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ネットショップ運営をクラウドワークスで外注する方法|費用・依頼できる仕事・失敗しない発注方法【2026年】

ネットショップ運営をクラウドワークスで外注する方法|費用・依頼できる仕事・失敗しない発注方法【2026年】

ネットショップ運営をクラウドワークスで外注する方法|費用・依頼できる仕事・失敗しない発注方法【2026年】

ネットショップ運営をクラウドワークスで外注する方法|費用・依頼できる仕事・失敗しない発注方法【2026年】

ネットショップを運営していると、商品登録、画像加工、バナー制作、メルマガ、SNS、受注対応など、毎日のように細かな作業が発生します。最初は自分たちだけで対応できていても、商品数や注文数が増えてくると「日々の作業だけで一日が終わってしまう」「アクセス解析や売上改善まで手が回らない」という状態になりがちです。

そんなとき、選択肢のひとつになるのがクラウドワークスを使ったEC業務の外注です。クラウドワークスでは、商品登録、商品撮影・画像加工、メルマガ、広告・SNS運用、SEO、顧客対応、売上管理など、ネットショップ運営に関係するさまざまな業務を依頼できます。

ただし、EC運営を外注するときに大切なのは「ネットショップ運営を全部お願いします」と丸投げすることではありません。成功しやすいのは、自社で判断すべき仕事と、外部へ任せられる作業を切り分けることです。

この記事では、クラウドワークスで依頼しやすいEC業務、費用の考え方、依頼形式、募集文の作り方、ワーカーの選び方、テスト発注、アカウント管理まで、EC担当者が実際に外注するときに知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

エビス店長
EC担当者がすべての作業を抱える必要はありません。ポイントは「何を外注するか」より先に「何を自社に残すか」を決めることです。

【結論】EC業務は「作業を外注、判断は社内」が基本

ネットショップ運営では、すべての仕事をEC担当者自身が行う必要はありません。たとえば、決められたルールに沿った商品登録、画像のリサイズ、バナー制作、CSVデータの整理などは、作業内容をマニュアル化できれば外注しやすい仕事です。

一方、「来月はどの商品を重点的に販売するのか」「広告費をいくら使うのか」「どの商品を値下げするのか」「利益率をどう改善するのか」といった判断は、事業そのものに関わります。この2つを混同してしまうと、外注しているのに確認や修正が増え、かえってEC担当者の仕事が増えることがあります。

手順化できる作業は外へ出す。売上・利益・顧客に関する重要な判断は社内に残す。クラウドワークスを活用するときも、この線引きを最初に行うことが重要です。

クラウドワークスとは?EC担当者向けに簡単に解説

クラウドワークスは、仕事を依頼したい企業・個人と、仕事を受注したいワーカーをオンラインでつなぐクラウドソーシングサービスです。仕事を掲載して応募を募り、応募者の実績やスキルなどを確認して契約できます。

依頼内容によっては、固定報酬だけでなく時間単価での契約や、大量の単純作業に適したタスク形式なども利用できます。EC事業者にとって重要なのは、単発のデザイン制作だけではなく、ネットショップ運営に関係する幅広い仕事を依頼できることです。

商品登録だけを50件依頼することもできますし、毎月決められた時間だけEC運営をサポートしてもらう方法もあります。そのため、「正社員を1人採用するほどではないが、EC担当者だけでは手が足りない」という企業にとっても検討しやすい選択肢です。

ネットショップ運営でクラウドワークスに依頼できる仕事12選

クラウドワークスではEC関連のさまざまな仕事を依頼できます。ただし、業務によって外注しやすさや必要な専門知識が異なるため、「EC経験者」というだけではなく、実際に任せたい業務の経験まで確認することが大切です。

1.商品登録

EC運営で外注しやすい代表的な業務が商品登録です。商品名、販売価格、商品説明、画像、カテゴリー、SKUなど、登録ルールを明確にすれば作業を切り出しやすくなります。

楽天市場、Amazon、Shopify、BASE、STORESなど、利用しているサービスの管理画面を扱った経験があるワーカーを探すと、教育に必要な時間も抑えやすくなります。

2.商品画像の加工

画像のリサイズ、トリミング、白抜き、明るさ調整、文字入れなども外注しやすい業務です。ただし「いい感じに加工してください」では、発注者と制作者で完成イメージがずれる可能性があります。画像サイズ、文字量、フォント、納品形式、参考画像などをあらかじめ指定しましょう。

3.バナー制作

楽天スーパーSALE、季節イベント、キャンペーン、クーポン、特集ページなどで使用するバナー制作も依頼できます。継続的に依頼する場合は、ブランドカラー、フォント、写真の使い方などをまとめた簡単なデザインルールを用意しておくと、制作物の品質を揃えやすくなります。

4.商品説明文の作成

商品の特徴やスペックなどの情報を渡し、商品説明文を作成してもらう方法もあります。ただし、化粧品や健康食品など表現に注意が必要な商材では、単純な文章力だけでなく関連法規や業界知識も重要です。専門性が必要な商品は、そのジャンルの経験も確認しましょう。

5.CSV・データ入力

商品数が多いECサイトでは、CSVの作成・修正、商品データ整理などにかなりの時間を取られることがあります。作業ルールを明確にしやすいため、外注との相性がよい業務です。ただし、価格やSKUなど重要な情報を扱う場合は、納品後のチェック工程も用意しておきましょう。

6.ECサイトの制作・修正

ShopifyやWordPressなどのサイト制作、ページ追加、HTML・CSSの修正といった技術的な仕事も依頼できます。制作系業務では「ECサイト制作経験あり」だけで判断せず、自社が使用しているカートやCMSでの実績を確認することが重要です。

7.楽天市場の運営補助

楽天市場の商品登録、RMSでの更新、バナー差し替え、ページ修正などを依頼する方法もあります。楽天市場は独自の管理画面や運用方法があるため、楽天市場での実務経験、特にRMSを扱った経験があるか確認するとよいでしょう。

8.Amazonの運営補助

Amazonの商品情報更新、画像制作、データ整理なども外注候補になります。Amazonも独自の管理画面やルールがあるため、一般的なEC経験だけではなく、Amazonでの出品・運営経験まで確認した方が安心です。

9.メルマガ制作

企画内容や紹介商品を社内で決め、文章作成やHTML制作などを外注する方法があります。「誰に何を売るか」は社内で決め、制作部分を外注すると役割分担しやすくなります。

10.SNS投稿制作

InstagramやXなどに使用する投稿画像や文章制作も依頼できます。ただしSNS運用を完全に丸投げすると、ブランドの方向性がずれることがあります。投稿テーマやトーン、NG表現などは自社側で決めておくことをおすすめします。

11.SEO記事・コンテンツ制作

ECサイト内の読み物コンテンツ、商品に関するHowTo記事、オウンドメディアの記事制作なども依頼できます。SEO記事の場合、文字数だけで発注すると似たような内容の記事が増えてしまうことがあります。検索意図、記事の目的、読者、内部リンク先、一次情報などを発注時に指定しましょう。

12.EC運営アシスタント

商品登録、画像差し替え、データ整理、簡単なページ更新など、複数の定型業務をまとめて継続依頼する方法もあります。業務量が毎月変わる場合は、固定報酬だけではなく時間単価で契約する方法も検討できます。

EC業務別|クラウドワークスへの外注しやすさ

業務によって、外注との相性はかなり違います。商品登録、画像加工、データ入力のように完成条件を明確にできる仕事は外注しやすい一方、売上戦略のように経営判断を伴う仕事は、単純な作業外注とは分けて考える必要があります。

EC業務 外注しやすさ 専門知識 継続依頼との相性
商品登録 ◎ 低〜中 ◎
画像加工 ◎ 中 ◎
バナー制作 ◎ 中 ◎
CSV・データ入力 ◎ 中 ◎
商品説明文 ○ 中 ◎
ECサイト制作 ○ 高 ○
メルマガ ○ 中 ○
SNS制作 ○ 中 ◎
SEOコンテンツ ○ 中〜高 ◎
顧客対応 △ 中 ○
受注・在庫管理 △ 中〜高 ○
売上戦略 △ 高 △

この表で「△」だから外注できないという意味ではありません。必要な権限や責任、専門性が高くなるほど、発注先の選定と業務設計が重要になるという意味です。

クラウドワークスへ丸投げしない方がいいEC業務

クラウドワークスでは、ECサイト・ネットショップ運営に関する幅広い業務を依頼できます。ただし、依頼できることと、すべてを外部へ任せるべきかは別問題です。

売上戦略そのもの

どの商品を伸ばすのか、どの顧客層を狙うのか、どの販路へ投資するのかといった戦略は、EC事業の方向性そのものです。外部の知見を活用することはできますが、最終判断まで丸投げしない方がよいでしょう。

価格・利益戦略

価格を下げれば転換率が上がるかもしれませんが、利益が残らなければ事業として意味がありません。売価、原価、広告費、送料、モール手数料などを含めて判断する必要があります。

広告予算の最終判断

広告運用作業を外注することはできますが、「いくらまで投資するのか」「どのROASなら利益が残るのか」は自社で把握しておくべきです。ROASの考え方については、ROASとは?計算方法・損益分岐ROAS・改善方法も参考にしてください。

重要な顧客情報を扱う仕事

氏名、住所、電話番号などの顧客情報を扱う業務では、通常の制作業務以上に慎重な管理が必要です。業務上必要がないのであれば、そもそも顧客情報へアクセスさせない設計を優先しましょう。

管理者権限が必要な仕事

ECサイトの管理者アカウントをそのまま共有するのではなく、サービス側で権限を分けられる場合は、必要な範囲だけ付与することをおすすめします。

「外注できるか」だけではなく、「外注しても事業上のリスクを管理できるか」まで考えることが大切です。

クラウドワークスの料金・発注者側の手数料

クラウドワークスを利用するとき、「発注する側にも手数料がかかるの?」と気になる方も多いでしょう。2026年10月時点では、クライアント側はタスク形式や有料オプションの利用などを除き、システム利用料は原則無料です。

つまり、通常の発注では基本的に契約したワーカーへ支払う報酬が主な費用になります。一方、ワーカー側には契約金額に応じたシステム利用料があります。

プロジェクト形式・コンペ形式では、報酬額のうち10万円以下の部分は20%、10万円超20万円以下の部分は10%、20万円を超える部分は5%という段階制です。発注するときは、発注者側の費用とワーカー側のシステム利用料を混同しないことがポイントです。

また、募集を目立たせたり、応募者を限定したりする有料オプションも用意されています。通常募集で十分な応募が集まるのであれば、最初から有料オプションを利用する必要はありません。

ネットショップ業務を外注するといくら?費用相場の考え方

クラウドワークスでは、商品登録や商品ページ制作、メルマガ制作、広告・SNS運用など、EC運営に関するさまざまな仕事が募集されています。ただし、同じ「商品登録1件」でも、商品名と価格を入力するだけなのか、画像加工、説明文作成、カテゴリー設定、SKU登録まで含むのかによって必要な作業時間は大きく変わります。

バナー制作も、画像とテキストをすべて発注者が提供するケースと、企画や素材選定から依頼するケースでは料金が変わります。そのため、外注費を比較するときは単価だけではなく、依頼範囲 × 作業量 × 必要な専門性 × 修正回数で考えるのがおすすめです。

最も安い人を探すことが目的ではありません。たとえば商品登録の単価が安くても大量の修正が必要なら、社内確認を含めた総コストは高くなります。反対に単価が多少高くても、ほぼ修正なしで納品されるなら、EC担当者の時間まで含めると安くなる可能性があります。

外注単価ではなく「完成までに自社を含めていくらかかったか」で比較しましょう。

EC業務ではどの依頼形式を選べばいい?

クラウドワークスには複数の依頼形式があります。EC業務では、仕事の性質に合わせて使い分けることが重要です。

商品登録50件なら「プロジェクト・固定報酬」

プロジェクト形式では、応募者のスキルや経歴を確認したうえで契約できます。商品登録50件、バナー5枚、LP1ページなど、成果物と作業量をあらかじめ決めやすい仕事は固定報酬と相性があります。

継続的なEC運営補助なら「プロジェクト・時間単価」

時間単価制では、実際に稼働した時間に応じて報酬を支払います。「毎月何件発生するかわからない」「商品登録だけでなく細かな更新もお願いしたい」といったECアシスタント業務では検討しやすい方法です。

デザイン案を比較したいなら「コンペ」

複数の提案からデザインを選びたい仕事では、コンペ形式が選択肢になります。ただし、継続的なEC運営を任せる人材を探す目的なら、実績やスキルを確認して契約するプロジェクト形式の方が使いやすいでしょう。

アンケート・情報収集なら「タスク」

タスク形式は、ワーカーを個別に選定・交渉せずに作業してもらう方式で、アンケートやデータ入力、情報収集など大量の単純作業に向いています。ECの商品登録のように品質を見ながら継続依頼する仕事ではプロジェクト形式を基本に考え、単純な情報収集などでタスクを使うと分けるとわかりやすいでしょう。

失敗しないEC外注の募集文の書き方

EC業務の外注で失敗する原因のひとつが、募集内容の曖昧さです。たとえば「楽天市場の商品登録をお願いします。経験者歓迎です」だけでは、何をどこまでやれば完成なのか分かりません。これでは応募者も正確な見積もりを出しにくくなります。

募集するときは、対象サービス、作業内容、商品数・作業量、必要な経験、発注者が用意する素材、納品条件、納期、報酬、修正の考え方、継続依頼の有無まで具体的にしましょう。

たとえば楽天市場の商品登録なら、「RMS経験者」「商品情報と画像は支給」「商品名・説明文・画像・カテゴリー登録まで」「50商品」「最初に5商品をテスト」と書くだけでも、仕事内容はかなり具体的になります。

【コピペOK】楽天市場の商品登録スタッフ募集テンプレート

楽天市場の商品登録をお願いできる方を募集しています。

【依頼内容】
楽天RMSを使用した商品登録をお願いします。
・商品数:50商品
・商品名登録
・販売価格登録
・商品説明文登録
・商品画像登録
・カテゴリー設定

商品情報・画像など必要な素材はこちらで用意します。

【応募条件】
・楽天RMSを使用した商品登録経験がある方
・納期を守れる方
・連絡を継続して取れる方

【納期】
○月○日まで

【発注方法】
最初に5商品をテストでお願いし、品質・作業内容を確認したうえで、問題がなければ残りの商品をお願いする予定です。

楽天市場での商品登録実績が分かる情報があれば、応募時にお知らせください。

重要なのは、この文章をそのまま使うことではありません。自社で「完成」と判断する条件を、応募者にも分かる言葉で書くことがポイントです。

【コピペOK】Shopifyの商品登録スタッフ募集テンプレート

Shopifyの商品登録作業をお願いできる方を募集します。

【依頼内容】
Shopify管理画面への商品登録をお願いします。
・商品数:○商品
・商品タイトル
・説明文
・価格
・商品画像
・バリエーション
・商品タイプ・タグ等の設定

登録に必要な商品データ・画像はこちらから提供します。

【応募条件】
・Shopifyの商品登録経験がある方
・商品情報を正確に入力できる方
・継続的に連絡が取れる方

【確認方法】
まず○商品をテスト登録していただき、登録内容を確認後、本発注を予定しています。

過去のShopify運用・商品登録経験があれば、応募時に記載してください。

【コピペOK】EC運営アシスタント募集テンプレート

ネットショップの運営を継続的にサポートしていただける方を募集しています。

【主な業務】
・商品登録・修正
・商品画像の差し替え
・バナー更新
・CSVデータ整理
・簡単なページ更新
・その他、マニュアル化されたEC運営業務

売上戦略や広告予算などの判断はこちらで行いますので、決められた手順に沿った運営サポートをお願いします。

応募時に、これまで使用したことがあるECカート・モール、EC運営経験、対応可能な時間帯・時間数をお知らせください。

まずは一部の業務をお願いし、双方に問題がなければ継続発注を予定しています。

クラウドワークスでEC経験者を見つける7つのポイント

応募が集まったら、価格だけで発注先を決めないようにしましょう。EC運営では、管理画面や商品情報を扱うことも多いため、実務経験や仕事の正確さまで確認する必要があります。

1.対象モール・カートの経験を見る

「EC運営経験5年」と書かれていても、自社で使っているシステムの経験があるとは限りません。楽天市場ならRMS、AmazonならAmazonの管理画面、ShopifyならShopifyの運用経験まで確認しましょう。

2.過去の実績を見る

どのような仕事を受注してきたのかを確認します。今回依頼する業務に近い実績がある人ほど、作業内容を理解してもらいやすくなります。

3.評価を見る

評価点だけを見るのではなく、過去の発注者がどのようなコメントをしているのかも参考にします。継続案件で高く評価されているかなども判断材料になります。

4.本人確認などの情報も確認する

継続的な業務や重要なデータを扱う仕事では、プロフィールだけでなく本人確認など、確認できる情報も判断材料にします。

5.ポートフォリオを見る

画像制作、バナー、LP、ライティングなど成果物がある仕事ではポートフォリオを確認しましょう。「デザインできます」ではなく、自社の求める品質と合っているかを見ることが重要です。

6.応募文を見る

大量の案件へ同じ文章を送っているような応募なのか、自社の募集内容を読んだうえで提案しているのかを確認します。特に、こちらが質問した内容にきちんと回答しているかは重要な判断材料です。

7.最初は小さく依頼する

プロフィールや評価だけでは、実際の仕事の正確さ、コミュニケーション、納期感までは完全には分かりません。そこで最初は少量の仕事を依頼し、実際の成果物を確認します。

商品登録100件なら、まず5件だけテストする

たとえば商品登録100件を外注したいとします。最初から100件すべてを依頼し、納品後に登録方法が間違っていることが分かれば、100件を修正しなければなりません。

そこで、5件テスト発注 → 品質確認 → 修正点共有 → 問題なければ残り95件という流れにします。

  • 商品名は正しいか
  • 価格は正しいか
  • SKUは正しいか
  • 画像は正しいか
  • カテゴリーは正しいか
  • 説明文にミスがないか
  • 指示通り登録されているか
  • 納期を守れるか
  • コミュニケーションに問題がないか

ここで問題があれば、本発注前にマニュアルを修正できます。これはワーカーを「試す」だけではなく、発注者側の指示書に不足がないか確認するテストでもあります。

外注がうまくいかないとき、必ずしも受注者だけに原因があるとは限りません。自社では当たり前だと思っているルールが、外部の人には伝わっていないケースも多いためです。

ネットショップ業務を外注するときの注意点

EC運営では通常のデザイン制作などと違い、管理画面や顧客情報へアクセスするケースがあります。そのため、発注価格や品質だけではなくセキュリティ面も考えておきましょう。

必要以上の権限を渡さない

サービス側でスタッフアカウントや権限設定を利用できる場合は、業務に必要な範囲だけ権限を付与します。自社の管理者アカウントをそのまま共有する方法は、できるだけ避けましょう。

顧客情報の取り扱いを決める

氏名、住所、電話番号、購入履歴などを扱う業務では、誰がどの情報へアクセスできるのか明確にします。業務上必要がなければ、そもそも顧客情報へアクセスさせない設計が理想です。

NDAを検討する

未公開商品、仕入情報、原価など秘密情報を共有する場合は、秘密保持についても確認します。必要に応じてNDAの締結も検討しましょう。

著作権・納品物の扱いを確認する

画像、文章、デザインなどを制作してもらう場合は、納品後にどのように利用できるのか、契約条件も確認しておきましょう。

契約終了後は権限を削除する

意外と忘れやすいのが、契約終了後のアカウント管理です。継続依頼が終了したら、発行したアカウントやアクセス権限を確認し、不要なものは停止・削除しましょう。

クラウドワークスとEC運営代行会社はどっちがいい?

「クラウドワークスで個人へ依頼するのと、EC運営代行会社へ依頼するのはどちらがいい?」という疑問もあるでしょう。これは、依頼したい仕事によって変わります。

比較 クラウドワークス EC運営代行・コンサル
商品登録 ◎ ○
画像加工 ◎ ○
定型作業 ◎ △〜○
スポット対応 ◎ ○
専門業務 人による ○〜◎
戦略立案 人による ◎
売上分析 人による ◎
改善提案 人による ◎
費用 比較的調整しやすい 支援範囲による

ポイントは、「安い方を選ぶ」ことではありません。「楽天の商品登録を50件やってほしい」「毎週バナーを差し替えてほしい」「Shopifyへ新商品を登録してほしい」とやるべきことが明確なら、作業を切り出してクラウドワークスで依頼しやすいでしょう。

一方、「売上が落ちているが原因が分からない」「広告を出しているのに利益が残らない」「楽天・Amazon・自社ECのどこへ投資すればいいか分からない」という状態では、作業者を増やしても根本的な問題が解決しない可能性があります。

この場合は、まずECコンサルタントなどに現状を分析してもらい、「何を改善するか」を決めてから必要な作業を外注する方法があります。ECコンサルタントへの依頼については、ECコンサルティングとは?依頼できること・選び方を解説も参考にしてください。

何をすればいいか分かっている → 作業を外注
何をすればいいか分からない → まず課題を分析

このように分けると、外注先を選びやすくなります。

人に外注する?システム化する?という判断も必要

もうひとつEC担当者が考えておきたいのが、「その仕事は本当に人へ外注すべきなのか」という視点です。たとえば商品画像の加工は、人へ依頼するのが合理的な場合があります。

一方、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECから毎日注文が入り、それを担当者が各管理画面から確認しているのであれば、人を増やすより受注管理システムで一元化した方が効率的なケースがあります。

EC業務を整理するときは、「自社でやる」「人へ外注する」「システムで自動化する」「専門家へ相談する」の4つに分類すると分かりやすくなります。

複数店舗の受注処理や在庫管理に時間を取られている場合は、EC受注管理システム・一元管理システム比較も参考にしてください。「忙しいから人を増やす」だけではなく、そもそも人が行う必要のない作業がないかも確認しましょう。

クラウドワークスを使ったEC外注の8STEP

STEP1.現在のEC業務を書き出す

まずEC担当者が毎日・毎週・毎月行っている仕事を一覧にします。商品登録、画像加工、在庫更新、受注処理、メルマガなど、細かな仕事まで書き出してみましょう。

STEP2.自社でやる仕事と外注する仕事を分ける

戦略や重要な判断は社内に残し、手順化できる作業から外注候補にします。

STEP3.作業手順を決める

誰が作業しても同じ結果になるよう、マニュアルや完成例を用意します。文章だけでは伝わりにくい場合は、画面キャプチャなども活用しましょう。

STEP4.募集文を作る

仕事内容、作業量、必要な経験、納期、報酬、完成条件を具体的に記載します。

STEP5.応募者を比較する

価格だけでなく、対象ECサービスの経験、実績、評価、応募内容などを確認します。

STEP6.少量テストする

いきなり大量発注せず、まず一部だけ依頼します。発注者側のマニュアルに不足がないか確認する意味でも重要です。

STEP7.品質を確認する

成果物だけでなく、納期、連絡、指示理解まで確認します。継続依頼ではコミュニケーションの取りやすさも重要です。

STEP8.問題なければ継続発注する

相性のよいワーカーが見つかったら、継続して依頼します。同じ人へ継続発注できれば、自社独自のルールを理解してもらえるため、説明や確認に必要な時間も減らしやすくなります。

外注した時間をEC担当者は何に使うべき?

ここが最も大切です。商品登録を外注して2時間空いた、画像加工を外注して1時間空いた、CSV作業を外注してさらに1時間空いたとしても、そこで空いた4時間を別の単純作業で埋めてしまっては、EC事業はあまり変わりません。

EC担当者が時間を使いたいのは、アクセス解析、CVR改善、商品企画、客単価改善、リピーター施策、利益分析、販促計画、顧客理解、競合分析といった、売上や利益を改善するための仕事です。

外注の目的は、単にEC担当者を楽にすることではありません。EC担当者の時間を「作業」から「改善」へ移すことです。

これが、ネットショップ運営で外注を活用する最大の意味です。

エビス店長
外注して空いた時間で「何を改善するか」まで決めておくのがおすすめです。作業時間を減らすこと自体ではなく、売上や利益につながる仕事へ時間を移すことが目的です。

クラウドワークスでEC業務を外注するときによくある質問

クラウドワークスでネットショップ運営を丸ごと依頼できますか?

ECサイト・ネットショップ運営に関する幅広い業務を依頼できます。ただし、実際に丸ごと任せる場合は、対応範囲、経験、権限、顧客情報の扱い、KPI、責任範囲などを明確にする必要があります。初めて利用する場合は、一部の業務から始める方が管理しやすいでしょう。

楽天市場の商品登録を依頼できますか?

依頼できます。RMSの利用経験があるか確認し、最初は少数の商品をテスト登録してもらう方法がおすすめです。

Amazonの商品登録も依頼できますか?

Amazon関連のEC業務も依頼できます。Amazonでの実務経験や、依頼する作業内容に近い実績があるか確認しましょう。

Shopifyの商品登録や制作も依頼できますか?

商品登録、ページ制作、デザイン、コーディングなどを依頼できます。Shopify特有の設定や開発が必要な場合は、Shopifyでの実績を確認してください。

法人でも利用できますか?

クラウドワークスは法人からの発注にも利用されています。EC担当者が自社業務の一部を外注する用途でも活用できます。

発注者にもシステム利用料がかかりますか?

2026年10月時点では、クライアント側はタスク形式や有料オプションの利用などを除き、システム利用料は原則無料です。実際に利用するときは最新の料金・利用条件を公式サイトで確認してください。

ログイン情報を渡しても大丈夫ですか?

管理者アカウントをそのまま共有するのではなく、可能であれば業務に必要な権限だけを持つスタッフアカウントなどを発行しましょう。契約終了後の権限削除も忘れないようにしてください。

NDAは締結できますか?

クラウドワークスにはNDAを締結する仕組みがあります。未公開情報などを共有する場合は、必要に応じて利用を検討してください。

良いワーカーはどう探せばいいですか?

対象モール・カートの経験、過去実績、評価、ポートフォリオ、応募内容などを総合的に確認します。それでも実際の仕事との相性は分からないため、少量のテスト発注をおすすめします。

同じ人へ継続して依頼できますか?

継続的な発注も可能です。EC運営では自社の商品や登録ルールを理解してもらうほど作業がスムーズになりやすいため、相性のよいワーカーを見つけられれば継続依頼するメリットがあります。

まとめ|EC担当者は「自分でやらなくていい仕事」を外注しよう

ネットショップ運営では、商品登録、画像加工、バナー制作、データ入力、メルマガ、SNSなど、多くの作業が発生します。これらをすべてEC担当者が抱えてしまうと、本来時間を使うべき売上分析や商品企画、CVR改善、リピーター施策まで手が回らなくなります。

クラウドワークスを活用するときは、まず現在の業務を書き出し、「自社で判断する仕事」と「外注できる作業」に分けてみてください。そして、外注する仕事はできるだけ具体的にし、マニュアルを用意して、小さなテスト発注から始めます。

作業は外へ。判断は社内へ。そして、人が行う必要のない定型業務ならシステムによる自動化も検討する。この考え方でEC業務を整理すると、EC担当者は日々の作業に追われる状態から抜け出し、売上と利益を伸ばすための仕事へ時間を使いやすくなります。

もし「外注したい作業は分かるけれど、そもそも自社ECのどこを改善すれば売上が伸びるのか分からない」という場合は、作業を外注する前に、現在の課題を整理するところから始めてみましょう。