売れるネットショップの教科書に寄せられたよくあるご質問について、現役店長が回答するコーナーです。
【質問】楽天市場の最新の出店数 出店店舗数は何店舗?出品商品数は?
楽天市場
に出店を検討されている方からのご質問で、「楽天市場って現状何店舗が出店しているのですか?」といったご質問をいただくことがあります。
楽天市場は、日本国内においては、Amazonと並ぶ流通規模が大きいインターネットショッピングモールです。
Amazonは、商品出品型の売場なのに対して、楽天市場は、店舗出店型のモールであり、出店型のネット通販としては、国内最大手です。
今回は、楽天市場に出店を検討されている方や、楽天市場の現状を調べている方に、楽天市場の最新の出店店舗数についてご説明いたします。
楽天市場の出店店舗数とは?
この記事を書いている、2018年6月現在においての楽天市場の出店店舗数は「45,646店舗」です。
楽天市場に10年以上出店している現役店長の感覚としては、
楽天市場
に出店する店舗数の増減は、ここ5年ほどは、4万5千店舗前後で変わっていません。
ちなみに、ヤフーショッピングの出店店舗数は、2017年12月末時点で65万店舗と公式発表されています。楽天市場との差が開く一方ですね。
楽天は、楽天グループ全体では、2017年において3.4兆円規模のEコマースの流通規模となりました。
更に言えば、2017年は前年比13.6%増の成長で、毎年右肩上がりの成長を続けている状況です。
楽天グループとしては、3兆円規模の流通総額となりましたが、楽天市場単体では、おそらく1兆円以下の流通額なのではないかと思っています。
ライバルであるアマゾンは、2017年に1.3兆円の売上高となったことを発表しています。
楽天市場は、楽天グループの成長に対して、今一つ成長しきれていない印象があります。
では、現状における楽天市場内の出品商品数についてをご紹介いたします。
楽天市場の商品の出品数は?
この記事を書いている、2018年6月現在においての楽天市場の商品の出品数は「253,558,740点」です。
もう少しわかりやすい表記に直すと、2.5億点の商品が楽天市場に出品され、販売されているわけです。
ちなみに、ヤフーショッピングに出品されている商品数は、2017年12月末時点で商品点数は2.8億点以上と発表されています。
出店店舗数でも65万店舗以上に成長したヤフーショッピングですが、商品数でも楽天市場を引き離しはじめています。
楽天市場とヤフーショッピングの違いについては、以下のページにより詳しくまとめていますので参考にしてください。
楽天市場
は、出店に関して、初期費用が6万円、月額利用料は出店プラン毎に異なりますが、もっとも出店しやすい「がんばれプラン」でも月額出店料が19,500円かかりますから、年間にすると234,000円(税込252,720円)となり、初期費用と合わせると30万円以上の固定費がかかることになります。
楽天市場の最新情報を得られる方法としては、資料請求が最も手っ取り早いです。
楽天市場の現在の出店数を調べる方法
では、今現在の楽天市場における、出店店舗数を調べる方法をご説明いたします。
といっても、意外に簡単な方法で、楽天市場の最新の出店店舗数と出品商品数を調べることができるのです。
まずは、楽天市場のトップページにアクセスしてください。
楽天市場のトップページにアクセスしたら、画面を下にスクロールして、一番下まで移動します。
フッターと呼ばれる、楽天グループサイトなどのページに移動するテキストリンク群(灰色背景)まできたら、画面真ん中あたりに「出店のご案内」というブロックが表示されています。
実は、ここに、毎月月初に楽天市場の出店店舗数と出品商品数が掲載されているのです。ご存じでしたか?
楽天市場では、現在の出店店舗数と出品商品数を楽天市場のトップページでいつでも確認することができます。
楽天市場の出店店舗数についてのまとめ
今回は、楽天市場の出店店舗数や出品商品数を調べたいという方に向けて、楽天市場の出店数と商品数の調べ方をご説明いたしました。
出店店舗数の調べ方といっても特殊な方法などはなく、楽天市場のトップページに書いてあるだけなのですが、意外に知らない店長さんも多いと思います。
楽天市場は、出店固定費が無料となったヤフーショッピングとの差が大きく開いていますし、2017年に開設されたKDDIグループが運営するWowma!(ワウマ)と比較しても、出店店舗数の勢いは、大きく差があります。Wowmaは月間1000店舗以上が新規出店をしていると公式発表がありました。
現在は、少し落ち着いたようですが、それでも月間で800店舗程度は新規出店しているといいますから、楽天市場が4.5万店舗で横ばいなのに比べれば勢いの差を感じますね。
楽天市場は、楽天スーパーセールやお買い物マラソンというビッグイベントは定期的に実施していますが、真新しい企画などがないため、消費者からも飽きられてきているのではないかと思います。
やはり人間は慣れる生き物ですから、新しい刺激、サプライズがないと、他の売場などに購入場所を変えられてしまう可能性があります。
ただ、それでも国内ECモールでは、Amazonと並ぶ売場ですし、ギフト商品やグルメ商品ではAmazonよりも圧倒的に楽天市場の方が売れやすい傾向がありますから、まだまだ成長は期待できる売場です。
今回の記事の内容が楽天市場の出店店舗数と出品商品数を調査されている方の参考になれば幸いです。