LPとは?ランディングページのメリット
LPとは(ランディングページとは)
ランディングページとは、最近はやりの単品リピート通販システムなどよりもずっと以前から存在しているウェブサイトの形式のひとつです。
ランディングページとは、その意味からすると「ランディング(着地)するページ」という意味で、主にはGoogleなどのキーワード検索に対して、流入する最初のページ(着地ページ)を意味します。
これは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの検索時に、SEO対策によって上位表示されたページのリンク先に用意することを目的とした説明内容が縦に長く、スクロールしていく事が前提となるウェブページの事です。
ショッピングモール大手の楽天市場
などで売れているネットショップの傾向にも通ずるところがあるのですが、商品説明をしっかりと画像と説明文で行い、ユーザー、消費者の購買意欲をあおるような商品ページを作成するケースが良くある事例です。
ランディングページに着地して、ユーザーの「コンバージョン(転換率)」を獲得することを目的とした特設ページ的な意味あいもあります。
ランディングページは一般的には「LP(エルピー)」と略されることが多いのですが、通販ページであれば、商品の注文につなげることを目的として制作されるページです。
では、次にランディングページ(LP)のメリット・デメリットについてご説明いたします。
LP(ランディングページ)のメリット・デメリット
LP(ランディングページ)のメリットとしては、リスティング広告などの着地ページとして、そのページに掲載されている商品やサービスの説明を集中的に行う為、転換率(コンバージョン率)が高まるというメリットがあります。
リスティング広告でもっとよもくある失敗事例は、せっかく費用をかけてリスティング広告を実施したのに、そのランディングページ、着地ページとして専用ページが用意されていないため、クリックを獲得できても離脱されてしまうというケースです。
ランディングページ(ここでは、意図的に説明を充実させた縦長ページを指します)が用意されている場合は、関連するキーワードでページに着地した後に、ページの内容を読み込んでくれる可能性が高まり、商品やサービスの利用に直結する可能性が高まります。
ランディングページのデメリットとしては、ページの説明内容が冗長になると、商品やサービスの具体的な内容を確認する前にユーザーが離脱してしまう可能性があるという点です。
また、LPの特性として、「LP、ランディングページそのものには集客機能はない」というデメリットもあります。
LPさえ用意すれば、商品やサービスが飛ぶように売れると思われる方もおられるのですが、実際には、どんなに費用をかけてランディングページを制作しても、それを見てもらうための集客は別で対策しなくてはなりません。
その為、LP制作と同時に、GoogleやYahoo検索に対するリスティング広告、ディスプレイ広告の提供がセットになって販売されているサービスも存在します。
リスティング広告自体は、Googleなどの検索エンジン提供企業がしっかりとしたルールのもと提供されている仕組みですが、それを「代行する業者」にも、注意が必要です。
2018年におけるリスティング広告、CPC広告などのクリック単価はキーワードにもよりますが、ワンクリック100~500円というクリック単価も珍しくありません。
そのため、リスティング広告を出稿するには、ある程度まとまった予算が必要となります。
自分で対応してもクリック単価が高額傾向にある上、リスティング広告代行業者に依頼した場合、代行手数料が発生します。
筆者も何度か東京のリスティング代行業者に見積もり依頼を行ったのですが、やはり高い成果を求めるのであれば、月額30~50万円程度の広告予算は必要だと感じました。
ランディングページ制作に加えて、リスティング広告の利用料を合わせると、非常に高額な費用、予算が必要となります。
誰でも名前を知っている一部上場企業であれば、こうした予算も億単位で組めるかもしれませんが、中小零細企業、個人事業などであれば、会社の存続すら危うくなるほどのコストになることもありえます。
特に、小さな会社、個人事業主などの方は、広告掲載に対して、売上規模が小さいという傾向があるため、最初のうちは、とにかくイニシャルコストとランニングコストを抑えることを優先することをおすすめします。
ECにおけるLPの役割について
EC市場における、LPの役割としては、最もメジャーなランディングページの活用例は、健康食品や化粧品、サプリメントやダイエット食品などの単品リピート通販の商品ページとして利用されるケースが多いです。
単品リピート通販は、つい最近「平成28年改正特定商取引法」という法律が施行され、商品ページ上に、総額表記や解約条件などの記載が義務付けられました。
単品リピート通販、定期購入通販などは、多くの企業が「初回無料」「お試し無料」「初回サンプルプレゼント」など、初回利用のハードルを下げることで成約率を高め、実際には、初回だけの契約ではなく、半年以上の定期契約を通常の料金で契約させるといった一種の悪徳商法的な販売手法が横行していました。
こうした問題から、定期購入通販に関するトラブルが急増したことが原因で、「平成28年改正特定商取引法」が施行されることになりました。
ネットショッピングでも定期購入、サブスクリプションは、日用品や食品など、定期的に購入が必要な商品との相性が良いことと、一度定期購入を契約してくれたユーザーは、その後も継続的に商品を購入し続けてくれるケースが多い為、LTVが高まりやすいというメリットがあります。
EC市場は、2017年には16兆円規模の市場となり、商品出品数も年々増え続けている拡大市場です。
商品比較、価格比較が行われやすい型番商品などは、LPを如何に最適化してユーザーを取り込むかが重要となってきます。
また、以前はネット通販の主な利用デバイスはパソコンが中心でしたが、現在はスマホからのアクセスが半数以上、商品ジャンルがアパレル系などになると、60~70%がスマホ経由というデータがあります。
楽天市場などの商品ページの多くが、パソコン用に最適化されたLP的商品説明であるため、スマホユーザーには、少々冗長すぎる長さになってしまっている店舗さんも見受けられます。
今後は、スマホページに最適化したLP(長すぎず、端的な説明ページ)も用意ことが転換率アップには重要だと思います。
LPのまとめ
今回はLP(ランディングページ)について、現役店長が現状のEC市場の状況と合わせてご説明いたしました。
LPは、それ単体には集客能力はないため、リスティング広告やSNSなどの集客、オウンドメディア構築によるSEO対策などが重要となります。
また、スマホからのアクセスが増え続けている傾向にありますので、PC用に作成したLPではスマホユーザーには敬遠される傾向もあることを理解しておかなくてはならないと思います。
スマホユーザーと親和性が高いのが、商品紹介動画など、ムービーによる商品訴求です。
スマホユーザーには、動画でLP的な商品説明を提案するのも、今後のスタンダードになるかもしれませんね。
また、LPを制作するサービスとしては、カラーミーリピート
というサービスなら、月額わずか9800円という業界最安値でLPつきのフォームを作成することができるのでおすすめです。
今回の記事の内容が、ネットショップのLP(ランディング・ページ)について調べられている方の参考になれば幸いです。