楽天市場出店の評判

楽天出店10年目の現役店長が教える楽天市場出店の評判と感想

楽天市場出店の評判
目次

楽天出店10年目の現役店長が教える楽天市場の評判と感想とホンネ

楽天市場に出店して今年で10年目の現役楽天店長が、
楽天市場への出店の評判と実際の所、どんなメリット、デメリットがあるのかを
包み隠すことなく、すべてをご紹介したいと思います。

この情報が楽天市場への出店を検討されている方のお役にたてれば幸いです。

楽天の流通総額について

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楽天の公式発表によると
楽天の国内EC流通総額は
2016年4月~2017年3月で、
3兆円を突破しています。

【出典】国内EC流通総額(取扱高)|Rakuten

経済産業省が2017年4月24日に発表した2016年の
「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、
2016年における日本国内のEC市場規模は、前年比9.9%増の15兆1358億円まで拡大していると発表されています。

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【出典】平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

楽天が3兆円の流通額ですから、楽天だけで国内EC市場の20%を占める割合となっています。

楽天のEC規模の大きさがお分かり頂けたでしょうか?

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楽天市場とAmazonの違い

楽天市場とAmazonについて、出店する場合は何が違うのか?
ネットショップを運営する側として、楽天とアマゾンの違いは
商品を購入する側、ユーザー目線とはまるで異なるほどに雲泥の差があります。

ひとことで言うならば、感覚的には出店型か出品型かという違いになります。

楽天市場=ネットショップの集合体・テナント出店型
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Amazon=Amazonの中に商品を出品する出品型
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楽天市場は、自分のネットショップを自分の好みのデザイン、カラーで作成できます。
バナーも自由ですし、お店独自のカラーやオリジナリティを全面的に打ち出すことができます。

Amazonは、あくまでも「Amazon」の中に商品を出品するイメージです。
一枚目の商品画像に文字入れは禁止、背景も基本的に「白」のみOKです。
徹底されたAmazonカラー、カタログ的なシンプルレイアウトに統一されていて、
ネットショップ独自のバナーやオリジナリティはみじんも出すことができません。

どちらが良い悪いという話ではなく、どちらにもメリットデメリットが存在するので、
可能であれば、楽天市場とAmazonの両方に出店、出品するべきという結論です。

現役店長は、楽天市場、Amazonの両方に出店していますが、
やはり、それぞれのもつメリットを享受できていますので
どちらかを選ぶという選択よりも、どちらも選ぶ方が売上的にも大きくなると思います。

また、AmazonはAmazonプライム会員、楽天市場は、楽天会員と、それぞれ会員層が異なります。
売場事に異なる固定客がついていると思えば、どちらかを選ぶという出店方法は、
片方のお客さんにアプローチできなくなるという「機会損失」にしかならないとも言えます。

楽天市場のアクセス数について

楽天市場に訪れるユーザーは、月間何人くらいいるかご存知でしょうか?

2017年7月にツールで調査した結果をご紹介いたします。

楽天市場の月間訪問人数は「2億4千万人」でした。

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参考までにAmazonの月間訪問人数と比較してみましょう。

Amazonの月間訪問人数は、なんと「4億2千万人」でした。

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楽天市場よりもAmazonの方が、アクセス人数は多いことがわかりました。

ただ、流通総額では、楽天は2016年度において
3兆円を突破していますが、Amazonは、1.1兆円と発表されています。
楽天の流通額には、楽天市場・楽天トラベルなど楽天グループの総流通額となりますから仮に50%が楽天市場の流通額だったと仮定した場合は、1.5兆円規模のモールとなります。
楽天市場の方がAmazonよりも流通額では上回っていることとなります。

日本国内において、事業者が出店可能なECモールでは、楽天市場とAmazonの2強と言えるでしょう。

楽天市場に出店する5つのメリット

では楽天市場に実際に出店するメリットについて、現役店長の立場から
メリットをご紹介したいと思います。

(1)年間の流通総額は3兆円!日本国内ナンバー1

楽天市場へ出店する最大のメリットがこの「流通額の大きさ」です。
楽天市場は国内では最も大きなショッピングモールです。
人気のネットショップなら、月商1億円以上を売り上げることも事実として可能と言えます。
ヤフーショッピングやWowmaなどの成長性のあるショッピングモールでも、楽天市場の流通額には遠く及びません。


(2)楽天スーパーポイントの流通&人気度が国内ナンバー1

楽天市場の人気要素として、流通しているポイントが「楽天スーパーポイント」であることも大きなメリットです。
楽天スーパーポイントは楽天市場以外にも多くの実店舗サービスで利用できます。楽天スーパーポイントの詳細については以下のページにまとめていますので参考にしてください。

【参考】楽天スーパーポイントが利用できる場所、使えるお店のまとめ

楽天市場への出店についてはこちら


(3)楽天市場運営側での毎月開催イベントによる集客力で売上3倍!

楽天市場はショッピングモールという形式でのネット販売になりますが、自社ECと大きく違うのが、「集客力」です。
楽天市場では、ほぼ毎月イベントを開催しています。
「お買い物マラソン」「ポイントアップ祭」と「楽天スーパーセール」では、ポイントが最大で20倍以上になることも。
楽天スーパーポイントを貯めているユーザーは、このセール期間を狙って楽天市場で買い物をする傾向があります。
当店でも、お買い物マラソンや楽天スーパーセール時は、通常の売上の三倍以上になりますので、
これは、モールに出店している大きなメリットだと痛感しています。


(4)専任のECコンサルタントが付き、ショップ運営をサポートしてくれる

これもサポートしてくれるスタッフがいるという安心感を得られる点がメリットですね。
BASEやSTORESなどのインスタントECなどは、出店料が無料ですが、専任サポートはつきません。
ついでに言えば、売上を上げるためのサポート、コンサルタントはいませんので、
全てにおいて、自分で考えて店舗運営をしていかなくてはなりません。

楽天市場では、出店店舗に必ずECコンサルタントがつきますので、
困ったことがあれば、いつでも電話相談も可能です。


(5)楽天市場のなかで特定カテゴリの「第一店舗」になれれば、「月商億越え」も可能

最初のメリットとも重なりますが、やはり流通額が大きいことと、
ヒット商品が生み出せれば、月商で数千万円~数億円などの売上も夢ではないショッピングモールであることです。
筆者はAmazonにも出店していますが、総合的に年商1億円になるショップは存在しますが、1つの商品で、億という売上を作るのは
Amazonのなかでも至難の業と言えます。
楽天市場では、月商で億を超えるショップも多数存在していますので、夢は広がりますよね。


楽天市場に出店する5つのデメリット

楽天市場に出店する際の「デメリット」マイナス要素についても
現役店長の視点から、いくつか実例をご紹介したいと思います。

(1)出店費用などの固定費が国内モールのなかでは一番高額

出店料、販売手数料、機能オプション料金などが、やはり国内モールでは最も高く設定されているため
固定費が高額になる傾向にあります。
ただし、楽天市場で売れるネットショップになれば、固定費を大きく上回る売上を作ることができるのも事実です。
売れるネットショップであれば、出店費用は決してデメリットではなく、コストパフォーマンスの高いモールとも言えます。
楽天市場の出店費用については、以下のページでまとめて紹介しています。

【参考】楽天市場の出店に1年間で必要な費用のまとめ|プラン比較


(2)販売手数料やオプション手数料も比較的高額

楽天市場では、販売時の手数料として、カード決済手数料、ポイント原資、アフィリエイト手数料などがかかります。
もろもろの手数料を合わせれば、約10%前後が販売時に必要となります。
また、商品登録をCSVで行うには、月額1万円の利用料が必要です。
定期購入機能を使うのにも月額5000円程度が必要ですし、メールマガジンの配信も、週一回は無料ですが、それ以上になると、1通あたり0.7円程度必要です。
他のモールと比べた場合、とにかく何かすれば、お金がかかるという印象があるのも事実です。


(3)各ジャンル(カテゴリ)毎に人気ネットショップが既に存在しているので新規参入が難しい

これも大きなデメリットですね。
もし、あなたが楽天市場に出店を検討しているとして、同じ商品を販売しているショップはどれだけあるでしょうか?
型番とよばれるメーカー品を販売する場合は、さらに価格競争にも勝たなくてはならないため、よほど仕入価格で優位に立てなくては
楽天市場に新規で出店しても、売上を満足に作ることはできないでしょう。


(4)顧客リストは持ち出せない(メールアドレスもマスク化されている)

これは、楽天市場以外にも言える事ですが、多くのショッピングモールは、その顧客の流出を防ぐために
メールアドレスを「マスク化」、すなわち暗号化している場合があります。
メールアドレスは立派な顧客リストですし、個人情報でもあります。
よく、楽天市場で集客して、自社ECサイトへ誘導するネットショップがあると聞きますが、
こうした行為は当然ながら禁止事項ですので、楽天市場の顧客に対しては、楽天市場内でお付き合いを徹底するようにしましょう。


(5)専任のECコンサルタントが頻繁に変わるため、ECコンサルレベルが安定しないこと

これは、多くの楽天出店者が思っていることだと言えます。
楽天市場では、年に二回、楽天市場出店者の集うイベントがあります。
年初に行われる「楽天新春カンファレンス」と夏に開催される「楽天EXPO」です。
このイベントでは、全国から楽天店長が集まり、フォーラムでの勉強会や
親睦会での情報交換を行うのですが、多くの店長さんは、ECコンサルタントの交代に
非常に不満を持っていることがわかりました。
当店も同じく、ECコンサルタントがほぼ毎年変わっています。
良いECコンサルタントに当たれば、売上はどんどん伸びていきますが
逆に悪い(というか接点が薄い)ECコンサルタントにあたれば、売上は減少していく傾向にあります。


楽天市場に実際に出店して10年間の現役店長の感想

当店は楽天市場に出店して、ちょうど10年が経過しました。
そして、本日現在も楽天市場内のいち出店者として店舗運営を行っています。

実際に体験した感覚となりますが、楽天市場に出店した感想をいくつかご紹介いたします。

●やはり、国内NO.1は伊達じゃない。一番売れるショッピングモール
●安定した売上(月商平均1300万円)を稼ぎ出せるモールである
●成長性も高く、未だ新規顧客を獲得しつづけられること
●BtoCと思いきや、意外に「BtoB」の販売になる傾向がある
●消耗品などに固定客がつけば、自然とリピーターになってくれる傾向がある

ざっとあげただけですが、このくらいの恩恵を楽天市場で受けています。

当店では、楽天市場をはじめ、Amazon、ヤフーショッピング、Wowma、ポンパレモール他、
自社ECサイトや認知の低いモールでもネット販売を行っていますが、
楽天市場が全体の50%の売上を作っています。

直近一年間の当店の楽天市場の売上状況をここに公開しておきます。
当店は日用品ジャンルのネットショップですので、多くの商品は型番とよばれる
どこでも手に入る、同じものが沢山の店舗で売られているという汎用消耗品ばかりです。

それでも、ここまでの月商を継続できているのは、楽天市場の集客力と流通力にあると言わざるを得ません。

当店楽天市場の直近の売上状況

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当店楽天市場の月商の昨年対比

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現役店長が教える!楽天市場に出店したほうがいい3つのジャンル

楽天市場出店の評判
現役店長として、楽天市場こそ出店したほうがいいという店舗ジャンル、商品ジャンルのオススメを
ご紹介いたします。

楽天市場では、日用品や消耗品などをはじめ、家電やファッション、ベビー用品から工具まで
ほぼ売っていない商品はないというほどに全カテゴリのネットショップが集結しているモールです。

その中でも、これから新規に参入して、楽天市場内で売れるネットショップになれる
可能性があるネットショップは
実はそれほど多くないという事実があります。

理由は、「先行者メリット」がすでに享受されている人気ショップが固定化されているため、
同一ジャンルで新規出店をした場合は、先に出店している同ジャンルネットショップに勝つのは
非常に難易度が高いためです。

例えば、今の時期なら、土用の丑の日の「うなぎ」などは、こちらのネットショップが
楽天市場ではナンバー1店舗だと思います。

【参考】うなぎ屋かわすい 川口水産

また、年末のおせち料理なら、有名なネットショップですが、「博多久松」がナンバー1と言えます。
ここは、おせち料理だけで、月商1億円をゆうに超えて、月商10億円規模のショップに成長しているそうです。

以下のジャンルの商品をお持ちの方は、是非楽天市場への出店を前向きに検討してみてください。

楽天市場に出店したほうがいい3つのジャンル

楽天市場への出店の前にやっておくべき大切なこと

この記事を読んでいただいている方は、少なくとも「楽天市場」に興味があってのことと思います。

楽天市場へ出店するメリットとデメリット、楽天出店歴10年の現役店長の感想と出店者の評判などは
お分かりいただけたのではないかと思います。

もし、ご不明な点やもっと知りたいことがありましたら、
お気軽にお問合せか、コメント欄よりお尋ねください。

楽天市場に出店してみようかなぁと感じていただいた方は、
まず最初にやるべきことは、「出店」ではありません!

まずは、実際に楽天市場に出店した場合にどれだけの費用がかかり、
どの程度の売上が見込めるのかということを調査するために資料請求することをおすすめします。





なぜ、資料請求をした方がいいのか?

楽天市場で資料請求すると、現役店長のように、実際に楽天市場に出店して、
ある程度の成功をおさめたネットショップの事例のまとめ資料を読むことができます。

この資料の良いところは、出店した直後から、現在までの売上推移グラフなどが
正確な数字とともに紹介されているという点です。

簡単に「月商●●万円の売上ができます!」

というのではなく、ネットショップ出店直後は
どのショップもほとんどが「売れないネットショップ」を経験しています。

売れない時期をいかに過ごして、現在の「売れるネットショップ」に成長できたのか、
そのきっかけや、苦労、やってよかったテクニック的なことなども
出店者の声として、真実を知ることができるのは、楽天市場が発行している資料が
もっとも信頼できるものだからです。

確かに、出店店舗の多くは月商100万円以下のネットショップであることは否定できません。

しかし、その逆に、月商1000万円以上、1億円以上のネットショップも間違いなく存在しています。
筆者の楽天市場のショップもそのひとつです。
この記事を書いているのが2017年7月ですから、先月の当店楽天市場の売上をご紹介します。

楽天市場出店の評判

当店も、月商平均が1300万円ですから、年商で言えば、1億5千万円のネットショップを
楽天市場で運営しています。これも事実であり、数字に偽りはありません。

現実を真摯に受け止めるところこそ、本当の意味でのスタートラインに立てると思います。

また、資料請求をすると、楽天の営業マンから電話がかかってくるということを
心配される方も多いと思います。

現役店長も、約10年前に楽天市場に資料請求を行った際には
それはそれは、毎週毎週営業のお電話を何度もいただいた記憶があります(笑)
しつこすぎて、最後は大激怒して終わったことも記憶しています。

2017年現在、楽天市場が目指す方向性は「顧客満足度の最大化」「クオリティの向上」です。

楽天市場に限らず、資料請求した場合は、
どのネットショップサービスでもメールと電話はかかってきます。

楽天市場は不必要な営業電話などは、以前に比べて圧倒的に改善されていますので
その点は安心して資料請求していただいて大丈夫です。

楽天市場の資料請求



楽天市場への出店についてのまとめ

楽天市場は、日本国内においては、実績、流通総額、集客力については
やはり総合的にナンバー1といえるほど「売れるショッピングモール」です。

特に、季節需要、イベント需要の商品、母の日、父の日、お中元、お歳暮、おせち料理などは
Amazonやヤフーショッピングでは到底かなわないほどに、強いショップと
ユーザーからの需要があるモールで、季節需要を制するネットショップなら、
年商1億円以上になることも可能です。

ジャンルによっては、年商10億円~100億円以上という凄まじいネットショップも存在します。

季節需要はヤフーショッピングなどではまだまだ弱い傾向にあります。
Amazonも、もともとのモールスタンスが、カタログ通販的な見せ方をよしとしてきた
簡素なデザインだったこともあり、季節需要系、グルメジャンル系は楽天よりもかなり弱いです。

癖がある分、その癖を楽しみたいというユーザーが多いのが楽天市場ともいえます。

本気のネットショップを出店、開業するなら遅かれ早かれ、楽天市場への出店は
避けて通ることなどできないと、現役店長の立場から自信を持ってお伝えいたします。

参考になれば幸いです。




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