の対策について現役BASE店長が考察してみたいと思います。

まず、BASEやSTORESなどは、楽天市場
やAmazonなどのショッピングプレイス、インターネットショッピングモールとは異なり、どちらかといえば、カラーミーショップ
MakeShop
などと同じ、自社ECサイトの部類となります。

その為、年末商戦といっても、売場がセールを行うようなことはなく、完全自社対応が必要となります。

楽天市場がイオンモールなどのショッピングモールと例えるなら、モールは季節イベントなどをディスプレイなどで盛り上げてくれますが、
BASEなどは個人商店、しかも人通りの少ない裏路地にある店舗ですから、自分で呼び込みを行わなくては、来店してくれるお客さんがいない状態です。

BASEなどの自社ECサイトにおける年末商戦に向けた対策方法としては、目下、集客強化が最優先事項だと思います。

いくらクリスマスグッズやおせち料理をネットショップ上に用意したとしても、
ネットショップにアクセスしてもらえない限りはその商品が売れることはあり得ません。

BASEの場合、ブログ機能と連動したコンテンツとして、BASE Mag. という公式のコンテンツが用意されています。

BASE Mag.にブログ記事が紹介されれば、これまでリーチできていなかった新規顧客へ商品を露出させることができるようになります。

まずは、BASEの中で、いかに自分の商品を露出できるか、にチャレンジしてもらうことが費用をかけずにアクセス数を稼げる方法かと思います。

年末までの間、年末商戦に対応できそうな商品を登録しつつ、BASEにてブログで商品紹介を書く。

この流れで、今年の年末商戦に挑んでみるのも面白いかもしれません。

BASEの外からのアクセス数を獲得するなら、筆者がおすすめする最強の集客方法は「コンテンツSEO」と呼ばれる手法です。

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ネットショップの商品ジャンルに合わせて、構築するブログの内容も、専門紙化させることで
Googleの検索結果の上位表示を目指すという王道的手法です。

コンテンツSEO対策を成功させることができれば、成功後は、特に費用をかけることなく
安定したアクセス数を獲得する事が可能となります。

是非、コンテンツSEO対策にも挑戦してみてください。

自分でブログを更新するのであれば、基本的に費用は掛からないはずですから
コストパフォーマンス的にもコンテンツSEO対策は優れています。

2019年以降のBASEの予想

2019年以降のBASEがどのようなネットショップ構築サービスになっているかを現役BASE店長が考察してみます。

BASEは、2018年8月時点では、50万店舗以上の出店店舗数があります。

ショッピングアプリのダウンロード数は400万ダウンロードを突破しています。

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今後もこの数字は勢いこそ微増かもしれませんが増え続けていく事はほぼ間違いないと思います。

少し前のことになりますが、人気のSNS、インスタグラムに日本版でもショッピング機能が実装されました。

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BASEは、いち早くこのインスタグラムのショッピング機能に対応しており、BASEユーザーの多くは、
インスタグラムのショッピング機能の実装進めている状況が続いています。

2019年以降も、インスタグラムのショッピング機能に対応するBASE出店者は後を絶たないでしょう。

また、BASEでは顧客対応ツールとして、チャット機能も実装されました。

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こうした、アプリベースで追加機能が無料で開放されていくのはBASEの素晴らしい点だと思います。

ネットショップがより身近になり、それこそ「お母さんでもかんたんにネットショップを持てる」時代が
ますます進んでいくことになりそうですね。

特に2020年には東京オリンピックの開催が控えていますが、オリンピックイヤーのインバウンド需要を取り込みたい
小売店などは、BASEでネットショップを立ち上げる方も増えるのではないかと予想しています。

EC未来予想図:BASE編のまとめ

今回はEC未来予想図として、かんたんにネットショプが開設できるBASE (ベイス)
について、現役BASE店長が未来像を予想してみました。

BASEは、無料でネットショップを開設できますが、その機能は無料でここまでできるのかという驚きの高性能を誇ります。

無料だから機能制限があるというわけではなく、有料な機能は、支払を早期化させたり、BASEの公式ロゴをブランディング上非表示にするといった機能など、
個人ユースやさほどブランドイメージにこだわりのないネットショップであれば特に問題のない範囲での有料対応となります。

良心的すぎるのが少し怖いところですが、以前は販売時の手数料は発生していなかったのですが、現在は決済手数料とは別にサービス利用料として3%が必要になっています。

この3%がベイス自体の売上になるのでしょうが、これだけ充実している機能なら5%以上を請求されても文句は言えないと実際使ってみて思いました。

今後もBASEはネットショップを身近にしてくれるあたらな機能が誕生すると思います。

今回の記事の内容が、BASEの未来を予想されたい方の参考になれば幸いです。




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