注目ワード
  1. 売上診断
  2. TikTok
  3. 30万円
楽天・Amazon・Yahoo!の受注を一元管理する方法|複数モール運営を効率化

楽天・Amazon・Yahoo!の受注を一元管理する方法|複数モール運営を効率化

楽天・Amazon・Yahoo!の受注を一元管理する方法|複数モール運営を効率化

楽天・Amazon・Yahoo!の受注を一元管理する方法|複数モール運営を効率化

楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECなど、複数の販売チャネルを運営すると、売上機会は増えます。一方で、店舗が増えるほど受注管理は複雑になります。

楽天市場は楽天市場の管理画面、AmazonはAmazonの管理画面、Yahoo!ショッピングはYahoo!ショッピングの管理画面、自社ECはカートシステムと、それぞれ別々に注文を確認しなければならないためです。

最初は各管理画面を順番に見ていけば問題なくても、店舗数や注文件数が増えてくると、注文確認、CSV取得、在庫更新、出荷指示、追跡番号登録、発送完了処理、メール送信といった作業を店舗ごとに繰り返すことになります。

複数モール運営で本当に大変なのは、販売チャネルが増えることそのものではありません。店舗ごとに同じような作業を何度も繰り返すことです。

そこで役立つのが、複数モールの注文をまとめて管理する「受注一元管理」です。この記事では、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなど複数モールの受注を一元管理する仕組みと、どのようなECで導入効果が出やすいのかを分かりやすく解説します。

エビス店長
複数モール運営では、店舗数より「同じ作業を何回繰り返しているか」を見ることが重要です。受注・在庫・出荷をつなげられると、業務負担を大きく減らしやすくなります。

複数モール運営で受注管理が複雑になる理由

複数モールを運営すると、単純に注文数だけが増えるわけではありません。管理する画面、データ、在庫、出荷処理も増えていきます。

まずは、なぜ複数モールの受注管理が複雑になるのかを整理してみましょう。

管理画面が店舗ごとに分かれる

1店舗だけなら、その店舗の管理画面を確認すれば注文状況を把握できます。しかし、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECを運営している場合、それぞれの管理画面を開いて確認する必要があります。

朝の受注処理だけでも、楽天市場を確認し、Amazonを確認し、Yahoo!ショッピングを確認し、自社ECを確認するといった作業が発生します。店舗数が増えるほど、単純な確認作業だけでも時間がかかるようになります。

注文データの形式が違う

複数モールでは、注文データの項目やCSV形式も同じとは限りません。注文番号、商品コード、SKU、配送方法、決済方法、ステータスなどの名称や並び方が異なる場合があります。

そのため、一つのExcelへまとめようとすると、列を削除する、列順を変更する、項目名を合わせる、商品コードを変換するといった加工が必要になることがあります。

毎日同じ加工を繰り返しているなら、それだけでもかなりの工数です。

在庫数を複数店舗で合わせる必要がある

複数モールで同じ商品を販売している場合、在庫管理も難しくなります。たとえば実在庫が10個あり、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECで販売しているとします。

どこか1店舗で1個売れたら、本来の販売可能在庫は9個です。しかし他店舗の在庫数が10個のまま残っていると、実在庫以上の注文を受けてしまう可能性があります。

これが売り越しです。店舗数が増えるほど、手作業で在庫を合わせる負担も増えていきます。

出荷後の処理も店舗ごとに発生する

受注処理は、注文を確認したら終わりではありません。出荷後には、発送済みへの変更、追跡番号登録、発送完了処理、発送メール送信などが必要です。

複数モールを個別管理していると、こうした作業も各管理画面で繰り返すことになります。注文が少ないうちは対応できますが、受注件数が増えるほど負担は大きくなります。

複数モールの「受注一元管理」とは?

受注一元管理とは、複数のモールやECサイトから入った注文を、一つの管理画面へまとめて管理する仕組みです。

たとえば、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECから入った注文を、それぞれの管理画面で確認するのではなく、一つの受注管理システムへ集約します。

そこで、注文確認、受注ステータス管理、出荷指示、在庫連携、発送処理などをまとめて行います。

複数モール受注管理の全体像

販売チャネル 一元管理後の流れ
楽天市場 受注管理システムへ集約し、在庫・倉庫・配送へ連携
Amazon
Yahoo!ショッピング
自社EC

受注一元管理の目的は、単純に「注文を一覧表示すること」ではありません。本当の目的は、店舗ごとに分断されている業務を一つの流れにすることです。

受注を一元管理すると何ができる?

受注を一元管理すると何ができる?

注文を一つの画面に集約できる

最も分かりやすいメリットは、複数店舗の注文を一つの画面で確認できることです。

楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの管理画面を順番に開かなくても、注文状況をまとめて確認しやすくなります。「どの店舗に何件注文が入っているか」を横断して見られるようになるため、受注担当者の確認作業を減らしやすくなります。

注文ステータスを統一できる

店舗ごとに管理方法が違うと、未確認、確認済み、出荷待ち、発送済みなどの意味が担当者ごとにずれることがあります。

一元管理システムを使うと、自社側のルールとして受注ステータスを整理しやすくなります。複数人で受注処理する場合も、「今どの状態なのか」を共有しやすくなります。

条件によって注文を振り分けられる

受注処理では、すべての注文を同じように処理できるとは限りません。たとえば、代引き、特定配送方法、ギフト注文、特定商品、特定地域などによって処理を分ける場合があります。

システムによっては、条件に応じて注文を自動で振り分けたり、特定のステータスへ移動したりできるものがあります。

通常注文は自動で進め、確認が必要な注文だけ人が見る運用にできれば、かなり効率化しやすくなります。

出荷指示をまとめられる

受注後に倉庫や物流会社へ出荷指示を出している場合も、一元管理との相性が良い部分です。

店舗ごとにCSVを作成し、倉庫用フォーマットへ加工する運用では、毎日同じ作業が発生します。受注管理システムと倉庫・WMSを連携できれば、出荷指示までつなげられる場合があります。

追跡番号や発送情報を反映しやすくなる

商品を発送したあとには、送り状番号や追跡番号を各店舗へ登録する必要があります。複数モールを手作業で管理していると、同じような処理を店舗ごとに繰り返すことになります。

受注管理システムを使うことで、出荷結果をまとめて管理し、各店舗へ反映しやすくなる場合があります。

メール送信を効率化できる

注文確認メールや発送完了メールなども、受注処理の一部です。注文条件やステータスに応じてメール送信を自動化できれば、毎回担当者が個別に送信する必要がなくなります。

受注一元管理と在庫一元管理は違う

「受注一元管理」と「在庫一元管理」は似ていますが、目的は異なります。

項目 受注一元管理 在庫一元管理
主な目的 注文処理の効率化 売り越し・在庫差異の防止
主な管理対象 注文・出荷・ステータス 在庫数量・販売可能在庫
主な処理 受注取込・振分・出荷処理 在庫反映・在庫配分
期待できる効果 作業時間削減・標準化 在庫差異削減・売り越し防止

受注一元管理と在庫一元管理は違う

複数モール運営では、この2つを連携させることで効果が大きくなります。注文が入ったら在庫を減らし、その在庫数を他店舗へ反映する。この流れまでつながることで、受注処理と在庫管理の両方を効率化しやすくなります。

Excel・CSVでも複数モールを管理できる?

複数モールの受注管理は、ExcelやCSVでも可能です。実際、小規模なECでは、各モールからCSVをダウンロードし、一つのExcelへ統合して、出荷状況を管理し、倉庫へCSVを渡すという運用もあります。

受注件数が少なく、担当者も1人であれば、この方法でも十分に回るケースがあります。

Excel・CSVで管理しやすいケース

  • 運営店舗が1〜2店舗
  • 注文件数が少ない
  • 受注担当者が1人
  • SKU数が少ない
  • 在庫共有がシンプル
  • 特殊注文が少ない

このようなECなら、無理にシステムを導入する必要はありません。Excelは自由度が高く、低コストで使えるため、小規模な運用では合理的な選択肢です。

Excel管理の限界が近いサイン

  • 毎日複数モールからCSVを取得している
  • 同じ注文情報を何度も転記している
  • どのファイルが最新か分からない
  • 在庫更新が手作業
  • 倉庫用CSVを毎日加工している
  • 追跡番号を手入力している

この状態になっているなら、Excelそのものより、業務の分断が問題になっている可能性があります。

複数モール一元管理が向いているEC

一元管理システムの導入効果が出やすいのは、次のようなECです。

  • 楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどを同時運営している
  • 自社ECも運営している
  • 月間受注件数が増えている
  • 受注担当者が複数いる
  • 複数店舗で在庫を共有している
  • 倉庫や物流会社と連携している
  • セール時に受注処理が追いつかない
  • 出荷ミスや処理漏れが発生している

複数モール一元管理が向いているEC

特に重要なのは、店舗数と注文件数だけではありません。同じ注文情報を人が何回動かしているかです。

注文確認、CSV、Excel、在庫更新、倉庫CSV、追跡番号、発送メールと、1件の注文に何度も人が触れている場合は、システム化によって削減できる余地があります。

まだ一元管理システムが不要なケース

一元管理システムは便利ですが、すべてのECに必要なわけではありません。

  • 1〜2店舗のみ
  • 注文件数が少ない
  • 担当者1人で問題なく回る
  • 在庫共有が不要
  • 出荷方法が単純
  • 管理画面だけで十分処理できる

このような場合は、現状の運用を続けた方が合理的なこともあります。システムを導入すると、月額費用だけでなく、初期設定、商品コード整理、操作習得、運用ルール変更なども必要です。

削減できる作業より導入負担の方が大きいのであれば、無理に導入する必要はありません。重要なのは、システムを入れることそのものではなく、現在の運用コストを下げられるかどうかです。

一元管理システムを選ぶときの7つのポイント

① 対応モール・カート

最初に確認したいのは、現在利用している販売チャネルに対応しているかです。楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、自社ECなど、自社が運営している店舗をすべて洗い出します。

今後出店予定のチャネルがある場合は、その対応状況も確認しておきましょう。

② 受注自動処理

注文を一つの画面に集めるだけでは、効率化効果が限定的な場合があります。

通常注文は自動処理、特定条件だけ確認、ギフト注文は別ステータスといったように、どこまで条件分岐や自動処理ができるかを確認します。

③ 在庫連携

複数店舗で同じ商品を販売するなら、在庫連携も重要です。注文後の在庫反映だけでなく、更新頻度、安全在庫、セット商品、在庫配分など、自社の運用に必要な機能を確認しましょう。

④ 倉庫・WMS連携

外部倉庫や物流会社を利用している場合は、受注管理システムと倉庫側のシステムがどのようにつながるかを確認します。

毎日倉庫用CSVを加工する状態が残るのであれば、期待していたほど効率化できない可能性があります。

⑤ SKU・商品コード管理

複数モールでは、同じ商品でも店舗ごとに商品コードが違う場合があります。そのため、商品コード、SKU、セット商品、バリエーションをどのように紐付けるのかは重要です。

導入前に商品コード体系を整理しておくと、運用しやすくなります。

⑥ 料金体系

料金の安さだけで判断せず、どの条件で費用が増えるのかを確認しましょう。受注件数、店舗数、機能追加、オプションなどによって料金が変わるサービスもあります。

現在だけでなく、今後注文が増えた場合の費用まで見ておくことが重要です。

⑦ サポート

一元管理システムは、導入後の初期設定が重要です。モール連携、商品紐付け、自動処理、在庫設定などで分からないことが出る可能性があります。

初期設定支援や問い合わせ対応など、サポート体制も比較しましょう。

代表的な複数モール一元管理システム

EC向けの受注・一元管理システムには、GoQSystem、ネクストエンジン、CROSS MALL、LOGILESSなどがあります。

それぞれ、対応チャネル、受注管理、在庫管理、自動処理、倉庫連携、料金などに違いがあります。

「有名だから」「機能が多いから」という理由だけで選ぶのではなく、現在の業務のどこを改善したいのかを先に整理しておくことが重要です。

GoQSystemは複数モール運営に向いている?

GoQSystemも、複数店舗をまとめて管理したいECで検討される受注管理システムの一つです。

比較するときは、現在利用しているモールに対応しているか、受注処理をどこまで自動化できるか、在庫連携が必要か、倉庫とどのように連携するか、料金が自社の運用に合うかを確認しましょう。

ネクストエンジンは複数モール運営に向いている?

ネクストエンジンも、複数モール・カートの受注管理を一元化する際に比較候補になるサービスです。

特に、注文数が増えているECでは、どこまで自動処理できるか、料金体系が自社に合うか、必要な機能を追加した場合の費用、初期設定や運用負担まで確認しておく必要があります。

GoQSystem・ネクストエンジン・CROSS MALLを比較する

複数モールを一元管理する目的は同じでも、システムごとに得意な部分は異なります。

比較するときは、現在の店舗数、受注件数、対応モール、在庫連携、倉庫連携、自動化したい業務、今後の成長を整理しておくことが重要です。

複数モール一元管理を導入する前に整理すること

一元管理システムを導入すれば、現在の業務が自動的にきれいになるわけではありません。むしろ、運用ルールが整理されていないまま導入すると、システムの中でも複雑な状態が残る可能性があります。

導入前には、少なくとも次の項目を整理しておきましょう。

  • 商品コード
  • SKU
  • 在庫ルール
  • 配送方法
  • 受注ステータス
  • 倉庫
  • メールテンプレート
  • 例外注文

特に重要なのが、商品コードとSKUです。

同じ商品なのに、楽天市場ではA001、AmazonではABC-01、Yahoo!ショッピングではITEM001のように店舗ごとに違うコードを使っている場合、システム側で商品を正しく紐付ける必要があります。

また、担当者ごとに「確認済み」「処理中」などの意味が違う場合も、導入前にルールを統一しておいた方が運用しやすくなります。

現在のバラバラな運用をそのままシステムへ移すのではなく、業務を整理してから一元化することが重要です。

複数モール一元管理に関するよくある質問

楽天・Amazon・Yahoo!の注文は一つの画面で管理できますか?

対応している受注管理システムを利用すれば、一つの管理画面へ注文を集約できる場合があります。ただし、対応チャネルや取り込める情報はシステムによって異なるため、導入前に確認が必要です。

複数モールの在庫も一緒に管理できますか?

在庫連携に対応しているシステムであれば可能です。ただし、受注管理と在庫管理は別機能になる場合もあるため、在庫更新頻度や安全在庫、セット商品への対応なども確認しましょう。

Excelだけでも複数店舗を管理できますか?

可能です。店舗数や注文件数が少ない場合は、ExcelやCSVでも十分に管理できることがあります。

ただし、毎日のCSV加工や転記、在庫更新などが増えてきた場合は、システム化による効果を検討してみる価値があります。

何店舗から一元管理システムを検討すべきですか?

明確な店舗数の基準はありません。2店舗でも毎日大量の手作業が発生していれば導入効果がある可能性がありますし、複数店舗でも注文件数が少なく単純な運用なら手作業で対応できる場合があります。

店舗数だけではなく、1件の注文に何回人が触っているかで判断するのがおすすめです。

Shopifyなど自社ECも一緒に管理できますか?

システムによって対応状況は異なります。自社ECを含めて一元管理したい場合は、現在利用しているカートシステムへの対応状況を確認してください。

倉庫との連携もできますか?

倉庫やWMSとの連携に対応するシステムもあります。ただし、倉庫側のシステムや運用方法によって連携方法は異なるため、事前確認が必要です。

一元管理システムを導入すると完全自動になりますか?

すべての業務が完全自動になるとは限りません。住所不備、決済エラー、ギフト、キャンセル、特殊配送など、人の確認が必要な注文もあります。

理想は、通常注文は自動で流し、例外注文だけ人が確認する運用です。

まとめ|複数モール運営は「店舗ごとの管理」から「全体管理」へ

楽天市場は楽天市場、AmazonはAmazon、Yahoo!ショッピングはYahoo!ショッピングと、店舗ごとに別々に管理していると、店舗数が増えるほど受注業務も増えていきます。

しかし、本当に負担になるのは、店舗数そのものではありません。店舗ごとに同じ作業を繰り返していることです。

注文確認、CSV取得、在庫更新、出荷指示、追跡番号登録、発送メールまで店舗ごとに繰り返しているなら、売上が増えるほどバックヤード業務も増えていきます。

複数モール運営では、「楽天の注文」「Amazonの注文」「Yahoo!ショッピングの注文」と分けて考えるのではなく、EC全体の注文を一つの業務として管理するという考え方が重要です。

注文取込、受注管理、在庫、出荷までを一つの流れとしてつなげられれば、店舗数や注文件数が増えても、人が触る作業を抑えやすくなります。

まずは現在の業務を整理して、どの管理画面を毎日開いているか、CSVを何回加工しているか、同じ情報を何回転記しているか、在庫を何店舗で更新しているか、出荷後に何回手作業が発生しているかを確認してみてください。

複数の管理画面を行き来しながら同じ作業を繰り返しているのであれば、受注一元管理を検討するタイミングです。