現役店長が公開!ヤフーショッピング出店の評判とメリット・デメリット
ヤフーショッピングに出店して今年で4年目の現役楽天店長が、
ヤフーショッピング出店の評判と実際の所、どんなメリット、デメリットがあるのかを
包み隠すことなく、すべてをご紹介したいと思います。
この情報がYahooショッピングへの出店を検討されている方のお役にたてれば幸いです。
- ヤフーショッピングの流通総額について
- ヤフーショッピングの出店店舗数について
- ヤフーショッピングと楽天市場の違い
- ヤフーショッピングのアクセス数について
- ヤフーショッピングに出店する5つのメリット
- (1)出店料やロイヤリティが無料なので固定費用が安い
- (2)人気のある「Tポイント」がモールの流通ポイントである
- (3)ソフトバンクユーザーとヤフープレミアム会員の集客力の強さはNo.1
- (4)専任のECコンサルタントが付き、ショップ運営をサポートしてくれる
- (5)顧客のメールアドレスが正規アドレスのまま獲得できる
- ヤフーショッピングに出店する5つのデメリット
- (1)ポイント原資や決済手数料などを含めると8%前後の手数料は必要である
- (2)楽天の10倍以上の出店店舗数のため、商品露出の競争が激しい
- (3)PRオプションなどの広告利用を実施しないと商品露出がされにくい
- (4)商品数が多い店舗は、管理画面であるストアクリエイタープロは使いにくい
- (5)集客力が「ソフトバンクユーザー」メインとなるため、楽天市場ほどの集客力はない
- ヤフーショッピングに実際に出店して4年間の現役店長の感想
- ヤフーショッピングとBASEの違い
- ヤフーショッピングへの出店の前にやっておくべき大切なこと
- ヤフーショッピングへの出店についてのまとめ
ヤフーショッピングの流通総額について
日本ネット経済新聞の2017年5月掲載によると、
2017年3月期のヤフーショッピングと関連企業であるLOHACO(ロハコ)の売上合計は
前期比26.4%増の4787億円と発表されています。
また、ヤフーの事業である「ヤフオク」「ヤフートラベル」関連企業の「アスクル」の
売上合計となる国内流通総額は、23%増の1兆8528億円とも発表されています。
合計すれば、2.3兆円となり、楽天市場の流通総額3兆円に迫る成長を遂げています。
ヤフーショッピングの出店店舗数について
Yahoo!ショッピングの出店者数は2017年3月時点で51万店超と公式に発表されています。
国内モール最大手、楽天市場の出店店舗数は、2017年3月末の楽天の発表によると
4万4602店舗(前年比274店舗減)と正式に発表されています。
ヤフーショッピングの店舗数は、楽天市場の「10倍以上」ということになります。
店舗間の競争は楽天市場以上に熾烈であることが想像できるかと思います。
ヤフーショッピングと楽天市場の違い
費用面での違いとしては、
ヤフーショッピングと楽天市場の一番の違いは、
月額固定費の有無にあります。
これは、ヤフーショッピングの出店案内ページの
記載ですが、一般的なECサイトはまさしく「楽天市場のがんばれプラン」を
モデルにしていますね。
ネットショップ運営において、月額の固定費、システム利用料が
高額になると、店舗運営を継続することが難しくなります。
ヤフーショッピングでは、月額利用料が無料ですが、
以下の費用は必須で必要となります。
- クレジットカード決済手数料:3~4%
- アフィリエイト手数料:1.3%~
- 購入者へのポイント原資:2.5%~
販売価格の約8%程度は、モールへの手数料として
徴収されますので、月額固定費はかからないですが
販売時の手数料は必要となる点には十分理解しておく必要があります。
ヤフーショッピングのアクセス数について
楽天市場とヤフーショッピングのアクセス数について、
その違いを「Similerweb」というウェブ上の解析ツールで調べてみました。
参考までに楽天市場のアクセス数も調査してみました。
ヤフーショッピングと楽天市場のアクセス数の差は、4倍以上の差があるようですね。
集客力という意味では、楽天市場の方が強いということがわかりました。
ヤフーショッピングでは、出店案内のページでは
以下のような掲載があります。
これは、ヤフーショッピングではなく、「ヤフー」の集客力についてです。
ヤフーショッピングの集客力は、上記のとおりですので、
やはり、楽天市場の方が、集客力は高いと言わざるを得ません。
ヤフーショッピングに出店する5つのメリット
ヤフーショッピングに出店して4年目の現役店長の目線から、Yahooショッピングのメリットをご紹介します。
(1)出店料やロイヤリティが無料なので固定費用が安い
これについては、店舗出店者としては、本当にありがたい出店メリットです。
ヤフーショッピングでは、2013年より、出店料を無料化しています。
出店料を無料にした理由としては、公式ページに以下のように記載があります。
ネットショップの開業で最も障壁となるのが、イニシャルコスト、初期費用が高額である点です。
自社ECサイトを制作会社などに構築依頼すれば、仕様にもよりますが、
少なくとも、40万円~80万円程度の見積もり金額になります。
これは、あくまでも「構築」にかかる費用であり、
ネットショップの「運営」や「集客」の面ではさらに費用がかかることになります。
ポイント原資などで、販売時の手数料が、8%程度必要とはいえ、
これは、「成果報酬」的な扱いですから、商品が売れなければ、
実質8%もかかりませんので、無料でネットショップを運営し続けられることになります。
月額固定費がかからないだけでも楽天市場よりも出店メリットは高いと言えます。
(2)人気のある「Tポイント」がモールの流通ポイントである
ネットショッピングの際に、獲得できるポイントとしては、
楽天市場では「楽天スーパーポイント」が獲得できます。
Amazonの場合、「Amazonポイント」が獲得できますが、
楽天スーパーポイントと比較すると、利用シーンがAmazon内に限られるため
あまり魅力があるとは言い難いです。
ヤフーショッピングでは、流通ポイントはもともとは、
TSUTAYAが発行していた「Tポイント」が獲得できます。
Tポイントは、楽天スーパーポイントと並び、利用できる店舗が多い
ポイントですので、人気も高いです。
ちなみに、ポンパレモールでは、「ポンタポイント」が獲得できます。
こちらは、GEOやローソンでも利用できるので、Tポイントに次いで人気があります。
ポイントの面では、楽天スーパーポイントと同等か少し劣る程度で
Tポイントの魅力も十分に高いと言えます。
(3)ソフトバンクユーザーとヤフープレミアム会員の集客力の強さはNo.1
ソフトバンクもヤフーグループ企業ですから、当然ながら
ヤフーショッピング内での優遇度は高いです。
Wowma!というショッピングモールは、運営会社がKDDIコマースフォワードという
KDDI系列企業ですから、「AUユーザー」への優遇施策があります。
携帯キャリアで言えば、ドコモだけは、大手ショッピングモールとの提携はなく、
ドコモのdポイントを利用できる「dショッピング」というECサイトがあります。
ECサイトとしては、dショッピングは自由な出店者を募っているサイトではなく
大手特定企業から商品を募っているため、商品力は乏しいサイトです。
ソフトバンクユーザーとヤフープレミアム会員の囲い込みとしては
高ポイント還元イベントを頻繁に行ってくれるモールですので
上記の会員に対しては絶大な集客効果を持っていると言えます。
(4)専任のECコンサルタントが付き、ショップ運営をサポートしてくれる
ヤフーショッピングでも、プロフェッショナル出店での出店であれば
専任のECコンサルタントがついて店舗運営のアドバイスをくれます。
楽天市場のECコンサルタントと比較して、ヤフーショッピングの
ECコンサルタントは「広告提案が多い」気がします。
これは筆者の担当コンサルタントが何人か付いた経験からですが、
約4人くらいの担当が入れ替わりましたが、その多くは電話による
広告依頼が多かったです。
もちろんメルマガの配信やセール時のバナー掲載依頼や
お得な露出提案なども行ってはくれますが、
いかんせん、広告、PRオプション設定依頼などが多いように感じます。
まぁ当然といえば、当然の職務なので仕方ないところですが。
ECコンサルタントのレベルとしては、これは、「人次第」ですから、
楽天市場でもヤフーショッピングでも、良い人に担当になってもらえれば
ネットショップの売上は向上していきますし、よくない担当がつけば
売上はあまり変わらないでしょう。
(5)顧客のメールアドレスが正規アドレスのまま獲得できる
これが、もしかしたら、ヤフーショッピングならではの
最大のメリットかもしれません。
ショッピングモールへの出店の場合、楽天市場もAmazonも
Wowmaでも、顧客のメールアドレスは「マスク化」といって「暗号化」されます。
そのため、顧客、注文者の正式なメールアドレスを知ることができません。
楽天市場で獲得した顧客は、あくまでも「楽天市場内」でのメルマガ、
メール配信によってしか、追客施策を行えないという仕組みです。
ヤフーショッピングは、顧客のメールアドレスをそのまま獲得することが
できるため、自社のメール配信システムなどからのメール送付も可能です。
自社システムを利用しなくても、そもそもヤフーショッピングは
メルマガ配信が無料で何度でも行えるというメリットがあります。
ちなみにポンパレモールも、顧客のメールアドレスは「暗号化」されていません。
ただ、ポンパレモールはあまり集客力が強くないので、
メルマガを配信しても反応率は悪いという点があります。
ヤフーショッピングに出店する5つのデメリット
ヤフーショッピングに実際に出店していて、これはデメリット、悪い点だなと思う気付きをまとめました。
(1)ポイント原資や決済手数料などを含めると8%前後の手数料は必要である
これは、ヤフーショッピングが2013年に無料化された際に、
「販売手数料、ロイヤリティも無料」というふうにアピールしたことが
出店検討者に誤解を与える結果となりました。
以前は、ユーザーへのポイント原資も1%からだったものが、
2017年からは2.5%に改定されました。
結果として、販売時には約8%~の手数料が必要となりましたが、
月額固定費用は無料に変わりありません。
クレジットカード決済を導入すれば、どんなECサイトでも4%程度の
カード決済手数料が必要となりますので、ヤフーショッピングの8%の
手数料は、集客力がある点と、モールのイベント性の高さを考えれば
十分に元がとれる手数料とも言えます。
(2)楽天の10倍以上の出店店舗数のため、商品露出の競争が激しい
ここが、ヤフーショッピングの最大のデメリットでもあります。
現役店長として、店舗運営時に最も感じるのが、楽天市場よりも
ヤフーショッピングの方が、商品が上位に表示されにくいという点です。
これは、出店店舗数が51万店舗、楽天市場の10倍以上あるため、
商品数も非常に多い状態になっているためです。
2016年度のヤフー公表では、ヤフーショッピング内の商品点数は
2.7億商品が登録されていると発表がありました。
ヤフーショッピングでネット販売する商品をページ上位に表示させるのは
楽天市場以上に至難の業ということがお分かり頂けるかと思います。
(3)PRオプションなどの広告利用を実施しないと商品露出がされにくい
先の商品登録数が、2.7億商品という点からもお分かりになると思いますが、
ユーザーに対して、自分のネットショップで販売している商品をいかに露出させるか
という点は非常に難しいポイントです。
ヤフーショッピングでは、商品露出の為の施策として、
「PRオプション」という広告を用意しています。
これは、バックヤードシステムのストアクリエイターProで設定できます。
広告料率を設定することで、商品検索時の順位の優遇が受けられるというものです。
PRオプションには、ある「しきい値」があるのをご存じでしょうか?
ECコンサルタントがPRオプションを提案してくる時、
2017年9月の時点では、料率を「7%」に設定すると、
ソフトバンクユーザーとヤフープレミアム会員への露出が強化される
設定となっているようです。
PRオプションは広告ですから、「7%」設定すれば、
ユーザーに「7%」ポイントを還元できるわけではありません。
場合によっては、PRオプションを使わず、店舗の還元ポイントを7%プラスして、
基本ポイント2.5%と合わせて
「店舗還元ポイント10倍」
という高ポイント還元率を提示したほうが
転換率の向上につながる可能性もあります。
この場合は、商品露出には影響はありませんが、
ポイント10倍というキーワードを商品名かキャッチコピーに
入れ込むことで、ポイント10倍商品を検索するユーザーには
商品を露出させることが可能となります。
(4)商品数が多い店舗は、管理画面であるストアクリエイタープロは使いにくい
当店では、約3000点の商品を登録していますが、さすがに3000点の商品を
入替する場合に、商品1点ずつ対応という時間のかかる対応はできません。
店舗担当者も一人だけですから、商品メンテナンスを行う際には、
必然的に「CSV一括登録機能」を利用することになります。
ヤフーショッピングと楽天市場のCSVの仕様の最大の違いは
ヤフーショッピングには「商品画像URL」の指定項目がない
という点です。
楽天市場の場合は、商品画像と商品データを紐づけるための項目が用意されているため、
商品画像は、「FTPソフト」を利用して、一括でアップロードしたうえで、
商品データCSVに、アップロードした画像のURLを記載することで、
商品画像と商品データCSVを別々にアップロードした後で合体させることができます。
ヤフーショッピングでは、この方法が使えません。
ヤフーショッピングでも画像ファイルを一括でアップロードはできますが、
商品データCSVと画像の紐づけは「商品ID」と同じ画像ファイル名を付ける事が必要です。
例えば、商品IDが「shouhin001」というIDだった場合、
ヤフーショッピングでは、画像ファイル名は以下のルールでつける必要があります。
■1枚目:shouhin001.jpg
■2枚目:shouhin001_1.jpg(商品ID+「アンダーバー」+「1」)
■3枚目:shouhin001_2.jpg(商品ID+「アンダーバー」+「2」)
商品画像は商品IDと自動的に紐づけられる仕組みであるため、
ヤフーショッピングでは、商品画像名を上記ルールでつけなくてはならないデメリットがあります。
ただし、多店舗運営をしていて、外部の商品連携サービスを利用している場合は、
楽天市場の商品データを自動変換して、商品画像を付け替えてくれるサービスもありますので
CSV登録が難しいという店舗さんは、商品連携サービスの利用を検討される方がよいでしょう。
(5)集客力が「ソフトバンクユーザー」メインとなるため、楽天市場ほどの集客力はない
これは、今後に期待するポイントでもありますが、楽天市場と比較した場合、
ヤフーショッピングは、ヤフープレミアム会員とソフトバンクユーザーという
ふたつの「ロイヤルカスタマー」への集客力への影響が強く、それ以外の
一般的ユーザーの取り込みという意味ではまだまだ楽天には及ばないと思います。
楽天市場は、その方針からもわかるとおり、「店舗ありき」という運営スタイルです。
店舗の独自性を尊重し、楽天市場ならではの賑わいや特別感のある
魅力的な商品が多い印象です。
ヤフーショッピングの場合、楽天市場に出店している店舗が
多店舗展開として、出店している場合を除けば、楽天市場を退店して
ヤフーショッピングに出店した店舗や、月額固定費が無料という点を
重視して、ヤフーショッピングに出店している店舗が多いです。
また、ヤフーショッピングは楽天市場と比較して、
季節需要・ギフト需要に弱い
という印象があります。
筆者は、約1年以上ほとんど毎日楽天市場のデイリーランキングと
ヤフーショッピングのデイリーランキングトップ20位までを見続けてきています。
その上で、ヤフーショッピングのランキング商品は、
母の日でも花は少なく、楽天市場でトップ20位のうち、70%が母の日ギフト商品になるのに対して、
ヤフーショッピングは、5%程度のランクイン率でした。
父の日も同様。楽天市場はギフト需要にも強いモールであるという印象です。
ヤフーショッピングに実際に出店して4年間の現役店長の感想
現役店長として、ヤフーショッピングへの出店が無料化される以前から
出店している感想を書いてみようと思います。
ヤフーショッピングでの当店の売上推移データをまとめてみましたので
まずは以下の売上状況を見ていただければと思います。
約3年前の当店ヤフーショッピングでは
月商50万円前後のネットショップでした。
それが、2016年には
平均月商が144万円に成長。
2017年8月までの平均月商は
231万円と月商200万円以上に成長しています。
直近の7月の月商は、420万円を記録していますが、
これは、猛暑傾向にあったため飲料製品が売れたことが原因です。
2015年に出店している頃は、ヤフーショッピングには
正直たいした「期待」もしていませんでした。
2016年頃から、ヤフーショッピングが
ヤフーカードとプレミアム会員優遇しだしてから
売上が伸び始めました。
その後、2017年にはソフトバンクユーザーの優遇施策を強化し
毎月「ウルトラセール」を開催し、高ポイント還元セールを
実現しだしてからは、売上の波がさらにアップした印象です。
当店としては、正直なところ、楽天市場と比較して
ヤフーショッピングはほぼ「自動販売機」的な運用をしていました。
商品は並べていますが、メルマガ発行も不定期。
ポイント施策などはほとんど実施していませんでした。
ヤフーショッピングで行った店舗運営施策としては、
「PRオプション」を3%で運用していた程度です。
ただ、今年の夏は、このPRオプション料率を「7%」まで引き上げ
露出強化をはかりました。
その結果が、7月の売上増、月商420万円達成にも
繋がっていると感じています。
ヤフーショッピングとBASEの違い
ヤフーショッピングの出店料が無料となってから、
無料ネットショップ構築サービスの BASE と比較されることが増えました。
BASEは、ネットショップの構築が非常に手軽に行える
「インスタントEC」と呼ばれるサービスです。
BASEも基本的に月額固定費は無料でネットショップを開設できますが、
販売成立時に、決済手数料が約4%程度必要となります。
BASEはあくまでも自社ECサイトの部類となりますので、
ショッピングモールタイプのECサイトとは集客面が全く異なります。
集客は自分で行う必要がある分、BASEよりもヤフーショッピングの方が
売上を作りやすいネットショップだと思います。
ヤフーショッピングへの出店の前にやっておくべき大切なこと
ヤフーショッピングへの出店には当然ながら審査があります。
ライトプランであれば、個人の出店も可能ですが、
プロフェッショナルプランであれば、最低でも個人事業主以上、法人で
なければ審査に通ることはありませんので注意しましょう。
また、ネットショップ開業の際に必要となる、特定商取引法に関する表記の
内容を準備しておくことをおすすめします。
ヤフーショッピングの手数料の支払い方法は「クレジットカード」が必須条件ですので
クレジットカードを用意しておく必要があります。
あと、これはヤフーショッピング以外のネットショップにも言えることですが、
ネットショップを本気で開業、運営するつもりであるならば、
店舗責任者、店舗担当者を必ず一人は「常住させること」を心がけてください。
ネットショップで失敗するパターンとして、ネットショップを自動販売機に
してしまうということがあります。
当店も、月商50万円程度でうろうろしていたころはまさに「自動販売機」にしていました。
月商が100万円以上で安定したのは、店舗担当者を付けたことにあります。
これは、人件費という固定費がかかることになりますが、
必ず、一人は日中パソコン前にいる店舗担当者を配置するようにしてください。
ヤフーショッピングへの出店についてのまとめ
ヤフーショッピングの運営を4年間行ってきた現役店長の目線で
ヤフーショッピング出店を検討されている方の参考になればと思い、
様々な角度からヤフーショッピングを考察してきました。
ヤフーショッピングは、無料化されてから、出店店舗の数は51万店舗を超え、
出店商品数も2.7億商品を超えて、現在ではおそらく3億商品近くまで増えていると思います。
出店店舗が多ければそれだけ「競争」は激しくなります。
競争が激しいとはいえ、ヤフーがヤフーショッピングへ対して行う
販促費用は、年々増加傾向にあり、2016年中は、約500億円を販促の予算として
投下してくれています。
多くは利用者へのポイント還元の原資として資本投下されていますが、
こうした、ショッピングモール側で集客強化とユーザー還元強化を
実施してくれる面では、楽天市場よりもヤフーショッピングの方が太っ腹と言えます。
これからもヤフーショッピングの成長は続いていくことは間違いないと思いますので
ネットショップの出店を検討されている方には、ヤフーショッピングの出店は非常におすすめです。
ただし、競争は激しく、商品露出は楽天以上に難しいこと。PRオプションなどの広告利用は
必須対応のひとつであることを踏まえて、店舗運営の戦略を立てる必要があります。
売れるネットショップの作り方とは、
売場を見極め、売れる商品を、売れる位置に表示させること
これを継続して、リピーターを増やし続けることに他なりません。
参考になれば幸いです。