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ネットショップの良くある質問

BASEで売れないのはなぜ?売上が伸びない7つの原因と改善方法

ネットショップの良くある質問

「BASEでネットショップを作ったのに、なかなか売れない」という悩みは珍しくありません。InstagramやXで紹介しても注文につながらなかったり、「BASEでは売れないからShopifyなどへ乗り換えた方がいいのかな?」と考えたりする方もいると思います。

最初にお伝えしたいのは、「BASEだから売れない」と決めつける必要はないということです。商品が売れないときには、必ずどこかで売上が止まっています。そもそもショップを見られていないのか、商品は見られているのに買われていないのか、価格や送料で比較負けしているのか、一度購入されてもリピートされていないのか。原因によって、やるべき対策はまったく違います。

BASEの管理画面では、閲覧数、購入率、平均注文単価、新規・リピーター、流入経路、商品別の閲覧数や注文率などを確認できます。感覚だけで改善するのではなく、まず数字から「どこで売上が止まっているのか」を確認することが大切です。

この記事では、BASEで売れないときに考えられる7つの原因と、これまで600社以上のEC相談・支援に関わってきた経験から、私がECサイトを見るときに確認している改善の順番をわかりやすく解説します。

まず確認|あなたのBASEが売れない原因はどこ?

「BASEで売れない」といっても、すべてのショップに同じ対策が必要なわけではありません。まず自分のショップがどの状態に近いのか確認してみてください。

現在の状態 最初に確認すること
そもそもショップを見られていない 集客
商品は見られているが売れない 商品・価格・商品ページ
カートには入るが購入されない 送料・決済・購入導線
注文はあるが売上が伸びない 客単価・購入点数
新規購入はあるが続かない リピート施策
どれに当てはまるかわからない データ・計測

例えば「ほとんどアクセスされていないショップ」と「十分にアクセスされているのに売れないショップ」では、やるべきことが違います。前者は集客を増やす必要がありますが、後者は広告やSNSを増やす前に、商品、価格、商品ページ、送料などを見直した方がよい可能性があります。

エビス店長
売れないときに一番避けたいのは、原因がわからないまま施策を増やすことです。まず「見られていないのか」「見られているのに買われないのか」を切り分けるだけでも、やるべきことはかなり絞れます。

BASE売れない原因を簡単診断

何から確認すればいいかわからない方は、次の順番で自分のショップを見てみてください。

Q1.ショップや商品の閲覧数は十分にありますか?
「ほとんど見られていない」→ まず集客を確認します。
「ある程度見られている」→ Q2へ進みます。

Q2.見られている商品は注文されていますか?
「見られているのに売れない」→ 商品・価格・送料・商品ページを確認します。
「注文されている」→ Q3へ進みます。

Q3.ショップ全体の購入率が以前より下がっていませんか?
「下がっている」→ 商品構成・価格・送料・購入導線・流入元の変化を確認します。
「大きく変わらない」→ Q4へ進みます。

Q4.新規購入者は獲得できていますか?
「新規購入も少ない」→ 集客と新規購入率を確認します。
「新規購入はある」→ 客単価とリピートを確認します。

このように順番に確認すると、「BASEで売れない」という大きな悩みを、具体的な改善項目まで分解できます。

「BASEだから売れない」わけではない

BASEでショップを作ったのに注文が入らないと、「BASEでは売れないのでは?」と思うかもしれません。しかし、BASEでショップを開設することと、お客様をショップへ集めることは別の話です。

楽天市場やAmazonのようなECモールには、もともと商品を探している多くの利用者がいます。一方、自社ECでは、検索、SNS、広告、既存顧客などから自分たちでショップへお客様を連れてくることが重要になります。BASEにも販売や集客を支援する機能はありますが、「BASEを開設した=集客できた」ではありません。

そのため、「BASEでは売れない」と考える前に、まずアクセス、購入率、商品、価格、送料などを順番に確認してみましょう。

原因1.そもそもアクセスが足りない

最初に確認したいのがアクセスです。商品がどれだけ魅力的でも、見てもらえなければ売れません。

BASEの「データ」では、ショップや商品の閲覧状況に加えて、検索エンジン、直接流入、SNSなどの流入経路も確認できます。商品ごとの閲覧状況を見ることで、「ショップ全体が見られていない」のか「特定の商品が見られていない」のかも切り分けられます。

まず確認したい3つ

  • ショップ全体の閲覧数
  • 商品別の閲覧数
  • どこからアクセスされているか

アクセスが少ないのであれば、この段階ではボタンの色を変えるような細かな改善より、まず見てもらう機会を増やす方が優先です。

BASEへの主な集客方法

代表的な集客方法には、Google検索、Instagram、X、TikTok、YouTube、Web広告、既存顧客への案内などがあります。ただし、すべてを同時に始める必要はありません。

商品のターゲットが普段どこで情報を探しているのかを考え、相性のよい集客チャネルから取り組みましょう。見た目で魅力が伝わりやすい商品ならInstagramやTikTokが候補になりますし、悩みや用途から検索される商品ならGoogle検索からの流入を増やす施策も考えられます。

原因2.商品そのものが選ばれていない

アクセスがあるのに売れない場合、次に確認したいのが商品です。ネットショップでは、商品ページのデザインを改善すれば何でも売れるわけではありません。

お客様は自分のショップだけを見ているとは限らず、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、他の専門店などと比較して購入を決めます。

例えば、同じ商品がAmazonでは3,000円・送料無料で販売されているのに、自分のBASEショップでは3,500円+送料だったとします。この場合、商品説明を少し改善するだけで逆転するのは簡単ではありません。

商品について確認したいこと

  • その商品に需要があるか
  • 誰に向けた商品なのか
  • 競合はいくらで販売しているか
  • 送料を含めた総額はいくらか
  • 自分のショップから買う理由があるか

価格だけで勝つ必要はありません。「専門店だから選びやすい」「セット内容が違う」「ギフト対応が充実している」「使い方まで詳しく説明している」など、価格以外の選ばれる理由を作ることもできます。

商品を売る前に「このショップから買う理由」を作れているかを確認してください。

原因3.商品ページで魅力が伝わっていない

商品に需要があり、アクセスもある。それでも売れないのであれば商品ページを確認します。BASEでは簡単に商品を登録できますが、商品名・価格・写真・簡単な説明だけでは、購入判断に必要な情報が足りない場合があります。

  • 商品写真は十分か
  • 使用イメージが伝わるか
  • サイズや仕様がわかるか
  • 誰におすすめの商品かわかるか
  • 他の商品との違いがわかるか
  • 送料や発送時期がわかるか
  • 購入前の不安に答えているか

特に商品写真は重要です。ネットショップでは実物を手に取れないため、正面写真だけではなく、サイズ感、使用シーン、質感、裏面、付属品など、購入者が店頭なら確認できる情報を写真で補います。

商品説明も「素材:○○」「サイズ:○○cm」とスペックを並べるだけでは十分とは限りません。誰が、どんな場面で、どんなメリットを得られる商品なのかまで伝えましょう。

エビス店長
商品ページでは「商品の説明」だけでなく「買う理由」を作ることが大切です。初めて商品を見る人になったつもりで、「これだけの情報で購入を決められるか?」を確認してみてください。

原因4.価格や送料で離脱している

商品ページまで見られているのに売れない場合、価格と送料も確認します。比較するときは商品価格だけではなく、「商品価格+送料=お客様が実際に支払う金額」で考えてください。

商品価格 2,500円 + 送料 800円 = 支払総額 3,300円

お客様にとっては3,300円の商品です。競合が同じような商品を2,980円・送料無料で販売していれば、購入判断に影響する可能性があります。

もちろん、無理に送料無料にする必要はありません。送料を商品価格へ一部含める、一定金額以上で送料無料にする、複数購入しやすい商品構成にするなど、利益を確認しながら設計します。

BASEの手数料や実際の販売コストについては「BASEの手数料はいくら?決済・販売コストを解説」でも詳しく解説しています。

原因5.ショップに安心感がない

初めて見るネットショップで商品を買うとき、お客様は商品だけを見ているわけではありません。「このショップ、本当に大丈夫かな?」という不安もあります。

特に知名度のないショップでは、運営者・ショップ情報、特定商取引法に基づく表記、配送について、返品・交換、問い合わせ方法、FAQ、SNSの更新、商品レビュー、わかりやすい商品写真などを確認しましょう。

必要事項を設定しただけで安心感が完成するわけではありません。「何日くらいで届く?」「サイズが合わなかったら?」「問い合わせはどこから?」など、購入前にお客様が不安に思うことを先回りして説明しておくことが大切です。

原因6.購入導線で離脱している

商品を欲しいと思ってもらえていても、注文完了までの途中で離脱することがあります。この問題を見つける一番簡単な方法は、自分で自分のBASEショップから商品を買うつもりで操作してみることです。

商品ページを見る → 商品を選ぶ → カートへ進む → 送料を確認する → 支払方法を確認する → 注文直前まで進む

特にスマートフォンで確認してください。「送料がここまで進まないとわからない」「必要な情報が見つからない」「選択肢がわかりにくい」など、運営者として管理画面を見ているだけでは気づかなかった問題が見つかることがあります。

原因7.新規集客ばかりでリピーターを作れていない

商品が少しずつ売れ始めた後に重要になるのがリピートです。毎月ゼロから新しいお客様だけを集め続けると、集客コストも運営負担も大きくなります。

BASEのデータでは、新規・リピーターや平均注文単価なども確認できます。「注文数は増えているが客単価が低い」「新規購入はあるが再購入されていない」といった状態も確認してみましょう。

  • 購入後のフォロー
  • 再購入タイミングでの案内
  • 新商品の案内
  • 関連商品の提案
  • メールマガジン
  • SNSでの継続的な接点

特に消耗品や定期的に買い替える商品では、「また必要になったときに思い出してもらえるか」が重要です。新規集客だけではなく、一度買ってくれた人にもう一度買ってもらう仕組みも作りましょう。

購入後のフォローについては「ネットショップのアフターフォローメールの書き方」も参考にしてください。

BASEが売れないときは、この順番で改善する

ここまで7つの原因を説明しましたが、「結局どこからやればいいの?」という方は、次の順番で確認してください。

STEP1.閲覧数を確認する
見られていないのであれば、最初の課題は集客です。

STEP2.流入経路を確認する
Google検索、SNS、直接流入など、どこからお客様が来ているのかを確認します。

STEP3.商品別の閲覧数と注文状況を見る
「見られている商品」と「売れている商品」を比較します。

STEP4.商品・価格・送料・ページを改善する
アクセスがあるのに売れていない商品から改善します。

STEP5.改善後に集客を増やす
購入される状態ができてきたら、SEO・SNS・広告などでアクセスを増やします。

STEP6.客単価とリピートを改善する
注文が安定してきたら、セット販売、関連商品、購入後フォローなどへ進みます。

この順番が重要です。購入率が低い状態で広告費だけを増やしても、売れないページへ多くの人を連れてくるだけになってしまう可能性があります。

BASEの「データ」は最低限この4つを見る

BASEで売れない原因を調べるなら、まず管理画面の数字を確認しましょう。最初から難しい分析をする必要はありません。

見る数字 わかること
閲覧数 そもそも十分に見られているか
購入率 アクセスが購入につながっているか
平均注文単価 1回の注文でいくら購入されているか
新規・リピーター 新規集客と再購入の状態

売上 = アクセス × 購入率 × 客単価

アクセスが少なければ集客、購入率が低ければ商品やページ、客単価が低ければ商品構成やセット販売というように、数字と施策をつなげて考えると改善ポイントを見つけやすくなります。

BASEの購入率は何%なら良い?平均値だけで判断しない

購入率を確認すると、「BASEの購入率は何%なら良いの?」と気になるかもしれません。しかし、一つの平均値だけを基準に自分のショップの良し悪しを判断するのはおすすめしません。

購入率は、商品単価、商材、新規・既存顧客、流入元、セールの有無などによって変わります。例えば、購入目的が明確な既存顧客と、SNSで初めて商品を知った人では購入率が違っていても不思議ではありません。

まず比較したいのは、他店の平均よりも自店の前月・前年同月・商品別・流入元別の変化です。

「先月より購入率が落ちた」「この商品だけ閲覧されているのに注文されない」「特定の集客チャネルだけ購入につながっていない」といった変化を見つける方が、具体的な改善につなげやすくなります。

BASEからShopifyなどへ乗り換えれば売れる?

BASEで売れないと、「別のカートへ乗り換えたら売れるのでは?」と考えることがあります。ただし、ここは慎重に判断してください。

アクセスがほとんどない、商品の需要が弱い、競合より販売条件が悪い、商品ページで魅力が伝わっていないという状態でBASEからShopifyなどへ移行しても、根本的な原因が残ったままなら、カートを変えただけで売上が伸びるとは限りません。

一方で、事業が成長して「より高度なECサイトを構築したい」「外部サービスとの連携を強化したい」「複数の販売チャネルを管理したい」「現在のECサービスでは必要な施策を実現しにくい」といった課題が出てきた場合は、ECシステムそのものを見直すタイミングです。

エビス店長
「売れないから乗り換える」のではなく、「売れない原因がシステムにあるなら乗り換える」と考えるのがおすすめです。集客や商品が原因なら、カートを変える前にそちらを改善した方が近道になることがあります。

BASEと他のサービスを比較したい方は「ネットショップ比較|自分に合ったECサービスの選び方」も参考にしてください。

BASEで売れないときに、やってはいけないこと

原因がわからないまま広告を出す

アクセス不足なら広告が有効な場合があります。しかし、商品やページに問題がある状態でアクセスだけを増やしても、広告費を使って離脱する人を増やしてしまう可能性があります。

SNSの投稿数だけを増やす

SNSは有力な集客手段ですが、投稿すること自体が目的になってはいけません。SNSからショップへアクセスされているか、そのアクセスが購入につながっているかまで確認しましょう。

値下げだけで解決しようとする

売れないと価格を下げたくなりますが、原因がアクセス不足なら値下げしても見てもらえません。さらに利益率が下がれば、売れたのに利益が残らないショップになってしまいます。

デザインを何度も変更する

デザインは大切ですが、売れない原因が商品や集客なら、テーマや色を変更しても根本的な解決にはなりません。「何を変えるか」より先に「なぜ売れていないか」を確認することが重要です。

BASEで売れるようになるためのチェックリスト

最後に、自分のショップを確認してみてください。

  • ショップの閲覧数を把握している
  • どこからアクセスされているかわかる
  • 商品別の閲覧数を確認している
  • 購入率を確認している
  • 競合の商品・価格・送料を確認した
  • 自分のショップから買う理由がある
  • 商品写真で使用イメージまで伝えている
  • 商品説明で購入前の疑問を解消している
  • 送料を含めた総額で競合と比較した
  • 配送・返品・問い合わせ情報がわかりやすい
  • スマートフォンで購入直前まで操作した
  • 平均注文単価を確認している
  • 新規・リピーターの状態を確認している
  • 購入後のフォローを行っている

チェックが付かなかったところが、次に確認する候補です。全部を一度に改善する必要はありません。一つ改善したら数字を見る。それでも変わらなければ次の仮説を試す。この繰り返しで、少しずつ売れるショップに近づけていきます。

BASEで売れない原因がわからない方へ

BASEで売れないときに大切なのは、施策の数を増やすことではありません。「今、どこで売上が止まっているのか」を見つけることです。

アクセスが足りないなら集客を改善する。アクセスはあるのに売れないなら商品・価格・商品ページを見る。注文があるなら客単価やリピートを改善する。この順番で考えると、やるべきことはかなり整理できます。

それでも「数字を見ても原因がわからない」「アクセスはあるのになぜ売れないのかわからない」「BASEを続けるべきか、他のECサービスへ移行すべきかわからない」という場合は、無料EC売上診断をご利用ください。

600社以上のEC相談・支援に関わってきた経験をもとに、BASEだから売れないと決めつけるのではなく、現在のショップを確認してまずどこから改善すべきかを整理します。