ネットショップで発送した商品が「割れていた」「壊れていた」「液漏れしていた」など、お客様から破損の連絡を受けることがあります。
商品破損の連絡が届いたときは、原因を決めつける前に状況を確認し、お詫び・交換または返金・破損品の返送方法・今後の流れを分かりやすく案内することが大切です。
この記事では、ネットショップで使える商品破損のお詫びメールを、状況確認・交換・返金・一部破損の4パターンに分けて紹介します。
すべての文例は「この文例をコピーする」ボタンからそのままコピー可能です。注文番号・商品名・数量・日付を差し替え、商品や配送方法、自社の返品・交換条件と実際の手配に合わせて調整してご利用ください。店舗からお客様へ送る文例です。
- 1 商品が破損していたと連絡が来たら最初にすること
- 2 破損状況の写真をお願いしてもいい?
- 3 商品が破損していたと連絡が来たときの最初のお詫びメール例文
- 4 破損した商品を交換する場合のお詫びメール例文
- 5 破損した商品の返金対応をする場合のお詫びメール例文
- 6 商品の一部だけが破損し、部品や一部商品を再送する場合のメール例文
- 7 商品破損のお詫びメールの件名例
- 8 商品破損のお詫びメールに入れたい7つの情報
- 9 商品破損のお詫びメールで避けたい5つの対応
- 10 商品破損を減らすためにネットショップ側で見直したいこと
- 11 商品破損のお詫びメールについてよくある質問
- 12 商品が破損したときのお詫びメール例文まとめ
商品が破損していたと連絡が来たら最初にすること
商品破損の連絡を受けた場合、最初に「配送会社のミスです」「お客様の扱い方が原因です」と判断するのは避けましょう。
まず注文情報、破損した商品と数量、到着日を確認し、交換・返金などお客様への対応を決めます。原因を調査中でも、何を確認し、いつ次の案内をするかは先に伝えられます。
- 注文番号・商品名・破損数量・到着日を確認する
- 破損箇所と商品の状態を確認する
- 外箱・梱包材にも損傷があるか確認する
- 交換品の在庫を確認する
- 交換・返金など対応方法を決める
- 破損品の返送・回収方法を案内する
- 必要に応じて配送会社へ事故状況を確認する
配送中の事故なのか、梱包不足なのか、発送前から商品に不具合があったのかは、確認してみなければ分からないことがあります。
お客様への返信では、原因究明を待たせるよりも、まず「ご迷惑をおかけしたことへのお詫び」と「これからどう対応するか」を早めに伝えることを優先しましょう。
破損状況の写真をお願いしてもいい?
破損箇所や梱包状態の確認に写真が役立つ場合は、実際に確認に使う箇所を絞って依頼します。写真がないことだけで一律に対応を断らず、撮影が難しい場合は別の確認方法を相談できるようにしましょう。
写真が必要な場合は、「破損状況と回収方法の確認のため、可能でしたらご協力いただけますでしょうか」など、依頼の理由も一緒に伝えると丁寧です。
- 破損している商品全体
- 破損箇所のアップ
- 外箱・配送箱
- 緩衝材など梱包状態
ガラス片や液漏れなど危険がある場合は、撮影のために触ったり、使用・通電して確かめたりするよう求めないでください。撮影や保管が難しい場合は、その旨を連絡してもらい、別の確認方法や回収手順を相談します。
商品・外箱は、安全に保管できる範囲で残してもらう
配送会社の事故確認で、内容品と外箱が必要になる場合があります。日本郵便は、ゆうパック等の損害賠償手続きで内容品と外装の保管を案内し、ヤマト運輸も破損を確認するまで荷物を保管するよう案内しています。
そのため、確認前に「破損品は処分してください」と一律に案内しないようにしましょう。ただし、保管による危険がある場合は安全を優先し、商品と状態に合う方法を確認します。店舗側では次の確認日を管理し、いつまでも保管を求める状態を避けてください。
公式確認先:日本郵便「汚れていた・濡れていた・壊れていた場合」/ヤマト運輸「受け取った荷物が破損していた場合」(2026年10月17日確認)
配送サービスの事故申告期限や必要資料は個別に確認し、店舗への相談期限と混同しないようにします。
商品が破損していたと連絡が来たときの最初のお詫びメール例文
交換・返金のどちらにするか、まだ決まっていない場合の文例です。すでに確認できている項目は削除し、追加で必要な情報だけお願いしてください。次の連絡日時は、確認結果が出なくても状況を報告できる時刻にします。
【件名】お届け商品の破損についてのお詫びと確認のお願い【〇〇ショップ/注文番号〇〇】
〇〇様
〇〇ショップの〇〇です。
お届けした「〇〇」が破損していたとのこと、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
状況と交換品の在庫等を確認し、〇月〇日〇時までに、交換・返金など今後の対応をご案内いたします。
確認のため、次の内容をお知らせいただけますでしょうか。
・破損している商品と数量
・破損箇所と、気付かれた際の状態
・外箱や緩衝材にも損傷があるか
破損状況と回収方法の確認のため、可能でしたら、破損箇所と外箱のお写真もお送りいただけますと幸いです。危険がある場合は、撮影のために商品や破片へ触れないでください。
安全に保管できる場合は、当店からの案内まで商品と外箱・緩衝材を残していただけますでしょうか。撮影や保管が難しい場合は、その旨をお知らせください。確認方法を改めてご案内いたします。
お手数をおかけしますことを、重ねてお詫び申し上げます。
〇〇ショップ/担当〇〇
連絡先:〇〇
破損した商品を交換する場合のお詫びメール例文
交換対応を確認し、新しい商品を用意できた場合の文例です。下記は交換品を先に発送し、破損品は別途回収するケースです。商品や配送サービスの条件、実際の対応順序に合わせて変更してください。
【件名】商品破損のお詫びと交換品発送予定のご案内【〇〇ショップ/注文番号〇〇】
〇〇様
〇〇ショップの〇〇です。
お届けした「〇〇」の破損について、ご迷惑とお手数をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
確認した内容に基づき、下記のとおり交換品を手配いたします。
注文番号:〇〇
交換する商品・数量:〇〇/〇点
発送予定日:〇月〇日
到着見込み:〇月〇日頃
配送会社:〇〇
交換品の発送後、追跡番号を改めてご連絡いたします。今回の交換品の送料と、破損品の回収費用は当店が負担いたします。
破損品は、交換品の配達とは別に回収を手配いたします。回収日時を調整するため、ご都合のよい日を〇〇の方法でお知らせいただけますでしょうか。
梱包や取り扱いが難しい状態の場合は、無理に作業せず、その旨をお知らせください。回収手順を確認し、ご案内いたします。
このたびはご期待に沿う状態で商品をお届けできず、誠に申し訳ございません。
〇〇ショップ/担当〇〇
連絡先:〇〇
原因が確定していない段階で配送会社の責任と断定しない
配送中の破損に見えても、梱包不足や出荷前の不具合など別の原因がある可能性があります。お客様には、確認できた事実と店舗として行う対応を伝えましょう。
配送会社へ確認して事実関係が確定するまでは、メール本文で特定の会社や担当者に責任を転嫁するような表現を避ける方が安全です。
交換品の配達と、破損品の回収を同時にできるとは限らない
同時回収を案内する場合は、配送会社との契約・サービスと実際の手配を確認します。「交換品の配達員へ渡してください」と書くだけでは回収できない場合があります。着払い返送なら、回収の段落を返送先・方法・費用負担へ変更してください。
交換品を破損品の確認後に発送する場合は、その条件と発送見込みを先に伝えます。梱包や取り扱いが難しいときは、無理な作業を求めず別の手順を確認しましょう。
発送前の「予定」と、発送後の「完了」を書き分ける
文例は発送予定の案内です。発送を確認したあとは、「〇月〇日、交換品を発送いたしました。配送会社:〇〇、追跡番号:〇〇、到着見込み:〇月〇日頃です」と伝えられます。追跡番号を発行しただけで、配送会社への引き渡しが終わったと案内しないようにしましょう。
破損した商品の返金対応をする場合のお詫びメール例文
お客様と対応を確認し、返金が決まった場合に使います。下記は破損品の返送・確認後に返金するケースです。返送不要や店舗が回収を手配する場合は、その段落を実際の方法へ変更してください。
【件名】商品破損のお詫びと返金・返送のご案内【〇〇ショップ/注文番号〇〇】
〇〇様
〇〇ショップの〇〇です。
お届けした「〇〇」の破損により、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
確認した内容に基づき、下記のとおり返金にて対応させていただきます。
注文番号:〇〇
対象商品・数量:〇〇/〇点
返金予定額:〇〇円
内訳:対象商品代金〇〇円、送料等〇〇円
返金方法:〇〇
手続き予定:返送商品確認後〇営業日以内
破損品の返送料は当店で負担いたします。安全に梱包・発送できる状態かを確認のうえ、次の方法でご返送ください。
返送先:〒〇〇 〇〇県〇〇市〇〇
宛名・電話番号:〇〇/〇〇
返送方法:〇〇便・着払い
返送の目安:〇月〇日までに発送
梱包や返送が難しい状態の場合は、無理に作業せず、このメールへご連絡ください。別の回収方法を確認いたします。
商品を受領し、確認後に返金手続きの予定をお知らせいたします。処理後も改めてご連絡いたします。明細・口座への反映時期は、ご利用の決済サービス等によって異なります。
このたびは、商品をご利用いただけず、お手続きのお手数もおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
〇〇ショップ/担当〇〇
連絡先:〇〇
クレジットカードの返金表現は断定しすぎない
決済サービスによって、売上取消・返金・翌月相殺など処理方法や反映時期が異なります。
「請求されることはありません」と一律に書かず、実際の状態に合わせて返金予定・処理済み・明細への反映を区別します。返送後の受領や返金完了の文例は、返品依頼への返信メールで確認できます。返金額や方法が未定なら、完了を約束する文面ではなく、確認中の一次返信を使いましょう。
商品の一部だけが破損し、部品や一部商品を再送する場合のメール例文
セットの一部、付属品や部品を再送すれば対応できるケースです。部品交換だけで安全に使用できるかをメーカー等へ確認し、お客様の希望と調整してから案内しましょう。再送する品名・品番・数量を明記します。
【件名】商品破損のお詫びと一部商品の再送予定【〇〇ショップ/注文番号〇〇】
〇〇様
〇〇ショップの〇〇です。
「〇〇」の一部に破損があり、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
確認した内容に基づき、下記の商品・部品を再送いたします。
注文番号:〇〇
対象商品:〇〇
再送する商品・部品:〇〇/品番〇〇
数量:〇点
発送予定日:〇月〇日
到着見込み:〇月〇日頃
発送後、配送会社と追跡番号をご連絡いたします。今回の再送と破損品の回収に伴い、お客様へ追加でご負担いただく費用はございません。
破損部分の回収方法は現在確認中です。〇月〇日までに改めてご案内いたします。安全に保管できる場合は、それまで破損部分と外箱を残していただけますと幸いです。保管が難しい場合はお知らせください。
このたびはご迷惑とお手数をおかけし、誠に申し訳ございません。
〇〇ショップ/担当〇〇
連絡先:〇〇
回収不要と判断できた場合は、確認中の段落を実際の案内へ変更します。仕様が異なる商品を送る場合は、その違いを明示し、お客様の了承前に置き換えないようにしてください。
商品破損のお詫びメールの件名例
- 商品破損のお詫びと今後の対応について(〇〇ショップ)
- お届け商品の破損についてのお詫び
- 商品破損のお詫びと交換品発送のご案内
- 商品破損のお詫びと返金手続きのご案内
- 破損商品の返品・交換について
- 代替商品発送のご案内(〇〇ショップ)
件名には「商品破損」「交換」「返金」など、メールの目的が分かる言葉を入れると、お客様が内容を判断しやすくなります。
商品破損のお詫びメールに入れたい7つの情報
- ① 商品が破損していたことへのお詫び
- ② 注文番号・商品名・数量
- ③ 確認できている破損状況
- ④ 交換・返金などの対応方法
- ⑤ 再発送日・返金予定日、未定なら次の連絡日
- ⑥ 破損品・外箱の扱い、返送・回収方法と費用負担
- ⑦ お客様にお願いしたいことと、問い合わせ先
メールの目的は謝罪だけではありません。お客様が最も知りたいのは、「このあとどうなるのか」です。
お詫びに加えて、交換品がいつ届くのか、返金はどう行うのか、破損品をどう扱えばよいのかまで具体的に伝えましょう。「検品を徹底します」という一文だけでは今回の注文がどうなるか分かりません。まず必要な手順を示し、原因と再発防止は確認できた内容だけを伝えます。
商品破損のお詫びメールで避けたい5つの対応
原因確認前に配送会社のせいにする
配送中の破損に見えても、梱包不足や出荷前の不具合など別の原因がある可能性があります。事実確認前に責任を断定するのは避けましょう。
写真送付を強く要求する
事故確認のため写真が役立つ場合はありますが、お客様に追加の手間をかける行為です。必要な理由を説明し、可能な範囲で協力をお願いする表現にします。
交換・返金の予定を伝えない
「確認します」だけで終わると、お客様はいつまで待てばよいか分かりません。即答できない場合でも、回答予定日を案内しましょう。
危険な破損品をそのまま返送させる
割れたガラス・液漏れ・鋭利な破片などがある場合は、お客様の安全を優先します。返送方法は商品と破損状態に合わせて個別に判断してください。
補償の話だけを優先する
配送会社との補償や事故処理は店舗側の業務です。お客様への案内では、まず交換・返金など購入者への対応を優先しましょう。
商品破損を減らすためにネットショップ側で見直したいこと
破損が発生したあとの対応だけでなく、同じトラブルを繰り返さないために梱包・出荷フローも確認します。
- 商品サイズに合った段ボールを使っているか
- 箱の中で商品が動かないよう固定できているか
- 割れ物に十分な緩衝材を使用しているか
- 瓶・液体商品の向きや密封状態を確認しているか
- 発送前の検品結果を記録しているか
- 配送中に壊れやすい商品の梱包方法を標準化しているか
- 破損発生率を商品・配送方法別に確認しているか
破損件数だけでなく、出荷数に対する割合を商品や梱包方法ごとに見ると、見直す対象を考えやすくなります。注文記録には、破損箇所、外箱の状態、梱包方法、交換・回収・返金の進捗も残しましょう。
交換品の発送先と破損品の回収先が同じかも確認します。発送・回収・返金は別々に完了を確認し、交換と返金の二重対応を防ぐため、選んだ方法を記録してください。管理の見直しはEC受注管理の仕組みも参考にできます。
破損・返品・再発送の対応状況をチームで共有したい方へ
複数店舗を運営している場合、通常注文だけでなく、返品・キャンセル・再発送など例外対応の管理も複雑になります。
受注情報や対応状況を一元管理できれば、誰がどの注文をどこまで対応したかを確認しやすくなります。
※サービスの機能・料金・対応モール等は公式サイトで最新情報をご確認ください。
売上は伸びている。でも、利益が思ったより残らない。 先日、月間3,000件ほど受注している店舗さんから、そんな相談がありました。 最初は広告費や仕入れ原価の問題かと思いました。しかし詳しく見ていくと、別の[…]
商品破損のお詫びメールについてよくある質問
商品破損の連絡にはどれくらい早く返信すればいいですか?
注文内容を確認でき次第、できるだけ早く返信するのがおすすめです。交換・返金方法をすぐ決められない場合でも、まずお詫びと「確認して〇営業日以内に回答します」と一次返信しておくと、お客様が状況を把握しやすくなります。
破損商品の写真を送ってもらってもいいですか?
状況確認や配送事故の確認に写真が役立つことがあります。ただし、お客様へ追加の負担をお願いすることになるため、必要な理由を伝えて可能な範囲で協力を依頼しましょう。
配送中に壊れた場合は配送会社に対応してもらえばいいですか?
配送会社との事故確認や補償手続きが必要になる場合がありますが、お客様との売買・交換・返金対応とは分けて考えるのが基本です。契約している配送サービスの最新の補償条件・事故対応方法を確認してください。
交換品を送るときに破損品も返送してもらうべきですか?
商品や破損状態、配送会社との事故確認などによって異なります。返送が必要な場合は、送料負担と回収方法を店舗側から具体的に案内しましょう。
破損品が危険な状態の場合はどうすればいいですか?
危険がある場合は、お客様に無理な撮影・梱包・返送をお願いしません。安全を優先し、商品と状態に合う確認・回収方法を調べて案内してください。事故確認に必要なものを確かめる前に、処分を一律に依頼することも避けましょう。
商品代金を返金するとき、いつ返金されると伝えればいいですか?
決済方法によって処理や反映時期が異なるため、自社側の返金処理予定日と、実際の反映には決済会社等によって時間がかかる場合があることを分けて案内すると分かりやすくなります。
写真や外箱が残っていない場合はどうしますか?
何が確認できるかを聞き取り、配送会社等が必要とする確認方法も調べます。資料がないことだけで対応を一律に断らず、現物や注文・出荷記録など別の情報で確認できるか検討しましょう。
交換を待ってもらう必要がある場合はどう伝えますか?
交換品の入荷・発送見込みと、次に連絡する日を伝えます。用意できるか未確認のまま日付を約束せず、お客様が交換以外を希望する場合の相談も受け付け、対応を確認してください。
商品が破損したときのお詫びメール例文まとめ
商品破損の連絡を受けたときは、原因の説明より先に、お詫びと交換・返金など今後の対応を分かりやすく伝えることが重要です。
- まず注文情報と破損状態を確認する
- 原因が確定する前に責任の所在を断定しない
- 交換・返金など具体的な対応方法を示す
- 再発送日・返金予定日、未定なら次回連絡日を案内する
- 破損品の返送・回収方法を明確にする
- 危険な破損品ではお客様の安全を最優先する
- 対応後は梱包・検品・配送方法を見直す
まずはこの記事の文例をコピーし、自社の商品・破損状態・返品条件・利用している配送サービスに合わせて必要な部分を調整してご利用ください。
