2024年10月更新 easymyshop イージーマイショップ 出店の評判とメリット デメリットを徹底考察
easy my shop(イージーマイショップ)とは
easy my shop(イージーマイショップ)とは株式会社システムリサーチが運営する、ネットショップ構築のためのショッピングカートサービスのことです。
名前からもわかる通り、「イージー(簡単)」な利用ができることにこだわったカートサービスで、最安値の出店プランとしてはショッピングカートサービスでありながらも無料出店も可能という驚きのサービスです。
今回、easy my shop(イージーマイショップ)について、イージーマイショップでネットショップを開設するメリット・デメリットから料金プランの比較までを現役ショップ店長が解説いたします。
easy my shop(イージーマイショップ)のメリット
easy my shop(イージーマイショップ)のメリットとして、他のショッピングカートと比較しても非常に優れているメリットがありますので、いくつかご紹介いたします。
月額利用料が無料の出店プランがある
ネットショップの出店先を選ぶ際に、最も重視するポイントが「固定費用」「月額利用料」「販売手数料」などのコスト面です。
ヤフーショッピングなどのショッピングモールでは、2018年現在出店にかかる費用が無料化されています。
BASE (ベイス)などのインスタントECサービスも、基本機能と、オプションで別途必要となる機能がわかれているため、出店自体は無料で行う事ができます。
カラーミーショップやMakeshopなども、出店直後は「お試し利用」の意味での無料期間がありますが、無料期間を経過して継続利用する場合は、月額固定費が必要となります。
イージーマイショップは、使い方のレベルに応じて、無料のままネットショップを運営することができます。
また、売上に応じて、途中からスタンダードプラなどの上位プランへの移行も可能ですので、コストパフォーマンスは非常に高いサービスだと思います。
写真がキレイになる「キレイ登録」機能があり商品画像も50枚まで登録可能
easy my shop(イージーマイショップ)の強みとして、最も期待できるのが、「商品画像の取扱い」についてです。
iPhoneなど最近のスマホで写真を撮影すると、非常に高解像度で保存してくれますが、高解像度の画像を登録した際に、自動で拡大する機能があるのも、easy my shop を利用する強みです。
また、商品画像の補正で必要となるフォトショップなどのフォトレタッチソフトを使用しなくても画像がある程度自動で明るくきれいに彩度を上げてくれる機能もあります。
ECデザイナーなどが社内にいないネットショップなどは、この機能がかなり重宝すると思います。
また、一商品につき、最大50枚まで商品画像が登録できるという画像へのこだわりも、イージーマイショップの特長です。
FacebookなどSNSとの連携が容易
ネットショップの集客、ブランディングの手法として、FacebookページやインスタグラムなどのSNSの利用は不可欠と言えるほど重要となっています。
Facebookページとの連携が簡単にできるところも、イージーマイショップの独自のメリットだと思います。
Facebookのタイムラインに表示させることで、タイムラインからのアクセスを獲得することが期待できます。
また、SNSの特長である「いいね」や「シェア」などの拡散を期待できるというメリットもあります。
Yahooショッピングにも連携出店が可能
ヤフーショッピングは無料で出店できるショッピングモールです。
毎年11月11日には「いい買い物の日」という一年に一度のビッグイベントをモールが主体となって集客してくれるため、アクセス数があがりやすい売場です。
イージーマイショップでは、事前にヤフーショッピングに出店を行う事で、店舗連携の機能が備わっています。
自社ECサイトの弱点である「集客力」をカバーする方法としては、非常に有効な方法だと思いますし、何より無料で対応できるのがありがたいですね。
ヤフーショッピングについての出店者としての感想は以下のページにまとめていますのでこちらも参考にしてください。
【参考】現役店長考察!ヤフーショッピング出店の評判とメリット・デメリット
レイアウトデザインをドラッグ&ドロップで簡単に変更できる
イージーマイショップには「かんたんレイアウト機能」が搭載されています。
最初はデザインテンプレートでデザインを選び、その後で自分のこのみにパーツの位置をドラッグ&ドロップで入れ替えることができます。
通常であれば、HTMLやCSSといった専門知識が必要となるデザインレイアウトの変更が、マウスだけで行える手軽さは、店舗担当者のレベルに関係なくデザインを触ることができるので便利です。
AIによる接客機能の対応が可能
この機能はオプションプランですが、AIによる接客ツールとして注目されている「ecコンシェル」を利用することができます。
ecコンシェルとは、NTTドコモが提供する人工知能によるウェブ接客ツールのことです。
主にサイト訪問者一人ひとりに対して、最適なクーポンやバナーを表示させることができるため、転換率が自動で上がりやすいとecコンシェルを導入するショップオーナーが急増しているそうです。
注目のAI接客サービスを導入できるショッピングカートとしては、イージーマイショップを利用するのは将来的なメリットが大きいと思います。
easy my shop(イージーマイショップ)のデメリット
無料でも利用できる、イージーマイショップですが、主に無料プランには容量面でのデメリットがあります。
イージーマイショップによるネットショップ出店のデメリットと思う点について紹介いたします。
無料プランでは容量が100MBまでと非常に少ない
イージーマイショップの無料版の最大のデメリットがこの「容量の少なさ」です。
商品に対して表示できる画像数が50枚と非常に多いのに対して、容量が100MBまでしかないため、商品画像の多さを活かしきれないというデメリットがあります。
画像のファイルサイズにもよりますが、JPGにて最適化した画像であれば、多少大き目であっても、ファイルサイズは、400KB~800KB程度におさめることは可能だと思います。
例えば、画像一枚あたりのファイルサイズが500KBで計算すると、無料版の最大枚数は、200枚までとなります。
1商品に対して50枚の画像をフルで使うことは考えられないため、一商品に対して、10枚まで画像を設定したと仮定すると、画像10枚を登録できる商品数は20商品となります。
商品数が少ない店舗であれば、あまり問題ではないかもしれませんが、アパレルやファッションなどの商品は商品画像の多さ、角度別やアングル別、モデルさんの着用画像なども必要です。
商品画像が多い商材の場合は、最初からスタンダードプランでの出店をおすすめします。
無料プランの場合、クレジットカード決済手数料が5%と割高
イージーマイショップには決済方法として「イージーペイメント」という決済方法が用意されています。
イージーペイメントは、固定費無料でクレジットカードやコンビニ支払に対応できる決済サービスです。
スタンダードプラン以上の場合、決済手数料は、3.6%+40円ですが、無料プランの場合は、5%+40円と、1.4%ほど割高となります。
最初のうちは注文数も少ないため、気にすることもありませんが、注文数が増えてくれば、スタンダードプランへ移行する方が、お得に運用できると思います。
集客面は自力で対応する必要がある
イージーマイショップでは、集客面の機能としては、「SEO対策」に関する機能が備わっています。
具体的には、Googleウェブマスターツール(サーチコンソール)へページを登録するためのサイトマップファイル「Sitemap.xml」が自動生成される機能があります。
ただし、あくまでもサイトマップが生成されるだけで、集客のためのブログ記事やコンテンツなどは独自に作成していく必要があります。
デメリットと言ってはいますが、多くの自社ECサイトは、集客面については、楽天市場などのモールと異なり、自分で行わなければほとんどアクセス数が無いネットショップになる傾向にあります。
ネットショップへの集客対策として、無料で行える方法は以下のページにまとめていますので参考にしてください。
easy my shop(イージーマイショップ)の主な機能について
easy my shop(イージーマイショップ)は、ネットショップ運営における機能としては、幅広い機能を備えているサービスです。
特に評判がいいのが、「商品写真」「商品画像」に関する機能が非常に充実しているという点です。
商品登録数は、無料版からプロフェッショナルプランまで共通して「無制限」という非常にありがたいプラン体系となっています。
商品に対する画像登録数は、商品毎に50枚まで登録できるという、ECショッピングカート業界でも、トップクラスの画像登録数です。
アパレルやアクセサリなど、商品画像が沢山あることで転換率が上がりやすい商材を販売されているネットショップであれば、easy my shopは特におすすめです。
その他、定期購入の機能やスマホに最適化されたレスポンシブ対応、タグ設定など、ネットショップ運用に必要と思われる機能は一通りそろっている印象です。
easy my shop(イージーマイショップ)の費用と出店プラン表
イージーマイショップのプラン比較と料金についての比較です。
イージーマイショップの一番の売りは、無料から出店して、プランアップができるという点です。
ネットショップ出店サービスの中には、登録から15日まで無料で、それ以降は費用が発生するというパターンが多いのですが、イージーマイショップに関しては、出店後も無料プランを継続することが可能です。
容量こそ小さいというデメリットはありますが、商品数が少ないネットショップであれば、無料版でショップ運営のいろはを経験してみて、その後、少しずつ商品を追加し、プランもアップさせるという流れがスムーズに思います。
easy my shop(イージーマイショップ)のセキュリティ
先日、GMOペパボが運営するカラーミーショップが個人情報を流出させる問題が起きました。
ほぼ同時期に仮想通貨取引所のCoinCheckがNEM580億円相当を不正アクセスから盗まれるという非常に深刻な被害もニュースになりました。
インターネット上で顧客情報を取り扱う「ネットショップ」において、セキュリティの高さも売場選びの重要な指針となっています。
easy my shop(イージーマイショップ)は、セキュリティ対策についてはどのレベルまで行っているのでしょうか?
今回のカラーミーショップの個人情報流出問題という重大な出来事の直後ですので、イージーマイショップのセキュリティについても詳しくご説明したいと思います。
easy my shopのセキュリティ対策について
イージーマイショップでは、利用者が会員登録や購入手続きを行う際には、暗号化通信(SSL)を行っています。
受注の処理については、管理画面である店長ナビにて実施し、こちらも暗号化通信が実施されています。
更にセキュリティ対策を強化する方法としては、イージーマイショップでは「ログインIP制限機能」が用意されており、指定したIPアドレス以外からのアクセスを許可しない方法もあります。
あとは、管理者によって権限管理ができるため、商品登録のみ可能なユーザーや、受注処理のみが可能なユーザーなどを制御することもできます。
あと、今回のカラーミーショップの個人情報の流出原因とも言われる「アプリ」についてですが、イージーマイショップは、現在の所、暗号化通信に対応したウェブからの管理画面以外のアクセス方法がありません。
セキュリティに関しては、イージーマイショップは非常に優れているサービスであり、国際セキュリティ基準(PCIDSS)に準拠していることも明言されています。
セキュリティに関してはかなり安心度は高いサービスだと思います。
easy my shop(イージーマイショップ)のまとめ
easy my shop(イージーマイショップ)のメリット、デメリットから、使いやすい機能などを中心に説明いたしました。
ネットショップの運営は、運営コストを下げながら、売上をあげる、リピーターを育て、月商を安定させることが重要です。
ECサイト開設において、イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(継続固定費用)の考え方があります。
イニシャルコストをかけず、ランニングコストもできるだけ引き下げることを念頭に置いて、ネットショップの開業場所を選ぶようにしましょう。
また、イージーマイショップの機能にもある、ヤフーショッピングとの連携などは、自社ECサイトの課題である「集客」の導線となる素晴らしい機能だと思います。
自社ECサイトとショッピングモールの双方のメリットを活かし、店舗運営を継続しながら利益を残す方法を探してみてください。
今回の記事が、ネットショップ出店を検討されている方の参考になれば幸いです。