ネットショップから発送した商品が、長期不在や住所不備などで受け取られていない場合は、商品が配送会社から返送される前にお客様へ連絡することが大切です。
商品未受け取りのメールでは、単に「受け取ってください」と伝えるのではなく、配送会社・送り状番号・現在の配送状況・保管期限・再配達方法を分かりやすく案内しましょう。
このページでは、EC運営ですぐ使える商品受取依頼メールの例文を5パターン用意しました。そのままコピーして、ショップ名や注文番号などを書き換えてご利用いただけます。
商品未受け取り時にすぐ使える受取依頼メール例文5選
商品がまだ配送会社で保管されているのか、すでに返送されているのかによって案内内容は変わります。まず追跡情報を確認したうえで、状況に合う文例を使用してください。
1.長期不在・未受け取りが判明したときの基本メール
配送状況が「ご不在」「持戻り」「営業所保管中」などになっていることを確認した段階で送る基本のメールです。お客様を責めず、再配達に必要な情報をまとめて伝えます。
【件名】商品のお受け取りについて【ご注文番号:○○○○】
○○様
このたびは【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日発送いたしましたご注文商品につきまして、現在、配送会社にてお荷物を保管していることを確認いたしました。
お手数をおかけいたしますが、保管期限までに配送会社へ再配達のお手続きをお願いいたします。
【配送情報】
配送会社:○○運輸
送り状番号:○○○○○○○○○○
保管期限:○月○日まで
再配達のお申し込み方法につきましては、不在票または配送会社の追跡サービスをご確認ください。
すでにお受け取り済み、または再配達のお手続きがお済みの場合は、行き違いとなりますことをご容赦ください。
ご不明な点がございましたら、このメールへの返信にてお気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
【メールアドレス】
2.商品の保管期限が迫っているときのメール
保管期限まで残り1~2日など、返送が迫っている場合の文例です。「至急」だけを強調するのではなく、具体的な保管期限を件名と本文の両方に記載すると伝わりやすくなります。
【件名】【重要】商品の保管期限は○月○日までです|お受け取りのお願い
○○様
【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日発送いたしましたご注文商品につきまして、現在も配送会社にて保管されております。
お荷物の保管期限が○月○日までとなっておりますため、ご案内いたしました。
【配送情報】
配送会社:○○運輸
送り状番号:○○○○○○○○○○
保管期限:○月○日まで
恐れ入りますが、期限までに配送会社へ再配達のお手続きをお願いいたします。
保管期限を過ぎた場合、お荷物が当店へ返送される可能性があります。返送後の再発送等につきましては、配送状況を確認のうえ改めてご案内いたします。
すでに再配達のお手続きがお済みの場合は、行き違いとなりますことをご容赦ください。
何卒よろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
【メールアドレス】
3.住所不備・転居で配送できないときのメール
番地抜け、部屋番号漏れ、転居などにより配送が止まっている場合は、正しい住所を確認してから配送会社へ連絡します。転送や再発送の料金が発生する可能性がある場合は、手続きをする前にお客様へ案内しましょう。
【件名】お届け先住所ご確認のお願い【ご注文番号:○○○○】
○○様
このたびは【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日発送いたしました商品につきまして、配送会社より「お届け先住所を確認できないため配達できない」との連絡がございました。
恐れ入りますが、下記のお届け先に間違いがないかご確認いただき、正しいご住所をこのメールへの返信にてお知らせいただけますでしょうか。
【現在登録されているお届け先】
〒○○○-○○○○
○○県○○市○○町○-○-○
○○マンション ○○号室
【配送情報】
配送会社:○○運輸
送り状番号:○○○○○○○○○○
住所変更や転送の内容によっては、配送会社の規定により追加の送料等が発生する場合があります。その場合は手配前にご案内いたします。
お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
【メールアドレス】
4.注文者と受取人が異なり受け取ってもらえないときのメール
ギフトや家族への配送などでは、受取人がショップ名に心当たりがなく受け取りを保留することがあります。注文者へ状況を知らせ、受取人への確認をお願いしましょう。
【件名】お届け商品の受け取りについてご確認をお願いいたします
○○様
このたびは【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご注文いただきました商品につきまして、配送会社より、お届け先で商品の受け取りを確認できていないとの連絡がございました。
ご注文者様とお届け先のお名前が異なっておりますため、贈り物やご家族宛ての商品でございましたら、お手数ですがお届け先様へ商品が届く予定であることをお伝えいただけますでしょうか。
【配送情報】
配送会社:○○運輸
送り状番号:○○○○○○○○○○
保管期限:○月○日まで
ご注文内容やお届け先にお心当たりがない場合は、状況を確認いたしますので、その旨をこのメールへの返信にてお知らせください。
何卒よろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
【メールアドレス】
5.保管期限を過ぎて商品が返送されたときのメール
すでに商品が店舗へ返送された場合は、「再発送するのか」「キャンセルとして処理するのか」を確認します。送料や手数料の扱いは、ショップの利用規約、返品・キャンセル条件、利用しているモール・決済サービスによって異なるため、一律に請求すると案内しないようにしてください。
【件名】商品の返送について|今後のお手続きのご確認
○○様
このたびは【ショップ名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日発送いたしましたご注文商品につきまして、配送会社での保管期限を過ぎたため、当店へ返送されたことを確認いたしました。
今後のお手続きについて確認させていただきたく、ご連絡いたしました。
【ご注文情報】
注文番号:○○○○○○
商品名:○○○○
再発送をご希望の場合は、このメールへの返信にてお知らせください。再発送時の送料やお手続きについて確認のうえ、改めてご案内いたします。
キャンセルをご希望の場合も、お支払い方法や当店のキャンセル規定を確認のうえ対応をご案内いたします。
恐れ入りますが、○月○日までにご希望のお手続きをご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
【ショップ名】
【担当者名】
【メールアドレス】
商品受取依頼メールの件名例
商品未受け取りの連絡は通常の販促メールと間違われないことが重要です。「商品」「受け取り」「保管期限」など、メールの目的が一目で分かる件名にします。
- 商品のお受け取りについて【ご注文番号:○○○○】
- ご注文商品の再配達について
- 【重要】商品の保管期限は○月○日までです
- お届け先住所ご確認のお願い
- 商品の返送について|今後のお手続きのご確認
特に保管期限が迫っている場合は、「重要」だけではなく「○月○日まで」と具体的な日付を件名に入れると、お客様が対応の必要性を判断しやすくなります。
商品受け取りのお願いメールに入れるべき7つの情報
お客様がメールを読んだあと、店舗へ問い合わせなくても再配達を申し込める状態にしておくのが理想です。
- 注文番号:どの注文についての連絡なのか
- 配送会社名:どの配送会社へ連絡すればよいのか
- 送り状番号:追跡や再配達に必要
- 現在の配送状況:不在保管中、住所確認中など
- 保管期限:いつまで受け取れるのか
- 再配達方法:不在票や配送会社の追跡サービスなど
- 期限後の扱い:返送される可能性があること
「再配達してください」だけでは、お客様が送り状番号を探したり、どの配送会社なのか確認したりする必要があります。店舗側で把握している情報は、できるだけ一度のメールにまとめておきましょう。
配送会社によって商品の保管期限は異なる
商品の保管期限は配送会社や配送サービスによって異なります。2026年9月時点の主な目安は次のとおりです。
| 配送会社 | 通常配送の主な保管期間 | クール便等 |
|---|---|---|
| ヤマト運輸 | 7日間 | 3日間 |
| 佐川急便 | 8日間 | 4日間 |
| 日本郵便 | 7日間 | 原則7日間 |
※保管期間の数え方や延長可否、ロッカー・営業所受取などの条件は配送方法によって異なります。メールを送る際は、必ず対象商品の最新の追跡情報や配送会社の案内を確認してください。
特に冷蔵・冷凍商品などは通常の荷物より保管期間が短い場合があります。食品や生鮮品を扱うECでは、未受け取りを確認した段階で早めに連絡することをおすすめします。
商品未受け取りが発生したときの店舗対応
商品未受け取りが分かったら、最初から「キャンセル」「送料請求」と判断するのではなく、まず現在の配送状況を確認します。
- 配送会社の追跡情報を確認する
- 現在の保管場所と保管期限を確認する
- メールで受け取り・再配達をお願いする
- 期限が近い場合は再度連絡する
- 必要に応じて注文時の電話番号へ連絡する
- 返送された場合は再発送・キャンセル等を確認する
モールに出店している場合は、通常のメールだけではなく、モールの購入履歴や問い合わせ機能から連絡することも検討します。楽天市場でも、長期不在の場合は配送会社で荷物が保管されていたり、ショップへ返送される場合があると案内されています。
商品未受け取りメールで避けたいNG対応
お客様を責める表現を使う
「何度も不在になっています」「なぜ受け取っていただけないのでしょうか」といった表現は避けます。仕事、旅行、急な予定変更など、お客様が受け取れない理由は店舗側には分かりません。
まずは事実として「現在、配送会社で保管されています」と伝えるだけで十分です。
保管期限を書かずに「早急に」とだけ伝える
「至急受け取ってください」だけでは、いつまでに対応すればよいのか分かりません。配送会社へ確認したうえで、可能であれば「○月○日まで」と具体的に記載しましょう。
確認せずに再発送送料を請求すると断定する
返送後の再発送費用やキャンセル時の扱いは、ショップの利用規約、注文時に表示していた条件、原因、配送会社との契約、モール・決済サービスのルールなどによって異なります。
そのため、メールテンプレートへ一律に「返送された場合は往復送料を請求します」と入れるのではなく、実際の条件を確認してから案内してください。
クレジットカードの処理方法を一律に決める
決済後の金額変更、キャンセル、再決済などの手順は、利用しているECモールや決済代行会社によって異なります。古い運用方法をそのまま使わず、現在利用しているサービスの管理画面や最新マニュアルを確認しましょう。
送り状番号を書かない
お客様が最も必要としているのは「どうすれば受け取れるのか」です。送り状番号と配送会社が分かれば、自分で配送状況を確認して再配達を申し込めます。
商品未受け取り対応が増えてきたら受注管理も見直す
注文数が増えると、未受け取りだけでなく、住所不備、発送状況確認、キャンセル、返品、再発送などの個別対応も増えていきます。
複数モールを運営している場合は、メール対応だけではなく、注文情報・出荷状況・在庫情報をまとめて管理できる環境を整えることで、確認漏れや二重対応を減らしやすくなります。
※導入前に、自社で利用しているモール・カート・配送サービスとの連携状況をご確認ください。
商品未受け取りメールのよくある質問
Q.長期不在が分かったらいつメールを送ればいいですか?
配送状況が「不在」「持戻り」「保管中」などになっていることを確認したら、保管期限を確認したうえで早めに連絡します。特にクール便など保管期間が短い配送方法は、返送直前まで待たない方が安全です。
Q.メールを送っても返信がない場合はどうしますか?
再配達はお客様自身で手続きしている場合もあるため、まず追跡情報を再確認します。未受け取りのままで保管期限が迫っている場合は、メールの再送や注文時に登録されている電話番号への連絡を検討します。
Q.長期不在で返送されたら再発送送料を請求してもいいですか?
一律に判断するのではなく、注文時に表示していた利用規約や配送条件、利用しているモール・決済サービスのルールを確認してください。再発送費用が必要になる場合は、金額と理由を事前に説明し、お客様の確認を取ってから手続きを進める方がトラブルを防ぎやすくなります。
Q.商品が返送されたら自動的にキャンセルしてもいいですか?
ショップの販売条件や利用しているモール・決済方法によって対応が異なります。返送されたという事実だけで処理を決めず、注文状況とショップの規定を確認し、必要に応じてお客様へ再発送・キャンセルの希望を確認してください。
Q.受取人から「注文した覚えがない」と言われたらどうしますか?
受け取りを強く求めるのではなく、まず注文情報を確認します。ギフトなど注文者と受取人が異なるケースもありますが、注文自体に心当たりがない場合は、不正注文や入力間違いの可能性も含めて確認してください。
商品未受け取りのメールは「期限」と「再配達方法」を分かりやすく伝える
長期不在などで商品が受け取られていないときは、お客様を責めるのではなく、現在の配送状況と必要な手続きを分かりやすく案内することが大切です。
特に配送会社・送り状番号・保管期限・再配達方法の4点をメールに入れておくと、お客様がメールを読んだ直後に対応しやすくなります。
保管期限を過ぎて返送された場合の送料やキャンセル処理については、一律に判断せず、ショップの販売条件や利用しているモール・決済サービスの最新ルールを確認して対応しましょう。