AmazonPay(アマゾンペイ)導入の3つのメリットと効果
Amazonでは、Amazon以外のネットショップでの決済方法として「AmazonPay(アマゾンペイ)」という決済サービスを提供しています。
アマゾンでは、これまでAmazonpayをインターネットサービス、ECサイトの決済方法として利用していることは知られていましたが、QRコード決済による実店舗でのAmazonpayの利用も可能となるようです。
楽天市場
では、同じくアカウント決済として楽天PAYがあります。
今回、アマゾンに出店している現役店長が、AmazonPayをネットショップに導入することによる効果とメリットを徹底考察してみます。
AmazonPay(アマゾンペイ)とは?
AmazonPay(アマゾンペイ)とは、アマゾンのID、アカウント情報を利用した決済方法のことです。
これまでAmazonPayは、MakeShop
やカラーミーショップ
などの自社ECサイトに導入されることで、コンバージョン率アップ、離脱率低減に役立つという効果がありましたが、現在は、AmazonPayを利用したQRコード決済によって、実店舗での決済の際にもAmazonPayが利用できるようになりました。
AmazonPayは、世界的なショッピングプレイスであるAmazonの世界水準のセキュリティにより、決済を安心して行う事ができます。
また、AmazonPayを導入することで、最短で2クリックでネットショッピングが完了するというスピーディーな対応も可能となっています。
では、AmazonPayについて具体的なメリットをご説明いたします。
AmazonPayをネットショップに導入するメリット
では、自社ECサイトなどのネットショップにアマゾンペイを導入するメリットについて、3つのメリットをご説明いたします。
(1)新規顧客の獲得につながる
AmazonPayを自社のECサイトの決済方法として導入する事で、自社ECサイトの新規顧客獲得につながる可能性が高まります。
ショップサーブ
などの自社ECサイトは、ユーザーが新規で注文する際に、「会員登録」を行う必要があるケースが多いと思います。
また、商品を届ける配送先住所を入力する手間であったり、クレジットカード情報を入力するというセキュリティ的な不安もユーザーにとっては、離脱するきっかけになっています。
AmazonPayは、アマゾンのアカウントを持っているユーザーであれば、特別に個人情報を追加入力する必要はなく、最短2クリックで注文完了するという手軽さが強みです。
(2)カゴ落ちが減少しコンバージョン率がアップ
自社ECサイトで最もカゴ落ちする理由が、「個人情報の入力」という、自社ECサイトなら必ず行う事になる作業によって発生します。
特に、初めて訪れるネットショップで、それも有名なネットショップならまだしも、全く無名、どこのネットショップなのかわからないような店舗であれば、ユーザーは個人情報を入力することを恐れてそのページから離脱してしまう傾向があります。
AmazonPayを導入する事で、アマゾンのアカウントを所有しているユーザーは、個人情報の入力の手間がなくなります。
また、クレジットカード情報もネットショップの決済ページに入力する必要がなくなるため、安心して注文することができるようになり、結果として転換率、コンバージョン率が高まる傾向があります。
(3)世界水準の高いセキュリティ対策
Amazonは、世界水準のセキュリティをほこっているECサービスです。
ユーザーにとって、現在のEC、ネット通販は、フィッシングサイトや詐欺的コピー商品などの販売により、不安要素の多い場所でもあります。
AmazonPayを利用することで、こうした悪質なネットショップでの取引から身を守ることができます。
また、万が一、詐欺的な商品を注文してしまっても、チャージバック制度によって、支払った金額は返金されます。
AmazonPayの利用手数料
AmazonPay(アマゾンペイ)を導入するに当たり、必要となる費用をご説明いたします。
AmazonPayの手数料として、初期費用、月額利用料などは不要です。
トランザクション料も不要です。
手数料として、デジタルコンテンツの販売の際には、4.5%の手数料が設定されています。
デジタルコンテンツ以外の手数料は4%です。
クレジットカード決済の手数料もだいたい4%前後ですから、AmazonPayの手数料はクレジットカード決済手数料とほとんど変わらないことがわかります。
AmazonPay(アマゾンペイ)のまとめ
今回は、実店舗でのQRコード決済にも対応を始めた、Amazonのアカウント決済であるAmazonPayについて、現役アマゾン店長が解説いたしました。
AmazonPayは、これまでは楽天PAYと異なり、オンライン上の決済がメインでしたが、現在は実店舗でのQRコード決済に対応しています。
今後、AmazonPayは利用できる場所がどんどん増えていく事が想定されますので、QRコード決済としては、LINEPAYなどと並びシェアを競っていく事が予想されます。
ID決済としては、Googleが提供するGooglePayも世界水準の会社ですから、こちらもシェア争いがどうなるか今後の動向が気になりますね。
今回の記事の内容が、AmazonPayについて調べられている方の参考になれば幸いです。