ネットショップ用語集

PPCとは PPC広告のメリット リスティング広告との違い

ネットショップ用語集





初心者でもわかるネットショップ用語

PPCとは PPC広告のメリット リスティング広告との違い

PPCとは・PPC広告とは

PPCとは

インターネット広告などでよく耳にするPPCとは、Pay Per Click(ペイ・パー・クリック)の略称で、クリック課金型のインターネット広告のことです。

Payは「支払い」、Per・Clickは「クリックされる毎」という意味で、バナー画像やテキストリンクがクリックされる毎に課金(広告費が発生)される仕組みを表しています。

PPC広告は、クリックされる毎に広告費が発生する仕組みであるため、逆に言えばクリックされなければ広告費はかからないということになります。

広告が表示されることをインターネット広告の用語では「インプレッション」といいます。

インプレッション数(表示回数)が多くなれば、沢山のユーザーの眼前に広告を表示させることができます。

ただし、広告が表示されるだけでは、本来の目的である「成約」には至りません。

ネットショップであれば、PPC広告を経由して商品が売れることが成約(コンバージョン)となるわけです。

次にPPC広告のメリット、デメリットについて解説いたします。

PPC広告のメリット・デメリット

PPCとは

PPC広告のメリットとしては、クリック課金型の広告であるため、一種の「成果報酬型」の広告であることから費用対効果(ROAS)が高いことが挙げられます。

PPC広告の場合、クリックされなければ広告費用は発生しないため、設定している広告予算に達するまでは、継続的に広告が表示され続けることになります。

広告が表示される、インプレッション数が増えることにより、サービスや商品などの認知が高まるというメリットがあります。

PPC広告のデメリットとしては、やはり昨今PPC広告も利用者が増えているため、クリック単価が高額になってきている傾向があります。

例えば、あるキーワードに対して、クリック単価が300円だったとすれば、10回広告がクリックされれば、3,000円の広告費が発生します。

一カ月間広告をかけ続けたとして、一日あたりの予算を3,000円にすると、およそ9万円の広告費が必要となります。

9万円の広告予算で、300クリックが獲得できる試算となりますが、ネットショップなどで商品を販売されている方なら、クリックされたあとに、商品を購入されるかどうかという「転換率」を考えなくてはなりません。

一般的な商品の平均転換率は約3%程度というデータがあります。

100人来店して、3人が購入するという購入率になります。

300クリックなら、9人が購入に至る可能性があるという試算となりますが、商品の利益率などをシミュレーションしてみると以下のような利益率となります。

(例)3,000円の商品で利益率20%(600円)の場合

600円×9人=5,400円(利益)

5400円の利益を獲得するのにかかった広告費は9万円

結果=87,600円の赤字

これはあくまでも筆者の試算で、必ずしもこの費用対効果になるとは限りません。

ただ、PPC広告はクリック単価が高いと、利益よりも広告費が圧迫することになりやすいとうデメリットがある点は予め理解しておく必要があります。

PPC広告とリスティング広告の違い

PPCとは

インターネット広告の主流であるPPC広告とリスティング広告の違いについてご説明いたします。

まず、結論からお伝えすれば、PPC広告とリスティング広告は同じ意味の広告です。

リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンの検索結果に連動する広告の事をいいます。

googleが提供する検索連動型広告は「GoogleAdWords(グーグルアドワーズ)」という名称のサービスが有名です。

リスティング広告もPPC広告の仕組みと同じで、クリック課金型の広告となります。

PPC広告とは、リスティング広告を含めた「クリック課金型広告」全般のことを意味しています。

検索エンジンのYahoo!でも「Yahoo!プロモーション広告」というPPC広告を提供していますが、ヤフープロモーション広告には、ヤフーディスプレイアドネットワーク(YDN)と、スポンサードサーチというPPC広告があります。

ヤフーディスプレイアドネットワーク(YDN)は、検索連動ではなく、Yahoo!Japanのサイト内や、提携サイト上にバナー広告を表示させるインターネット広告です。

ヤフープロモーション広告としては、スポンサードサーチが検索連動型広告です。

PPC広告のまとめ

今回は、インターネット広告の市場が広がり続けていることもあり、最近改めて注目度が高まっているPPC広告について、リスティング広告との意味の違いなどもご説明いたしました。

雑誌などの掲載型広告は、月額いくら、一回いくらという固定の広告費が必要ですが、PPC広告であれば、クリックされる毎の課金となるため、クリック=見込み客(興味のあるユーザー)を誘導させる効果がある費用対効果的に優れた広告です。

ただし、最近ではPPC広告の需要が高まったこともあり、クリック単価が高騰を続けている傾向があります。

より多くのユーザーにリーチするためには、広告の運用は不可欠である時代ですが、効果的に広告を運用するにはある程度の知識と経験が必要となります。

手数料などがかかりますが、リスティング広告などは、LISKLさんなどの広告のプロに相談するのが最も成功率は高くなるでしょう。

今回の記事が、PPC広告、リスティング広告について調べられている方の参考になれば幸いです。




ネットショップ用語集
最新情報をチェックしよう!