楽天商品CSV登録のメリットとデメリット

楽天市場で商品をCSV一括登録するメリットとデメリット

楽天商品CSV登録のメリットとデメリット

楽天市場のCSV商品一括登録のメリットとデメリットについて

楽天市場での商品登録の重要性について

楽天市場やヤフーショッピングなどのモール型ネットショップで
ある程度の売上を目指すには、商品数も継続的に増やし続ける必要があります。

ネットショップにおいて、商品登録作業は、新規顧客の獲得や
売上アップにも直結する非常に重要な店舗運営の施策でもあります。

楽天市場で人気ネットショップを運営されている店舗の多くが
この商品登録の実施のために、ネットショップ運営者の求人募集を
行っているのがEC、通販市場における実状でもあります。

この商品登録、RMSの管理画面から商品一点ずつ登録する方法は
基本ではありますが、この方法だと非常に時間がかかるという
問題点、デメリットが存在します。

今回、楽天のRMSにおいて、商品をCSVで一括登録する方法を利用することで、
これまで、商品登録のために求人を募集していた店舗さんも、
不要な求人を押さえて、なおかつ、多くの商品を登録することができるという
ことを知っていただければと思い、記事をまとめました。

商品をCSV一括登録することのメリット

楽天市場において、商品登録をCSVによる一括登録で実施することの
メリットをまとめました。CSV一括登録には、ネットショップ運営上非常に
有利に働くメリットがあります。

一度に大量の商品登録をエクセルなどのエディタベースの作業で行うことができる

楽天市場では、商品登録は、基本的な方法としてはRMSの商品管理画面より
1商品ずつ手動登録していくことが通例です。

ただし、この方法だと、商品を1点登録するまでに
非常に多くの時間と手間がかかり、必然的により多くの登録要員としての
人手が必要となります。

ネットショップ運営が軌道に乗り始めると、多くの店舗は
「規模の拡大」という施策を実施することになりますが、
この規模拡大の際に、商品登録数の増加という作業が大きく関連します。

沢山の商品を登録するためには、それに応じて多くの求人を募集し、
人材を雇用する必要性が出てきます。

CSVによる商品登録を実施する場合は、この商品登録という作業において、
一人当たりの登録数量を飛躍的に増やすことが可能となります。

CSVを利用した商品一括登録は、人手不足の傾向にあるEC市場において、
少人数でより多くの商品登録を可能にするという側面もあります。

商品登録の時間を大幅に短縮することができる

RMSによる一点ずつの商品登録でかかる時間の多くは、
RMS画面の保存やリロードによるタイムラグとも呼べる時間がほとんどです。
実際の作業(入力作業)に関しては、多くはカタログ原稿などのコピー&ペーストである
場合が多いのではないでしょうか。
また、RMSは複数人の同時作業時には、リロードエラーが発生するという
ログイン認証システム特有のエラーが発生します。
特に商品登録時においては、一つの商品登録中に別の商品登録を同時に行う行為は
保存時のエラーの原因となります。

CSVファイル上の商品編集であれば、RMSの外での作業となるため、
複数人が同時に別々の商品登録用データを作成することが可能です。

アップロードする際には、順次それぞれが作成したCSVファイルを
FTPサーバーにアップする必要があります。

RMSに限らず、ヤフーのストアクリエイターPROにおいてもいえることですが
ネットショップの基幹機能であるバックヤードシステムはデータベースへの
保存という非常に重要な役割を同時に行っている都合上、
サーバーへの負荷がかかりやすい仕組みとなっています。

出来る限り、保存やリロードで無駄な時間を取られることなく、
商品のデータ作成に集中できる環境を作るように心がけましょう。

人手が必要になりがちな商品登録作業を、少人数の担当者で対応可能になる

これもCSVによる商品登録が実現可能とするメリットです。
RMSに直接商品登録を実施する際と、CSVファイルによる一括商品登録では、
かかる時間は、個人差があるにせよ、2倍以上変わってくると思います。
また、商品登録作業は、バリエーションの登録などのように、商品の基本情報は
ほとんど同一であるのに、一部(サイズや色)などのみが異なる商品を登録するケースがあります。

サイズや色のみなら、RMSないにある「項目別選択肢」という設定で
枝番登録を実施することも可能ですが、この方法では商品数自体は増えません。

店舗によっては、Tシャツなどのサイズ違いは、別商品として登録されている店舗もあるようです。

それだけ、商品数を増やすということはネットショップ運営上、重要な施策となります。

商品登録をCSVで行うことで、本来必要だった登録人員を半分に抑えることも可能となるため、
本来必要だった人件費分のコストを浮かせることが可能となります。

浮いた人件費分のコストを、更なる販促広告費用などに
回すことができるわけです。
CSVによる商品登録をまだ実施できていないという店舗さんは是非一度
CSV一括登録によって、新たなコスト削減ができないか検討してみてください。

商品をCSV一括登録することのデメリット

当然ながら、メリットがあればデメリットも存在します。
楽天市場で商品をCSVによる一括登録をする際のデメリット、主にリスクの部分を
中心にご説明していきたいと思います。

楽天市場では、CSVによる商品一括登録は有料オプションで費用が必要

これはネットショップ運営における「固定費」の面でのデメリットとなります。
CSV一括登録は、楽天市場では現在は有料のオプション的な位置づけになります。
月額にして、1万円が必要となりますので、決して安い費用ではありません。
ある程度商品数が多く、今後も継続的に商品を増やし続ける予定のある店舗であれば
是非利用を検討することをおすすめいたします。

ネットショップの運営上、売上アップに、商品数の増加は必須対応です。
継続的な新規商品の投入は、新規顧客獲得のみならずリピーターへの再来店のきっかけともなります。

作業時、CSVの項目が何を更新しているか把握しづらい点

これはRMSでの商品登録に慣れている店舗さんにありがちなデメリットです。
CSVとは、カンマ区切りのデータファイルのことを言いますが、CSVを直接編集する方法として
多くのネットショップではMicrosoftのエクセルを利用されるケースが多いです。
理由は、CSVファイルを開くことができ、編集、保存することができること。
それに加えてエクセルを利用される最大の理由は「関数」が利用できる点です。
エクセル関数は、ネットショップ運営上、主に商品データの照合などで非常に役立つ関数がたくさんあります。
エクセル上でCSVを開くと、一行に一商品のデータが横にずらっと記載されているかと思います。

参考までに楽天市場で商品登録を実施した場合のCSVファイルの
エクセル展開画面を以下に紹介いたします。

楽天CSV参考
楽天CSV参考
楽天CSV参考
楽天CSV参考
楽天CSV参考

CSVアップロード時にほぼ必ずエラーが発生するため、エラー対処スキルが必要

作成した商品CSVは、FTPとよばれる仕組みを利用して、指定サーバーにCSVファイルをアップロードすることで
登録、更新することが可能です。商品データCSVはアップロードする際のファイル名に指定があり、

item.csv

という名称のファイルをアップロードする必要があります。
このファイルアップロードの際に、多くの場合「エラー」が発生することになります。
エラーの内容はいろいろあるのですが、多くの場合は、特定のエラーが発生している場合がほとんどです。
特定エラーについては「CSVアップロード時によくあるエラー内容と対処法」にまとめましたので参考にしてみてください。

CSVの記載内容を間違えると、商品データを一括で削除してしまうリスクがある

CSVによる商品データのアップロードとは、すなわちデータベースへのリクエストに他なりません。
簡単に言えば、RMSなどの管理画面のインターフェイスをすっとばして、
登録データベースへ直接書き込み処理を実施する行為にあたります。
管理画面であれば、間違った記載を行えば、保存ボタンを押した際にエラー画面を返してくれますが、
CSVによる直接上書きの場合は、万一間違った登録を実施したとしても、登録ルールの間違い以外に関しては
エラーとならずそのまま上書きされてしまいます。
最悪の間違いとしては、CSVの「コントロールカラム」を「u:更新」で上書きしなくてはならないところを「d:削除」を入れてアップロードしてしまうことです。
これは、即、データベース上から、商品データを削除してしまうため、
レビューがたくさんたまっていた商品ページなどが一瞬でなくなってしまう事態にもなりかねません。
CSVの一括登録、更新については、商品を一括で削除してしまうリスクもあることを十分理解して利用してください。

楽天市場のRMSにおける商品登録とCSV項目の対照表

楽天のRMSの商品登録画面が、CSVデータの並び順では何列に対応しているかを下記のようにまとめてみました。

RMSの画面

楽天CSV商品一括登録のまとめ

楽天市場の商品登録作業において、CSV一括登録を利用することには
コスト面でのデメリットはあるものの、商品登録数を増やしていくという
ネットショップ運営上の重要施策において、一括登録の利用は必須機能だと思います。

店舗の成長速度に応じて、一括登録機能を利用した
商品数の増加を積極的に行っていくことで売上の向上にも結び付いていくはずです。

参考になれば幸いです。

【参考】
楽天のCSV一括商品登録|CSVフォーマットをダウンロードする方法




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