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Amazonブランドストアとは?作り方・開設条件・費用を解説【2026年】

Amazonブランドストアとは?作り方・開設条件・費用を解説【2026年】

  • 2017年9月27日
  • 2026年10月12日
  • Amazon
Amazonブランドストアとは?作り方・開設条件・費用を解説【2026年】

Amazonブランドストアとは?作り方・開設条件・費用を解説【2026年】

「Amazonに出品しているけれど、自社ブランドの商品をまとめて紹介するページを作りたい」「Amazonブランドストアは無料で作れるの?」「作った後、どうすれば売上につながるの?」と気になっていませんか。

Amazonでは、商品詳細ページとは別に、自社ブランド専用のページを作成できる「Amazonブランドストア(Brand Store)」という機能があります。ブランドの特徴や商品ラインナップをまとめて紹介できるほか、画像や動画を使って商品の魅力を伝えたり、カテゴリーごとにページを分けたりすることもできます。

しかも、Amazonブランドストアの作成・管理自体は無料です。 利用条件を満たしていれば、ストアを作るためにAmazon広告を出稿する必要もありません。

ただし、ここで注意したいことがあります。Amazonブランドストアは、作っただけで売上が増える機能ではありません。 どの商品を見せるのか、どこからお客様を集めるのか、ストア内でどのように商品を探してもらうのかを考えなければ、せっかく作っても十分に活用できないことがあります。

この記事では、2026年10月時点のAmazon公式情報をもとに、ブランドストアの開設条件、費用、具体的な作成手順、メリット・デメリット、集客方法、効果測定まで解説します。

さらに、EC運営の実務的な視点から、食品・化粧品・日用品などのブランドが、商品を見つけてもらいやすくするページ構成や、公開後に改善すべきポイントも紹介します。

これからAmazonブランドストアを作る方はもちろん、すでに公開しているものの十分に活用できていない方も、ぜひ参考にしてください。

Amazonブランドストアとは?通常のAmazon出品との違い

Amazonブランドストアとは、Amazon内に作成できるブランド専用のショッピングページです。

一般的な商品詳細ページでは、特定の商品について価格や仕様、レビューなどが表示されます。一方、ブランドストアでは、ブランド全体の特徴を紹介しながら、複数の商品やシリーズをまとめて見せることができます。

例えば、自社ブランドでシャンプー、トリートメント、ヘアオイルを販売している場合、ブランドストアにそれぞれの商品カテゴリーを設け、お客様が自分に合う商品を探しやすくすることができます。

また、商品の写真だけでなく、使用シーンやブランドのコンセプトを伝える画像・動画も掲載できます。Amazon公式でも、ブランドストアは複数ページを使ってブランドの世界観や商品を紹介できる機能として案内されています。

参考:Amazon Ads公式|ブランドストア

商品詳細ページ・出品者情報ページ・ブランドストアの違い

「Amazonストア」という言葉は、Amazonへの出店そのものを指す場合もあるため、混同しやすいところです。まずは3つの違いを整理しておきましょう。

種類 主な役割 掲載される内容
商品詳細ページ 個別商品の販売 商品の特徴、価格、レビュー、購入方法
出品者情報ページ 販売事業者の情報確認 販売者情報、評価、出品商品など
Amazonブランドストア ブランド全体の紹介と商品発見 ブランドストーリー、商品シリーズ、カテゴリー、関連商品

Amazonブランドストアは、通常の出品アカウントを開設するためのページではありません。すでにAmazonで商品を販売しているブランドが、商品をより分かりやすく紹介するための機能です。

これからAmazonへの出品を始める方は、まずAmazon出品プランの料金と違いを解説した記事で、出品に必要な費用や契約条件を確認してください。

Amazonブランドストアはどんなブランドに向いている?

特に相性がよいのは、複数の商品やシリーズを展開しているブランドです。

例えば、食品メーカーなら「定番商品」「ギフト」「季節限定商品」、化粧品ブランドなら「スキンケア」「メイクアップ」「シリーズ別」といった形で商品を整理できます。

商品数が少ないブランドでも、代表商品やブランドの特徴を丁寧に説明する用途で活用できます。ただし、商品数が少ない場合は、無理に複数ページを作る必要はありません。

大切なのはページ数を増やすことではなく、お客様が目的の商品を見つけやすくすることです。

Amazonブランドストアの開設条件|誰でも作れる?

Amazonブランドストアは、Amazonに出品していれば誰でも自由に作れるわけではありません。

Amazon公式では、ブランドストアを利用できる対象として、Amazonブランド登録に登録した出品者、ベンダー、代理店などを案内しています。出品者の場合、基本的にはAmazonブランド登録が必要です。

Amazonブランド登録とは?

Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)は、ブランド所有者が商標情報などを登録し、Amazon上でブランドに関する機能や保護ツールを利用するための仕組みです。

Amazonで商品を販売していることと、Amazonブランド登録を済ませていることは同じではありません。まずは、自社ブランドがAmazonブランド登録に登録されているかを確認しましょう。

Amazonブランド登録に関する詳しい要件は、Amazonブランドサービス公式サイトで確認できます。

商標登録は必要?

Amazonブランド登録では、商標などの要件を満たす必要があります。登録済み商標のほか、対象となる商標出願を受け付ける場合もあるため、申請時点の公式要件を確認してください。

「商標をまだ持っていないけれど、Amazonで商品を販売している」という場合は、ブランドストアの作成画面に進む前に、ブランド登録が可能か確認する必要があります。

また、ブランド名と商品やパッケージに表示されている名称が一致しているかも重要です。

ブランド登録なしでも作れる?

一般の出品者が、Amazonブランド登録なしで自由にブランドストアを開設できるわけではありません。また、Amazonブランド登録済みであっても、広告アカウントやブランドの権限などが適切に設定されていなければ、作成画面に進めないことがあります。

ブランドストアの作成メニューが表示されない場合は、まずブランド登録状況と利用権限を確認しましょう。

代理店に制作を依頼できる?

ブランドストアの制作を支援する代理店もあります。ただし、制作会社に依頼すればブランド登録などの利用条件が不要になるわけではありません。

代理店へ依頼する場合は、ブランドストアの編集権限、素材の管理、納品後の更新担当者なども決めておきましょう。

エビス店長
Amazonブランドストアを作る前に、まず確認したいのがブランド登録です。Amazonに出品しているだけでは利用できない場合があります。先にブランド登録とアカウント権限を確認しておくと、作成途中でつまずきにくくなりますよ。

Amazonブランドストアの費用は無料?広告費は必要?

Amazonブランドストアの作成と管理には、追加のストア作成料金はかかりません。

Amazon公式では、ブランドストアの作成・管理は無料であり、開設のためにAmazon内で広告を掲載する必要はないと案内されています。

ただし、「ブランドストアを無料で作れる」ということと、「Amazon販売に関する費用が一切かからない」ということは別です。

ブランドストアに関係する費用

項目 費用の考え方
ブランドストアの作成 無料
ブランドストアの公開・管理 無料
Amazon出品サービス 契約プラン等に応じた費用
商品販売 カテゴリー等に応じた販売手数料
Amazonブランド登録 登録自体は無料
商標の取得・管理 別途費用が発生する場合あり
商品撮影・画像制作 自社制作の工数または外注費用
Amazon広告 利用する場合のみ広告費
ストア制作の外注 依頼先・作業範囲に応じた費用

例えば、すでにAmazonで販売しており、ブランド登録も完了している企業なら、既存の商品画像などを活用して自社でブランドストアを作成することもできます。

一方、ブランドのイメージ写真を撮影したり、動画を制作したり、制作会社へ依頼したりする場合は、その費用を考える必要があります。

広告を出さなくてもよいが、集客は必要

ブランドストアを公開すると、条件に応じて商品詳細ページのブランド名のリンクなどからアクセスできるようになります。また、SNSや外部サイトからストアへ誘導する方法もあります。

ただし、ブランドストアへの訪問者が十分に集まるとは限りません。開設費用が無料であることだけでなく、公開後にどのような方法でお客様を集めるかも考えておきましょう。

Amazonブランドストアの作り方【7ステップ】

ここからは、Amazonブランドストアを作成する基本的な手順を解説します。

Amazonの画面は変更されることがありますが、公式ガイドでは広告コンソールからストアビルダーを開き、テンプレートやコンテンツを使ってページを構築し、審査へ提出する流れが案内されています。

参考:Amazon Ads公式|ブランドストアを成功させるためのガイド

STEP1. Amazonブランド登録を確認する

まずは、自社ブランドがAmazonブランド登録に登録され、ブランドストアを利用できる状態になっているか確認します。

ここで確認したいのは、ブランド名が登録されているかだけではありません。作成するアカウントに必要な権限があるか、販売する商品がブランドに正しく紐付いているかも確認しておきましょう。

STEP2. 広告コンソールからストアビルダーを開く

Amazon広告のコンソールへサインインし、ブランドストアの作成画面へ進みます。

公式ガイドでは、「ブランドコンテンツ」から「ストア」を選択し、「ブランドストアを作成」へ進む流れが案内されています。管理画面の名称や配置が異なる場合は、Amazon公式の最新ガイドで確認してください。

なお、ここで広告コンソールを使用しますが、ブランドストアを作成するために有料広告を配信する必要はありません。

STEP3. ブランド名・ロゴ・説明文を登録する

作成するブランドを選択し、ブランド名、ロゴなどを設定します。

Amazon公式の制作ガイドでは、400×400ピクセル以上の高品質なブランドロゴが案内されています。また、ストアのメタ説明文を設定することも推奨されています。

ブランドロゴは、商品パッケージや商品詳細ページで使用しているものと統一すると、お客様が同じブランドだと認識しやすくなります。

STEP4. テンプレートとページ構成を決める

ブランドストアでは、テンプレートを利用してページを作成できます。

Amazon公式では、商品のセレクションを見せるマーキー、商品ハイライト、商品コレクション、空白のテンプレートなどが紹介されています。

ここで重要なのは、テンプレートを選ぶ前に、ストアで何を紹介するかを考えることです。

例えば、日用品ブランドであれば、次のような構成が考えられます。

ページ 紹介する内容
トップページ ブランドの特徴・人気商品・カテゴリー
キッチン用品 調理・収納関連の商品
掃除用品 用途別の商品
新商品・おすすめ 新発売・季節商品・注目商品

商品数が少ない場合は、トップページを中心に構成しても構いません。

STEP5. 画像・動画・商品を配置する

ストアビルダーでは、画像・動画・テキスト・商品表示などのコンテンツを配置できます。

ここでよくある失敗が、画像をきれいに並べることだけを優先してしまうことです。例えば、ブランドイメージの写真を大きく掲載しても、どの商品を販売しているか分からなければ、訪問者は次に何を見ればよいか迷ってしまいます。

商品の魅力が伝わる写真を掲載すると同時に、商品一覧やカテゴリーへの導線も分かりやすく配置しましょう。

STEP6. スマートフォン表示と商品リンクを確認する

ストアが完成したら、公開前にスマートフォン表示を確認しましょう。画像の文字が小さすぎないか、商品へのリンクが分かりやすいか、カテゴリーが探しやすいかをチェックします。

また、掲載商品が現在も販売されているか、間違った商品へリンクしていないかも確認してください。

スマートフォンでは、パソコンより一度に表示できる情報が少なくなります。最初に表示される部分で何のブランドなのか、どんな商品があるのかを伝えられるようにしましょう。

STEP7. 審査へ提出し、公開する

ブランドストアを作成したら、Amazonの審査へ提出します。提出前には、画像やテキストがAmazonのポリシーに沿っているかを確認してください。

審査で修正を求められた場合は、指摘内容を確認して修正します。公開されたら終わりではありません。実際のストアを開いてページやリンクを確認し、訪問数や売上などを計測する準備を進めましょう。

売れるAmazonブランドストアのページ構成とデザイン

Amazonブランドストアを作る際、デザインがきれいなことはもちろん大切です。ただし、EC運営の視点では、それ以上に「訪問したお客様が商品を探しやすいか」を重視したいところです。

例えば、商品を30種類販売しているブランドなら、全商品をトップページに並べるより、用途やカテゴリーで整理した方が目的の商品を探しやすくなることがあります。

トップページで伝えたい3つの情報

トップページは、初めてブランドストアに訪れたお客様が最初に見る場所です。ここでは、ブランドの特徴、おすすめ商品、商品カテゴリーという3つの情報を分かりやすく伝えることをおすすめします。

例えば、食品ブランドの場合、「どのような食品を販売しているのか」「人気商品は何か」「ギフトを探している人はどこへ進めばよいか」を最初に分かるようにすると、お客様が迷いにくくなります。

ブランドの歴史や開発へのこだわりも魅力的なコンテンツですが、最初の画面をその説明だけで埋めないようにしましょう。

商品カテゴリーはお客様の探し方で分ける

商品カテゴリーは、社内の商品管理方法に合わせるのではなく、お客様がどのように探すかを考えて設計します。

例えば、食品ブランドなら「常温商品」「冷凍商品」といった分類も可能ですが、お客様が「自宅用」「ギフト」「まとめ買い」という目的で探すのであれば、その分類の方が役立つ場合があります。

化粧品なら「化粧水」「美容液」「クリーム」といった商品種類別に加え、商品の使用順序や利用シーンで紹介する方法も考えられます。ただし、肌への効果などを説明する場合は、薬機法やAmazonの掲載ポリシーにも注意してください。

商品写真は役割を分けて使う

ブランドストアに掲載する写真は、すべて同じ役割ではありません。ブランドの雰囲気を伝える写真、商品の特徴を説明する写真、使用シーンを見せる写真、商品を選ぶための写真を区別すると、ページが分かりやすくなります。

例えば、キッチン用品なら、商品単体の写真だけでなく、実際の調理場面や収納した状態を見せることで、購入後のイメージが伝わりやすくなります。

逆に、見た目のよい写真ばかり並べて、商品のサイズや用途が分からなくなってしまっては本末転倒です。

スマートフォンでは画像内の文字を減らす

画像内に大量の文字を入れると、パソコンでは読めてもスマートフォンでは見づらくなる場合があります。

特に、ブランドストアのトップ画像では「すべてを説明しよう」とせず、短いメッセージと商品写真を組み合わせた方が内容を理解しやすくなることがあります。

商品の詳しい仕様や注意事項は、商品詳細ページなどで確認できるようにしましょう。

食品・化粧品・日用品の構成例

業種 トップページで見せるもの おすすめの分類
食品 定番商品・ギフト・季節商品 用途別、ギフト、商品種類
化粧品 ブランドの特徴・シリーズ・人気商品 商品種類、使用ステップ、シリーズ
日用品 代表商品・使用シーン・関連商品 用途、使用場所、商品カテゴリー

これらは一例です。実際には商品数やブランドの特徴、お客様の購買傾向に合わせて調整しましょう。

Amazonブランドストアのメリット5つ

1. ブランドの特徴や世界観を伝えられる

一般的な商品詳細ページでは、個別商品の説明が中心になります。ブランドストアでは、商品の背景やブランドの考え方、利用シーンなどをまとめて紹介できます。

例えば、商品の開発方針や素材へのこだわりなど、単一の商品ページでは説明しきれない情報を伝えることができます。

2. 複数の商品をまとめて案内できる

商品を複数展開しているブランドにとって、カテゴリーやシリーズごとに商品をまとめられることはメリットです。

例えば、シャンプーの商品ページに興味を持ったお客様に、同じブランドのトリートメントやヘアオイルも知ってもらえる可能性があります。

もちろん、関連商品を掲載すれば必ず購入されるわけではありません。商品同士の関係が分かるように整理することが大切です。

3. 広告やSNSの誘導先として利用できる

ブランドストアは、スポンサーブランド広告や外部のSNSなどからの誘導先として利用できます。

例えば、新商品をInstagramで紹介した際に、商品単体のページではなく、ブランドの商品ラインナップを見てもらうためのページとして活用する方法も考えられます。

4. ストアの効果を測定できる

Amazonブランドストアには、訪問数、ページビュー、売上、流入元などを確認できるインサイト機能があります。

これらを活用することで、どこからお客様が訪れているのか、どのページが見られているのかを把握し、改善につなげられます。

5. ストア作成自体に追加料金がかからない

ブランドストアの開設条件を満たしていれば、作成・管理は無料です。すでに自社ブランドの商品をAmazonで販売している企業にとって、ブランドを紹介する場所を追加できる点は魅力です。

ただし、実際には画像制作や更新作業などの工数が必要になるため、作成後の運用も考えておきましょう。

Amazonブランドストアのデメリット・注意点

1. 開設には利用条件がある

Amazonに出品しているだけでは、誰でも利用できるわけではありません。特に出品者はAmazonブランド登録が必要になるため、商標などの要件を確認する必要があります。

2. ストアを公開しただけでは集客できない

ブランドストアは、お客様に見てもらうことで初めて価値を発揮します。商品詳細ページからの流入や広告、SNSなどからの誘導を考えなければ、作成しても十分な訪問者を集められない可能性があります。

3. 制作・更新に手間がかかる

ブランドストア自体は無料で作成できますが、画像制作や商品選定、ページ構成の検討などには時間がかかります。また、商品が入れ替わったり、新商品が発売されたりするたびに更新する必要もあります。

4. デザインの自由度には制約がある

Amazonのストアビルダーではテンプレートやタイルを利用してページを作成します。自社ECサイトのように自由なプログラムを組み込んだり、すべてのデザインを細かく変更したりできるわけではありません。

Amazonの提供する機能とポリシーの範囲で制作する必要があります。

5. ブランドストアと商品詳細ページの情報を揃える必要がある

ストアに掲載した商品写真や説明が、商品詳細ページと大きく異なっていると、お客様が迷う可能性があります。

例えば、ストアでは新しいパッケージを紹介しているのに、商品詳細ページでは古い画像のままになっていると、同じ商品なのか分かりにくくなります。

ストアだけを整えるのではなく、商品詳細ページもあわせて確認しましょう。

Amazonブランドストアへの集客方法

ブランドストアを公開したら、次に考えたいのが集客です。大きく分けると、Amazon内の商品ページからの流入、Amazon広告からの流入、SNSなどAmazon外からの流入があります。

商品詳細ページのブランド名から誘導する

Amazonでは、商品詳細ページに表示されるブランド名のリンクから、ブランドストアへアクセスできる場合があります。

そのため、商品を見てブランドに興味を持ったお客様が、ほかの商品やブランドの特徴を確認する場所として活用できます。

ただし、リンクの表示や遷移先は商品・ブランドの設定状況によって異なる場合があります。ストアを公開したら、実際の商品詳細ページから正常にアクセスできるか確認しましょう。

スポンサーブランド広告から誘導する

スポンサーブランド広告は、ブランドのロゴや画像、動画、商品などを活用できる広告です。広告の形式や設定によって、ブランドストアや商品詳細ページを誘導先に指定できます。

Amazon公式でも、スポンサーブランド広告からブランドストアへ誘導する方法が案内されています。

参考:Amazon Ads公式|スポンサーブランド広告

ただし、ここで注意したいのが、スポンサープロダクト広告との違いです。スポンサープロダクト広告は主に商品単位の販売促進を目的とした広告で、ブランドストアへの直接誘導とは役割が異なります。

ブランド全体の商品を見てもらいたい場合は、スポンサーブランド広告など、目的に合う広告形式を検討しましょう。

Amazonの広告運用について詳しく知りたい方は、Amazonスポンサープロダクト広告の仕組みと運用方法も参考にしてください。

SNS・自社サイトから誘導する

Amazonブランドストアには、外部からアクセスできるURLがあります。例えば、自社のInstagramやX、公式ホームページなどから、Amazonで販売している商品をまとめて紹介するページとして誘導できます。

また、Amazonのブランドストアでは、外部マーケティングの流入元を分析するためのタグ付きURLを利用できます。

Amazon外の施策による販売への影響を詳しく計測したい場合は、利用資格に応じてAmazonアトリビューションも検討できます。

新商品・セールに合わせて更新する

新商品や季節商品を発売した際は、ブランドストアのトップページも見直しましょう。

例えば、お歳暮向けの商品がある食品ブランドなら、ギフト需要が高まる時期に合わせて関連商品を紹介する方法が考えられます。

ただし、セールや価格に関する表示は、Amazonのポリシーや実際の販売条件に合わせて掲載する必要があります。

公開したまま何年も放置するのではなく、商品や季節に合わせて内容を更新することが重要です。

ブランドストアインサイトの見方と改善方法【2026年版】

Amazonブランドストアを運営するうえで、特に活用したいのが「ブランドストアインサイト」です。

ブランドストアインサイトでは、訪問数、ページビュー、売上、流入元などを確認できます。

これは単に「何人が訪問したか」を見るための機能ではありません。どのようなお客様が訪れ、何を見ているのかを把握し、ページを改善するための情報として活用できます。

まず確認したい4つの指標

指標 分かること 改善の視点
訪問数 ストアへの訪問状況 集客施策が機能しているか
ページビュー ページが閲覧された回数 どのページに関心があるか
ストア経由の売上 ストアに関連付けられた売上状況 施策と売上の関係
流入元 お客様がどこから来たか どの集客経路を強化するか

例えば、トップページへの訪問は多いのに、商品カテゴリーのページがあまり見られていない場合、カテゴリーへの導線が分かりにくい可能性があります。

反対に、特定のカテゴリーがよく閲覧されているなら、その商品群への関心が高い可能性があります。

ただし、訪問数や閲覧数だけでは、お客様が購入しなかった理由までは分かりません。商品価格やレビュー、在庫状況なども合わせて考える必要があります。

2025年から流入元の分析が詳しくなった

Amazonは2025年10月から、ブランドストアへの流入元をより詳しく確認できる機能を提供しています。

これにより、スポンサーブランド広告などのAmazon広告や、検索エンジン、SNSなどの外部チャネルによるパフォーマンスを分析しやすくなりました。

例えば、広告からの訪問は多いのに売上につながっていない場合、広告で訴求している内容と誘導先のページが合っているかを確認する必要があります。

SNSからの訪問者が多い場合は、SNSで紹介している商品をストアでも見つけやすくする工夫が考えられます。

流入元ごとに訪問者の関心は異なるため、すべての人を同じトップページへ誘導するのではなく、目的に合うページへ案内することも検討しましょう。

参考:Amazon Ads公式|ブランドストアの流入元インサイト強化

2026年にはセクション別の分析機能が追加

2026年1月16日、Amazonはブランドストアの各セクションについて、買い物客の反応を詳しく確認できる新しいインサイト機能を発表しました。

この機能では、セクションごとの表示状況、視認可能なインプレッション、クリック、クリック率(CTR)などを確認できます。日本も対象地域に含まれています。

例えば、ブランドストアのトップページに人気商品、新商品、カテゴリー案内を配置している場合、それぞれのセクションがどれくらい見られ、クリックされているかを比較する際に役立ちます。

従来はページ全体の数字を見て判断していた部分について、より細かく改善を考えられるようになったことがポイントです。

なお、2026年10月時点ではベータ機能として案内されているため、実際の利用可否や表示される指標は管理画面で確認してください。

参考:Amazon Ads公式|セクション別インサイトのベータ版

数字を見るだけで終わらせない

例えば、商品の一覧セクションが十分に表示されているのに、ほとんどクリックされていない場合、次のような点を確認します。

  • どんな商品なのか画像から分かるか
  • カテゴリーの名称が分かりやすいか
  • お客様の探している商品と一致しているか
  • 関連性の低い商品を並べていないか
  • スマートフォンで見づらくなっていないか

ただし、クリック率が低い原因を一つに決めつけることはできません。ページの配置だけが原因とは限らないため、広告の訴求内容、価格、商品レビュー、在庫なども確認する必要があります。

エビス店長
ストアのアクセス数が増えるとうれしいものですが、EC運営では「何人来たか」だけでなく、「どの商品に興味を持ち、購入につながったか」を確認したいところです。数字が悪いとすぐにデザインを変えたくなりますが、広告の内容や商品価格、レビュー、在庫なども一緒に見ていきましょう。

エビス店長が解説|Amazonブランドストアで売上を伸ばす5つの実践ポイント

ここからは、EC運営の実務的な視点で解説します。

Amazonブランドストアは、ブランドの魅力を紹介できる便利な機能ですが、きれいなページを作ることが目的になってしまうと、売上改善につながりにくくなります。

私なら、まず次の5つを確認します。

1. 訪問者数だけでなく、何を見て購入したのかを考える

アクセスが増えると、それだけで成果が出たように感じることがあります。しかし、EC運営で大切なのは、訪問者数が増えたことだけではありません。

例えば、広告を使ってブランドストアへの訪問者を増やしても、購入したい商品を見つけられなければ、売上につながらない可能性があります。

まずは訪問数、閲覧されているページ、ストア経由の売上を確認し、どこに改善の余地があるかを考えましょう。

2. 商品数が多いほどカテゴリー分けを重視する

取り扱い商品が増えると、ブランドストアにすべての商品を並べたくなるかもしれません。ただし、お客様にとっては、数多くの商品が並んでいるだけでは選びにくい場合があります。

例えば、50種類の日用品を販売しているなら、「キッチン」「掃除」「収納」などの用途別に分類する方が探しやすいかもしれません。

商品の数ではなく、お客様の探し方を基準に考えることが重要です。

3. 人気商品から関連商品を案内する

人気商品の購入を検討しているお客様に、同じブランドの関連商品を知ってもらう方法も考えられます。

例えば、シャンプーを紹介するページから、同じシリーズのトリートメントを案内する方法です。

ただし、関連商品を増やしすぎると、購入したい商品が分かりにくくなることがあります。商品同士の関連性が高いものを選び、自然な流れで案内しましょう。

4. ブランドストアと商品詳細ページの情報を統一する

ブランドストアで商品を魅力的に紹介できても、商品詳細ページの画像や説明が古いままでは、お客様が不安に感じる可能性があります。

特に、商品の仕様変更やパッケージ変更を行った際は注意が必要です。ブランドストアだけでなく、商品詳細ページ、画像、商品名、購入条件なども確認しましょう。

5. 30日単位で改善する

ブランドストアを作成したら、毎日デザインを変更する必要はありません。まずは一定期間の訪問状況や売上を確認し、改善する箇所を絞って変更する方法がおすすめです。

例えば、最初の30日間はトップページへの訪問状況を確認し、次の期間はカテゴリーへの導線を変更して反応を見るという進め方です。

ただし、広告予算やセール、季節要因などによっても数字は変わるため、変更前後の差をすべてデザインの効果と考えないようにしましょう。

公開後30日間の改善チェックリスト

チェック項目 確認すること
1. ストアの訪問数 訪問者が集まっているか
2. 流入元 Amazon内・広告・SNSなどの割合
3. ページ別閲覧数 人気のあるカテゴリーはどこか
4. セクション別CTR クリックされていない箇所はないか
5. 主力商品 見つけやすい位置にあるか
6. 関連商品 適切な商品を案内できているか
7. スマホ表示 画像や文字が見やすいか
8. 商品情報 価格・在庫・画像などに問題がないか
9. 広告との整合性 広告の訴求と遷移先が合っているか
10. 更新状況 終了したキャンペーンや古い情報がないか

この10項目を定期的に確認し、問題が見つかったところから改善していきましょう。

エビス店長
ブランドストアを作ると、どうしても画像の見栄えやデザインが気になりますよね。ただ、私がECのページを見るときに最も重視しているのは、「お客様が迷わず商品にたどり着けるか」ということです。どれだけきれいなページでも、購入したい商品が見つからなければもったいないですよね。まずはスマートフォンで自分のブランドストアを開き、初めて訪れたお客様の立場で確認してみてください。

Amazonブランドストアの審査に通らない・表示されないときの対処法

ブランドストアを作成しても、審査に通らなかったり、作成したストアが思ったように表示されなかったりすることがあります。

この場合、原因を決めつけず、Amazonの審査結果や管理画面の通知を確認しましょう。

画像・テキストがポリシーに合っていない

商品画像や説明文がAmazonのポリシーに適合していない場合、修正が必要になることがあります。

特に、価格や割引に関する表示、根拠のない効果の断定、誤解を招く表現などには注意しましょう。画像に掲載する文字も審査対象となる場合があるため、デザインだけでなく内容を確認してください。

商品が正しくブランドに紐付いていない

ブランドストアに商品を追加できない場合は、対象の商品がブランドに正しく紐付いているか確認しましょう。

また、販売を終了した商品や、出品状況に問題がある商品が含まれていないかも確認します。

ブランドストアの作成権限がない

ストアビルダーのメニューが表示されない場合は、ブランド登録やアカウントの権限が原因の可能性があります。

Amazonブランド登録を済ませているか、現在ログインしているアカウントにブランドを管理する権限があるか確認してください。

公開後に商品詳細ページからアクセスできない

ブランドストアが公開されても、商品詳細ページのブランド名から想定どおりにアクセスできない場合があります。

まずはストア自体が公開されているか確認し、商品とブランドの登録情報を調べましょう。解決しない場合は、Amazonのサポートへ問い合わせる必要があります。

Amazonブランドストアのよくある質問(FAQ)

Q1. Amazonブランドストアは無料で作れますか?

はい。Amazonブランドストアの作成・管理自体は無料です。ただし、Amazon出品サービスや商品販売に関する手数料、広告費、画像制作費などは別に発生する場合があります。

Q2. Amazonに出品していれば誰でもブランドストアを作れますか?

いいえ。利用条件があります。出品者の場合、基本的にはAmazonブランド登録が必要です。ブランド登録の要件と利用権限を確認してください。

Q3. 商標がなくてもブランドストアを作れますか?

ブランド登録には商標などの要件があります。出願中の商標が対象になる場合もありますが、登録可能な条件はAmazon公式の最新情報で確認する必要があります。

Q4. ブランドストアを作るために広告を出す必要がありますか?

いいえ。Amazon公式では、ブランドストアの作成に広告出稿は不要と案内されています。ただし、集客を増やしたい場合は、広告の利用を検討することもできます。

Q5. ブランドストアでは複数のページを作れますか?

はい。ブランドストアでは複数のページを作成し、商品カテゴリーやシリーズなどを分けて紹介できます。作成できる構造やページ数の条件はストアビルダーで確認してください。

Q6. Amazonブランドストアはスマートフォンにも対応していますか?

はい。Amazonのスマートフォン環境でも表示されます。ただし、画像や文字の見やすさは作成するコンテンツによって変わるため、公開前に確認しましょう。

Q7. ブランドストアを作れば検索順位や売上は上がりますか?

必ずしも上がるわけではありません。ブランドストアは商品を紹介する機会を増やすための機能であり、売上や検索順位の向上を保証するものではありません。集客や商品ページの改善と組み合わせることが重要です。

Q8. スポンサープロダクト広告とブランドストアは何が違いますか?

スポンサープロダクト広告は、主に個別商品の販売促進に利用する広告です。ブランドストアは、ブランドや複数の商品を紹介するためのページです。目的と役割が異なります。

Q9. ブランドストアの効果は測定できますか?

はい。ブランドストアインサイトを利用することで、訪問数やページビュー、売上、流入元などを確認できます。また、2026年にはセクション単位の分析機能も案内されています。

Q10. Amazonブランドストアは外注できますか?

制作を支援する会社へ依頼することは可能です。ただし、ブランドストアの利用条件を満たすことが前提になります。また、制作後の更新担当やアカウント権限についても事前に決めておきましょう。

まとめ|Amazonブランドストアは作成後の運用が重要

Amazonブランドストアは、Amazon内に自社ブランド専用のページを作成し、商品やブランドの特徴をまとめて紹介できる機能です。

ブランドストアの作成・管理自体は無料で、開設のために広告を出稿する必要もありません。ただし、出品者は基本的にAmazonブランド登録が必要となるため、最初に利用条件を確認しましょう。

ブランドストアを作成する際は、商品やカテゴリーを整理し、お客様が探している商品にたどり着きやすい構成にすることが重要です。

また、ストアを公開しただけで売上が増えるわけではありません。商品詳細ページや広告、SNSなどからの集客を考え、ブランドストアインサイトで訪問状況や売上を確認しながら改善していく必要があります。

2026年現在は、流入元やセクションごとの反応をより詳しく分析できる機能も提供されています。こうした機能を活用することで、感覚だけでなくデータを参考にした改善がしやすくなっています。

Amazonブランドストアで最も大切なのは、ブランドの世界観を伝えることと、お客様が商品を見つけやすいことを両立させることです。

まだ作成していない場合は、まずブランド登録の状況を確認し、代表商品とカテゴリーを整理することから始めましょう。すでに公開している場合は、スマートフォンでストアを確認し、主力商品が見つけやすいか、情報が古くなっていないかを点検してみてください。

Amazonの売上改善でお悩みの方へ

「Amazonで商品を販売しているけれど、売上が伸びない」「ブランドストアを作ったものの、十分に活用できていない」「広告と商品ページの改善をどこから始めればよいか分からない」という方もいると思います。

売れるネットショップの教科書では、Amazonを含むECサイトの運営や売上改善に関する無料EC診断を受け付けています。

商品ページ、集客、販売導線などを整理し、現在の課題と改善の優先順位を考えるきっかけとしてご活用ください。

参考資料・公式情報

この記事は、2026年10月時点で確認できるAmazon公式情報をもとに作成しています。管理画面、審査基準、機能の利用条件などは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。