アーリーアダプターとは(Early Adopters)|ECサイト用語集

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アーリーアダプターとは(Early Adopters)


アーリーアダプターの意味

アーリーアダプターとは「イノベーター理論」の中に出てくる用語です。

新たに現れた革新的なサービス、革新的な商品などを比較的早い段階で取り入れ、採用する人々のことを指します。

イノベーター理論の中では、「イノベーター(革新的採用者)」に次ぐ位置で、革新的サービスや商品を採用する人々です。

次にイノベーター理論についてご説明いたします。


イノベーター理論とは

イノベーター理論とは

「イノベーター理論」とは、1962年にスタンフォード大学の「エベレット・M・ロージャス」というアメリカの社会学者が提唱した理論です。

市場に新しい商品やサービスが誕生してから、どのように浸透、シェア拡大が行われるかということについて、時間軸を元に5つのグループにわけて考えられた理論です。

イノベーター理論では、その革新的商品、サービスの普及率が「イノベーター(2.5%)」と「アーリーアダプター(13.5%)」を合わせた16%を超えると、普及率が爆発的に広がっていくと考えられています。

また、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には、越えられない「深い溝」(キャズム)が存在するとされています。

イノベーター理論における、「5つのグループ」についても簡単に説明いたします。



(1)イノベーター(Innovators)

イノベーター(Innovators)とは、革新的採用者のことを指します。

先進的な商品やサービスがリリースされた直後から、その商品を購入するような人たちのことです。

イノベーターの段階では、商品やサービスの価値や価格といった点には、あまり関心がない層であり、とにかく興味、好奇心からその商品を求めるような動きを行います。

2017年に大ヒット商品となった、NintendoSwitchを発売前から予約して購入するようなユーザー層は、ある種のイノベーターと呼べるでしょう。

イノベーター理論では、イノベーターの割合は、全体の2.5%を占めると言われています。



(2)アーリーアダプター(Early Adopters)

アーリーアダプター(Early Adopters)とは、イノベーターの次に、革新的商品やサービスを利用し始める人たちのことを指します。

アーリーアダプターの役割としては、商品やサービスを利用することで、他のユーザーに影響を与えることが重要な役割です。

アーリーアダプターは「初期採用者」「早期採用者」と呼ばれることもあります。

アーリーアダプターの働きによって、その商品やサービスが、市場に大きく広がるかどうかが決まってくるため、イノベーター理論の中でも最も重要な位置づけとなります。

イノベーター理論では、アーリーアダプターの割合は、全体の13.5%を占めると言われています。



(3)アーリーマジョリティ(Earrly Majyority)

アーリーマジョリティ(Earrly Majyority)とは、アーリーアダプターに追従して、商品やサービスを利用する人々のことを指します。

アーリーマジョリティは、「前期追随者」とも呼ばれています。

アーリーマジョリティが、商品やサービスを利用する段階までくると、その商品やサービスの普及が一気に進む段階に入るとされています。

イノベーター理論では、アーリーマジョリティの割合は、全体の34%を占めると言われています。



(4)レイトマジョリティ(Late Majyority)

レイトマジョリティ(Late Majyority)とは、アーリーマジョリティに追従する形で、商品やサービスを利用する人々のことです。

レイトマジョリティは「後期追随者」とも呼ばれ、比較的遅い段階で商品やサービスを使う人たちを指します。

レイトマジョリティは、物事の導入に慎重な姿勢を見せる層でもあり、商品やサービスがある程度普及して自分のまわりにその商品やサービスを利用する人々が増えてから利用するといった傾向があります。

イノベーター理論では、レイトマジョリティの割合は、アーリーマジョリティと同じく、全体の34%を占めると言われています。



(5)ラガード(Laggards)

ラガード(Laggards)とは、最も保守的な層で、革新的な商品やサービスを最も遅い段階で利用するか、もしくは利用しない人々のことです。

ラガードは「採用遅滞者」「伝統的主義者」とも呼ばれています。

イノベーター理論では、ラガードの割合は、全体の16%を占めると言われています。




EC市場におけるアーリーアダプターの重要性

EC市場においても、イノベーター理論を考えることができます。

ネット通販において、アーリーアダプターになることは、非常に重要です。

例えば、楽天市場 などは、楽天ショップオブザイヤーを獲得するような売れるネットショップの多くは、楽天出店歴が10年以上前からの店舗が非常に多いです。

【参考】楽天市場 ショップオブザイヤー2017 総合賞 ベスト10 ランキング SOY

これは、ネット通販、ECサイト運営が「積み上げ型のビジネスモデル」であるという点も合わせて重要になります。

ネット通販で大きな売上を獲得しているネットショップ、ショッピングモール出店者の多くは、アーリーアダプターに所属する傾向があります。

例えば、ある企業が新しいショッピングモールを立ち上げたとします。

プレスリリース直後、出店者募集開始の段階で出店する店舗は「イノベーター」に属します。

イノベーターの後に出店する店舗は、「アーリーアダプター」に属します。この段階では、まだ新規ショッピングモールは、隆盛を極めているような状況ではないでしょう。

アーリーマジョリティが出店を開始する頃には、ショッピングモールの流通額も大きく上がってくると思います。

この現象が、今まさに行われつつあるショッピングモールがあります。

KDDIグループが運営している「Wowma!」です。

Wowmaでは、現在の出店店舗数が「8700店舗」と公表されていますので、ヤフーショッピングの51万店舗と比較してもまだ1.7%にすぎません。

出店カテゴリによっては、イノベーターの位置での出店ともいえるかもしれません。

このチャンスを前向きにとらえ、積極的に参画できるかどうかが、ホワイトスペースで大きなシェアを獲得できるかどうかのカギになると思います。

【参考】Wowma攻略法(3)Wowma(ワウマ)のビッグデータを知る


アーリーアダプターのまとめ

今回は、アーリーアダプターという言葉について、イノベーター理論を元にご紹介しました。

EC市場やネット通販においても、イノベーター理論は重要であり、イノベーター、アーリーアダプターの段階で、ショップ出店を行う店舗は、市場が成長した後では、非常に大きな恩恵、売上を得ることができると言えます。

EC市場は、毎年市場規模を拡大させていますし、Wowma!をはじめ、新たなショッピングモールがこれからもどんどん新規参入してくると思います。

もちろん、すべてのサービス、ショッピングモールが成功するかといえば、これもイノベーター理論で言えば、楽天市場 やAmazon、ヤフーショッピングなど大きな市場シェアが既に固まっているため、2018年以降の新規ショッピングモール事業参入は、アーリーマジョリティ~レイトマジョリティになる可能性もあります。

ネットショップ出店者としては、新しいモールができれば、早期参入すれば、イノベーター~アーリーアダプターの位置で出店ができるため、先行優位を獲得しやすいでしょう。

今回の記事が、アーリーアダプターを調べている方の参考になれば幸いです。



 

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十億戎店長

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ポンパレモール・Wowma(ワウマ)・Qoo10・NETSEA他、BASEやSTORES.jp、Makeshop、カラーミーショップなどでネットショップを運営してる現役店長です。 ネットショップの売上10億円を目指して、日夜店舗運営に勤しんでいます。売れるネットショップの教科書の内容がネットショップに関連するみなさんの売上アップのヒントになれば幸いです。

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