EC業界未来予想図

2018年最新のWowma(ワウマ)の動向と将来性【EC未来予想図】

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2018年最新のWowma(ワウマ)の動向と将来性【EC未来予想図】

EC未来予想図

EC未来予想図では、EC業界のこれから先、未来の状況を、ECサイト運営歴10年以上の現役ネットショップ店長が
現場の状況と店舗運営経験から予想するというコーナーです。

ネット通販業界は、iPhoneなどのスマホが市場に流通してから、大きな変貌を遂げてながら、成長を続けている業界です。

2017年にはEC市場の規模は16兆円超となり、百貨店などの市場規模を上回りました。

ネット通販業界にどっぷり浸かっている現役店長が、今後のEC業界の未来を予想します。

2018年上半期までのWowmaの歩み

KDDIグループ企業が運営するWowma(ワウマ)について、これまでの歩みを現役Wowma店長が振り返ってみたいと思います。

Wowmaは2017年1月に開業された、新しいインターネットショッピングモールです。

Womwaには、前身となるECショッピングサイトがありました。

DeNAショッピングとAUショッピングモールという二つのショッピングサイトが、Wowmaの前身でした。

DeNAショッピング時代は、運営母体が、DeNAというモバゲーなどの携帯ゲーム、ビッダーズなどのオークションサイトを運営している会社でした。

DeNAショッピングの頃は、ファッション、アパレル系の商品が売れ筋商品でした。

DeNAショッピングの頃は、DeNAはECサイトとは別に、キュレーションサイトを運営しており、WELQ(ウェルク)やMERY(メリー)は、月間PV数で100万PVを超える大規模キュレーションサイトでしたが、
悪質なSEO対策が世間に露呈して以降、サイト運営自体を取りやめるという事態にも陥ったことは記憶に新しいのではないでしょうか。

DeNAという携帯ゲームで一度は天下を取った企業がキュレーションメディアで大きな失敗を犯し、結果的に運営していたECサイトもKDDIグループに経営を引き渡すという結果となりました。

2017年1月にDeNAショッピング、AUショッピングモールが、Wowmaとして誕生したのは、結果としては良かったと出店している店長としては強く思っています。

その理由は、先のWELQなどの悪質なSEO対策にも言えることですが、経営体制がKDDIコマースフォワードになってから非常にクリアになったことが一番大きい改変だと思います。

残念ならがDeNAという企業は人を欺くような方法を取っていたことは事実です。

Wowmaになり、KDDIの持つAUキャリアユーザーを対象とした導線の開通で、Wowmaのアクセス数は増え続けている状況にあります。

Wowmaに関する公式発表のデータについては、以下のページにまとめていますのでこちらも参考にしていただければと思います。

また、Wowmaでは、2017年11月にAUのキャンペーン企画である「三太郎の日」が開催され、当店でも非常に大きな売上につながりました。

Wowmaは売れる!Wowmaの三太郎の日で売上100万円突破!テレビCMも開始!

2017年の1年間、Wowmaは様々な販促活動を実施し、ユーザーの認知を獲得してきましたが、その反動からか2018年に入ってからは、少し販促活動が抑え気味になった印象があります。

その為、2017年に勢いがあったWowmaに出店している店舗ほど、直近の売上がガクッと落ちているように感じるのではないでしょうか?

当店に関しても、ここ数か月は売上が横ばい状態だったのですが、つい先日実施されたWowma還元祭では久しぶりに大きな販促予算が組まれたためか、
当店でも2日間で約100万円を売り上げることに成功しました。

久々のWowma爆売れ!たった2日で売上100万円突破!?

Wowmaは誕生して2年目、まだまだ若い売場ですし、出店店舗もヤフーショッピングの51万店舗以上と比べると、まだまだ少ない状況です。

ただ、逆に言えば、「伸び白」がある売場であり、競合他社もジャンルによっては未開のジャンルもあると思います。

Wowmaは2019年3月末までは、出店の初期費用と月額費用を無料化しているキャンペーンを実施中ですから、今の内から無料出店をして、Wowmaが売れるかどうかを実験的に探ってみるのはいいと思います。

リスクゼロ、固定費ゼロで、AUキャリアユーザー約3800万人がターゲットとなるショッピングモールに出店できるのはメリットが大きいと思います。

2018年のWowmaの年末商戦へ向けて

Wowmaでの2018年の年末商戦へ向けての対策方法を、現役Wowma店長が考察してみたいと思います。

まず、Wowmaは、2018年9月以降にテレビコマーシャルなどによる販促活動を実施する予定のようです。

その為、Wowmaを知らなかったユーザーもWowmaに来店してくれる可能性が高まるため、
モール全体のアクセス数も増加する可能性が高いです。

毎年11月~12月の年末商戦期間は、楽天市場やAmazon、ヤフーショッピングなどの他のショッピングモールでも
年末の売上獲得のために大きなイベント、セールを連続的に開催する傾向があります。

楽天市場
は12月には楽天スーパーセールと、楽天大感謝祭というポイント還元イベントを毎年実施しています。

ヤフーショッピングは、11月11日を「いい買い物の日」として、11月上旬からセールを大々的に開催しています。

こうしたライバルモールの強さは年々激しい争いになっていますが、Wowmaは顧客還元という意味では、
楽天市場やヤフーショッピング、Amazon以上の対応を行うショッピングモールです。

Wowmaはその「ワウ」という名の通り、ユーザーに「驚き」を与えることを目的としたショッピングモールであることは、
KDDIコマースフォワードの八津川社長もワウマフォーラムで公言しています。

EC未来予想図

Wowmaでは、おそらくですが、年末商戦期に、ユーザーサプライズを用意してくれると思いますし、
その販売価格などは、ネット最安値をさらに上回る、過去最安値商品も多数販売されることが予想できます。

実体験で見てきたからこそ、Wowmaは、非常にユーザーライクな売場であると自信を持ってオススメできる売場です。

2019年以降のWowmaの予想

2019年以降のWowmaがどのような売場となっているのか、その動向について現役店長が考察してみます。

Wowmaの強みは、やはり、KDDI導線、AUキャリアユーザーの囲い込みにあると思います。

まだ、2018年では、そこまでAU導線からの本領発揮といったアクセス数は当店においては獲得できずにいますが、
Wowmaで頭角を現しているネットショップの方なら、Wowmaの強さを体感されていることと思います。

2019年以降もWowmaはAU導線を強化して、売場への新規顧客流入を図ってくれると思います。

また、海外販売、越境ECについてもWowmaは対応しています。

越境ECは、楽天市場
のグローバルマーケットでもまだまだ未整備の部分が多く、EMSの送料が高額な問題もあって
一部の商品ジャンルのごく一部の店舗さんしか、高い成果にはつながっていないのが実状だと感じています。

それでも、できる、できないの二択で「できる」という選択肢があることは非常に強みですし、
2020年には東京オリンピックも開催されますから、海外需要を如何にモールに取込みできるかは重要だと思います。

運営母体がKDDIグループですから、DeNAの頃に比べれば非常に安定的なモール経営をさて行くのではないかと思います。

また、社長の八津川さん自らも、ネット通販は「積み上げ型のビジネスモデル」であり、一朝一夕で成果がでるものではないということを理解されています。

時間はかかるでしょうが、将来的には、今の流通額の10倍以上になるポテンシャルをもっている売場だと思います。

EC未来予想図:Wowma編のまとめ

今回はEC未来予想図、Wowma編として、KDDIコマースフォワードが運営するWowmaについて現役店長が考察してみました。

Wowma!(ワウマ)は、非常に伸び白のある売場であり、まだまだ成長途中の新しいショッピングモールです。

また、ユーザー還元、出店者還元を非常に大切にしている売場であり、モールが儲けるという発想の元に運営されていない、
消費者還元を最優先として運営されている売場だと、実際に出店してから感じています。

今後も、Wowmaは様々なサプライズを提供してくれることが期待できますし、まだまだ出店店舗数も少ない為、
ヤフーショッピングがレッドオーシャン化した今は、新しいホワイトスペース、ブルーオーシャンなネット通販の場所として
非常に期待値が高いと感じます。

Wowmaにまだ出店していないネット通販事業者の方は、是非、Wowma出店も検討されると良いと思います。

今回の記事の内容がWowmaに出店されている方、またはWowmaに出店を検討中の店長さんの参考になれば幸いです。




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