2024年10月更新 Shopify 出店の評判 口コミ 機能 メリット デメリットを徹底調査
Shopify(ショッピファイ)とは、世界で最も利用されているECプラットフォームサービスの事です。
Shopify(ショッピファイ)は世界175か国で利用されており、2024年10月現在100万店舗以上のアクティブストアが存在しています。
また、日本国内では2023年8月時点で30,376店舗がShopifyを使ってネットショップを運営しています。
2017年以降、日本でも利用者が増え続けている世界水準で対応できるECプラットフォーム Shopify ショッピファイについて現役ネットショップ店長が、Shopify の機能や料金などを徹底考察いたしました。
Shopify(ショッピファイ)でネットショップ出店を検討されている方の参考になれば幸いです。
Shopify(ショッピファイ)とは
Shopify(ショッピファイ)とは、読み方は「ショッピファイ」と読むECサービスです。
Shopifyは、世界175か国で利用されているグローバルECサービスで、アクティブストア数は100万店舗以上にのぼります。
日本では、2017年頃から、企業、個人を問わず導入実績が増えているネットショップ構築サービスです。
世界規模で利用されている、「最先端技術」が詰まっているShopify(ショッピファイ)について、現役ネットショップ店長が、そのメリット、デメリット、利用料金などを徹底考察してみました。
Shopify(ショッピファイ)について、出店してみたいけれど、どんなサービスなのかわからないといった方の参考になれば幸いです。
Shopify ショッピファイ のメリット
世界で最も利用されているECサイト
Shopify(ショッピファイ)最大のメリットは、世界中で利用されるECカートサービスであるという点です。
日本国内では、インスタントECのBASE (ベイス)は無料で使えるネットショップとして人気がありますが、海外販売については、機能こそ用意されていますが、正直なところ、対応しきれていないのが実状だと思います。
また、同じく低価格ECサービスで個人から企業まで人気のあるカラーミーショップについても、同じく海外販売、越境ECまで見越した場合は、難しいと言わざるを得ません。
Shopifyは、海外実績が豊富であり、多数の決済方法を用意しているため、日本国内と海外越境ECの両方に対応できる点がメリットだと思います。
特に、国内のメーカーさんや、職人系店舗の方、和菓子やメイドインジャパン製品を売りにしたい企業の方には、運用コストの安さもあり、非常にオススメのサービスです。
デザイン性が高くカスタマイズも可能
Shopify(ショッピファイ)が世界中で使われる理由のひとつとして「高いデザイン性」が挙げられます。
日本のECサービスは、今でこそかなりデザインテンプレートも豊富で、デザイン性も高くなりました。
日本人の好むデザインと、海外ユーザーの好むデザインは、やはり違いがあります。
Shopifyは、海外ユーザーの利用者が多いため、海外ユーザーに受けるデザインを熟知しています。
デザインの事例などは、後程制作事例をご紹介いたします。
SNS連携が強く拡散力がある
Shopifyの強みは、SNSとの連携力にあります。
特にFacebookとの連携は世界標準のECサービスだけあり、国内サービスにはない機能もあります。
筆者が特に優れていると感じたのは、Facebookメッセンジャーを利用したチャット対応からの、ショッピングカートへの誘導機能です。
海外では、日本よりもチャット文化が進んでいるため、Facebookのメッセンジャーでの質問や相談が頻繁に行われています。
このチャット文化浸透は、今後日本でもLINEなどのSNS利用率でもわかる通り、拡大傾向にあると思います。
この機能は、Shopify独自の機能ですが、オプションとして別途月額$9が必要ですが、それ以上の価値はあると思います。
全世界に越境EC対応できる豊富な決済方法
Shopify(ショッピファイ)は、世界175か国以上で利用されているサービスですから、当然ながら、世界中の決済方法が使えます。
日本では比較的メジャーな「ペイパル」にはもちろん対応していますが、日本であまり聞きなれない決済方法としては、「stripe」「Authorize.Net」「2CHECKOUT」「FirstData」などにもshopifyは対応しています。
日本版のみの対応になりますが、最近多くの自社ECサイトへ導入されている「Amazonpayments」も対応しています。Amazonペイはネットショップの転換率アップに非常に貢献できると思います。
shopifyはとにかく「世界ベース」である、ということが最大のメリットです。
shopifyの使い方ブログが用意されている
Shopifyは、基本的な部分が海外ベースで構築されています。
運用ノウハウは、日本語ブログでサポートしてくれているため、Shopifyでの最適なネットショップ運営のノウハウは、公式ブログで学習することができます。
ECマーケティングやオンラインビジネスの運営、Shopify ECコミュニティの最新情報などをご紹介します。…
サービス利用料金が低価格である
全世界対応の越境ECができるECサイトサービスとしては、基本サービスでも月額1万円以下で利用できます。
豊富な決済方法を用意していて、多言語対応もできるECサービスとして、ここまで月額費用の安いサービスは、Shopify以外にはないと思います。
Shopifyの価格については、後程詳しくご説明いたします。
Shopify(ショッピファイ)のデメリット
Shopify(ショッピファイ)のデメリットとしては、海外のECサービスであるため、一部のメルマガなどが「英語表記」であるという点です。
2017年以降は、日本国内向けのローカライズ対応として、日本語化も進んでいますので、概ね利用においては言語の壁を感じることもないと思います。
また、ShopifyはインスタントECで人気のBASE (ベイス)などと比較した場合、日本国内の認知度がまだまだ低いという点はデメリットかもしれません。
未開の分野やサービスは敬遠されがちのため、Shopify(ショッピファイ)は他のメジャーなサービスと比較されると弱い点は否めませんがしっかりとした導入事例を持っているサービスです。
Shopifyのネットショップ構築実績としては、大手企業の導入例も多数ありますので、後程ご紹介したいと思います。
Shopify ショッピファイ の主な機能について
Shopify(ショッピファイ)の主な機能としては、以下の機能を備えています。
- 100以上のデザインテンプレート
- HTMLとCSSの編集
- 多言語
- ブログ機能
- 無料SSL証明書
- CSVインポート/エクスポート
- ディスカウントコードおよびクーポン
- 商品レビュー
- 生成サイトマップ.xml
- マーケティング分析
Shopify(ショッピファイ)はネットショップの構築、運営に関する基本的機能から、より高度なマーケティング機能までを実装しているサービスです。
機能面としては、日本国内で非常に多機能なネットショップサービスを展開するMakeShopと比較すると、やはり、海外発サービス的なニュアンスの表現が感じられます。
Shopifyの強みとしては、やはり海外対応に強い点が挙げられます。
日本国内のメーカー、製造業などの方で、海外販売、越境ECを考えている方なら、Shopifyは非常にメリットがある機能が揃っていると思います。
Shopify ショッピファイ でのネットショップ制作事例
では、実際にShopify(ショッピファイ)を利用してネットショップを構築、運営されている事例を紹介いたします。
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ゴーゴーカレー公式通販サイト
京都から世界へ。スペシャルティコーヒーロースターのKURASU
上記以外にも、「インテリア」「手芸工芸品」「ファッション」「アクセサリー」「食品・飲料」など幅広い導入事例があります。
Shopifyでは、比較的シンプルなデザインテンプレートが採用されている傾向があります。
Shopify ショッピファイ の出店プラン別費用と手数料
Shopifyの出店プラン別の利用料金をご紹介いたします。
Shopify(ショッピファイ)は海外発のサービスのため、利用料金は$(ドル)表記となっています。
今回は、調査時の為替で、1ドル=134円として日本円の月額利用料を算出しました。
- Basic Shopify $25(¥3,350)
- standard $69(¥9,246)
- Premium $299(¥40,066)
BasicShopifyプランでの利用なら、月額3350円前後になります。
この金額は、カラーミーショップのレギュラープラン3240円に近い金額ですね。
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Shopifyスタンダードプランであれば、月額9200円前後ですから、こちらはMakeShopのプレミアムプラン1万円より若干安くなりますね。
Shopifyの優れた機能のひとつ「カゴ落ち対策」は、Shopifyプラン以上で利用できますので、Shopifyでネットショップを出店することを検討されている方は、Shopifyプラン以上がおすすめです。
Shopifyの料金プランによる機能の違いを一覧表にしましたのでこちらも参考にしていただければ幸いです。
Shopifyの出店プランによる機能の違い
機能 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
オンラインストア | ○ | ○ | ○ |
商品登録数:無制限 | ○ | ○ | ○ |
スタッフアカウント数 | 2 | 5 | 15 |
24Hサポート(英語) | ○ | ○ | ○ |
販売チャネル | ○ | ○ | ○ |
在庫ロケーション | 最大4 | 最大5 | 最大8 |
手動の注文作成 | ○ | ○ | ○ |
クーポンコード | ○ | ○ | ○ |
無料SSL証明書 | ○ | ○ | ○ |
かご落ち対策メール | ○ | ○ | ○ |
ギフトカード | ○ | ○ | ○ |
レポート | × | 標準 | 高度 |
出店プランによるShopifyペイメントの手数料の違い
機能 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
不正解析 | ○ | ○ | ○ |
日本のカード手数料 | 3.4% + 0円 | 3.3% + 0円 | 3.25% + 0円 |
海外のカード手数料 | 3.9% + 0円 | 3.85% + 0円 | 3.8% + 0円 |
JCBのカード手数料 | 4.15% + 0円 | 4.1% + 0円 | 4.05% + 0円 |
取引手数料 | 2.0% | 1.0% | 0.5% |
出店プランによる海外販売機能の違い
機能 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
133の通貨で販売 | ○ | ○ | ○ |
複数の言語で販売 | 最大20 | 最大20 | 最大20 |
海外ドメイン | × | ○ | ○ |
国際価格 | × | ○ | ○ |
国際価格 (バリエーション価格ごと) | × | × | ○ |
Shopify ショッピファイ の拡張機能
Shopify(ショッピファイ)は、拡張機能を利用する事で、より高度なネットショップ運営を可能にします。
Shopify で拡張機能を利用するには、「Shopify app store」で自分のネットショップに追加したい機能を選ぶ必要があります。
「Shopify app store」とは、Shopifyで構築されたネットショップを自分の好みに応じてカスタマイズできるShopifyの公式サービスです。
「Shopify app store」では、世界中のShopifyのエンジニアや、ShopifyのパートナーであるEC関連企業が開発したShopifyの拡張機能「アプリ」を導入する事が可能です。
これまで、当メディアで紹介してきたShopifyの追加機能や拡張機能に関する情報は以下の通りです。
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Shopify ショッピファイ 出店のまとめ
今回は、越境ECに注目が集まっている現状において、越境ECにも本格参入できるECサービスとして、Shopify(ショッピファイ)について、徹底考察してみました。
海外ベースのサービスで、日本語化は進んではいるものの、一部サービスページが英語表記のみであったりといったことはありますが、今後このあたりも完全日本語対応される予定だということです。
越境ECは、2022年においてもまだまだハードルの高いネット販売方法で、インフラ的な面とコスト的な面で、中小企業にはハードルが高いのが現状だと思います。
Shopifyなら、自社施策で、越境ECを実現できるうえ、多言語対応や世界レベルの豊富な決済方法が用意されていることもあり、tabioさんなどは、海外部分はShopifyを利用するという使い方をされていました。
今後も、Shopifyの利用者は増え続けると思いますので、越境EC、海外販売を特に検討されている企業、個人事業の方は、Shopifyの利用を検討されると良いと思います。
今回の記事の内容が、Shopifyの導入を検討されている方の参考になれば幸いです。