DAUとは【Daily Active Users】
DAUとはデイリー・アクティブ・ユーザーの略で、SNSなどのソーシャルメディアや、会員登録制のサービス、スマートフォンのアプリなどにおいて1日にサービスを利用したユーザー数のこと。
ソーシャルメディアやソーシャルアプリなど会員登録制サービスは登録しても実際には利用していないユーザーも多数存在するため、DAUは利用状況を計る指標のひとつとして用いられることが多い。
ソーシャルメディアサイトやスマホアプリなどは、無料で利用できるサービスも多いため、ダウンロードや会員登録を行っても、実際にそのサービス、アプリを利用するかどうかはダウンロード数や会員登録数だけでは判断することが難しいのが現状です。DAUは、ダウンロード総数や会員登録総数といった累積のデータではわからなかった利用実態がわかるため、サービスやアプリの利用状況をより正確に測るには重要な指標となっています。
DAUがデイリー、日毎のアクティブユーザーを計測する指標であるのに対して、月間のアクティブユーザーを図る指標はMAUで表します。MAU(Monthly Active Users)マンスリー・アクティブ・ユーザーの略です。
MAUは一カ月の間に、サービスやアプリを一度以上利用したユーザー数のことです。
1週間あたりのアクティブユーザー数については、WAU(Weekly Active Users)、ウィークリー・アクティブ・ユーザーで表されます。WAUとは、一週間の間に、サービスやアプリを一度以上利用したユーザー数のことです。DAU、WAU、MAUはそれぞれの期間別の利用者状況を把握するのに重要な指標です。
DAUが増えるとソーシャルアプリやソーシャルゲームの売上も増える?
DAUは、ウェブサイトよりもスマホアプリなどの指標として非常に重要な指標と言えます。
スマホなどのソーシャルゲームには「課金」の要素が含まれるサービスもありますが、DAUの上昇が課金(売上)の上昇にも比例しているというデータがあります。
これは、ウェブサイトのSEOやネットショップの運営などとも同じ数の理論が当てはまります。
アクセス数(アクティブユーザー数)が増えれば、それに乗じる転換率(課金率)も一定の割合で増えることが予測されます。
アフィリエイターの方なら、アクセス数を稼ぐことが、アフィリエイト収入の増加につながりますし、ネットショップ運営者ならアクセス数が増えれば、売上も比例して増えていきます。
ネットショップのアクセス数と売上の関係
ネットショップの運営で、売上を求める時、売上の公式を元に計算します。
売上=アクセス人数×転換率×客単価
で求められるのがネットショップの売上です。
ネットショップの運営で、転換率と客単価もある程度の施策で向上させることはできますが、どちらも限界が存在します。アクセス人数のみは、施策次第では、大きく増加させることが可能な項目です。アクセス数の向上、すなわち、集客施策を強化することがネットショップの売上アップにはもっとも効果が高いといえます。
以下はアクセス人数別の売上の違いを参考までに計算しています。今回参考例のため、転換率と客単価は固定しておりますが、本来アクセス数が増えると、転換率は下がる傾向にあります。
ソーシャルゲームとDAUの課金額の関係
ソーシャルゲームなどの運営者であれば、DAUを増やすことに注力していけば、売上(課金収入)が
増えていくことになります。よくあるDAUの増加施策としては「ログインボーナス」などの仕組みがあります。
ソーシャルゲームのアプリにログインするだけで、何かしらアイテムやポイントなどゲームを有利に進められる特典が
受けられるわけです。こうしたDAUの積み重ねによって、一定の収益を確保しているわけですね。
参考になれば幸いです。