Makeshopがヤマトの「Fittingステーション」と連携！ECサイトで購入して近所の店舗で試着可能に
GMOメイクショップ株式会社が運営するネットショップ構築サービス「MakeShop
」がヤマトホールディングス株式会社のFittingステーションというサービスと連携する事を発表しました。
今回のメイクショップとFittingステーションの連携は、ECサイト構築サービスとしては初めての連携となります。
Makeshopを利用しているアパレル・ファッション系ECサイト運営者は、Makeshop上で「Fittingステーション連携カスタマイズ」をオプションとして導入する事でFittingステーションと提携する指定店舗で、受け取りから試着を行う事ができるほか、必要に応じて商品の直しや返品依頼までを対応してくれるそうです。
これは一種のオムニチャネルの実現と言えるのではないでしょうか？
ファッションジャンルのECサイトのネックはサイズ違いによる返品交換などの手間がありますから、実店舗との提携が可能となれば、返品交換の発生を大幅に引き下げられる可能性があります。
そもそも、Fittingステーションが何かご存知ない方も多いと思いますのでまずはFittingステーションについて簡単にご説明したいと思います。
Fittingステーションとは？
Fittingステーションとはヤマトホールディングス株式会社が提供するサービスで、各アパレルブランドのオンラインショップで購入した商品を洋服のお直し店舗で「受け取り」「試着」「お直し」することのできるまったく新しいサービスのことです。
ネットショップでファッション商品を販売する際におこりやすい商品のサイズや色味、着心地等を商品を直接手に取って確認してもらうことができるので、サイズが合わない場合は、お直しを店舗のスタッフに依頼することも可能になり、安心・納得して商品を購入する事ができるサービスなんです。
アパレル系ネットショップ運営者のメリットとしては、新たな顧客層との接点をもつことができるようになるため、売上拡大につながる可能性があります。
Fittingステーションを導入した際のイメージは以下の通りです。
Fittingステーションは、自社ブランドを自社サイトで販売しているECサイトであればどんなECサイトでも導入が可能なようです。
Fittingステーション拠点は2019年11月時点では17店舗となっていますが、今後のサービスの状況に応じて拠点拡大の可能性もあるようです。
流石は、ヤマトホールディングスが運営しているサービスという事もあって、物流面でも安心できるのがありがたいですね。
ちなみにヤマトホールディングスは自社でもECカートサービス「らくうるカート
」を提供しています。
今回、ヤマトホールディングスのFittingステーションと、GMOメイクショップの「MakeShop
」が連携したことで期待できる効果は、ファッションECサイトのEC化率の向上があります。
GMOメイクショップの調査によると、ファッションジャンルのEC化率は他のジャンルと比較してもそこまで高くないようなのです。
衣類、アパレル系商品は、サイズの問題がある為、ネット通販には不向きであると以前から言われてきました。
そのアパレルEC業界の常識を変えたのは、皆さんもご存知のZOZOTOWNのZOZOスーツの登場でした。
ただ、結果としてはZOZOスーツは、話題性こそあったものの、EC市場において革命を起こすには至りませんでした。
そのうえ、現在ではZOZOは、ヤフーの傘下となり、PayPay
を冠したPayPayモールの中に吸収されています。
今回のMakeshopとFittingステーションの連携は、アパレル系自社ECサイトのEC化率拡大に大きく貢献する事が期待されています。
ちなみに、Makeshopを利用している方が、Fittingステーションを利用したい場合に必要な費用は、カスタマイズ費用として30万円（税抜）と発表されています。
決して安い金額ではありませんが、それ以上の効果は期待できるのではないかと思います。
また、費用の面で言えば、Makeshopのプランでも「プレミアムショッププラン」での出店が必要な事と、Fittingステーションの利用料金が別途必要となる点もご注意下さい。
詳細については、Makeshopのカスタマーサポートにお尋ねいただくのが最も確実だと思います。
Makeshopを利用していないけど、Fittingステーションを使いたいという方は、ヤマトホールディングスの詳細ページをご確認下さい。
Makeshopを実際に利用してみての感想やメリットなどは以下のページを参考にしていただければ幸いです。
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