完全無料でネットショップを開業できるBASEが一番おすすめな7つの理由
【目次】
完全無料でECサイトを開設する方法
ネットショップを無料で開業する方法としては
大きくわけて、2つの方法があります。
- オープンソースのCMSを利用する
- 無料ネットショップ開業サービスを利用する
上記以外の方法では、ECサイトを開業するのに
初期費用が必要であったり、月額利用料が発生したりと
無料でネットショップを構築することができません。
オープンソースのCMSを利用する
ECサイト系のオープンソースCMSで
代表的なサービスとしてEC-CUBEがあります。
EC-CUBEを導入したネットショップを構築すれば、
初期費用、月額利用料、販売手数料など、
楽天市場などのモールでの販売でかかる費用や
ASPショッピングカートサービスでかかる費用などは
一切かからずにネットショップの運営が可能です。
オープンソースのCMSを利用してネットショップを構築することは
すなわち、ある程度のHTMLやCSSの知識が必要となります。
また、ASPショッピングカートなどに実装されている
ネットショップ運営のための機能などは
十分に備わっているとは言い難いのが実状です。
集客面においても、独自で広告を利用したり
集客のための施策を実施しなくてはネットショップに
お客さんを呼び込むことすらできません。
費用はかからない反面、ネットショップ運営の難易度は
最も高いと言えるかもしれません。
ネットショップ向けCMSの比較については
こちらのページが参考になります。
【参考】
ネットショップ向けCMSのまとめ
無料ネットショップ開業サービスを利用する
無料ネットショップ開業サービスの代表としては、
STORES.jpとBASEが挙げられるかと思います。
二つのサービスは非常に似通ったPR戦略をとっていますが
無料という面で考えると「BASE」一択になるでしょう。
BASEとSTORES.jpの詳しい比較については
こちらのページにまとめています。
【参考】
BASEとSTORES.jpを徹底比較してみた。【無料プラン編】
今回は、「完全無料」でネットショップを開設する方法、
そして、さらに、一番おすすめの無料でネットショップを
開業する方法として、「BASE」について細部までご紹介いたします。
BASEが一番おすすめな7つの理由
1:完全無料でネットショップを始められる
ネットショップを初期費用「ゼロ円」から始められるという一点だけでも
十分すぎるメリットが、BASE(ベイス)にはあります。
STORES.jpは、無料プランでは、商品登録数がたったの5点までしかできませんが、
BASEは無料で利用できる上、商品登録数は無制限で登録できます。
STORES.jpも月額980円を支払うことで、すべての機能が利用できる
プレミアムプランが用意されています。こちらは商品登録数も無制限となります。
完全無料で利用する上では、BASEの方が一枚上手であると言えます。
また、完全無料とは言っていますが、決済時の手数料は必要です。
ただしこれは、どこのインターネットショッピングモールでも
ネットショップサービスでもかかる手数料ですので、
必要最小限の運営コストですので、実質ネットショップ運営サービスに対しては
無料のまま利用することができます。
BASEは、特別な追加機能を利用しなければ、完全無料でネットショップを開業することが可能です。
2:初心者でもかんたんにネットショップを開業できる
ネットショップ開業の際、初心者の方には、HTMLやページ編集、
商品登録などの対応が難しいことがあります。
BASEは、「3つの項目を埋めるだけ!今すぐショップを作る」という言葉の通り、
- ショップURL
- メールアドレス
- パスワード
の3つを入力するだけで、ネットショップを作ることができます。
ただし、ネットショップの開店には、
特定商取引法に関する記載や会社概要、連絡先などの
記載事項を入力する必要があります。
BASEの商品登録画面
BASEは商品登録においても、入力項目が非常に少なく設計されているため
複雑な作業は一切不要です。
下記に商品登録画面の全ての項目を紹介します。
見ていただければわかると思いますが、入力項目自体が少ない上、
各項目の内容についても操作で迷うことはないと思います。
また、無料プランではHTML編集の機能がないため
HTML自体を触ることがありません。
HTMLを利用して、ページ装飾やバナーの設置などを
したい場合は、追加オプションとして、月額900円で
利用することが可能です。
とにかく、簡単であることもBASEをオススメするポイントです。
3:カード決済、コンビニ決済などを最初から利用できる
BASEは決済の方法として、「BASEかんたん決済」を利用することが前提となります。
「BASEかんたん決済」とはクレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy、銀行振込、後払い決済の4つの決済方法に対応した決済方法のことです。
BASEかんたん決済はエスクロー決済といわれる方式で、購入者と店舗間のお金の動きを仲介することで安全に取引を行うことができる仕組みです。
通常、自社のネットショップを構築する際、カートサービスなどを利用すれば、別途クレジットカード決済会社と
契約を結ぶ必要があります。もちろん審査もあります。必要書類を提出後、クレジットカード決済が利用できるようになるまで、
約1ヶ月程度はかかることになります。
もちろん、決済時の手数料も4%前後必要になります。
2017年のネット通販において、ユーザーが最も利用する決済方法は「クレジットカード決済」です。
クレジットカード決済が使えないネットショップは、
どんなに良い商品が安く売っていたとしても、購入される確率はかなり低いでしょう。
BASEではBASEかんたん決済を利用することで、クレジットカード決済以外のコンビニ決済などにも対応することができます。
コンビニ決済は、クレジットカードを所有していない若い世代や主婦層などがよく利用する決済方法です。
決済について頭を悩ます必要がなく、決済手数料も3.6%+40円(後払いは6%)と非常に良心的な手数料設定です。
今後は新しい決済方法が加わる可能性もありますが、おそらくその都度決済方法の選択肢をBASE運営側で追加してくれることも期待できます。
4:商品登録数が無制限である
ネットショップの運営において、商品登録数を増やしていくことは
売上の増加に比例しています。
それだけ、商品登録数の上限は、大規模店舗を目指すネットショップ運営者であれば
重視するべきポイントと言えます。
STORES.jpの無料プランは商品登録数の上限が「5商品」であると先に書きましたが
5商品でネットショップを運営し続けていくことは、非常に困難であると言わざるを得ません。
また、国内最大のショッピングモール、楽天市場では、
スタンダードプランとメガショッププランの差は、商品登録数の上限と
保存領域の容量のみで、販売手数料率は同じです。
スタンダードプランが商品登録数の上限2万点なのに対して、
メガショッププランは商品登録数、無制限です。
2万点の商品登録が可能なネットショップは
大手総合商社系のネットショップやドラッグストア系の
ネットショップが多いと思います。
一般的な小売店舗であれば、2万点までの登録は行わないかもしれませんが、
STORESのように、商品登録数が5点のみではある程度大きな売上の獲得は難しいでしょう。
BASEは、楽天市場のメガショッププランにあたる商品登録数、無制限の対応が可能と
いう点だけでも、十分に価値があるネットショップ開業サービスだと思います。
5:メルマガ配信やクーポン発行など便利な機能も無料で使える
BASEをおすすめするポイントとして、ネットショップ運営時に必要となる機能の
多くが「無料提供」されていることもおすすめのポイントです。
ネットショップを運営する際、必要不可欠と思われる機能としては
以下の機能があげられます。
- メールマガジン配信
- クーポン発行
- 納品書ダウンロード
- アクセス解析
- 数量制限
- 送料詳細設定
- CSV商品登録
他にも便利な機能としては
- デジタルコンテンツの販売
- シークレットEC
- オリジナル商品の販売(Tシャツ・スマホケース)
などが無料で利用できます。
有料で利用できる機能としては、
- HTML編集(月額900円)
- BASEロゴ非表示(月額500円)
- 振込申請プラス(月額980円)
などがあります。
特にこだわりがなければ、
上記の有料サービスは利用しなくても
ネットショップ運営に支障はありません。
一部のASPショッピングカートサービスなどは、
オプション追加毎に月額利用料が5000円程度追加される
サービスもありますので、この価格設定は
良心的すぎると思うくらいです。
BASEはネットショップ運営における
機能としては、他のサービスと比較した際
数は多くはないと思いますが、
必要最低限の機能が全て無料で利用できると
考えればコストパフォーマンスは最高のサービスでしょう。
6:ブログ機能によるコンテンツSEOが可能
この機能は、Makeshopであれば、Wordpressを導入するサービスとして、
追加費用6万円がかかる内容と同等のサービスになります。
ただし、Wordpressはブログ構築CMSとしては、
SEO関連のプラグインも非常に優秀なプラグインが多く、
本格的なコンテンツSEO施策が可能です。
このBASEにそなわっているブログ機能は
あくまでもブログ記事を書けるという程度の機能しか
もっていない点には注意してください。
それでも、商品に対する特設ページ的なブログを書くことはできますし、
BASEには、「BASE Mag.」というBASEが運営するキュレーションメディアに
掲載される可能性があります。
集客の弱さが弱点であるBASEの唯一といっていい露出強化策が
このブログ機能だと思います。
7:リスクゼロでネットショップ運営経験が積める
ネットショップ開業時に、最もリスクとなるのは、
初期費用、運営費用(ランニングコスト)がかかりすぎて、
売上が安定する前に、資金ショートしてしまうケースです。
特に、企業が自社製品を販売するためにECサイトを構築するような
場合は、ある程度の予算が先に決められてからスタートするかと思います。
予算が先にあると、制作会社や広告代理店などは
予算内でもっとも良いデザイン、ビジュアルや機能の
ネットショップを構築しようとします。
時には、EC-CUBEやWordpressなどの無料のCMSを利用して
システム開発の方に予算を全部割り振ってしまうこともあります。
ネットショップを開業するだけなら、2017年4月においては
「無料」で行うことができます。
それがBASEというサービスです。
ネットショップは、開業が重要なのではなく
「運営活動を続けていくこと」こそ重視すべきことだと筆者は思います。
どんなに大きな予算が確保できたとしても、
それをECサイトの構築費に全てあてないように注意してください。
まずは、もっとも費用の掛からない環境で、
ネットショップ運営を疑似的でもいいので3ヶ月程度体験してみる。
その上で、どういった機能が必要かを店舗運営の中で学ぶこと。
一日の店舗運営のパターンや顧客からの問合せ対応を経験して
どんなリソースが必要なのかを実体験として身に着けることが重要です。
BASEは、失敗したとしても、失うものは何もないのではないでしょうか?
100万円を初期費用として払うネットショップの開発や
初期費用と運営費用を先払いして楽天市場に出店することを
考えれば、初期費用ゼロ、月額利用料ゼロ、販売時に決済手数料4%程度がかかる
BASEはローリスクすぎるネットショップサービスだと思います。
ネットショップBASEの最大のデメリット
BASEだけに限らないことですが、モール以外の
自社ネットショップは、とにかく「集客力」が非常に弱いです。
カラーミーショップであれ、Makeshopであれ、ショップサーブであれ、
Wordpressのウェルカート利用であれ、集客は全て「自分で行う必要」があります。
どんなに素晴らしい商品を販売するネットショップであっても
陸の孤島ともいえる、自社ネットショップでは、
よほどニッチなキーワード検索にヒットする商品でない限りは
ほとんど誰からも見つけてもらうことすらできないでしょう。
副業でも利益が20万円以上なら確定申告が必要ですよ
個人の副業で、ネットショップの売上で20万円以上の利益を得た場合は翌年に確定申告が必要となります。
個人事業主の方なら、確定申告については、ご存じだと思いますが、個人の方は、「確定申告って何?」というところから一度確認しておく必要があります。
国税庁のホームページでは、確定申告については、以下のような記載があります。
所得税及び復興特別所得税の確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた全ての所得の金額とそれに対する所得税及び復興特別所得税の額を計算し、申告期限までに確定申告書を提出して、源泉徴収された税金や予定納税で納めた税金などとの過不足を精算する手続です。
確定申告についての詳細は、以下の国税庁のホームページをご確認いただいた方が確実でしょう。
確定申告をスムーズに行うには、会計ソフトを利用するのが一番おすすめです。
特におすすめなのが、クラウド会計ソフトシェアNo1の「会計ソフトfreee(フリー)
」や、会計ソフトとしての信頼も厚い「やよいの青色申告オンライン
」ですね。
筆者は自分の確定申告は、個人事業主のシェア伸び率No.1のクラウド会計ソフトと定評のあるMFクラウド会計を利用する予定です。
オンライン会計ソフトなら、スマホなどからも利用できるので、非常に便利です。
無料でネットショプを開業できるBASEがおすすめな理由のまとめ
無料でネットショップを開業する一番のおすすめとしてBASEを紹介してきました。
無料でネットショップを開業したい方は、まずはBASEをお選びいただくことが
最もリスクがないと思います。
ネットショップは開業よりも運営、販売活動の継続によるリピーターの育成こそ
売上、運営の安定をはかれる唯一の策であると筆者は考えています。
参考になれば幸いです。
【参考】
あなただけのお店を、無料で簡単に|BASE