ネットショップの良くある質問

【質問】国内三大モール、楽天市場・Amazon・ヤフーショッピングの月間利用者数を知りたい。

ネットショップの良くある質問





ネットショップでよくある質問・相談

売れるネットショップの教科書に寄せられたよくあるご質問について、現役店長が回答するコーナーです。

【質問】国内三大モール、楽天市場・Amazon・ヤフーショッピングの月間利用者数を知りたい。

ネットショップの新規出店先として、楽天市場
Amazonなどのインターネットショッピングモールを候補にされる方も多いと思います。

出店先を探している時に、そのインターネットショッピングモールに一カ月あたり、どのくらいの利用者がいるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、現役ネットショップ店長である筆者が、楽天市場をはじめとした、国内の主要ショッピングモールの月間利用者数を公表されているデータを元にご紹介いたします。

モールにおける利用者数の重要性

ショッピングモールの月間利用者数

Amazon楽天市場

ヤフーショッピングなどのインターネットショッピングモールでは、毎日のように利用するユーザーがショッピングモール内に存在しています。

インターネットショッピングモールは、リアルの店舗で言えば、イオンモールなどのショッピングモールのようなマーケットプレイスであり、常に何か商品を探しているユーザーがモール内に存在するため、利用者が途切れることは真夜中といえどほとんどありません。

カラーミーショップ
BASE (ベイス)
などのいわゆる自社系ECサイトの場合、ショッピングモールと異なり、自分でアクセス数を獲得していかなくては、ネットショップにユーザーを来店させることはできません。

ここが、自社ECサイトとインターネットショッピングモールとの最大の違いでもあり、モールの方が商品が売れやすい傾向があるという理由でもあります。

インターネットショッピングモールは利用するユーザーが多いという反面、インターネットショッピングモールごとの利用者数にもばらつきがあるという傾向もあります。

今回は、日本国内の3大インターネットショッピングモールと呼ばれる、楽天市場
とAmazon、ヤフーショッピングの月間の利用者数について、視聴行動分析サービスを提供する「ニールセンデジタル」が2018年8月30日に公表した、「国内におけるECサイトの利用実態調査」で発表されたデータを元にご紹介したいと思います。

国内3大ショッピングモールの月間利用者数

日本国内における、主要なインターネットショッピングモールとして、楽天市場、Amazonヤフーショッピングの月間利用者数をご説明いたします。

今回のデータはニールセンデジタルが2018年8月30日に公表した、「国内におけるECサイトの利用実態調査」の2018年6月の月間利用者数のデータをご紹介いたします。

Amazonの月間利用者数

ショッピングモールの月間利用者数

日本国内最大手とも言われる流通額を誇るAmazonの2018年6月の月間利用者数は、4079万人とされていました。

Amazonは一日当たり、平均135万人が訪れるショッピングモールということになります。

さすがに年間1兆円以上の流通規模を誇るショッピングモールだけのことはある利用者数ですね。

Amazonの売場について、出店の感想は以下のページにまとめておりますのでこちらもご参考までに。

楽天市場の月間利用者数

ショッピングモールの月間利用者数

店舗出店型のECモールとしては国内最大手の楽天市場
の2018年6月の月間利用者数は、4028万人と発表されていました。

先ほどのAmazonの月間利用者数が4079万人でしたから、ほとんど横並びの利用者数となります。

数年前までは、日本のEコマース、ネットショッピングプレイスといえば、楽天市場一強といった印象がありましたが、ここ数年で情勢が一気に変わり、Amazonの猛追が非常に大きく影響してきているように感じます。

今後、アマゾンと楽天市場の月間利用者数はますます広がっていくように個人的に感じています。

楽天市場の売場について、出店の感想は以下のページにまとめておりますのでこちらもご参考までに。

ヤフーショッピングの月間利用者数

ショッピングモールの月間利用者数

国内ショッピングモールでは55万店舗以上が出店するヤフーショッピングの2018年6月の月間利用者数は2645万人と発表されていました。

Yahooショッピングは、出店店舗数ではインターネットショッピングモールとしては、2018年9月時点では国内最大の出店数となる55万店舗以上が出店しているショッピングモールです。

先の楽天市場やアマゾンと比較すると、少し月間利用者数は落ちますが、伸び白が非常に大きな売場であると、実際に出店していて日々感じる売場でもあります。

ヤフーショッピングについて、出店の感想は以下のページにまとめておりますのでこちらもご参考までに。

以上が、日本国内で主要なインターネットショッピングモールの2018年6月における月間利用者数となります。

日本国内では、楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピングの3大モールの勢いは今後もますます盛んになりそうな雰囲気を感じました。

アマゾンと楽天市場の利用デバイス比率

アマゾンと楽天市場を利用するユーザーが使うデバイスについて、パソコンのみ、スマホのみ、両方併用の3種類にて利用比率をご紹介いたします。

アマゾンと楽天市場の利用比率に関しては、こちらもニールセンデジタルが発表しているデータをもとにご紹介いたします。

調査対象は18歳~64歳までの男女のユーザーが対象となっています。

アマゾンと楽天市場の利用デバイス比率(18歳~64歳の男女)

ショッピングモールの月間利用者数

アマゾンと楽天市場の利用デバイスの比率について、楽天市場もAmazonもスマホのみの利用が70%以上と圧倒的にスマホからの利用が多いことがわかりました。

パソコンのみで利用するユーザーは、アマゾンは11%、楽天市場は9%と発表されていました。

数年前まではネットショッピングはパソコンとスマホで半々のデバイス比率だったのがもはやスマホからが当たり前になっているようです。

アマゾンの男女別デバイス比率

ショッピングモールの月間利用者数

Amazonでは、スマホのみを利用するユーザーは、男性65%、女性78%と女性はスマホから利用する割合が高くなっていました。

パソコンのみで利用するユーザーは、男性14%、女性8%と、男性が若干多い傾向があります。

パソコンとスマホの両方を併用するユーザーは、男性21%、女性14%と、こちらも男性が若干多い割合となっていました。

楽天市場の男女別デバイス比率

ショッピングモールの月間利用者数

楽天市場では、スマホのみを利用するユーザーは、男性71%、女性82%と女性はスマホから利用する割合が8割以上と圧倒的に多いことがわかりました。

パソコンのみで利用するユーザーは、男性12%、女性6%と、男性が若干多い傾向があり、アマゾンと比較してもパソコンのみの利用割合は低い傾向がありました。

パソコンとスマホの両方を併用するユーザーは、男性17%、女性12%と、こちらも男性が若干多い割合となっていました。

利用するデバイスの割合については、5年前まではスマホとパソコンでパソコンからのアクセスの方が多かったのですが、今はスマホが7割以上とパソコンを圧倒的にうわまっていることがわかりました。

これは、楽天市場とアマゾン以外のショッピングモールでも同じ傾向があり、また、Wowma!(ワウマ)
などは、スマホからのアクセスの方が更に多い傾向があるショッピングモールでもあります。

ネットショッピングの時代は確実にパソコンは縮小し、パソコンからネットショッピングを行うユーザーは法人、BtoB系のみになっていくと思います。

現役ネットショップ店長である筆者が、現状で考えられるショッピングモール出店先の分析については以下の記事を参考にしていただければ幸いです。

現役店長が本気でおすすめするネットショップ・モールの出店比較

国内三大モールの月間利用者数のまとめ

今回はニールセンデジタルが発表した「国内におけるECサイトの利用実態調査」の2018年6月の集計データを元に国内三大モールと呼ばれる、楽天市場
Amazonヤフーショッピングの月間利用者数、デバイス別比率をご紹介いたしました。

今回の調査結果で、楽天市場もアマゾンも、スマホからの利用が70%以上が当たり前となっていることがわかりましたが、ジャンルによっては、80%以上、9割以上がスマホのみというジャンルもあると思います。

特に若い世代の女性が主な利用者層であるレディースファッションジャンルなどは、80~90%以上がスマホのみの利用であるケースも店舗によってはデータとして結果が出ているようです。

今後のEC市場は、これまでがパソコンユーザー中心だったデザイン、レイアウトなども、完全にスマホファースト、スマホユーザーライクなデザイン、レイアウトを優先して調整する事が重要となります。

楽天市場は、スマホレイアウトなどを店舗独自にカスタマイズすることも可能ですが、アマゾンの場合は、レイアウトに関してはほとんど店舗側ではカスタマイズすることは不可能な仕様です。

また、楽天市場もアマゾンも、スマホアプリからの購入を促していることもあり、今後はスマホアプリでどのようにレイアウトが表示されているかを確認して対策を打っていく必要もあります。

スマホユーザー対策、今後はEC事業者には必須対応となっていくでしょう。

今回の記事の内容が、日本国内のインターネットショッピングモールの月間利用者数の比較を知りたい方の参考になれば幸いです。




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