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型番商品とは?JANコード・SKUとの違い、ECで売るメリット・価格競争対策を解説

型番商品とは?JANコード・SKUとの違い、ECで売るメリット・価格競争対策を解説

型番商品とは?JANコード・SKUとの違い、ECで売るメリット・価格競争対策を解説

型番商品とは?JANコード・SKUとの違い、ECで売るメリット・価格競争対策を解説

型番商品とは、一般的にメーカーが製造・販売し、同じ商品を複数の販売店が取り扱う商品のことです。家電やパソコン、カメラ、工具などでは、商品名だけでなくメーカー型番やJANコードを使って商品を特定できます。

型番商品は、ユーザーが「商品そのもの」をすでに知っていることが多く、検索から購入につながりやすい一方、複数店舗で同じ商品が販売されるため、価格・送料・在庫・配送速度などを簡単に比較される特徴があります。

そのため型番商品をECで販売するときは、「安くすれば売れる」と考えるだけでは十分ではありません。価格競争に巻き込まれると、売上が増えているのに利益がほとんど残らないこともあります。

この記事では、型番商品とは何か、メーカー型番・JANコード・GTIN・SKUとの違い、型番商品をECで販売するメリット・デメリット、価格競争から抜ける方法、Google Merchant Centerでの商品識別までわかりやすく解説します。

  • 型番商品とは何か
  • メーカー型番・JAN・GTIN・SKUの違い
  • 型番商品とオリジナル商品の違い
  • 型番商品のメリット・デメリット
  • 価格競争から抜ける方法
  • 型番商品で利益を残す考え方
  • 型番検索SEOのポイント
  • Google Merchant Centerでの商品IDの扱い

型番商品とは?

型番商品とは、一般的にメーカーが製造・販売し、同じ商品を複数の販売店が取り扱う商品のことです。

「型番商品」という名称自体は、JANコードのような国際標準の商品分類ではありません。ECや小売の現場で、メーカー型番などによって同じ商品だと特定しやすく、他店舗の商品と比較しやすい商品を指して使われることが多い言葉です。

例えば、同じメーカーの「ABC-123」という型番の炊飯器をA店、B店、C店が販売している場合、基本的にはどの店舗で購入しても商品そのものは同じです。

そのため購入者は、「どの店舗が安いか」「送料はいくらか」「いつ届くか」「在庫があるか」「保証は付いているか」といった条件を比較して購入店舗を選びます。

家電、パソコン・周辺機器、カメラ、工具、メーカー製家具、化粧品、日用品、飲料などは、型番商品として販売されることが多いカテゴリーです。

エビス店長
型番商品では「商品そのもの」は他店と同じです。だからこそ、価格だけでなく送料・納期・保証・安心感などで「この店から買う理由」を作ることが重要です。

型番商品は「同じ商品を複数店舗が販売している」のが特徴

型番商品の最大の特徴は、販売店が違っても商品そのものを比較しやすいことです。

オリジナル商品なら、その店でしか購入できないため、価格だけで単純比較されにくくなります。一方、メーカー製の型番商品は、商品名やメーカー型番、JANコードなどを検索すれば、複数の販売店が表示される場合があります。

例えば購入者が「ABC-123」「ABC-123 最安値」「ABC-123 在庫」「ABC-123 口コミ」などと検索すれば、その商品の販売店舗や価格情報を比較できます。

つまり型番商品では、商品そのものよりも、「どの店舗から買うか」が競争になります。

型番・JANコード・GTIN・SKUは同じではない

型番商品を扱う際に混同しやすいのが、「メーカー型番」「JANコード」「GTIN」「SKU」です。似た場面で使われますが、それぞれ役割が異なります。

項目 主な役割 例
メーカー型番・MPN メーカーの商品を識別する ABC-123
JANコード・GTIN 流通上で商品を識別する国際標準コード 13桁・8桁など
SKU 店舗側で在庫を管理する単位・コード ABC-123-BLK-M
商品名 購入者へ商品内容を伝える ○○メーカー 炊飯器 5.5合

Google Merchant Centerでも、GTIN・MPN・ブランドなどは商品の識別に使われます。一方、自社で付けたSKUは在庫・受注管理のための情報なので、メーカー型番やGTINとは分けて考える必要があります。



メーカー型番(MPN)とは?

メーカー型番は、メーカーが自社の商品を識別するために設定する番号です。

Google Merchant Centerでは「MPN(Manufacturer Part Number)」という名称が使われており、同じメーカーの商品群の中から特定の商品を識別するための番号として扱われます。

例えば同じメーカーのテレビでも、「ABC-40X」「ABC-50X」「ABC-55X」のように、サイズや仕様によって別の型番が設定されている場合があります。

型番検索をするユーザーは、すでに商品を具体的に絞り込んでいることが多いため、一般的なカテゴリー検索より購入意欲が高いケースがあります。

JANコードとは?

JANコードは、日本で広く利用されている商品識別コードです。

一般的な商品パッケージに表示されているバーコードの下にある13桁、または短縮タイプの8桁の数字がJANコードです。

JANコードは、レジでの精算だけでなく、商品の受発注、入出荷検品、在庫管理などにも利用されています。

つまりJANコードは単なる「バーコードの番号」ではなく、流通全体で同じ商品を識別するための重要な情報です。

GTINとは?

GTINは「Global Trade Item Number」の略で、国際標準の商品識別コードの総称です。

日本で一般的に利用されている13桁のJANコードはGTIN-13、8桁の短縮JANコードはGTIN-8として扱われます。

そのため、JANコードはGTINの一種と考えると分かりやすいでしょう。

ECの商品登録画面で「GTINを入力してください」と表示された場合、日本国内の商品であればJANコードを使用するケースがあります。

SKUとは?

SKUは「Stock Keeping Unit」の略で、在庫を管理するための単位です。

例えば同じTシャツでも、白・Mサイズ、白・Lサイズ、黒・Mサイズ、黒・Lサイズを別々に在庫管理するなら、それぞれを別SKUとして管理します。

店舗側では、「TS-W-M」「TS-W-L」「TS-B-M」といった独自のSKUコードを設定することもあります。

メーカー型番やJANコードは商品そのものを識別するための情報ですが、SKUは自社の在庫・受注を管理するための情報という違いがあります。

型番商品とオリジナル商品の違い

型番商品と、自社企画・自社ブランドなどのオリジナル商品では、ECでの戦い方が大きく異なります。

項目 型番商品 オリジナル商品
商品認知 すでに知られている場合がある 自社で認知を作る必要がある
比較 他店舗と比較されやすい 単純比較されにくい
価格競争 起こりやすい 比較的起こりにくい
商品説明 仕様+店舗を選ぶ理由が重要 商品価値を詳しく伝える必要がある
集客 型番検索を狙いやすい カテゴリ・悩み検索などを狙う
粗利 低くなりやすい 自社で設計しやすい
差別化 販売条件・サービスで行う 商品そのもので行いやすい

大まかに整理すると、型番商品は集客しやすい一方で比較・価格競争が起こりやすく、オリジナル商品は認知形成が必要ですが価格や粗利を設計しやすいという違いがあります。

どちらが優れているという話ではなく、商品特性に合わせて販売戦略を変えることが重要です。




型番商品のメリット

商品を説明する前から需要がある

型番商品では、購入者がすでに商品名や型番を知って検索している場合があります。「何の商品なのか」をゼロから説明する必要が少なく、購入検討が進んでいるユーザーを獲得できることがメリットです。

例えば「炊飯器 おすすめ」と検索している人より、「ABC-123」と具体的な型番で検索している人の方が、購入する商品をかなり絞り込んでいる可能性があります。

検索意図が明確

型番検索では、「ABC-123 最安値」「ABC-123 送料無料」「ABC-123 在庫」「ABC-123 翌日配送」など、購入条件まで含めて検索されることがあります。

検索ユーザーが求めている情報を商品ページで適切に提示できれば、購入につなげやすくなります。

複数の販売チャネルへ展開しやすい

型番商品は、自社ECだけでなく楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなど複数チャネルで販売しやすい特徴があります。

メーカー型番やGTINなどの商品識別情報があることで、商品データを整理しやすい点もメリットです。

市場価格を把握しやすい

同一商品が複数店舗で販売されているため、競合価格や送料、在庫状況などを比較できます。

仕入価格に対して市場販売価格が低すぎる商品は仕入れを避けるなど、販売前の判断材料にもできます。

型番商品のデメリット

価格比較されやすい

型番商品の最大のデメリットです。同じ商品を複数店舗が販売しているため、購入者は商品名や型番を検索するだけで価格を比較できます。

価格差が大きければ、より安い店舗へ移動される可能性があります。

値下げすると粗利が削られる

競合店が値下げしたから自店も下げる、それを見た別の店舗がさらに下げるという状態になると価格競争が発生します。

最終的には売上が増えていても、利益がほとんど残らなくなる場合があります。

特にモールでは販売手数料、決済手数料、ポイント原資、広告費、送料なども発生するため、商品粗利だけで判断してはいけません。

商品ページが競合と似やすい

メーカーから提供された商品名、仕様、商品写真をそのまま使用すると、競合店舗の商品ページと非常によく似た内容になります。

同じ商品のため仕様が同じなのは当然ですが、「なぜこの店で購入するのか」を伝えられないページでは価格だけで比較されやすくなります。

メーカー・仕入先の影響を受けやすい

メーカーの廃番、欠品、値上げ、仕様変更、仕入条件変更などによって販売状況が変化します。

特定メーカー・特定商品の売上比率が高い店舗では、供給停止が事業へ大きく影響する可能性があります。

型番商品は商品説明が不要?

型番商品だから商品説明が不要というわけではありません。

確かに、有名メーカーの商品なら「何の商品なのか」を一から説明する必要は少なくなります。しかし購入者が知りたいのは商品スペックだけではありません。

  • 送料はいくらか
  • 在庫は本当にあるか
  • いつ届くか
  • メーカー保証は付くか
  • 正規品か
  • 返品できるか
  • 何が同梱されているか
  • 設置・設定は必要か

つまり型番商品では、「商品が何なのか」より「なぜこの店舗から買うのか」を説明することが重要になります。

型番商品で価格競争から抜ける6つの方法

型番商品は商品そのもので差別化しにくいため、販売条件や購入体験で差を作ります。

1.送料で差別化する

商品価格だけではなく、最終的な支払総額で比較されます。

例えば29,800円+送料1,000円と、30,300円・送料無料なら、後者を選ぶユーザーもいます。単純な商品価格だけではなく、送料込みの条件まで含めて競合比較しましょう。

2.配送速度で差別化する

「今日注文すれば明日届く」という条件は、最安値以上に強い購入理由になる場合があります。

特に壊れた家電の買い替え、仕事で必要な機器、消耗品など、すぐ必要になる商品では配送速度の価値が高まります。

在庫あり、当日発送、翌日配送など、自社が実際に約束できる条件を分かりやすく表示しましょう。

3.在庫の安心感を伝える

型番商品では、「注文したのに在庫がなかった」という不安を持つ購入者もいます。

実在庫と連携し、「在庫あり」「残りわずか」「○日以内発送」などを正確に表示することで購入判断をしやすくできます。

ただし、実際とは異なる在庫表示で購入を急がせることは避けましょう。

4.保証・サポートで差別化する

同じ商品でも、メーカー保証、店舗独自保証、延長保証、初期不良対応、購入後サポートなどが店舗選択の理由になります。

高額商品ほど、「少し高くても安心して買える店舗」を選ぶユーザーがいるため、保証条件は分かりやすく表示しましょう。

5.セット販売する

単品では完全に同じ商品でも、関連商品とセットにすることで単純な価格比較から少し離れることができます。

例えばカメラなら「本体+SDカード」「本体+ケース」「本体+予備バッテリー」といったセットです。

利用者が後から購入する必要がある商品を組み合わせれば、価格以外の価値を作れます。ただし不要な商品を無理にセットにするのではなく、利用シーンに合った組み合わせにしましょう。

6.商品ページで店舗を選ぶ理由を作る

メーカーの商品説明をそのまま掲載するだけでは、店舗ごとの差がありません。

実際の使い方、他モデルとの違い、セット内容、FAQ、スタッフによる解説、配送・保証情報など、自社だから提供できる情報を追加します。

「この商品について一番分かりやすい店」になれば、価格だけではない選択理由を作ることができます。



型番商品では「最安値」ではなく「総合条件」で選ばれる

型番商品を販売すると、「競合より1円でも安くしなければ売れない」と考えてしまうことがあります。

しかし実際の購入条件には、商品価格以外にもさまざまな要素があります。

店舗 商品価格 送料 発送 保証
A店 29,800円 800円 3~5日 通常保証
B店 30,300円 送料無料 当日発送 延長保証対応

表示価格だけならA店の方が安いですが、送料を含めた総額、配送速度、保証まで考えるとB店を選ぶユーザーも十分に考えられます。

型番商品では、価格+送料+納期+在庫+安心+付加価値をまとめて考えることが重要です。

型番商品で一番危険なのは「売れているのに儲からない」状態

型番商品では、販売数だけを見ると好調に見えても、実際にはほとんど利益が残っていないケースがあります。

例えば10,000円で販売した商品でも、仕入原価、モール手数料、決済手数料、送料、広告費、ポイント原資、梱包費などを差し引くと、最終的な利益が数百円しか残らない場合があります。

その状態で競合に合わせてさらに500円値下げすれば、売るほど利益が減る可能性もあります。

型番商品では「何個売れたか」だけではなく、1注文あたりいくら利益が残ったかを確認しましょう。

販売価格 − 商品原価 − モール手数料 − 決済手数料 − 送料 − 広告費 − ポイント原資 − その他変動費 = 1注文あたりの実質利益

エビス店長
型番商品では「売上が伸びたから成功」とは限りません。値下げ後に手数料・送料・広告費まで差し引いて、実際にいくら利益が残ったかを確認しましょう。

型番商品の利益計算で確認したい項目

基本的には、販売価格 − 商品原価 − 販売に必要な変動費=1注文あたりの利益として考えます。

項目 確認する内容
販売価格 実際に顧客が支払う商品価格
商品原価 仕入れにかかった費用
販売手数料 モール・プラットフォーム等の手数料
決済手数料 クレジットカード等の決済コスト
送料 店舗側が負担する配送費
ポイント原資 店舗側が負担するポイント等
広告費 1注文獲得に使用した広告費
梱包費など 資材・その他の変動費

例えば販売価格を100円下げた場合、その100円は売上だけでなく、基本的には利益から直接減ることになります。粗利率が低い型番商品ほど、値下げの影響は大きくなります。

型番商品SEOでは「型番検索」を意識する

型番商品はSEOとも相性があります。

すでに購入商品を絞り込んでいるユーザーは、メーカー名+型番で検索することがあります。

そのため商品ページでは、正式な商品名、メーカー名・ブランド名、メーカー型番、容量・サイズ・色、主要スペックなどを正確に掲載することが基本です。

さらに「ABC-123とABC-124の違い」のような比較記事を作り、商品ページへ誘導する方法もあります。

型番そのものだけでなく、購入前に検索される比較、使い方、互換性などの周辺ニーズまで考えると、検索流入を広げることができます。

JANコードをSEOキーワードとして大量に入れる必要はない

JANコードは重要な商品識別情報ですが、ページ本文へ不自然に何度も記載すればSEOに有利になるというものではありません。

商品情報として必要な場所に正確なJANコードを掲載し、商品名、型番、仕様、ユーザーに役立つ説明を分かりやすく整えることを優先しましょう。

特に外部サービスとの商品データ連携では、JAN・GTINと自社SKUを混同しないことが重要です。

Google Merchant CenterではGTIN・MPN・ブランドが重要

Google Merchant Centerでは、GTIN、MPN、ブランドなどが商品を識別するための情報として利用されます。

メーカーによってGTINが付与されている商品では、正しいGTINを登録することが重要です。またメーカー型番がある場合は正しいMPN、ブランド商品なら正しいブランド名を登録します。

Googleショッピングや無料リスティングへ型番商品を掲載するときは、商品名だけでなく、正確な商品識別情報を登録することが重要です。

  • メーカーが付与したGTIN・JANコード
  • 正しいメーカー型番・MPN
  • 正しいブランド名

類似商品のJANコードを流用したり、自社SKUをメーカー型番として適当に登録したりするのは避けましょう。

GTINがない商品はどうする?

すべての商品にGTINがあるわけではありません。

ハンドメイド商品、オーダーメイド商品、古い商品など、もともとGTINが付与されていない商品もあります。

商品に固有の商品識別コードが存在しない場合は、存在しない番号を推測して登録したり、別商品のGTINを流用したりしないようにしましょう。

「Googleへ登録したいからJANコードを自分で適当に作る」といった運用は避ける必要があります。

自社EC・楽天市場・Amazonで型番商品の戦い方は変わる

同じ型番商品を販売していても、販売チャネルによって競争環境は異なります。

自社EC

モール内での直接的な価格比較からは離れやすい一方、自社でユーザーを集客する必要があります。

その代わり、商品説明、保証、セット販売、FAQ、関連コンテンツなどを比較的自由に設計できます。

楽天市場

商品価格だけでなく、送料、ポイント、ショップレビュー、イベント施策、配送条件なども購入店舗の選択に影響します。

単純な最安値だけではなく、楽天市場内での総合的な購入条件を考える必要があります。

Amazon

同一商品を複数の販売者が取り扱うケースがあり、価格、配送条件、在庫、販売者としての信頼性などが重要になります。

つまり、同じ商品を全チャネルで同じ価格・同じ説明で販売するだけではなく、チャネルごとの購入理由を作ることが重要です。

型番商品とオリジナル商品を組み合わせる方法もある

EC事業では、型番商品かオリジナル商品かのどちらか一方だけを選ぶ必要はありません。

例えば型番商品で検索需要を取り込みながら、自社オリジナル商品や関連商品を一緒に販売する方法があります。

型番商品で新規顧客を獲得し、その後、消耗品、関連商品、自社ブランド商品、定期購入商品などへつなげれば、初回注文だけでなくLTVを高められる可能性があります。

型番商品を「利益率が低いから悪い商品」と考えるのではなく、新規顧客との入口としてどのように活用するかまで考えることが重要です。

型番商品でやってはいけない販売方法

最も避けたいのは、競合価格だけを見て自動的に値下げを続けることです。

競合が値下げしたから100円下げる、さらに別店舗が値下げしたからまた100円下げる。この繰り返しでは市場全体の価格が下がり、最終的にどの店舗にも利益が残らなくなる可能性があります。

値下げする場合でも、利益はいくら残るか、販売数がどれくらい増える必要があるか、仕入条件を改善できないか、送料を下げられないか、セット販売できないかまで確認しましょう。

「最安値になること」と「利益を最大化すること」は同じではありません。

型番商品で見るべきKPI

型番商品では売上高だけを見ないことが重要です。

KPI 確認すること
売上 販売金額全体
販売数量 何個販売したか
粗利額 売上から商品原価を引いた金額
粗利率 売上に対してどれだけ粗利が残ったか
1注文あたり利益 各種コストを差し引いて残った利益
広告費 販売獲得のために使った費用
CPA 1件の注文獲得にかかった広告費
ROAS 広告費に対する売上
在庫回転 仕入れた商品がどの程度回転しているか
返品率 販売後に返品された割合

例えば価格を下げて販売数量が20%増えても、1件あたりの利益が半分になっていれば、全体利益が悪化する可能性があります。

型番商品では「売れたか」だけではなく、売った結果として利益が残ったかを最終判断にしましょう。

型番商品についてよくある質問

型番商品とは何ですか?

一般的には、メーカー型番などによって商品を特定でき、同じ商品が複数の店舗で販売されている商品を指します。家電、パソコン、カメラ、工具などが代表例です。

型番とJANコードは同じですか?

同じではありません。メーカー型番はメーカーが商品を識別するための番号、JANコードは流通上で商品を識別するGTINの一種です。

JANコードとGTINは同じですか?

JANコードはGTINの一種です。日本で一般的な13桁のJANコードはGTIN-13、8桁の短縮タイプはGTIN-8として扱われます。

型番とSKUは同じですか?

同じではありません。型番は主にメーカー側の商品識別、SKUは販売事業者側の在庫・受注管理に使用します。

型番商品は価格を安くしないと売れませんか?

必ずしも最安値である必要はありません。送料、配送速度、在庫、保証、店舗の信頼性、セット販売、サポートなども購入店舗を選ぶ理由になります。

型番商品はSEOに向いていますか?

型番そのものを検索するユーザーがいる商品では相性があります。正式な商品名、メーカー名、型番、仕様などを正確に掲載し、比較・使い方などの関連コンテンツと組み合わせる方法も有効です。

商品ページにJANコードは必要ですか?

ユーザー向け商品ページでの表示方法はサイトによりますが、商品管理や外部サービスへの商品データ連携では重要な識別情報です。Google Merchant Centerなどへ商品を登録する場合は、割り当てられているGTINを正確に扱うことが重要です。

JANコードがない商品に適当なコードを付けてもよいですか?

既存の商品識別コードを推測したり、別商品のGTINを流用したりするべきではありません。商品に固有の商品IDが存在しない場合は、利用するサービスの仕様に沿って登録しましょう。

型番商品とオリジナル商品はどちらがECに向いていますか?

どちらにもメリットがあります。型番商品は既存需要を取り込みやすい一方で価格競争が起こりやすく、オリジナル商品は認知形成が必要ですが価格や粗利を設計しやすい特徴があります。

まとめ|型番商品は「安さ」だけではなく店舗を選ぶ理由を作る

型番商品とは、メーカー型番などによって商品を特定しやすく、同じ商品が複数店舗で販売されている商品を指してEC・小売の現場で使われる言葉です。

型番商品を扱う際は、メーカー型番、JANコード・GTIN、SKUを混同しないことも重要です。

メーカー型番・MPN メーカーの商品識別
JAN・GTIN 流通上の商品識別
SKU 販売事業者の在庫・受注管理

型番商品のメリットは、すでに商品を知っている購入意欲の高いユーザーを獲得しやすいことです。

一方で、同じ商品を複数店舗が販売するため、価格比較されやすく、値下げ競争によって利益が削られやすいという弱点があります。

だからこそ、型番商品では価格・送料・配送速度・在庫・保証・セット販売・サポートを組み合わせ、最安値以外の「この店舗から買う理由」を作ることが重要です。

またGoogle Merchant Centerなどへ商品データを連携する場合は、GTIN・MPN・ブランドといった商品識別情報を正しく扱うことも欠かせません。

そしてEC運営で最も重要なのは、「何個売れたか」ではなく「売ったあとにいくら利益が残ったか」を見ることです。

型番商品は価格競争になりやすいから売れない商品なのではありません。既存の検索需要を取り込みながら、配送・保証・情報・セット販売・顧客対応などで店舗価値を作り、利益を残せる仕組みに変えることが、型番商品をECで販売する際の勝ち筋です。