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サードパーティーとは?意味・具体例・ファーストパーティーとの違いを解説

サードパーティーとは?意味・具体例・ファーストパーティーとの違いを解説

サードパーティーとは?意味・具体例・ファーストパーティーとの違いを解説

サードパーティーとは?意味・具体例・ファーストパーティーとの違いを解説

「サードパーティーとはどういう意味?」「Amazonのサードパーティー出品者とは?」「サードパーティーCookieとは何が違う?」と疑問に思っていませんか?

サードパーティー(Third Party)とは、商品やサービス、取引において、直接の当事者とは異なる第三者の企業や組織などを指す言葉です。 例えば、Amazonで商品を販売する外部の出品者、ECサイトに導入する外部決済サービス、受注管理システムを提供する企業などが、特定の関係においてサードパーティーに当たります。

サードパーティーは、ネットショップの運営を効率化するうえで重要な存在です。一方、外部サービスを利用する場合には、料金や機能だけでなく、顧客情報の取り扱いやセキュリティにも注意する必要があります。

この記事では、サードパーティーの基本的な意味から、ファーストパーティーとの違い、Amazonや楽天市場での具体例、サードパーティーCookie、外部サービス導入時の注意点まで、EC運営の実務目線でわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • サードパーティーの意味と具体例
  • ファーストパーティー・セカンドパーティーとの違い
  • AmazonやECサイトにおけるサードパーティーの役割
  • サードパーティーCookieの基本
  • 外部サービスのメリット・デメリット
  • ECサイトで外部連携する際の7つのチェック項目

サードパーティーとは?意味をわかりやすく解説

サードパーティーとは、英語の「Third Party」に由来する言葉で、日本語では「第三者」を意味します。「Third」は第三、「Party」は当事者や関係者を表す言葉です。

商品やサービス、取引において、直接の当事者とは別の立場で関わる企業や組織などを、サードパーティーと呼びます。

例えば、スマートフォンメーカーとは別の会社が、そのスマートフォンに対応した充電器や保護ケースを製造・販売している場合、これらはサードパーティー製品と呼ばれることがあります。

EC業界でも、ショッピングモールを運営する企業とは別の出品者、ECカートと連携する外部アプリ、決済サービスなど、さまざまな場面で使われる言葉です。

ただし、何を基準に第三者と呼ぶかによって、サードパーティーに当たる人や企業は変わります。 あくまで特定の取引やサービスとの関係を表す言葉だと理解しておきましょう。

エビス店長
サードパーティーという言葉は少し難しく感じますが、基本は「第三者」という意味です。ネットショップでは、外部のアプリや決済会社、受注管理システムなどを考えるとイメージしやすいですよ。

サードパーティーの身近な具体例

分野 サードパーティーの例
スマートフォン メーカー純正ではない周辺機器の製造会社
パソコン 外部メーカーのソフトウェアや周辺機器
ゲーム ゲーム機メーカー以外のソフトウェア開発会社
Amazon Amazon以外のマーケットプレイス出品者
ECサイト 外部決済サービス、受注管理システム、追加アプリ
Web広告 外部事業者が提供する広告・計測技術

サードパーティーは、必ずしも「非公式」「危険」「品質が低い」という意味ではありません。第三者の製品やサービスであっても、正規の契約や連携によって提供されているものは数多くあります。

ファーストパーティー・セカンドパーティー・サードパーティーの違い

サードパーティーを理解するうえで、ファーストパーティー、セカンドパーティーという関連用語も知っておきましょう。

一般的な契約や取引では、ファーストパーティーが第一当事者、セカンドパーティーが第二当事者、サードパーティーが第三者という意味で使われることがあります。

ただし、マーケティングデータの分野では、それぞれの言葉にもう少し具体的な意味があります。

分類 データ活用における主な意味 具体例
ファーストパーティー 企業が顧客などから直接収集したデータ 自社ECの購入履歴、会員情報
セカンドパーティー 別の企業が直接取得したデータを、合意に基づいて利用するもの 提携企業が保有するファーストパーティーデータの共有
サードパーティー 自社と直接の顧客関係を持たない外部事業者などから提供されるデータ 外部のデータ提供会社が扱うデータ

※上記はマーケティングデータの分野における代表的な説明です。業界や取引の文脈によって用語の意味は異なります。

また、データを取得・共有・利用する際には、個人情報保護法などのルールが関係する場合があります。第三者から取得したデータだから自由に利用できるというわけではありません。

ECサイトにおけるサードパーティーの具体例

ネットショップ運営では、サードパーティーの製品やサービスを利用する機会が数多くあります。自社ですべてのシステムを開発しなくても、専門企業のサービスを組み合わせることで、決済、受注処理、在庫管理、顧客対応などを効率化できるためです。

1.Amazonのサードパーティー出品者

Amazonでは、Amazon自身が販売する商品と、外部の販売事業者がマーケットプレイスに出品する商品があります。

Amazon以外の販売事業者は、Amazonとの関係でサードパーティー出品者と呼ばれることがあります。

例えば、Amazonの商品ページで「販売元」が外部企業になっている場合、その企業はAmazonのマーケットプレイスを利用して商品を販売している事業者です。

ここで注意したいのは、販売元と発送元は必ずしも同じではないという点です。Amazonの物流サービスを利用していても、商品の販売元は外部の事業者という場合があります。

購入者としては、販売元、発送元、返品条件などを確認すると、取引の仕組みを理解しやすくなります。

エビス店長
私自身も以前Amazonへ出品していましたが、Amazonが発送する商品でも、販売しているのは外部の事業者というケースがあります。「Amazonで売っている」と「Amazonが販売している」は、同じ意味ではないんですね。

2.楽天市場の外部受注管理システム

楽天市場で店舗を運営する場合、基本的な店舗管理にはRMSなどの管理機能を利用します。

一方、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、自社ECなどを併用する店舗では、外部の受注管理システムを導入することがあります。

例えば、ネクストエンジン、GoQSystem、CROSS MALLなどは、複数の販売チャネルの注文処理や在庫連携を支援するサービスです。

こうした外部サービスの提供会社は、ECモールや店舗のシステム構成との関係で、サードパーティーに当たります。

ただし、各サービスで利用できる機能や連携範囲、料金体系は異なります。導入前に自社の業務に必要な機能が揃っているかを確認しましょう。

受注管理システムの選び方については、EC受注管理システム比較|主要サービスの機能・料金・選び方で詳しく解説しています。

3.Shopifyなどの外部アプリ

ShopifyなどのECプラットフォームでは、外部の開発会社が提供するアプリを追加することで、標準機能を拡張できる場合があります。

例えば、商品レビュー、定期購入、メール配信、商品レコメンド、配送管理など、さまざまな分野のアプリが提供されています。

外部アプリを活用すれば、ECサイトを一から開発しなくても機能を追加できます。一方で、月額利用料、保守対応、取得データの範囲などを確認する必要があります。

アプリを導入するときは、便利そうだからという理由だけで追加するのではなく、本当に必要な機能か、既存の機能と重複しないかを確認しましょう。

4.外部決済サービス

クレジットカード決済やキャッシュレス決済を導入する際にも、外部の決済サービスが利用されることがあります。

例えば、ECカートとは別の決済代行会社が決済処理を提供している場合、その会社はECサイトの取引関係において外部のサービス提供者に当たります。

決済サービスを選ぶときは、対応している決済方法、手数料、入金サイクル、セキュリティ対策、サポート体制などを確認することが大切です。

5.AIチャットボットや顧客対応ツール

最近では、ECサイトの問い合わせ対応にAIチャットボットや外部の顧客対応システムを導入するケースもあります。

商品情報や配送方法、返品条件などを案内する機能があれば、よくある問い合わせへの対応を効率化できる可能性があります。

ただし、顧客情報を外部サービスへ連携する場合は、どの情報が送信されるのか、AIによる回答内容をどのように確認するのか、人が対応する必要がある場面をどう判断するのかも考えておきましょう。

AIチャットボットについては、ECサイトのAIチャットボット導入ガイドでも詳しく解説しています。

サードパーティー製品・サービスのメリット

サードパーティーの製品や外部サービスを利用することには、主に次の3つのメリットがあります。

1.専門的な機能を導入しやすい

自社ですべての機能を開発するには、多くの時間や費用がかかります。専門企業が提供するサービスを利用することで、決済、物流、受注管理、データ分析などの機能を比較的導入しやすくなります。

2.業務効率を改善できる

例えば、複数のネットショップを運営している場合、注文情報を個別に確認すると、対応漏れや在庫の更新ミスが発生することがあります。

外部の一元管理システムを導入することで、作業をまとめられる場合があります。ただし、実際の効率化効果は店舗の業務フローやシステムの連携条件によって異なります。

3.自社に合ったサービスを選べる

複数の外部サービスが提供されていれば、機能や料金を比較しながら、自社の課題に合ったものを選びやすくなります。

ただし、外部サービスだから必ず安いというわけではありません。月額料金だけでなく、初期費用、追加オプション、導入後の運用負担まで含めて判断しましょう。

サードパーティー製品・サービスのデメリットと注意点

外部サービスは便利ですが、導入する前に確認したいこともあります。

1.サービス提供会社への依存が生まれる

外部サービスが終了したり、料金や仕様が変更されたりすると、ECサイトの運営に影響する可能性があります。特に受注処理や決済などの重要業務を外部システムに依存している場合は、障害時の対応方法も考えておく必要があります。

2.システム同士の相性に問題が出ることがある

利用しているECカートと外部アプリの組み合わせによっては、期待した機能が動作しないことがあります。また、プラットフォームやアプリの仕様変更により、これまで動いていた連携が利用できなくなる場合もあります。

導入前には、公式の対応状況、更新頻度、サポート体制などを確認しておくと安心です。

3.顧客情報へのアクセス権限に注意が必要

外部の受注管理システムやマーケティングツールを導入する場合、氏名、住所、電話番号、購入履歴などの情報を扱うことがあります。

こうした情報を取り扱うサービスでは、データの保存場所、アクセス権限、委託先の管理、契約終了後のデータの扱いなどを確認する必要があります。

サードパーティーのサービスだから危険なのではなく、必要以上の権限を与えたり、利用状況を管理できていなかったりすることがリスクになります。

具体的な対策は、ECサイトのセキュリティ対策|個人情報漏えいを防ぐ12のチェック項目でも解説しています。

サードパーティーCookieとは?

サードパーティーという言葉は、Web広告やアクセス解析でも使われます。特に「サードパーティーCookie」は、ECサイトの集客に関わるため、基本的な意味を知っておきましょう。

Cookieとは、Webサイトの利用に関連する情報をブラウザーへ保存する仕組みです。

そのうち、現在閲覧しているサイトとは異なるサイトの文脈で設定・利用されるCookieを、サードパーティーCookieと呼びます。

例えば、ECサイトに外部の広告配信サービスが組み込まれている場合、その広告サービスのCookieが第三者のCookieとして扱われることがあります。

サードパーティーCookieは、サイトをまたぐ広告計測や広告配信などで利用されてきました。

ファーストパーティーCookieとの違い

比較項目 ファーストパーティーCookie サードパーティーCookie
基本的な区別 閲覧中のサイトと同じサイトの文脈 閲覧中とは異なるサイトの文脈
主な用途の例 ログイン状態やカート情報の維持 外部広告サービスによる計測など
EC運営との関係 サイトの基本機能に関わる場合がある 広告・外部計測に関わる場合がある
注意点 用途や個人情報の適切な管理 ブラウザーによる制限やプライバシー対応

サードパーティーCookieは、一部のブラウザーですでに制限されています。また、ブラウザーごとに取り扱いや設定が異なるため、「すべてのブラウザーで完全に廃止された」と考えるのは正確ではありません。

ECサイトでは、Cookieの利用目的や計測方法を把握し、特定の技術に依存しすぎない計測環境を整えることが重要です。

【EC運営者向け】外部サービス導入前の7つのチェックポイント

ECサイトへサードパーティーのサービスを導入するときは、機能と価格だけで決めないようにしましょう。

次の7項目を確認しておくと、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。

外部サービス導入前のチェックリスト

  • □ 利用しているECカートやモールと正式に連携できるか
  • □ 初期費用・月額費用・追加料金は明確か
  • □ どの顧客情報や注文情報にアクセスするか
  • □ アクセス権限を必要最小限にできるか
  • □ 障害時や情報漏えい時の対応体制があるか
  • □ 解約時にデータを取得・削除できるか
  • □ 導入後の管理・更新責任者が決まっているか

特に、以前利用していたアプリや外部連携が、そのまま残っているケースには注意が必要です。

便利なサービスを増やすだけでなく、不要になった連携を整理することも、安全なECサイト運営につながります。

エビス店長
新しいアプリを導入するときは、何が便利になるかだけでなく、どんな顧客情報を扱うかも確認しましょう。特に、使わなくなったアプリや外部連携をそのまま残さないことは、ECサイトを安全に運営するうえで大切です。

【実務経験】EC運営で外部サービスを使うときに大切なこと

私自身、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなど、複数のECサイトの運営に携わってきました。その中で、すべての業務を一つのシステムだけで完結させるのは難しく、外部のサービスを組み合わせる場面もありました。

特に多店舗運営では、注文や在庫を管理するシステムと、各モールの管理画面との関係を理解しておくことが重要です。外部サービスを導入すると業務が便利になる一方、システムが増えるほど、どの情報がどこへ連携されているのかわかりにくくなることがあります。

私がEC事業者さんにおすすめしたいのは、新しいサービスを導入するときに「何ができるようになるか」だけでなく、「誰が管理するのか」「トラブルが起きたらどう対応するのか」まで考えることです。

サードパーティーのサービスを上手に活用することは、外部サービスに任せきりにすることではありません。 自社の業務を把握し、必要なサービスを選び、導入後も管理していくことが大切だと考えています。

エビス店長
ECサイトは、便利なサービスを増やせば必ず運営が楽になるわけではありません。システムの数が増えるほど管理も複雑になります。必要なサービスを選び、役割を明確にすることが、長く安定して運営するためのポイントですよ。

サードパーティーについてよくある質問

サードパーティーとは簡単にいうと何ですか?

ある商品やサービス、取引において、直接の当事者とは別の立場で関わる第三者のことです。企業、団体、サービス提供会社などを指す場合があります。

サードパーティーと外部委託先は同じ意味ですか?

必ずしも同じではありません。外部委託先は業務を委託する相手ですが、サードパーティーは第三者という、より広い関係性を表す言葉です。契約やデータの取り扱いでは、それぞれの定義を確認する必要があります。

Amazonのサードパーティー出品者とは?

Amazon自身ではなく、Amazonのマーケットプレイスを利用して商品を販売している外部の販売事業者のことです。発送をAmazonが担当していても、販売元が外部事業者の場合があります。

サードパーティー製品は純正品より品質が低いですか?

必ずしもそうではありません。サードパーティー製品にも高品質な商品があります。ただし、互換性、保証、サポート内容は製品ごとに確認する必要があります。

サードパーティーCookieは危険ですか?

サードパーティーCookieそのものが直ちに危険というわけではありません。ただし、サイトをまたぐ利用者の追跡やプライバシー保護の観点から、ブラウザーの制限や法令への対応が重要になっています。

サードパーティーCookieはすでに廃止されていますか?

すべてのブラウザーで一律に廃止されたわけではありません。ブラウザーによって、制限の内容や利用者が設定できる項目が異なります。広告やアクセス解析で利用している場合は、最新のブラウザー仕様や計測ツールの案内を確認しましょう。

サードパーティーのサービスをECサイトへ導入しても問題ありませんか?

適切なサービスを選び、利用条件やセキュリティを確認すれば、EC運営の効率化に役立ちます。顧客情報へのアクセス範囲、システムの連携条件、障害時の対応などを確認したうえで導入しましょう。

まとめ|サードパーティーはEC運営を支える第三者のサービスや企業

サードパーティーとは、商品やサービス、取引において、直接の当事者とは異なる第三者を指す言葉です。

EC業界では、Amazonの外部出品者、受注管理システム、決済サービス、ECカートの追加アプリなど、さまざまな場面で使われています。

サードパーティー製品やサービスを利用すれば、自社で開発することなく便利な機能を取り入れられます。一方で、外部サービスへの依存や、顧客情報の管理、セキュリティへの配慮も必要です。

ネットショップを運営するときは、料金や機能だけでなく、データの取り扱いや導入後の管理体制も確認しましょう。外部サービスを上手に活用しながら、自社に合った運営環境を整えていくことが大切です。

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