商品を購入してくれたお客様へレビューをお願いしたいものの、「失礼にならない書き方が分からない」「レビューを書いてください、と直接お願いしても大丈夫?」と迷うEC運営者は少なくありません。
レビュー依頼メールでは、高評価を求めるのではなく、お客様の率直な感想をお願いすることが基本です。また、Amazonや楽天市場などではレビューに関する独自ルールがあるため、自社ECと同じ方法をそのまま使えるとは限りません。
このページでは、自社ECを中心にすぐ使えるレビュー依頼メールの例文を5パターン用意しました。ショップ名・商品名・レビューURLなどを書き換えてご利用ください。
商品レビューをお願いするメール例文5選
レビュー依頼では、「良いレビューをお願いします」「星5を付けてください」といった評価内容の指定は避け、良かった点も気になった点も含めた率直な感想をお願いするのが基本です。
※以下の文例は主に自社ECサイトを想定しています。Amazon・楽天市場などのモールでは、各サービスの最新のレビュー・購入者連絡ルールを確認してから利用してください。
1.商品到着後に送る基本のレビュー依頼メール
まずは最も使いやすい基本形です。購入へのお礼を伝えたあと、レビューが商品改善や他のお客様の商品選びの参考になることを説明します。
【件名】商品のご感想をお聞かせいただけませんか?|【ショップ名】
○○様
先日は【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございました。
お届けした【商品名】は、無事お手元に届きましたでしょうか。
商品をご使用いただきましたら、よろしければ使い心地やご感想をレビューでお聞かせいただけますと幸いです。
お客様からいただいたご意見は、今後の商品・サービス改善に活用するとともに、購入を検討されている他のお客様にとっても参考になります。
良かった点はもちろん、「ここがもう少しこうだったら」という点も含め、率直なご感想をお聞かせください。
【レビュー投稿はこちら】
○○○○○○○○○○
レビューの投稿は任意です。お時間のある際にご協力いただけましたら大変うれしく思います。
このたびは当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。
今後とも【ショップ名】をよろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
【メールアドレス】
【ショップURL】
2.短くシンプルなレビュー依頼メール
長いメールを読んでもらいにくい商品や、スマートフォンからの閲覧が多いショップでは、依頼内容を短くまとめても構いません。
【件名】【ショップ名】商品のご感想をお聞かせください
○○様
先日は【ショップ名】をご利用いただき、ありがとうございました。
【商品名】はお使いいただけましたでしょうか。
よろしければ、実際に使ってみた率直なご感想をレビューでお聞かせください。
お客様の声は、今後の商品改善や、商品をご検討中のお客様の参考になります。
▼レビューを投稿する
○○○○○○○○○○
レビューの投稿は任意です。お時間のある際にご協力いただけましたら幸いです。
【ショップ名】
3.商品改善のため率直な感想をお願いするメール
オリジナル商品や自社ブランド商品では、「レビューを増やすため」ではなく、商品改善のために意見を集めていることを伝えるのも自然です。
【件名】【商品名】をお使いいただいたご感想をお聞かせください
○○様
このたびは【商品名】をご購入いただき、誠にありがとうございました。
当店では、今後の商品改善やサービス向上のため、実際に商品をご使用いただいたお客様からのご意見を大切にしております。
よろしければ、【商品名】をお使いいただいた率直なご感想をレビューにてお聞かせいただけないでしょうか。
・使いやすかった点
・購入前に気になっていた点
・実際に使ってみて感じたこと
・改善してほしい点
など、どのような内容でも構いません。
▼レビュー投稿はこちら
○○○○○○○○○○
いただいたご意見は、今後の商品づくりやサービス改善の参考にさせていただきます。
ご協力いただけましたら幸いです。
【ショップ名】
【担当者名】
4.リピーターのお客様へレビューをお願いするメール
複数回購入しているお客様には、初回購入者と同じ定型文ではなく、日頃の利用への感謝を最初に伝えます。
【件名】いつもありがとうございます|商品のご感想について
○○様
いつも【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
今回も【商品名】をご購入いただき、スタッフ一同大変うれしく思っております。
日頃から当店をご利用いただいている○○様に、よろしければ今回の商品についても率直なご感想をお聞かせいただけないでしょうか。
実際に何度も商品をご利用いただいているお客様のご意見は、私たちにとって非常に参考になります。
▼レビュー投稿はこちら
○○○○○○○○○○
良かった点だけでなく、改善してほしい点などもございましたらぜひお聞かせください。
今後とも【ショップ名】をよろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
5.レビュー未投稿のお客様へ再度お願いするメール
レビューを一度お願いしても投稿されないことは珍しくありません。ただし、何度も催促すると逆効果になるため、再案内する場合でも原則1回程度に抑え、短い文面にします。
【件名】よろしければ【商品名】のご感想をお聞かせください
○○様
先日は【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございました。
以前ご購入いただきました【商品名】について、よろしければ実際にお使いいただいたご感想をお聞かせいただけますと幸いです。
▼レビュー投稿はこちら
○○○○○○○○○○
お客様からいただく率直なご意見は、今後の商品改善や、商品を検討されているお客様の参考になります。
すでにレビューをご投稿いただいている場合は、行き違いとなりますことをご容赦ください。
レビューの投稿は任意ですので、お時間のある際にご協力いただけましたら幸いです。
【ショップ名】
レビュー依頼メールの件名例
レビュー依頼メールの件名は、広告メールのように見せるよりも、「購入した商品についての連絡」であることが分かる表現がおすすめです。
- 商品のご感想をお聞かせいただけませんか?
- 【商品名】をお使いいただいたご感想をお聞かせください
- 【ショップ名】先日はご購入ありがとうございました
- よろしければ商品のレビューにご協力ください
- いつもありがとうございます|商品のご感想について
「★5レビューをお願いします」「高評価をお願いします」といった、評価内容を指定する件名は避けましょう。
レビュー依頼メールを送るタイミングはいつがいい?
レビューをお願いするタイミングは、注文日ではなく、お客様が商品を受け取り、実際に使って感想を持てる頃を基準に考えます。
すべての商品を「発送から7日後」で統一する必要はありません。商品の性質によって、レビューを書きやすくなるまでの期間は異なります。
| 商品 | 実務上の送信目安 |
|---|---|
| 食品・消耗品 | 到着から数日後 |
| 衣類・日用品 | 到着から3~7日程度 |
| コスメ・ケア用品 | 数日~2週間程度 |
| 家具・家電 | 1~2週間程度 |
※上記は法令やモールの公式基準ではなく、EC運営上の目安です。商品の使用頻度や購入目的に合わせて調整してください。
レビュー依頼が早すぎると「まだ使っていない」となり、遅すぎると商品の印象が薄れてしまいます。自社の商品で最も感想を書きやすいタイミングを考えることが重要です。
レビューを書いてもらいやすくする5つのポイント
1.レビュー投稿ページへ直接移動できるようにする
ショップのトップページへリンクするだけでは、お客様自身がレビュー投稿場所を探さなければなりません。可能であれば、メールからレビュー投稿画面へ直接移動できる導線を用意します。
2.何を書けばいいのか簡単に伝える
「レビューをお願いします」だけでは、何を書けばよいのか迷うことがあります。「使い心地」「サイズ感」「購入前との印象の違い」など、商品の特徴に合わせたヒントを1~3個程度入れると書きやすくなります。
3.レビューが何に使われるのか説明する
「他のお客様の商品選びの参考になる」「商品改善に役立てる」など、レビューをお願いする理由を短く伝えることで、単なる評価集めではなく、お客様の声を活用したいという意図が伝わります。
4.良い評価だけをお願いしない
レビュー依頼では、良かった点だけでなく改善してほしい点も含め、率直な感想をお願いしましょう。評価内容を店舗側が指定しないことは、レビューの信頼性を保つうえでも重要です。
5.何度もレビューを催促しない
レビューはあくまで任意です。同じお客様へ短期間に何度もメールを送ると、レビュー獲得どころかショップへの印象を悪くする可能性があります。
Amazon・楽天市場・自社ECではレビュー依頼のルールが違う
レビュー依頼で特に注意したいのが、販売先によってルールが異なることです。
Amazonではレビューへの特典や高評価の依頼をしない
Amazonでは、レビューに対して金銭・クーポン・無料商品などのインセンティブを提供することや、肯定的なレビューだけを求める行為などは禁止されています。
また、「満足された方はこちらからレビューを、不満がある方はこちらへお問い合わせください」のように、満足した購入者だけをレビューへ誘導するいわゆるレビューゲーティングも避ける必要があります。
Amazonの注文に対してレビューを依頼する場合は、このページのテンプレートをそのまま外部メールで送るのではなく、セラーセントラルに用意されているレビュー依頼方法など、Amazonの最新ルールに従ってください。
楽天市場は「レビューキャンペーンが一律禁止」ではない
楽天市場の公式ヘルプでは、レビューはお客様自身の意思に基づいて投稿するものとされています。一方で、ショップ独自の「商品到着後にレビューを書いたら次回特典」といったレビューキャンペーンの例も案内されています。
そのため、「楽天市場ではレビュー特典がすべて禁止」と一律に考えるのではなく、実施する企画の内容について最新の出店者向け規約・ガイドラインを確認してください。
自社ECでもレビュー特典なら何をしてもよいわけではない
自社ECではモール独自のレビュー規約に縛られない場合がありますが、景品表示法などへの配慮は必要です。
特に、報酬や特典と引き換えに「星5を付けてください」「良い内容を書いてください」といった形で投稿内容まで指定する施策には注意してください。
消費者庁は、口コミ投稿の内容を指定せず投稿を促す場合と、「星5」や推奨コメントを条件にする場合を区別しています。レビュー施策を広告や販促に利用する場合は、事業者が投稿内容の決定に関与しているか、広告であることが消費者に分かる状態になっているかも確認が必要です。
レビュー依頼メールで避けたいNG表現
「星5をお願いします」
評価そのものを指定するのは避けます。レビューは、お客様自身の判断で率直に評価してもらうものです。
「満足した方だけレビューしてください」
良い体験をしたお客様だけをレビューへ誘導すると、実際の顧客評価を歪めることになります。良い意見・悪い意見を分けず、同じ条件で依頼します。
「悪いレビューを書く前にご連絡ください」
商品の不具合について問い合わせ窓口を案内すること自体は問題ありませんが、「不満がある人はレビューを書かず店舗へ」「満足した人はレビューへ」と振り分ける書き方は避けた方が安全です。
「高評価レビューで500円プレゼント」
レビュー内容と特典を結び付ける施策は特に注意が必要です。Amazonなどプラットフォームによっては禁止されており、自社ECでも表示内容への関与の仕方によって景品表示法上の問題につながる可能性があります。
レビューを書かなければならないように見せる
「必ずご投稿ください」「レビューの投稿を確認しています」といった表現ではなく、「よろしければ」「任意です」と伝え、お客様が自由に判断できる形にしましょう。
レビュー依頼も「売った後」のEC運営のひとつ
注文数が増えるほど、発送後のフォロー、レビュー依頼、返品・交換、問い合わせなど、購入後に必要な業務も増えていきます。
レビュー依頼そのものを無理に自動化するのではなく、まず「どの注文が発送済みなのか」「どのお客様への対応が完了しているのか」を整理できる受注管理環境を整えることが、フォロー漏れを防ぐ第一歩です。
※レビュー依頼メールの送信可否・自動化機能については、利用中のモール・カート・各サービスの最新仕様をご確認ください。
レビュー依頼メールのよくある質問
Q.お客様にレビューを書いてくださいとお願いしても大丈夫ですか?
自社ECで率直な感想を任意でお願いすること自体を、一律に禁止するものではありません。ただし、販売しているモールの規約やメール送信ルールがある場合はそちらに従う必要があります。
Q.レビュー依頼メールは商品到着の何日後に送ればいいですか?
商品を実際に使用して感想を持てる時期に送ります。日用品なら到着後数日、使用感を判断するまで時間が必要な商品なら1~2週間後など、商品ごとに調整するのがおすすめです。
Q.レビューを書いてくれた人にクーポンを渡してもいいですか?
販売先によって異なります。Amazonではレビューと引き換えのインセンティブは禁止されています。楽天市場や自社ECでも、キャンペーン内容、景品表示法、最新の規約を確認したうえで実施してください。
Q.「良いレビューをお願いします」と書いてはいけませんか?
避けるべきです。高評価を指定せず、「率直なご感想をお聞かせください」と中立的に依頼しましょう。
Q.悪いレビューを書かれそうなお客様にはレビュー依頼を送らなくてもいいですか?
特にプラットフォーム上では、満足した購入者だけを選んでレビューを依頼する行為が禁止・制限されている場合があります。レビューを集める場合は、評価内容によってお客様を選別しない運用が基本です。
Q.レビュー依頼メールを何度も送ってもいいですか?
何度も催促するのはおすすめしません。再案内する場合でも1回程度に抑え、「すでに投稿済みの場合はご容赦ください」と添えるとよいでしょう。
レビュー依頼メールは「高評価」ではなく「率直な感想」をお願いする
商品レビューを増やしたいからといって、「星5をお願いします」「良いレビューをお願いします」と高評価を求めるのは適切ではありません。
購入への感謝を伝えたうえで、商品を実際に使った率直な感想を任意でお願いし、レビュー投稿ページへ簡単に移動できるようにすることが基本です。
また、Amazon・楽天市場・自社ECではレビューキャンペーンや購入者への連絡ルールが異なります。過去に問題なかった方法でも現在は禁止されている可能性があるため、特典を付けたり自動配信したりする場合は、利用しているプラットフォームの最新ルールを確認してから実施しましょう。