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Amazon dash button で何が買えるの?ネットショップはダッシュボタンとどう付き合うべきか?

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■【1分でわかる】Amazon Dash Buttonってどんなサービス?アマゾンダッシュボタンで買える商品まとめ

Amazonダッシュボタンとは

Amazonが「ボタン」を販売したという
不思議なニュースがネット通販市場に流れてから
本日まで、Amazon Dash Buttonについて
様々な意見や見解が出てきました。

Amazon Dash Buttonとは、
現在、プライム会員限定で購入が可能な
「商品の注文がワンプッシュでできるボタン」で
Amazon上で500円で販売されています。

しかも、このボタンの代金500円も
Amazon Dash Buttonからの最初の注文の際に
500円割引されることで、実質無料となります。

DashButtonを利用するには、
Wi-Fi環境と、スマートフォンのアプリ設定
が必要となります。

以降は、商品が必要な時に
AmazonDashButtonをポチッとするだけで
商品が届くという仕組みです。

小さなお子さんがいるご家庭なら
「ボタンを連打されたら大量の商品が届くのでは?」
という不安があるかもしれません。

そういった心配についても
Amazonは対応済みで、
1回の注文が完了するまでの間は
Amazonダッシュボタンを何度押しても
追加の注文にはならないようです。

設定によっては、追加を可能にもできるようです。

また、ボタンが押された後に
必ず注文の確認通知がアプリにくるので
その時に注文をキャンセルすることもできます。

とにかくシンプルな仕組みとなっています。

売れるネットショップの教科書では
この「Amazon Dash Button」と
既存のネットショップ、ネット販売とを
比較して記事を書きたいと思います。

AmazonDashButtonの登場で気になること

最初にこのAmazonDashButtonを
アマゾンが販売開始するというニュースを聞いたとき、
筆者が一番気になったのは、

「販売価格はどうするのだろうか?」

という点です。

Amazonで商品を出品している
ネットショップ運営者なら
おそらく同じことを気にされたのではないでしょうか。

Amazonに商品を出品する際、
基本的には、一つのJANコードに対して
一つの商品ページしかないため、
自分の販売する商品が既に
誰かに販売されていた場合は
同じ商品ページに紐づけられての
出品となります。

商品画像と商品名は
共有で同じものを利用し、
販売価格とコンディション情報(製品の個別特記事項)は
出品者事の設定が反映される仕組みです。

そのため、商品の販売価格は
出品者の値付け次第で日々変動することになります。

AmazonDashButtonに
つながっている商品ページの販売価格は
この変動が適用されるのだろうかと
思っていたのですが、どうやら
Amazonプライム商品として
Amazonプライムの価格が適用されていました。

たとえば、エリエールの商品を
AmazonDashButtonで販売していますが、
この商品について、Amazon上の商品ページは
以下のページになります。
AmazonDashButton エリエール

AmazonDashButton購入画面

ボタンひとつで1商品なのかと思っていましたが、
実際には購入ができる商品が複数用意されています。

専用のアプリで、自分が購入を希望する
商品を設定することができるようです。

トイレットペーパーを例に見てみると
価格はダブルが538円でシングルが532円となっています。

このトイレットペーパーについてですが、
この販売価格は、決して安くはありません。

楽天市場などの
最安値のショップであれば、
450円前後で販売されています。

Amazonの商品ページを見る限りは
現状の商品ページがAmazon最安値で
販売されているようです。

日用品などの消耗品は
スーパーやドラッグストアにいけば
1パックあたり、このAmazonDashButtonの
販売価格よりも安く購入できると思います。

実店舗は配送料の部分が
販売価格に含まれていないことも
理由のひとつです。

あと、水などの飲料製品は
2Lのペットボトルを1本買って帰るだけでも
かなり重たいです。

車で買い物をする場合には
対して気になりませんが、
徒歩や自転車で飲料などを購入すると
2L1本でもとてもかさばる買い物となります。

ましてや、ケースで購入するなどは
車を所有していない人には
ネット通販を利用する方が
圧倒的に便利です。

更に言えば、飲料水やミネラルウォーターは
ネット通販の「最安値競争」商品ともいえる
安売り商品の代表選手でもあります。

楽天市場やYahoo!ショッピングの
水・ソフトドリンクジャンルで
1位は必ずといっていいほど
「ミネラルウォーター」
となっています。

Amazonダッシュボタンは
こうしたかさばる消耗品や
定期的に購入している日用品を
ボタン一つで顧客の囲い込みを実現している
デジタルとアナログが
ひとつになった販売ツールと言えます。

AmazonDashButtonがもたらすもの

ネットショップ、ネット通販で
ユーザーの困り事の中に
「商品が探しにくい」
「商品を比較するのもめんどう」
という声があります。

特に楽天市場やYahoo!ショッピングは
出店者単位で商品が出品されるため
商品名で検索した際には
店舗が違う同じ商品が
ズラリと一覧に並ぶことになります。

店舗ごとに送料設定などが
異なるため、どのお店から購入するのが
もっとも安くなるかなどは
2~3店舗を見て回る必要があります。

Amazonは出品者単位ではなく
商品単位でネット販売しているため
商品の探しやすさでは、
楽天市場よりも利便性が高いといわれています。

日用品などの型番商品は
1円単位の価格差を競うような
非常に熾烈な価格競争市場です。

AmazonDashButtonは
1円単位を気にして
購入先を変えるユーザーは
利用しないでしょう。

逆に、ある程度の値段であれば
最安値でなくてもかまわないから
定期的に購入したいという
ユーザーも存在します。

ボタンというアナログデバイスを
ユーザーに所有させることと
その商品のすぐそばに
ボタンを設置させること。

この二つの環境が整うと、
人は商品がなくなりそうになれば
すぐにボタンを押してしまうでしょう。

AmazonDashButtonは
熾烈な価格競争にある
ネット通販の型番商品販売において
「利便性」という価値を
提供することで新しい顧客を
育てようとしているように思います。

いずれは、我々のような
ネットショップ運営者に対しても
AmazonDashButtonへの
販路が開かれることになると思います。

【参考】
Amazon Dash Button(公式サイト)




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