BASE ベイス で平均注文単価や商品別閲覧数、注文者数のデータ確認が可能に!活用方法をご紹介
ネットショップを個人でも簡単に出店できるBASE (ベイス)
では、データページの大幅リニューアルが行われましたが、ネットショップの分析に重要となる「平均注文単価」「注文者数(新規・リピーター)」「商品別閲覧数」が数値で確認可能になりました。
BASEのバックヤード面である管理画面で新たに確認可能となった各データの内容について詳しくご説明いたします。
BASE(ベイス)とは?
ネットショップのBASE (ベイス)
とは、個人でも気軽にネットショップを開業できるインスタントECサービスのことです。
BASEは、無料でネットショップを出店できる事が人気で、ネットショップを出店している店舗数が2019年8月時点で、80万店舗以上と発表されています。
BASE(ベイス)は、楽天市場
や
ヤフーショッピングのようなインターネットショッピングモールと異なり、ネットショップ出店の際に長期にわたる審査などはなく、最短3分程度で出店する事が可能となっています。
BASEと同じく、無料でネットショップを開業できるサービスにSTORES.jp
というサービスもあります。
ストアーズの場合、BASEよりも決済手数料が5%と低い事もあり、より高い売上を目指すネットショップにおすすめのサービスです。
筆者がBASEで実際にネットショップを出店してみての感想やメリット、感想などについては以下のページにより詳しくまとめています。
BASEでネットショップ出店を検討されている方は以下のページも参考にしていただければと思います。
BASEのデータページリニューアルについて
BASE (ベイス)
では、2019年8月29日に「データ」の管理ページが大幅にリニューアルされました。
主な変更点は、以下の三つの内容となります。
- ショップの分析用データがひとつのページに集約
- 注文数の推移グラフや注文の多い商品ランキングが新たに追加
- 最大で1年間の推移を日・週・月ごとに確認可能
これまでのBASEの管理画面上では、細かい売上の推移などをデータページ上では確認する事ができませんでした。
ネットショップの運営において、商品を登録して、販促活動を行い、注文に至った後で受注処理、発送手配などとルーチン作業になりがちですが、データを分析して売上目標を設定し、市場調査と共に自店舗の運営状況を把握し続ける事は非常に重要な業務の一つです。
ネットショップの分析に必要となる以下の項目がデータページに集約されただけでも非常に価値のある改変だったと思います。
- 売上金額
- 注文数
- 商品別注文点数
- Webショップ閲覧数(PV)
- SNS経由の流入数(Webのみ)
- アプリショップ閲覧数
- フォロワー数
- お気に入り数
- 商品別お気に入り数
- 総合ショップランキング順位
BASEのデータページリニューアルの詳細については以下のページに詳しくまとめておりますのでこちらも参考にしていただければと思います。
BASEで各データの活用方法について
BASEで今回追加された各データの活用方法についてご説明いたします。
平均注文単価
平均注文単価とは、実際に商品を購入してくれたお客様が一回の注文でどのくらいの金額を使ってくれているのかの平均金額のことです。
ネットショップで販売する商品ジャンルによって、平均注文単価は異なりますが、概ね、売れ筋商品の販売価格程度になる傾向があります。
家具や高級時計などをネット販売している場合は平均注文単価、客単価は高くなる傾向がありますし、お試し系商品やプチプラ商品などを販売しているネットショップであれば、平均注文単価は1000円前後になる場合があります。
平均注文単価のデータを活用する方法としては、通常販売以外の販促イベントなどの際に、商品を複数買いする事で使える割引クーポンの発行や、送料無料キャンペーンなどを行う事で、平均注文単価がどのくらい変化するかを確認する事もひとつの方法です。
販促クーポンやキャンペーンの実施で、平均注文単価が上がり、利益も残るようであれば、定期的にキャンペーンを実施した方が売上が上がるでしょう。
注文者数(新規・リピーター)
ネットショップの運営において、新規顧客の獲得は重要ですが、リピーターの育成は更に重要と言われています。
新規の顧客を一人獲得する単価(広告費など)は、リピーターを育成する単価に比べて5倍以上かかるというデータもあるほど、新規顧客の獲得にはコストがかかるのです。
逆に、リピーター、一度でも自分のネットショップで注文してくれたお客様に再訪を促し、再度注文してもらうのは、新規顧客獲得よりもはるかに容易と言えるでしょう。
例えば、メルマガなどで、期間限定で使える割引クーポンを過去の購入者向けに発行するだけでも、必ず反応してくれるお客様がいるはずです。
また、ネットショップ運営のセオリーとして、二回目の購入に至ったお客様はリピーターとして定着しやすくなるというデータも存在します。
一回だけの注文で終わってしまっているお客様に対して、再度ネットショップに来ていただき、商品を注文してもらえるような施策を検討してみて下さい。
商品別閲覧数
商品別閲覧数とは、ご自身のBASE (ベイス)
のネットショップでよく閲覧されている商品を上位10位まで確認する事ができる機能です。
例え購入にまで至らなかったとしても、よく閲覧されている商品には、お客様が「何らかの魅力」を感じている場合があります。
もしくは、「何らかの違和感」や「気になる事」があるのかもしれません。
参考までに、当店で販売しているネットショップの商品の商品別閲覧数をここにご紹介いたします。
当店では、オリジナルTシャツをBASE上で販売しています。
このネットショップは、一種のパロディTシャツ屋さんという出店になりますが、実際に注文をいただいた事もあります。
商品が特殊なだけになかなか売れないのですが(笑)
ちなみにこのTシャツは、BASE (ベイス)
の機能である「Tシャツ販売」の機能を使って販売しているため、無在庫で販売する事が可能です。
BASEでは、商品を仕入れなくても、スマホケースやオリジナルTシャツなどであれば、画像データを作成できれば誰でも販売可能なんです。
是非、読者の方も自分だけのオリジナルTシャツやスマホケースを販売するネットショップを作ってみて下さいね。
BASEはメールアドレスさえあれば、即日ネットショップを開設できるのでおすすめです。
ネットショップBASEのまとめ
今回は簡単にネットショップを開業できるBASE(ベイス)で三つのデータ機能について活用法をご説明いたしました。
BASEは、ネットショップを個人でも即日オープンできるサービスとして、個人法人問わず非常に多くのユーザーに支持されているECサービスです。
ネットショップの開業と個人のネット販売を簡単かつ無料で実現できるのは、STORES.jp
と
BASE (ベイス)
の二つのインスタントECサービスのおかげだと思います。
BASEは無料プランのみのネットショップ開設サービスですが、一部のオプション機能が有料となっています。
BASEは、注文が成立するごとに、一件あたり販売時の手数料として、6.6%+40円がかかります。
STORESは、無料で使えるプランと有料のスタンダードプランという二種類のプランが用意されています。
STORESの無料プランであるフリープランの場合の注文成立時の販売手数料は5%とBASEよりも若干低い料率となっています。
また、STORESのスタンダードプランの場合は、月額料金がかかりますが、注文成立時の販売手数料は3.6%と低く、恐らくEC業界の中でも最も低料率な販売手数料だと思います。
どちらのインスタントECサービスも無料で使えますが、それぞれに特徴がありますのでご自身の目で確認して自分にあったショップを開設してみて下さい。
参考までにBASEとSTORESの無料プランの比較を行ったまとめページもありますのでこちらも参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。