「2021年、売れたものランキング」をインテージが発表！コロナ禍2年目の2021年に最も売れた商品とは？

コロナ禍2年目「2021年、売れたものランキング」を発表【インテージ調べ】

株式会社インテージは、全国約6,000店舗より収集している小売店販売データ、SRI+（全国小売店パネル調査）をもとに、日用消費財の中で何が売れたかを、推定販売金額の伸びから振り返る「2021年、売れたものランキング」を発表しました。

インテージの発表によると、2021年に小売店で最も売れた商品の第一位は「オートミール」で前年比291%の伸びを見せていました。

オートミールはコロナ禍での健康志向の高まりを受けて、テレビなどのメディアでも紹介される機会が増えた事も売上増加の要因だと思います。

オートミールの特徴として、食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富で低カロリーな食品としてダイエットなどにも有効だと言われています。

オートミールの性別、年代別購入率の推移については以下のように発表されています。

コロナ禍2年目「2021年、売れたものランキング」を発表【インテージ調べ】

美容にも影響があると言われているオートミールですから、やはり女性からの支持が高い結果となっていました。

インテージの発表した、「2021年、売れたものランキング」の上位15位までの商品と昨年対比は以下の通りです。

順位	カテゴリー	2021年	2020年
1位	オートミール	291	281
2位	麦芽飲料	182	135
3位	玩具メーカー菓子	137	155
4位	プロテイン粉末	131	143
5位	しわ取り剤	124	82
6位	ヘアートリートメント	122	104
7位	解熱鎮痛剤	121	98
8位	ノンアルコール飲料	117	106
9位	冷凍水産	116	151
10位	血圧計	115	113
11位	ビール	113	96
12位	鼻炎治療剤	113	87
13位	栄養バランス食品	112	107
14位	鎮暈剤	111	55
15位	テーピング	109	80

他にも健康系食品・飲料では、貧血予防や体力増強などでSNSで話題になり、品薄がニュースにもなった麦芽飲料（182%）が2位となりました。

美容やダイエットを期待し女性を中心に人気だった4位・プロテイン粉末（131%）も昨年に引き続いて伸びをみせていました。

両商品ともコロナ前の2019年に比べて市場規模は約2倍、店舗などでも目にする機会が格段に増えてきました。

13位・栄養バランス食品（112%）はも、プロテインバーがとりわけ好調となりました。

8位・ノンアルコール飲料（117%）、家でお酒を飲む機会が増える中、健康に気を使う層に受け入れられたようです。

11位・ビール（発泡酒・新ジャンルを除く）（113%）も、前年10月の酒税法改正による値下げ効果があったほか、糖質ゼロ系の好調が見て取れました。

上位商品を見渡してみると、コロナ禍で「健康志向」が強まりを見せた結果、健康食品やダイエット食品などが売れているように感じました。

今回インテージが発表した「2021年、売れたものランキング」は、小売店の売上データに基づいた結果の為、ネット販売などの売れ筋商品はまた別の結果になると思います。

ちなみに、インテージが2020年に発表した売れている商品ランキングは以下のような結果となっていました。