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イージーマイショップへ乗り換えるべき?費用・移行方法・メリットと注意点【2026年】

イージーマイショップへ乗り換えるべき?料金・移行方法・注意点を解説【2026年】

イージーマイショップへ乗り換えるべき?費用・移行方法・メリットと注意点【2026年】

イージーマイショップへ乗り換えるべき?費用・移行方法・メリットと注意点【2026年】

「BASEやSTORESで売上が伸びてきたけれど、このままでいいのだろうか」「商品オプションやセット販売をもっと自由にしたい」「ECカートを乗り換えたいけれど、商品や会員データを移すのが大変そう」と悩んでいませんか。

ネットショップが成長すると、開業時には気にならなかったECカートの制限が少しずつ見えてきます。最初は「簡単に商品を登録できれば十分」だったショップでも、売上や商品数が増えると、セット販売、名入れ、オーダーメイド、定期購入、細かな商品オプションなど「もっとこう売りたい」という要望が出てきます。

そんなとき、乗り換え候補の一つになるのがイージーマイショップです。セット販売やオーダーメイド商品、定期購入・頒布会など、少し複雑な販売方法に対応しやすく、既存Webサイトを残したままショッピングカートだけ導入することもできます。

ただし、「月商100万円を超えたらイージーマイショップへ乗り換える」という単純な話ではありません。今のECカートで困っていないなら、売上が増えたという理由だけで乗り換える必要はありません。反対に、月商100万円未満でも、現在のカートの制限によって売りたい方法を実現できなくなっているなら、早めに見直す価値があります。

エビス店長
ECカートを変えること自体が目的ではありません。「今できないことが、乗り換えることで本当に解決するのか」を最初に整理することが大切です。

この記事では、2026年10月時点のイージーマイショップの料金・機能・乗り換え支援を確認しながら、どんなショップなら乗り換えるメリットがあるのか、逆に乗り換えない方がよいケース、データ移行、SEO上のリスクを抑えて移行する方法まで詳しく解説します。

この記事の結論

  • セット販売・名入れ・複雑な商品オプションなど、今のカートでできない販売があるなら比較する価値がある
  • カートの変更だけで集客不足や売上不振が解決するわけではない
  • 比較すべきは月額だけでなく、決済費用・人件費・移行費を含む初年度と次年度の総額
  • 会員パスワード、保存済みカード情報、定期契約、レビュー、旧URLなどは個別に移行可否を確認する

※料金は2026年11月4日に公式料金表を再確認。引越代行の通常料金は公式キャンペーン告知も参照。料金は原則税込です。移行できる機能・データや決済手数料は契約条件により異なります。筆者による当該サービスの実導入結果を示すものではありません。

30秒で判断|乗り換えがおすすめなのはどんなショップ?

  • 検討したい:名入れ・セット販売・複雑な商品オプションなど、今のカートで実現できない販売がある
  • 慎重に判断:月額だけが不満で、決済費・移行費を含めた年間総額を比較していない
  • 急がなくてよい:BASE・STORESで特に困っておらず、乗り換えの目的が明確でない

初年度コスト / 移行代行の確認事項 / 移行チェックリスト

目次

イージーマイショップへ乗り換えるべき?

イージーマイショップへの乗り換えを検討したいのは、売上規模そのものより、現在のECカートがやりたい販売方法の邪魔になり始めたショップです。

イージーマイショップ乗り換えの図

現在の悩み イージーマイショップで検討できること
商品オプションが足りない オーダーメイド商品・細かな選択肢設定
複数商品を組み合わせたい セット販売
名入れ・ギフト対応をしたい オプション・オーダーメイド設定
定期販売を始めたい 定期購入・頒布会
既存サイトを残したい カートプラン
商品数が増えてきた 商品登録数無制限
移行作業が大変 カート引越代行
現在のコストが気になる 年間総コストを再比較

反対に、シンプルな通常販売が中心で、現在利用しているBASEやSTORESなどに特に不満がないのであれば、わざわざ移行する必要はありません。

エビス店長
ネットショップが成長すると、知らないうちに「今のカートでできる範囲」で商品企画を考えるようになることがあります。本来は逆です。売りたい商品や販売方法が先にあり、それを実現できるECカートを選ぶ方が自然です。

イージーマイショップとは?2026年現在のサービス状況

イージーマイショップは、株式会社システムリサーチが提供するクラウド型のECサイト構築サービスです。無料版から利用できる一方、有料プランではオーダーメイド販売、セット販売、定期購入・頒布会、予約販売など、細かな販売方法に対応しています。

2026年4月時点では累計約36,000店舗が利用し、2025年度の年間流通総額は128億円と公表されています。現在も継続的に機能アップデートが行われており、「小さな無料カート」というより、開業から既存ECの乗り換えまで対応するサービスとして見た方が実態に近いでしょう。

イージーマイショップそのものの評判や基本機能を詳しく知りたい方は、イージーマイショップの評判・料金・メリットを解説した記事も参考にしてください。

イージーマイショップの料金【2026年最新版】

乗り換えを検討するときは、最初に現在の料金体系を確認しておきましょう。以下の月額は12か月契約時の税込料金です。有料プランは3か月または12か月単位の契約で、料金は一括払いとなります。

プラン 初期費用 月額利用料 主な用途
無料版 0円 0円 小規模・お試し
スタンダード 3,300円 3,900円〜 本格的なネットショップ運営
プロフェッショナル 3,300円 8,700円〜 大容量・高度な運用
カートプラン 3,300円 2,900円〜 既存サイトへカート追加

有料プランの月額は契約期間によって変わるため、最終的な料金は公式サイトで確認してください。また、ECカートを比較するときは月額料金だけを見るのではなく、月額利用料+決済手数料+必要なオプション+外部サービス+運用人件費+移行費まで含めて考えることが重要です。

初年度はいくら?スタンダードの年間費用を具体的に計算

「月額3,900円なら、年間も3,900円×12か月だけ」と考えがちですが、初年度には初期費用もかかります。まずは有料プランの固定費をそろえて比較しましょう。

プラン(12か月契約) 月額換算(税込) 初期費用(税込) 初年度固定費(税込) 次年度固定費(税込)
スタンダード 3,900円 3,300円 50,100円 46,800円
プロフェッショナル 8,700円 3,300円 107,700円 104,400円
カートプラン 2,900円 3,300円 38,100円 34,800円

※課金開始日による日割り料金、決済手数料、外部連携、オプション、引越代行費用などは含まない通常料金の試算です。期間途中の課金開始時は初回請求額が変わります。

例えばスタンダードを12か月契約し、通常のカート引越代行55,000円も依頼した場合、初年度の固定費と代行費用の合計は105,100円(税込)です。これはあくまで費用の一部で、デザインの作り直し、既存カートの解約費、データ修正、SEO対応、決済関連費用は別途見積もる必要があります。

また、イージーペイメントの決済費用はプランや決済方法で異なります。たとえば公式案内には有料プランのカード決済の料率例として3.57%が掲載されていますが、全決済手段に同じ料率が適用されるわけではありません。自店の決済構成と注文件数を使って計算することが大切です。

参考:イージーマイショップ公式料金プラン / 公式決済手数料

月商100万円ならどれくらいコスト差が出る?

月商100万円ならどれくらいコスト差が出る?

旧記事では「月商100万円」を一つの乗り換え目安としていましたが、2026年版では月商そのものではなく、売上に対して現在どれだけコストがかかっているかを見る方が実務的です。

例えば、月商100万円・年間売上1,200万円のショップで、決済や販売にかかる実質的なコストが現在より1%下がると仮定すると、単純計算では次のようになります。

項目 金額
月商 1,000,000円
年間売上 12,000,000円
コスト差1% 月10,000円
年間差額 120,000円

年間12万円の差が出るなら、ECカートの月額料金が数千円増えたとしても、年間総コストでは安くなる可能性があります。

ただし、これはあくまで考え方を理解するための計算例です。実際には利用プラン、決済方法、オプション、現在のサービスの料金体系によって変わるため、必ず自社の実数で計算してください。

エビス店長
月額3,000円と5,000円の違いだけを見るより、年間で何円払っているのかを見る方が分かりやすいです。ECが成長すると、月額料金より決済手数料や人の作業時間の方が大きなコストになっていることもあります。

乗り換えで本当に安くなる?3つの費用を分けて比較する

料金比較は「移行前の一年」と「移行後の一年」を同じ条件でそろえると判断しやすくなります。とくに決済手数料は売上高だけでなく決済手段や注文数によっても変わるので、今の請求明細を確認しましょう。

費用 いまのショップ 乗り換え後
固定費 月額、アプリ、オプションの年間総額 選択プラン、追加機能、外部連携
変動費 決済手数料、注文単位の手数料、振込費 決済手段別の料率と入金費用
移行・運用費 現状の手作業時間、保守費 引越代行、設定、テスト、担当者教育、旧サービスとの重複期間

たとえば月商100万円のうち80万円がクレジットカード決済、20万円が別の決済方法なら、それぞれの料率を分けて試算します。「決済手数料が一律1%下がる」という仮定は比較の説明には便利ですが、そのまま自店の確定的な削減額として使わないようにしましょう。

費用が下がらなくても、名入れやセット販売の設定ができ、注文処理の手間が減るなら乗り換える価値がある場合もあります。反対に、月額が安くなっても、商品ページの再制作やSEOで売上を失うなら採算が合わない可能性があります。

イージーマイショップへ乗り換える7つのメリット

1.セット販売・オーダーメイド商品の自由度が高い

イージーマイショップの大きな特徴が、商品の売り方を細かく設定できることです。例えば「商品本体+カラー+名入れ」「ギフト商品+ラッピング+メッセージカード」「複数商品を組み合わせたセット」など、通常の商品販売より複雑な販売方法を作りやすくなっています。

一般的なECサービスで「この売り方はカートではできないので諦めよう」となっているショップには、大きなメリットです。

2.商品数が増えても登録数は無制限

商品点数が少ないうちは大きな問題になりませんが、SKUや商品数が増えてくると商品登録上限も確認したくなります。イージーマイショップでは商品登録数が無制限なので、商品数が増えても登録数そのものを気にしにくいのが特徴です。

3.固定費と販売コストを見直せる

ネットショップが成長すると、「無料で始められるか」より「年間でいくら払っているか」の方が重要になります。月額、決済、オプション、外部サービスを合算して、現在と乗り換え後の年間総コストを比較してください。

4.既存のWordPressやホームページを残したまま使える

「今のWebサイトのデザインやSEO資産を残したいけれど、ショッピングカートだけ強化したい」という場合には、カートプランがあります。

既存のWordPressや企業サイトの商品ページをそのまま利用し、購入部分だけイージーマイショップを使う構成が可能です。

例えば、コンテンツSEOはWordPress、購入・決済はイージーマイショップという役割分担もできます。

5.定期購入・頒布会にも対応できる

商品によっては一度買ってもらうだけではなく、継続購入してもらうことで売上が安定します。イージーマイショップでは定期購入・頒布会機能を利用できるため、通常販売と定期販売を組み合わせたいショップにも選択肢になります。

6.外部販売チャネルとの連携もできる

Yahoo!ショッピングなど外部チャネルとの連携機能も用意されています。ただし、すべての商品や在庫情報を完全に一元管理できるとは限らないため、「連携できる」という言葉だけではなく、何をどこまで連携できるかを確認してください。

7.カート引越代行サービスがある

ECカートの乗り換えで負担になりやすいのがデータ移行です。商品数が多い場合、商品・顧客・設定を自社だけで移すとかなりの作業量になります。

2026年10月26日に確認した公式サイトでは、カート引越代行サービスの通常料金は55,000円(税込)と案内されています。2025年の引越代行無料キャンペーンは終了しています。新たなキャンペーンの有無は申込前に確認してください。また、乗り換え検討者向けに30分の無料オンライン診断も用意されています。

エビス店長
5万5,000円だけを見ると高く感じるかもしれませんが、自社で何十時間もCSVを整理し、移行ミスを修正するなら、その作業時間まで含めて比較した方がよいです。

イージーマイショップへの乗り換えで何を移行できる?

ここは乗り換え前に必ず確認したいポイントです。「引越代行サービスがある=現在のネットショップを丸ごとそのままコピーできる」という意味ではありません。

ECカートごとにデータ構造が違うため、比較的移しやすいデータと、個別確認が必要なデータがあります。

データ 移行時の考え方
商品データ 移行対象になりやすい。項目・CSV形式を確認
カテゴリ 構造が変わる可能性があるため要確認
商品画像 画像点数・保存方法・URLを確認
顧客・会員情報 移行方法・項目範囲を確認
過去の受注履歴 必要な期間・項目を先に決める
ポイント 残高を引き継げるか要確認
クーポン 再作成が必要になる場合がある
レビュー 移行可否を個別確認
定期購入契約 契約状態・次回注文・決済を含めて要確認
クレジットカード・決済情報 決済代行会社を含めて個別確認
商品ページURL SEO移行設計が必要
独自ドメイン DNS・公開切替方法を確認

特に注意したいのが、決済情報・定期購入契約・レビュー・URLです。商品CSVが移せるからといって、現在利用している決済トークンや定期契約まで自動的に引き継げるとは限りません。

問い合わせるときは「何が移せますか?」ではなく、上の項目を一つずつ見せて「これはどこまで引き継げますか?」と確認するのがおすすめです。

ECカート乗り換え時に移行確認する12項目

移行代行に依頼する前に確認したい5つの質問

引越代行を利用するときは、金額だけでなく作業範囲を確認しましょう。「商品を移せる」と「前のショップと同じ状態で販売できる」は異なります。

  1. 旧カートのどのデータ形式に対応し、商品画像やカテゴリはどの範囲まで移せるか
  2. 会員パスワード、保存済み決済情報、定期契約、ポイントやレビューは対象か
  3. 旧URLの301リダイレクトは誰が設定し、旧サービス側で設定できるか
  4. テスト注文、メール、送料、税区分、在庫、外部システム連携は誰が検証するか
  5. 修正回数、追加費用、データの受け渡し方法、切替当日のサポート範囲はどうなるか

特にカード情報とログインパスワードは、一般的な商品CSVと同じように移せる前提で進めないことが大切です。必要に応じて購入者の再登録や決済方法の再設定が必要になる可能性もあるため、正式な対応範囲を確認してから告知を準備しましょう。

SEOを落とさずECカートを乗り換える方法

SEOを落とさずECカートを乗り換える方法

ECカートを乗り換えるとき、商品や注文データだけに気を取られがちですが、すでにGoogle検索からアクセスがあるショップではSEOの移行も非常に重要です。

これまで検索から売上を作っていた商品ページを何も考えずに削除すると、ネットショップの見た目は新しくなったのにアクセスと売上が落ちる、ということが起こり得ます。

エビス店長
私がECサイトのリニューアルやURL変更を見るときも、デザインより先に「旧URLが新サイトのどこへ行くのか」を確認します。検索流入があるページを何も考えず消すと、サイトをきれいにしたのに売上が落ちることがあるためです。

旧URLと新URLの対応表を作る

まず現在インデックスされている主要ページを一覧化し、旧ページが新サイトのどこへ移るのかを決めます。

旧URL 新URL 対応
旧商品A 新商品A 301
旧商品B 新商品B 301
旧カテゴリA 新カテゴリA 301
終了商品 後継商品・関連カテゴリ 検索意図を確認して判断

301リダイレクトが必要なページを確認する

URLが変更される場合は、旧URLから内容が最も近い新URLへ301リダイレクトできるか確認します。旧商品ページをすべてトップページへ転送するのではなく、できるだけ「商品A→新しい商品A」のように1対1で対応させるのが基本です。

title・meta・H1・商品説明を引き継ぐ

現在検索流入がある商品ページなら、タイトル、METAディスクリプション、H1、商品説明、画像altなども確認します。デザインだけ新しくして、検索で評価されていたテキストを全部消してしまわないようにしてください。

canonical・XMLサイトマップを確認する

新しい商品ページをGoogleへ正しく伝えるため、canonicalやXMLサイトマップも公開後に確認します。Googleは恒久的なリダイレクトを原則1年以上維持するよう推奨しています。旧カートの解約後も転送できるか、事前に確認しましょう。

Search Console・GA4・広告タグを再設定する

Google Search Console、GA4、Google広告、Meta Pixelなど、現在利用している計測・広告タグを一覧化しておきます。

公開後に404・検索流入・順位を確認する

「新ショップが表示されたから完了」ではありません。公開後は404、インデックス、検索流入、主要キーワード順位、CVRを確認し、移行前より大きく悪化していないかを見ます。

エビス店長
ECサイトの移行は、公開日がゴールではありません。私は公開後1〜2か月までを移行作業だと考えています。検索流入・404・CVR・売上まで見て、初めて正常に移行できたか判断できます。

BASE・STORESからの乗り換え比較表

どのサービスが優れているかではなく、自社の販売方法と運用に合うかで比較しましょう。BASE・STORESも契約プランや追加機能によってできることが変わります。

比較項目 BASE・STORESで確認すること イージーマイショップで確認すること
販売方法 名入れ・セット販売・オプションの実現可否 オーダーメイド・セット販売の設定と操作性
年間費用 月額・決済・アプリ・振込費 初期費・月額・決済・オプション・移行費
データ移行 商品・会員・注文データの出力可否 取り込み対象・再登録が必要な項目
SEO 既存URL・流入ページ・転送設定可否 新URL・301転送・内部リンク
運用負荷 受注処理・在庫連携の所要時間 移行後の操作・業務フロー

比較時には実際の商品を数点登録し、商品オプション選択から決済・受注処理まで試すことをおすすめします。

BASEからイージーマイショップへ乗り換えると何が変わる?

BASEは初心者でもネットショップを始めやすいサービスです。そのため、BASEで問題なく販売できているのであれば、無理に乗り換える必要はありません。

一方、商品販売が複雑になり、名入れ、セット販売、細かな商品オプション、定期購入などを実現したい場合には、イージーマイショップとの比較価値が出てきます。

簡単に整理すると、BASEは「簡単に始める強さ」、イージーマイショップは「商品の売り方を細かく作る強さ」という違いがあります。

STORESからイージーマイショップへ乗り換えると何が変わる?

STORESもシンプルで扱いやすく、小規模ショップには便利なサービスです。ただし、ショップが成長して商品オプションや販売方法が複雑になると、より細かな設定を求めるケースがあります。

オーダーメイド、セット販売、定期購入、既存サイトへのカート追加などを重視するようになったら、イージーマイショップと比較してみてもよいでしょう。

反対に、現在のSTORESで不便を感じていない場合は、管理画面や業務フローを覚え直してまで移行する必要性は低いでしょう。

WordPress・既存ホームページにカートだけ追加したい場合

「商品紹介ページはWordPressで作り込んでいるので、ECサイトそのものは移行したくない」という企業もあります。

その場合はイージーマイショップのカートプランが特徴的です。既存ページに「カートに入れる」機能を追加し、商品情報や決済部分をイージーマイショップで管理する構成ができます。

コンテンツSEOはWordPress、購入・決済はイージーマイショップという役割分担も可能なので、既存サイトに多くの検索流入がある場合には検討価値があります。

月商100万円になったら乗り換えるべき?

旧記事では「月商100万円」を一つの目安としていましたが、月商だけで乗り換えを判断することはおすすめしません。

同じ月商100万円でも、商品数5点・月100件程度の単純な通常販売と、商品数500点・名入れ・セット販売・定期購入・法人注文まであるショップでは、必要なECシステムがまったく違います。

「現在できないこと」が増えているか

今のカートで「これはできない」「この販売方法は無理」「追加サービスが必要」ということが増えているなら、乗り換えを検討するタイミングです。

手数料や固定費が売上に対して適正か

月商が伸びると、小さな料率差でも年間では大きな金額になります。先ほどの月商100万円の例のように、1%の差でも年間12万円です。

作業時間が増え続けていないか

売上が2倍になると受注処理時間も2倍になるような運用では、どこかで人員かシステムの見直しが必要になります。

イージーマイショップへ乗り換えた方がいい7つのサイン

  • セット商品を自由に作れない
  • 商品オプションが足りない
  • 名入れ・オーダーメイドを始めたい
  • 定期・頒布会販売を始めたい
  • 現在の年間手数料が大きくなってきた
  • 既存Webサイトにカートだけ追加したい
  • 「今のカートではできない」という理由で商品企画を諦めている

特に最後は重要です。「売りたい商品をカートに合わせる」のではなく、「商品の売り方にカートを合わせる」。ここが、ECカートを乗り換える大きな意味です。

イージーマイショップへ乗り換えを検討する7つのサイン

逆にイージーマイショップへ乗り換えない方がいいケース

今のECカートで特に困っていない

システムを変えると、商品移行、デザイン変更、決済再設定、操作習得、SEO・計測設定などの作業が発生します。現在のサービスで問題なく売れているなら、「もっと高機能だから」という理由だけで変更する必要はありません。

売れない原因が集客不足

ネットショップのアクセス自体が少ない場合、カートを変更しても検索・SNS・広告からのアクセスが自動的に増えるわけではありません。

売れない原因が集客にあるなら、まずSEOやSNS、広告などを改善した方が効果的なケースもあります。

シンプルな物販だけで十分

通常の商品ページから購入してもらうだけで十分なら、よりシンプルなECサービスの方が運営しやすい場合があります。高機能でも、利用しなければ意味はありません。

2026年のイージーマイショップは何が変わった?

イージーマイショップは現在も継続的にアップデートされています。定期注文関連の改善、管理画面の操作性改善、決済や各種販売機能の追加などが行われています。

AIによる商品説明文作成などの支援機能も追加されており、数年前のイージーマイショップの記事と現在では機能面に違いがあります。

過去に一度比較して「自社には合わない」と判断したことがある方でも、現在の機能・料金を改めて確認する価値はあります。

累計36,000店舗・年間流通総額128億円をどう見る?

累計利用店舗数や流通総額が大きいからといって、自社に最適なECカートとは限りません。

ただし、一定数のショップに利用され、継続的にアップデートされているという点は、長期的にEC基盤として利用できるかを判断する材料の一つになります。

イージーマイショップへ乗り換える前に確認したい12項目

  • 現在の月間売上|乗り換え前後の費用比較に使う
  • 月間注文件数|運営負荷を確認する
  • 現在の年間システム費|月額ではなく年間で比較する
  • 決済手数料|売上規模に対する負担を確認する
  • 商品・カテゴリ|移行方法を確認する
  • 会員データ|移行できる項目を確認する
  • 受注履歴|必要な期間を決める
  • 定期契約・決済情報|個別に移行可否を確認する
  • URL・301|SEO資産を引き継ぐ
  • 外部システム|物流・会計・広告などを確認する
  • 必要オプション|基本料金以外を確認する
  • 移行後の年間総コスト|最終的な費用対効果を判断する

この12項目を整理してから比較すると、「なんとなく良さそう」ではなく、乗り換えることで具体的に何が改善するのかが見えやすくなります。

移行前・公開当日・公開後のチェックリスト

タイミング 必ず確認したいこと
移行前 商品・会員・注文のバックアップ、旧URL一覧、主要検索流入ページ、キャンペーン・定期契約の棚卸し、費用見積もり
テスト期間 PC・スマホでの購入、各決済手段、送料と税額、メール、在庫引当、クーポン、外部連携
公開当日 DNS、SSL、旧URLからの転送、決済の本番利用、実際のテスト購入、問い合わせ窓口
公開翌日〜1週間 404、決済エラー、注文・在庫の整合、計測タグ、Search Consoleのインデックス状況
公開後1〜2か月 検索流入、主要商品順位、CVR、売上、返品・問い合わせ、旧URLからの転送継続

旧サービスの契約終了を急がず、必要なデータを取得し、旧URLの転送や問合せ対応が維持できるか確認しましょう。また、URLの変更を伴う移行は対策をしても順位変動が起こり得ます。「SEOを絶対に落とさない」という保証ではなく、リスクを減らすための対応として進めます。

イージーマイショップへ乗り換える手順

STEP1|現在のECカートの不満を整理する

最初に「なぜ乗り換えたいのか」を書き出します。セット販売できない、手数料が気になる、定期購入を始めたい、作業量が多いなど、現在の課題を明確にします。

STEP2|必要な機能を確認する

現在欲しい機能だけでなく、1〜2年後に必要になりそうな機能まで確認します。

STEP3|無料版・デモで実際に触る

実際に商品を数点登録し、商品登録、注文、メール、管理画面まで操作してみましょう。機能表だけでは分からない使いやすさがあります。

STEP4|移行できるデータを確認する

商品、顧客、注文履歴、ポイント、決済、定期購入などを項目ごとに確認します。必要であればカート引越代行サービスも検討します。

STEP5|旧URLと新URLの対応表を作る

Google検索から流入があるショップでは必須です。主要ページを一覧化し、新サイトのURLと対応させます。

STEP6|新ショップを構築する

旧ショップをすぐ閉じず、別環境で新しいショップを作ります。

STEP7|実際の購入をテストする

スマートフォンとPCの両方で、商品ページ、カート、決済、注文メール、管理画面、キャンセルなどを確認します。

STEP8|SEO・計測設定を移行する

301リダイレクト、Google Search Console、GA4、広告タグなどを確認します。

STEP9|新サイトへ切り替える

トラブル時に対応できる体制を整えたうえで本番公開します。

STEP10|公開後の数字を確認する

売上だけでなく、アクセス、検索順位、CVR、404、インデックス、決済エラーなども確認してください。

イージーマイショップ乗り換え10STEP

イージーマイショップへの乗り換えについてよくある質問

BASEからイージーマイショップへ乗り換えできますか?

乗り換えは可能ですが、現在のショップの商品・顧客・決済などをどこまで引き継げるかは事前に確認してください。セット販売、オーダーメイド、定期購入などが乗り換え理由なら比較する価値があります。

STORESから乗り換えるメリットはありますか?

現在のSTORESで困っていなければ無理に変更する必要はありません。より細かな商品オプション、セット販売、定期購入、既存サイトへのカート追加などが必要になった場合に比較するとよいでしょう。

カート引越代行はいくらですか?

2026年時点では55,000円で案内されています。乗り換え検討者向けの無料オンライン診断も用意されています。

商品データや会員データは移行できますか?

移行可能な範囲は元のECカートやデータ内容によって異なります。商品、会員、受注、ポイント、画像など、必要な項目を一覧にして個別に確認するのがおすすめです。

クレジットカード情報も移行できますか?

決済情報はECカートや決済代行会社によって取り扱いが異なります。顧客データが移せるからといってカード情報も移せるとは限らないため、決済代行会社を含めて確認してください。

SEO順位は落ちませんか?

ECカートを変更するとURL・HTML・内部リンク構造などが変わる可能性があるため、検索順位へ影響することがあります。旧URLと新URLの対応、301リダイレクト、重要な本文の引き継ぎなどを丁寧に行うことでリスクを抑えられます。

月商100万円なら乗り換えた方がいいですか?

月商だけでは判断できません。現在の販売方法、商品数、決済・販売コスト、作業時間、将来行いたい施策まで含めて判断してください。月商100万円を超えていても、現在のサービスで特に困っていなければそのまま使う選択肢も十分にあります。

イージーマイショップのカートプランとは?

すでにWebサイトを持っている事業者向けのプランです。既存ページを残したまま、ショッピングカート機能を追加して利用できます。

乗り換え前に無料で確認できますか?

無料版が用意されているため、実際の管理画面や商品登録を試してから判断できます。乗り換え向けの無料オンライン相談も活用できます。

イージーマイショップへの乗り換えを具体的に相談する

現在のカート、商品数、販売方法、月商、必要なデータ、希望する切替時期を書き出したら、提供元の相談窓口で「どのプランで実現できるか」「移行はどこまで支援対象か」を確認しましょう。公式サイトでは、乗り換えを検討するショップ向けの30分無料オンライン診断が案内されています。

導入を決める前に、現在困っている販売方法が試用環境で実現できるか確認しておくと、移行後の手戻りを防ぎやすくなります。

参考資料・公式情報

まとめ|ECカートに事業を合わせ始めたら、乗り換えを考えるタイミング

ネットショップを始めた頃は、「簡単にショップを作れること」が大きなメリットです。しかしショップが成長すると、商品数、セット販売、名入れ、定期購入、作業時間、手数料など、求めるものが変わってきます。

そのときに、「今使っているECカートでできること」に合わせて商品や施策を諦めているのであれば、一度カートを見直す価値があります。

イージーマイショップは、セット販売、オーダーメイド、定期購入、カート単体利用など、商品の売り方を細かく作りたいショップには有力な候補です。

一方で、現在のBASEやSTORESなどで問題なく運営できており、シンプルな商品販売だけで十分なら、無理に乗り換える必要はありません。

エビス店長
「今より高機能だから乗り換える」のではなく、「今できないことを解決できるから乗り換える」。これが一番失敗しにくい考え方です。

そして乗り換える場合は、月額料金だけでなく、年間総コスト・移行できるデータ・既存SEO・決済・運用作業まで比較してください。

カートを変更すること自体が目的ではありません。乗り換えた結果、今より売りやすくなり、運営しやすくなり、利益を残しやすくなるか。そこまで確認できて初めて、ECカートを変更する意味があります。

「今のECカートを変えるべきか分からない」「売上が伸びない原因がカートなのか、集客や商品ページなのか分からない」という場合は、現在のショップを確認したうえで改善の優先順位を整理することもできます。