Wowmaのプラチナマッチ広告の評判・料金・メリットを徹底考察
Wowma!の新しい広告である「プラチナマッチ広告」について、プラチナマッチ広告のメリット・デメリットから、料金などを現役Wowma店長が考察いたします。
Wowmaと言えば、2017年中には、これまでの出店数の330%増の8700店舗以上の店舗数となり、非常に急激に出店店舗数が増えている注目のショッピングモールです。
Wowma内の出店店舗数が増えれば、それだけ商品点数も増えることになり、商品の露出難度がアップすることになります。
プラチナマッチ広告は、こうした出店店舗数が増え続けているWowmaの中で、商品露出を最適化できる広告として非常に注目されている広告です。
今回の記事の内容が、Womwaのプラチナマッチ広告についての参考になれば幸いです。
Wowmaのプラチナマッチ広告とは
Wowma!の「プラチナマッチ広告」とは、KDDIコマースフォワードが運営するショッピングモール、Wowmaに出店している店舗向けの、商品入札型の商品露出広告のことです。
プラチナマッチ広告を利用するには、Wowmaのバックヤード、管理画面である、Wowmanager(ワウマネージャー)上の、プラチナマッチ管理画面で商品入札を行う必要があります。
プラチナマッチ広告を利用すれば、Wowma!の検索リスティングをはじめ、サイトトップ、カテゴリトップ等のWomwa上の各ページに自動的に広告掲載が始まります。
2018年4月3日にリリースされたWomwaの新しい商品露出広告である「プラチナマッチ広告」について、その具体的な内容をご説明いたします。
プラチナマッチ広告のメリット
Wowmaの新しい商品露出広告、「プラチナマッチ広告」のメリットをご紹介いたします。
プラチナマッチ広告を利用することで、以下のようなメリットがあります。
Wowmaの主要導線を抑えることができる
Wowmaでは、プラチナマッチ広告を、Wowma上のCPC広告、リスティング広告の「要(かなめ)」と考えているようです。
そのため、プラチナマッチ広告を利用することで、表示されるページ導線は、Wowmaの主要導線の多くを抑えることができると公式にも発表されています。
まだ、どの部分にどれだけ広告が表示されるのかという実績が集まっていませんが、わかり次第情報を更新していきたいと思います。
広告表示は自動的に行われるため、広告スキルも不要
ヤフーショッピングなどのショッピングモールで広告を出稿する際に、バナーを作成したりキャッチコピーを考えたりといった対応が必要となります。
プラチナマッチ広告では、こうした、「広告スキル」は一切不要で、商品入札さえ行えば、あとの特別な対応は必要ない広告です。
広告スキルがなくて、ショッピングモールの広告をあきらめていた出店者さんには、非常に楽に出稿できる広告だと思います。
広告効果が管理画面で確認できる
ショッピングモールの広告の多くに言えることですが、広告枠を購入するような広告の場合、その広告効果を知るには、注文数から察するという方法が一般的でした。
例えばですが、楽天市場
で、10万円の広告枠を購入して、1時間のタイムセールに商品を露出できたとします。
担当のECコンサルタントの対応にもよりますが、その広告期間中に、どれだけアクセス数があり、転換率は何パーセントだったのか、という情報を共有してもらえる場合と、情報を教えてもらえない場合があります。
10万円支払った広告で、5000円の商品が100個売れたとします。5000円×100個=50万円の売上ですが、利益が5%だったと仮定すると、利益は2万5千円となります。
この時点で、この10万円の広告枠は「赤字だった」と言うことがわかります。
プラチナマッチ広告は、こうしたデータをバックヤードであるWowmanager内のプラチナマッチ広告管理画面で確認することができます。
クリック報酬型のためコストを抑えられる
CPC広告の場合は、クリックされた実績に応じて広告費用が発生します。
このため、広告枠を数十万円で購入するような固定価格の広告よりも、費用対効果的な面で、コストを抑えられるメリットがあります。
今はまだプラチナマッチ広告開始直後のため、CPC広告の商品入札単価も比較的安い傾向にあると思いますが、時間が経つにつれてCPC型の広告は、参入者が増えることもあり、入札単価は高まる傾向にあります。
広告表示のための商品入札から実際に表示されるまで10分程度と速い
楽天市場
などのショッピングモールの広告全般に言えることですが、広告入稿から実際に広告が掲載されるまでにかなりのタイムラグ、時間が必要となる場合があります。
プラチナマッチ広告では、広告表示を行うための商品入札から、実際に商品がWowma上のページに表示されるまで、約10分程度と公式に発表されています。
このスピード感は、季節需要商品を扱う店舗さんにとっては、大きなメリットだと思います。
広告の解除も簡単ですぐに広告停止できる
広告を利用していて、一番ネックになるのが、「広告を出稿したのに思ったほど売れなかった」というパターンに陥ることです。
これは本当によくある事例で、楽天市場などの大手ショッピングモールになればなるほど、広告掲載料が高額になり、その反面、思ったほど効果がなかったという落胆につながりやすい傾向にあります。
プラチナマッチ広告では、広告解除もすぐに行う事ができるため、効果が薄いと感じれば、広告を停止すれば、無駄な広告費を払い続けるリスクを回避できます。
プラチナマッチ広告の仕様について
プラチナマッチ広告では、検索広告とレコメンド広告という二つの広告がセットになった広告であり、検索広告のみ、レコメンド広告のみという利用方法はありません。
プラチナマッチ広告の主な仕様、内容をグラフにまとめました。
検索広告 | レコメンド広告 | |
---|---|---|
入札対象 | 商品 | 商品 |
入札方式 | オークション | 固定 |
CPC条件 | 50円以上 | 20円(固定) |
課金方法 | クリック課金 | クリック課金 |
広告料金 | クリック数×入札単価50円以上 | クリック数×20円 |
掲載デバイス | スマホ・パソコン | スマホ・パソコン |
アプリ | 表示可能 | 非表示 |
掲載ページ | 検索リスティング・カテゴリリスティング | サイトトップページ・カテゴリトップ |
広告レポート | あり | あり |
効果指標 | Imp(インプレッション数)・Click(クリック数)・CTR(クリック率)・CPC(クリック課金) | Imp(インプレッション数)・Click(クリック数)・CTR(クリック率)・CPC(クリック課金) |
Wowmaのプラチナマッチ広告の、キーワード検索広告と、レコメンド広告のちがいとしては、大きな違いは、アプリに対して、レコメンド広告は表示されないという点です。
それ以外については、広告費用は、合算で請求されますし、広告レポートについても、プラチナマッチ広告として合算値で表示されるという点です。
レコメンド広告は、現在最低入札単価が20円固定と非常に低単価ですが、今後の利用数増加によっては、入札オークション制になるかもしれませんね。
プラチナマッチ広告の設定方法
Wowmaのバックヤードである「Wowmanager(ワウマネージャー)」で、プラチナマッチ広告を設定する方法を手順を追ってご説明いたします。
まずは、Wowmanagerにログインして、ログイントップ画面を表示させます。
左のメインメニューから「広告・販促」>「広告・販促」のメニューをクリックします。
管理画面がワウマネージャーから以前のバックヤードに切り替わりました。「広告を申し込む」の中にある「プラチナマッチ広告」のメニューをクリックします。
プラチナマッチ広告の管理画面が表示されます。管理画面内にて、プラチナマッチ広告を出稿したい商品を検索し、一覧に表示させます。
商品がみつかったら、青色の鉛筆マークをクリックして、広告の詳細内容を入力する画面を開きます。
デフォルトでは「○継続入札」となっていますので、このまま入力すると、広告掲載期間は無期限扱いとなります。
プラチナマッチ広告の期間を指定したい場合は、「○期間指定入札」をクリックします。
入札単価を50円以上で入力して、決定ボタンを押せばプラチナマッチ広告の設定作業は完了です。
特に、キャッチコピーを決めたり、バナーを掲載したりといった広告スキルに関する作業は一切不要で利用できましたね。
以上が、Wowmanager上で、プラチナマッチ広告を設定する手順となります。
プラチナマッチ広告の注意点
Wowma内では、非常にメリットがある広告として、プラチナマッチ広告を紹介してきましたが、もちろん広告なので、費用面などの注意点があります。
プラチナマッチ広告は、クリック数に応じた成果報酬型広告である「CPC広告」と、
商品のおすすめ表示である「レコメンド広告」を合わせた広告であり、CPC、レコメンドのどちらかをえらぶことはできません。
CPC広告の最低入札価格は、50円以上、レコメンド広告は20円(固定)と2018年4月3日時点で規定されています。
プラチナマッチ広告では、商品の出品情報に基づいて広告が掲載されますが、広告掲載基準及び広告掲載のロジック等によっては広告表示されないこともあるようです。
ただし、広告が表示されなければ、そもそもクリック報酬型の広告ですから広告費用が発生することはないので、その点は安心ですね。
あとは、CPC広告ですので、クリックされた場合にのみ広告費が必要となりますが、商品の注文が成立したかどうかには関係がありません。
クリック後の商品ページが最適化されていなければ、無駄にクリックばかりされてしまい、広告予算を消化してしまうだけに終わってしまいますので注意しましょう。
また、現時点では、CPC広告の最低入札単価が50円~ですが、今後、プラチナマッチ広告の利用者が増えれば、入札単価は上昇することが予想されます。
こうした、新規広告は、広告効果の是非はもとより、やはり、人より先にチャレンジして、シェアを獲得することが得策だと思います。
いわゆる「イノベーター理論」になりますが、人より先に参入したほうが、大きな利益を得やすい傾向があるのは確かですね。
イノベーター理論とは|ECサイト用語集
Wowmaのプラチナマッチ広告のまとめ
今回は、Wowma!が非常に注力している、クリック報酬型の商品露出広告であるプラチナマッチ広告について、現役Wowma出店者である筆者が内容を考察してみました。
当店でもまだ、プラチナマッチ広告を認識した程度で、実際に運用するところまでは行えていませんが、今後の参考のためにプラチナマッチ広告に商品入札をしてみようと思います。
プラチナマッチ広告の費用対効果については、今後このブログにて結果をご紹介したいと思います。
プラチナマッチ広告は、まだ正式リリースされたばかりで詳細データなどがまだ蓄積していないため、どれほどの費用対効果が期待できるのかがわかっていません。
プラチナマッチ広告についてより具体的な内容をお尋ねされたい場合は、担当のECコンサルタントにお尋ねいただくのが良いでしょう。
また、Wowma自体にまだ出店されていないという方なら、一度Wowmaに出店する前に行うと良い3つのことについてまとめた記事がありますのでそちらを参考にしていただければと思います。
今回の記事の内容がWomwaでプラチナマッチ広告の利用を検討されている方の参考になれば幸いです。