ネットショップを運営していると、お客様から「返品したい」と連絡を受けることがあります。しかし、自社の返品条件や商品の性質によっては、返品を受け付けられないケースもあります。
返品不可を伝えるときは、単に「返品できません」と断るのではなく、返品できない理由・返品条件・該当するルール・代替案の有無を分かりやすく案内することが大切です。
この記事では、ネットショップで使える返品不可を伝えるメール例文を、お客様都合・開封済み・返品期限超過・返品対象外商品・例外対応を検討する場合の5パターンに分けて紹介します。
すべての文例は「この文例をコピーする」ボタンからそのままコピー可能です。自社の返品特約や商品条件、利用しているモールのルールに合わせて調整してご利用ください。
- 1 返品不可を伝える前に確認すること
- 2 ネット通販で「返品不可」と案内するときの注意点
- 3 お客様都合のため返品不可と伝えるメール例文
- 4 開封・使用済みのため返品不可と伝えるメール例文
- 5 返品受付期限を過ぎているため返品不可と伝えるメール例文
- 6 衛生商品・受注生産品など返品対象外の商品に送るメール例文
- 7 返品不可だが交換など別の対応を提案するメール例文
- 8 返品不可を伝えるメールの件名例
- 9 返品不可メールに入れたい6つの情報
- 10 返品不可を伝えるときに避けたい5つの対応
- 11 返品トラブルを減らすために商品ページで確認したいこと
- 12 返品不可メールについてよくある質問
- 13 商品の返品不可を伝えるメール例文まとめ
返品不可を伝える前に確認すること
お客様から返品依頼が届いたら、まず「返品不可」と返す前に、注文内容と返品理由を確認します。
- 注文番号・商品名
- 返品理由
- 商品到着日
- 未使用・開封済み・使用済みなど商品の状態
- 自社サイトに表示している返品条件・返品特約
- 商品ページ上の返品可否の表示
- 利用しているモール・決済サービスのルール
「サイズが合わない」「イメージと違う」など一見お客様都合に見える理由でも、商品説明・サイズ表記・商品画像に誤りがあった場合は、店舗側の問題として対応を見直す必要があります。
ネット通販で「返品不可」と案内するときの注意点
通信販売には、訪問販売などで利用される一般的なクーリング・オフ制度はありません。
一方で、通信販売では、返品の可否・条件・送料負担などを返品特約として購入前に分かりやすく表示しておくことが重要です。
返品特約を表示していない場合には、商品を受け取った日から一定期間、購入者側の送料負担で返品できる場合があります。
そのため、「ネット通販だから返品不可にできる」「返品不可とメールで伝えれば断れる」わけではありません。実際の対応は、購入時に表示していた返品条件や商品の状態などを確認したうえで判断してください。
※本記事はネットショップ運営上の一般的なメール文例を紹介するもので、個別案件の法的判断を行うものではありません。判断に迷う場合は、消費者庁・特定商取引法ガイド等の公的情報をご確認ください。
お客様都合のため返品不可と伝えるメール例文
購入間違い・不要になったなど、お客様都合による返品を自社の返品条件で受け付けていない場合の基本文例です。
【件名】返品のご希望について(〇〇ショップ)
〇〇様
このたびは〇〇ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご連絡いただきました「〇〇〇〇」の返品について確認いたしました。
大変恐れ入りますが、今回の返品理由につきましては、当店の返品条件に定めております「お客様都合による返品」に該当するため、返品を承ることができません。
当店の返品条件は下記ページにてご案内しております。
返品条件:
https://example.com/return-policy/
ご希望に添うことができず、誠に申し訳ございません。
商品についてご不明な点や、使用方法などでお困りのことがございましたら、可能な範囲でご案内いたしますので、このメールへご返信ください。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇ショップ
担当:〇〇
ショップURL:https://example.com/
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
「お客様都合だから返品不可」と決めつけない
返品理由が「イメージと違う」「サイズが合わない」などの場合でも、商品ページの表示内容に問題がなかったか確認してから返信しましょう。
開封・使用済みのため返品不可と伝えるメール例文
未開封のみ返品可能など、自社の返品条件に「開封済み・使用済みは返品対象外」と明記している場合に使える文例です。
【件名】返品のご希望についてのご案内(〇〇ショップ)
〇〇様
このたびは〇〇ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
返品をご希望いただきました「〇〇〇〇」について確認いたしました。
大変恐れ入りますが、今回の商品はすでに開封・ご使用済みとのことから、当店の返品条件に基づき返品を承ることができません。
当店では、下記の条件で返品受付を行っております。
————————
返品対象:未開封・未使用の商品
返品期限:商品到着後〇日以内
————————
詳しい返品条件はこちらをご確認ください。
https://example.com/return-policy/
ご希望に添えず誠に申し訳ございません。
商品に不具合や説明と異なる点がある場合は、改めて状況を確認いたしますので、その旨をご返信ください。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇ショップ
担当:〇〇
ショップURL:https://example.com/
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
返品受付期限を過ぎているため返品不可と伝えるメール例文
返品受付期間を明示していて、お客様からの連絡がその期限を過ぎていた場合の文例です。
【件名】返品のご希望について(〇〇ショップ)
〇〇様
このたびは〇〇ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご連絡いただきました返品のご希望について、注文内容を確認いたしました。
大変恐れ入りますが、当店では返品の受付期間を「商品到着後〇日以内」とさせていただいております。
今回のご連絡は返品受付期間を過ぎているため、誠に申し訳ございませんが返品を承ることができません。
返品条件の詳細はこちらをご確認ください。
https://example.com/return-policy/
ご希望に添えず心苦しく存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、商品不良など返品条件とは別に確認が必要な事情がございましたら、状況をお知らせください。
—————【署名】—————
〇〇ショップ
担当:〇〇
ショップURL:https://example.com/
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
————————————–
衛生商品・受注生産品など返品対象外の商品に送るメール例文
衛生面の理由、受注生産・名入れ・オーダーメイドなど、購入前から返品対象外として案内している商品で使える文例です。
【件名】返品のご希望についてのご案内(〇〇ショップ)
〇〇様
このたびは〇〇ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご注文いただきました「〇〇〇〇」の返品について確認いたしました。
大変恐れ入りますが、こちらの商品は「〇〇〇〇」の理由により、商品ページおよび当店の返品条件にて返品対象外としてご案内しております。
そのため、誠に申し訳ございませんが、今回の返品を承ることができません。
返品条件:
https://example.com/return-policy/
商品ページ:
https://example.com/item/
ご希望に添うことができず、誠に申し訳ございません。
商品に不具合やご注文内容との相違などがございましたら、別途確認いたしますので、このメールへご返信ください。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇ショップ
担当:〇〇
ショップURL:https://example.com/
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
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返品不可の理由を具体的に伝える
「規約なので返品できません」だけでは、お客様が納得しにくい場合があります。
「受注後に名入れ加工を行う商品のため」「衛生上、開封後の再販売ができないため」など、返品不可とする理由を簡潔に伝えると分かりやすくなります。
返品不可だが交換など別の対応を提案するメール例文
返品そのものは受け付けられなくても、サイズ交換・部品交換・サポートなど別の対応が可能な場合は、その選択肢を案内するとトラブルを減らしやすくなります。
【件名】返品のご希望と代替対応について(〇〇ショップ)
〇〇様
このたびは〇〇ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
返品をご希望いただきました「〇〇〇〇」について確認いたしました。
大変恐れ入りますが、今回の商品は当店の返品条件により返品を承ることができません。
ただし、今回の状況ですと「〇〇〇〇」の対応であれば可能でございます。
————————
対応可能な内容:〇〇〇〇
費用:〇〇円 / 無料
対応方法:〇〇〇〇
————————
こちらの対応をご希望の場合は、このメールへ「〇〇希望」とご返信ください。
ご希望に添えない部分があり申し訳ございませんが、可能な範囲で対応させていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
—————【署名】—————
〇〇ショップ
担当:〇〇
ショップURL:https://example.com/
メール:xxxxx@example.com
TEL:00-0000-0000
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返品不可を伝えるメールの件名例
- 返品のご希望について(〇〇ショップ)
- 返品についてのご案内(〇〇ショップ)
- ご注文商品の返品可否について
- 返品条件についてのご案内
- 返品のご希望と代替対応について
件名では「返品不可」と強く断定するより、まず「返品のご希望について」「返品についてのご案内」など落ち着いた表現にすると、お客様にも受け取ってもらいやすくなります。
返品不可メールに入れたい6つの情報
- ① 返品希望を確認したこと
- ② 返品を受け付けられないこと
- ③ 返品不可となる理由
- ④ 自社の返品条件・返品特約
- ⑤ 商品ページや返品条件ページへの案内
- ⑥ 交換・サポートなど代替案があれば案内
最も重要なのは、「店舗の担当者が気分で断っている」のではなく、購入時に案内していた返品条件に基づいて対応していることを分かりやすく伝えることです。
返品不可を伝えるときに避けたい5つの対応
「返品できません」だけで返信する
理由や根拠が分からないと、お客様が納得できず再問い合わせにつながります。該当する返品条件を案内しましょう。
購入時に表示していなかった条件を後から追加する
返品不可の条件は、購入前に確認できる形で表示しておくことが重要です。メール対応だけで新しい条件を追加するのは避けましょう。
商品不良まで一律に返品不可とする
商品不良、誤配送、商品説明との相違などは、お客様都合の返品とは分けて確認する必要があります。
返品理由を確認せずテンプレートを送る
同じ「返品したい」という連絡でも、理由によって対応は変わります。自動的に返品不可メールを送らず、注文ごとに確認しましょう。
強い表現で規約を押し付ける
「規約に書いてあります」「一切対応できません」など強い言葉だけで返すと、不要な対立につながります。事実を簡潔に説明し、丁寧な表現で案内しましょう。
返品トラブルを減らすために商品ページで確認したいこと
返品不可メールの書き方だけでなく、返品条件を購入前に分かりやすく伝えることが、トラブル防止ではより重要です。
- 返品可能・返品不可の条件を明記しているか
- 返品受付期間を明記しているか
- 開封済み・使用済み商品の扱いを明記しているか
- 返品送料の負担者を明記しているか
- 受注生産・衛生商品など返品対象外商品を明記しているか
- 商品不良・誤配送時の対応を分けて記載しているか
- 購入手続きの直前でも返品条件を確認しやすいか
返品条件がサイト内の分かりにくい場所にしかないと、お客様との認識違いが起こりやすくなります。
返品不可メールについてよくある質問
ネット通販は返品不可にできますか?
通信販売では一般的なクーリング・オフ制度はありません。また、返品について特約を設けることはできます。ただし、返品可否・条件・送料負担などを購入前に分かりやすく表示しておくことが重要です。
返品条件を何も表示していなかった場合はどうなりますか?
通信販売では、返品特約を表示していない場合、商品受領後一定期間は購入者側の送料負担で返品できる場合があります。個別の注文について判断に迷う場合は、公的情報や専門家へ確認してください。
お客様都合なら必ず返品不可にできますか?
一律には判断できません。購入時に表示していた返品条件や返品理由、商品の状態などを確認して対応する必要があります。
商品不良でも「返品不可商品」なら返品を断れますか?
商品不良・誤配送・契約内容との相違などは、お客様都合の返品とは別に検討する必要があります。自社ルールだけで判断せず、実際の商品の状態や関係法令、利用しているモールのルールを確認してください。
返品不可の理由はメールに書いた方がいいですか?
はい。「受注生産品のため」「返品受付期間を過ぎているため」など、該当する理由を簡潔に伝え、返品条件ページも案内すると分かりやすくなります。
返品不可でも交換を提案していいですか?
自社のルール上可能であれば問題ありません。サイズ交換・部品交換など別の対応ができる場合は、選択肢として案内するとお客様の不満を減らせることがあります。
商品の返品不可を伝えるメール例文まとめ
返品不可をお客様へ伝えるときは、単に断るのではなく、なぜ返品できないのか・どの返品条件に該当するのかを分かりやすく伝えることが大切です。
- 最初に返品理由と注文内容を確認する
- 購入時に表示していた返品条件を確認する
- 返品不可となる理由を簡潔に伝える
- 返品条件ページを案内する
- 商品不良など店舗側の問題と分けて考える
- 交換など代替対応が可能なら案内する
- 返品条件は購入前に分かりやすく表示しておく
まずはこの記事の文例をコピーし、自社の返品特約・商品・注文内容に合わせて必要な部分を調整してご利用ください。