イベント・セミナー・講習会・展示会などを開催予定だったものの、悪天候、災害、講師の急病、会場トラブル、主催者都合などによって中止しなければならないことがあります。
開催中止を決めた場合は、参加者が会場へ向かったり、予定を空けたままにしたりしないよう、できるだけ早く「何のイベントが中止になったのか」「なぜ中止するのか」「今後どうなるのか」を伝えることが重要です。
この記事では、イベント・セミナーの開催中止を参加者へ知らせるメール例文を、基本形・悪天候・講師都合・直前中止・延期振替の5パターンに分けて紹介します。
すべての文例は「この文例をコピーする」ボタンからそのままコピーできます。イベント名・開催日・中止理由・今後の対応などを書き換えてご利用ください。
- 1 イベント・セミナー中止メールで最初に伝えること
- 2 イベント・セミナーの中止が決まったときの対応手順
- 3 基本のイベント・セミナー開催中止メール
- 4 台風・大雪・災害など悪天候による中止メール
- 5 講師の急病・主催者都合による中止メール
- 6 開催前日・当日など直前に中止する場合のメール
- 7 延期・振替開催を予定している場合のメール
- 8 イベント・セミナー中止メールの件名例
- 9 イベント中止のお知らせメールに入れたい7つの情報
- 10 イベント中止の連絡はいつ送る?
- 11 中止理由はどこまで書けばいい?
- 12 有料イベントの場合は返金についても案内する
- 13 Webサイト・SNSでも中止を知らせるべき?
- 14 イベント・セミナー中止メールで避けたい対応
- 15 イベント中止時の連絡漏れを防ぐために確認したいこと
- 16 イベント・セミナー中止メールについてよくある質問
- 17 イベント・セミナー開催中止のお知らせメール例文まとめ
イベント・セミナー中止メールで最初に伝えること
開催中止メールで最初に伝えるべきなのは、謝罪よりもまず「どのイベントが中止になったのか」です。
参加者は複数のイベントへ申し込んでいる場合もあるため、件名と本文の冒頭でイベント名・開催予定日・中止の事実を明確にします。
- イベント・セミナー名
- 当初の開催予定日・時間
- 開催中止になったこと
- 中止理由
- 今後の開催予定・振替の有無
- 参加者が行う必要のある手続き
- 有料イベントの場合は返金についての案内
中止理由を長々と説明するより、中止の事実 → お詫び → 理由 → 今後の対応の順で簡潔に伝えると分かりやすくなります。
イベント・セミナーの中止が決まったときの対応手順
参加者へメールする前に、主催者側で案内内容を整理しておきましょう。
- 開催中止を正式に決定する
- 申込者・参加予定者を確認する
- 中止理由と今後の対応を整理する
- 振替開催・延期の有無を確認する
- 有料イベントの場合は返金方法を確認する
- 参加者へメールで中止を案内する
- 必要に応じてWebサイト・SNS・電話などでも案内する
特に開催前日や当日に中止が決まった場合は、メールだけでは見落とされる可能性があります。緊急性が高い場合は、電話、SMS、Webサイト、SNSなど複数の手段で案内することも検討しましょう。
基本のイベント・セミナー開催中止メール
主催者側の事情などにより開催中止が決まった場合に使える、最も基本的な文例です。
【件名】【開催中止のお知らせ】〇〇イベントについて
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
このたびは「〇〇イベント」へお申し込みいただき、誠にありがとうございます。
〇月〇日(〇)に開催を予定しておりました「〇〇イベント」につきまして、誠に残念ではございますが、開催を中止することとなりました。
ご参加を予定いただいていたところ、このようなご案内となりましたことを心よりお詫び申し上げます。
————————
イベント名:〇〇イベント
開催予定日:〇月〇日(〇)
開催時間:〇時~〇時
開催場所:〇〇〇〇
————————
中止理由:〇〇〇〇〇〇〇〇
今後の開催予定につきましては、現時点では【未定/予定しておりません/改めてご案内予定】です。
新たな開催予定が決まりましたら、改めてご案内いたします。
このたびはご迷惑をおかけしますことを、重ねてお詫び申し上げます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇株式会社
担当:〇〇
Webサイト:https://example.com/
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
中止理由は必要な範囲で簡潔に伝える
「諸般の事情により」だけでも問題ないケースはありますが、参加者が納得しにくい場合は「会場設備の不具合」「講師の体調不良」など、差し支えない範囲で理由を伝えると分かりやすくなります。
台風・大雪・災害など悪天候による中止メール
台風、大雪、地震、豪雨など、安全上の理由で開催を中止する場合の文例です。
【件名】【開催中止のお知らせ】悪天候による〇〇セミナー中止について
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
〇月〇日(〇)に開催を予定しておりました「〇〇セミナー」につきまして、【台風/大雪/大雨/災害】の影響を考慮し、開催を中止することといたしました。
参加者の皆様の安全を最優先に検討した結果、このような判断となりました。
ご参加を予定いただいていた皆様には、ご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。
————————
イベント名:〇〇セミナー
開催予定日:〇月〇日(〇)
開催時間:〇時~〇時
開催場所:〇〇〇〇
————————
振替開催につきましては、現在【検討中/予定しておりません】。
今後の予定が決まりましたら、改めてご案内いたします。
まずは皆様の安全を最優先にお過ごしください。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇株式会社
担当:〇〇
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
天候や災害を理由にする場合は「安全を優先した判断」と伝える
「台風だから中止します」だけではなく、参加者やスタッフの安全、交通機関への影響などを考慮した判断であることを簡潔に伝えると、理由が理解されやすくなります。
講師の急病・主催者都合による中止メール
講師の体調不良や、主催者側のやむを得ない事情で中止する場合の文例です。
【件名】【お詫び】〇〇セミナー開催中止のお知らせ
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
〇月〇日(〇)に開催を予定しておりました「〇〇セミナー」につきまして、【講師の急病/主催者側のやむを得ない事情】により、開催を中止することとなりました。
ご参加を楽しみにしていただいていたところ、このようなご案内となりましたことを心よりお詫び申し上げます。
————————
イベント名:〇〇セミナー
開催予定日:〇月〇日(〇)
開催時間:〇時~〇時
————————
現時点では、振替開催について【調整中です/予定しておりません】。
振替日程が決まりましたら、改めてご案内いたします。
このたびは直前のご案内となり、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇株式会社
担当:〇〇
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
個人の事情を詳しく書きすぎない
講師の病名や個人的な事情など、参加者へ知らせる必要のない情報まで詳しく書く必要はありません。「体調不良のため」「やむを得ない事情により」など、開催判断に必要な範囲で伝えましょう。
開催前日・当日など直前に中止する場合のメール
開催直前に中止が決まった場合は、件名に「重要」「本日開催中止」などを入れ、参加者が緊急性を判断できるようにします。
【件名】【重要・本日開催中止】〇〇イベントについて
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
本日〇月〇日(〇)に開催を予定しておりました「〇〇イベント」につきまして、急なご案内となり大変申し訳ございませんが、開催を中止することとなりました。
————————
イベント名:〇〇イベント
開催予定日:〇月〇日(〇)
開催時間:〇時~〇時
開催場所:〇〇〇〇
————————
中止理由:〇〇〇〇〇〇〇〇
すでに会場へ向かわれている方もいらっしゃる可能性がある中、直前のご案内となりましたことを深くお詫び申し上げます。
本日のイベントは開催いたしませんので、会場へお越しいただかないようお願いいたします。
振替開催や今後の対応につきましては、改めてご案内いたします。
ご不明な点がございましたら、下記連絡先までお問い合わせください。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇株式会社
担当:〇〇
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
直前中止はメールだけで終わらせない
開催当日や前日の中止では、参加者がメールを確認する前に会場へ向かう可能性があります。申込時に電話番号を取得している場合やSMS配信が可能な場合は、メール以外の連絡手段もあわせて検討しましょう。
延期・振替開催を予定している場合のメール
完全な中止ではなく、日程を変更して開催する場合の文例です。
【件名】【開催延期のお知らせ】〇〇セミナーの振替日程について
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
〇月〇日(〇)に開催を予定しておりました「〇〇セミナー」につきまして、諸般の事情により当日の開催を取りやめ、下記日程へ延期することとなりました。
ご予定を調整いただいていたところ、このような変更となりましたことを心よりお詫び申し上げます。
【振替開催予定】
————————
イベント名:〇〇セミナー
振替開催日:〇月〇日(〇)
開催時間:〇時~〇時
開催場所:〇〇〇〇
————————
振替日程でもご参加いただける場合は、【特にお手続きは不要です/〇月〇日までに参加希望とご返信ください】。
振替日程への参加が難しい場合は、〇月〇日(〇)までに本メールへご返信ください。
有料イベントの場合の参加費の取り扱いについては、対象となる方へ別途ご案内いたします。
このたびはご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇株式会社
担当:〇〇
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
「中止」と「延期」を混同しない
別日程で開催する予定がある場合は「中止」ではなく「延期」「振替開催」と明記します。まだ振替日が決まっていない場合は、「現在調整中です。決まり次第改めてご案内します」と伝えるとよいでしょう。
イベント・セミナー中止メールの件名例
件名は、「イベント名」「開催中止」「開催日」が分かるようにします。開催直前の場合のみ「重要」「本日中止」などを加えると分かりやすくなります。
- 【開催中止のお知らせ】〇〇イベントについて
- 〇〇セミナー開催中止のお知らせ
- 【重要】〇月〇日開催 〇〇イベント中止のお知らせ
- 【悪天候による開催中止】〇〇イベントについて
- 【お詫び】〇〇セミナー開催中止のお知らせ
- 【開催延期のお知らせ】〇〇セミナーの振替日程について
「重要なお知らせ」「ご連絡」だけでは、何についてのメールか分かりません。参加者が件名だけで中止の事実を判断できるようにしましょう。
イベント中止のお知らせメールに入れたい7つの情報
イベント中止メールを作成するときは、次の7点を確認します。
- イベント・セミナー名
- 開催予定日・時間
- 開催場所
- 開催中止となったこと
- 中止理由
- 延期・振替開催の有無
- 返金・問い合わせなど今後の対応
特に重要なのは、参加者がメールを読んだあとに「会場へ行く必要がない」「次に何をすればいいか」が迷わず分かることです。
イベント中止の連絡はいつ送る?
開催中止が正式に決定し、参加者へ案内できる内容が整理できたら、できるだけ早く連絡します。
| 状況 | おすすめの対応 |
|---|---|
| 数日前までに中止決定 | メール+Webサイト等で案内 |
| 前日に中止決定 | メールに加えSNS等でも告知 |
| 当日に中止決定 | メール+電話・SMS等も検討 |
| 振替日未定 | 中止・延期の事実を先に案内し、後日改めて連絡 |
すべての情報がそろうまで連絡を遅らせる必要はありません。返金や振替日が未定でも、まず中止・延期の事実を知らせ、詳細は後日案内する方法があります。
中止理由はどこまで書けばいい?
参加者が中止の背景を理解できる範囲であれば十分です。
- 台風・大雪・災害による安全確保
- 講師の体調不良
- 会場設備の不具合
- 主催者側のやむを得ない事情
- 開催条件を満たせなかった場合
社内事情や個人情報などを細かく説明する必要はありません。また、責任転嫁のように見える長い言い訳も避け、事実を簡潔に伝えます。
有料イベントの場合は返金についても案内する
参加費をすでに受け取っているイベントを中止する場合は、「開催中止のお知らせ」だけでは参加者にとって情報が不足します。
返金方法が決まっている場合は同じメール内で簡潔に案内し、カード返金・銀行振込・返金処理中など詳細な説明が必要な場合は、返金専用メールで案内すると分かりやすくなります。
Webサイト・SNSでも中止を知らせるべき?
不特定多数が参加できるイベントや、参加者が多いイベントでは、メールだけでなく公式WebサイトやSNSにも開催中止を掲載しておくと確認しやすくなります。
ただし、個人情報を含む内容や、特定参加者だけに必要な返金情報などは公開せず、Webサイト・SNSでは「開催中止」「今後の案内方法」など必要最低限にします。
イベント・セミナー中止メールで避けたい対応
中止理由を曖昧にしたまま長々と謝る
謝罪だけで本文が長くなると、中止なのか延期なのか分かりにくくなります。冒頭でまず開催中止を明確に伝えます。
「また開催します」と決まっていないことを約束する
再開催が未定の場合は、「決まり次第ご案内します」「現時点では未定です」と実際の状況に合わせて書きましょう。
直前中止なのにメールだけ送って終わる
当日は参加者がすでに移動を始めている可能性があります。緊急性に応じて複数の連絡手段を検討します。
有料イベントなのに返金について触れない
返金方法が未定でも、「参加費については〇月〇日までに改めてご案内します」など、今後の予定を伝えましょう。
「中止」と「延期」を曖昧にする
開催そのものを取りやめるのか、別日程で開催するのかを明確にします。
イベント中止時の連絡漏れを防ぐために確認したいこと
イベント中止が発生すると、参加者へのメール以外にも多くの変更・連絡が必要になります。
- 参加申込者の一覧を確認したか
- 中止案内メールを全員へ送信したか
- 公式Webサイトの開催情報を変更したか
- SNSの告知投稿を変更・削除したか
- 会場・講師・スタッフへ連絡したか
- 返金対象者を確認したか
- 問い合わせ窓口を決めたか
- 振替開催の有無を社内で統一しているか
参加者への案内内容が担当者ごとに違うと、問い合わせやトラブルの原因になります。中止理由・返金・振替などの回答内容を事前に社内で共有しておきましょう。
イベント・セミナー中止メールについてよくある質問
Q.イベント中止のメールはいつ送ればいいですか?
開催中止が正式に決まったら、できるだけ早く送ります。返金や振替日が未定でも、中止の事実を先に案内し、詳細を後日知らせる方法があります。
Q.中止理由は必ず書かなければいけませんか?
必ず詳しく書く必要はありません。ただし、参加者が状況を理解できる程度に「悪天候のため」「講師の体調不良のため」など簡潔に伝えると分かりやすくなります。
Q.前日・当日の中止はメールだけで十分ですか?
メールを見ないまま会場へ向かう可能性があるため、状況に応じて電話、SMS、Webサイト、SNSなど複数の手段を併用することを検討してください。
Q.イベントを延期する場合も「中止」と書きますか?
別日程で開催予定がある場合は、「開催延期」「振替開催」と伝える方が分かりやすいです。振替日が未定なら、その旨も明記します。
Q.有料イベントを中止した場合、返金メールも必要ですか?
参加費を受け取っている場合は、返金方法・返金金額・返金時期などの案内が必要です。詳細は「イベント中止時の返金メール例文」をご利用ください。
Q.Webサイトにも中止のお知らせを掲載した方がいいですか?
参加者が多いイベントや一般公開イベントでは、メールに加えて公式Webサイトなどにも中止情報を掲載すると確認しやすくなります。
イベント・セミナー開催中止のお知らせメール例文まとめ
イベントやセミナーを中止する場合は、謝罪だけで終わらせず、「どのイベントが中止なのか」「なぜ中止なのか」「今後どうなるのか」まで分かりやすく伝えることが大切です。
- 中止が決まったらできるだけ早く参加者へ連絡する
- イベント名・開催予定日を明記する
- 中止理由は簡潔に伝える
- 延期・振替開催の有無を明記する
- 直前中止では複数の連絡手段を検討する
- 有料イベントでは返金方法も案内する
まずはこの記事の文例をコピーし、イベント内容・開催日・中止理由・振替予定などに合わせて必要な部分を調整してご利用ください。