ECサイトのドロップシッピングとは

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初心者でもわかるネットショップ用語

ドロップシッピングとは【Drop Shipping】

インターネット上のネット通販において、販売している商品、またはサービスを、注文が入った際にメーカーや卸売業者(ベンダー)から直送するネットショップの運営方式のひとつ。

ネットショップの運営者は、商品の在庫を持たずにインターネット上で商品の販売が可能となる。

ドロップシッピングは商品提供業者の卸値に自由に利益を上乗せすることで、自分のネットショップの販売価格として商品を販売することが可能となる。卸値と販売価格の差額分が利益となる仕組み。


ネットショップの開業・運営は、
●実店舗を持つ事業者がネット販売するケース
●メーカーが自社の商品を直売するために開設するケース
のほかに、
●個人が、副業としてネットショップを開設するケース
も昨今非常に多くなってきています。

ネットショップで販売する商品を個人が仕入れる際には、
リアルの場では、知り合いのつてや紹介などが
なければいわゆる「卸値」で仕入れることが難しいのですが
ドロップシッピングのための商品提供事業者というものが存在しています。

ドロップシッピングのための商品提供事業者から商品を仕入れることで
実際にはネットショップに掲載するだけで在庫はもたない状態で
ネット販売を行うことが可能となるわけです。

ドロップシッピングのメリットとしては
ネットショップを運営する際に一番のリスクとなる
「商品在庫を持つリスク」から解放される点があげられます。

デメリットとしては、ドロップシッピングサービス提供者を利用した場合については、

商品を提供するサービスが突然終了となるリスクがある点です。

実在するメーカーや卸売業者の商品をドロップシッピングする場合は
商品終売時に販売ができなくなる同様のリスクがあります。

ただ、ドロップシッピングサービス事業者の利用の場合は
この商品終売以上に、サービス事業そのものが終了するという
最大のリスクがあります。

もう一つ、サービス事業者を利用した場合のデメリットとしては、
当然ながら、「他社も同様の条件で販売する商品である」ので
差別化がしにくい点と、価格面で競争に勝つことが困難という点です。

多くはメーカー製造の型番商品や、無名ブランドで世の中の認知がない商材となるため
型番商品であれば、価格競争での難易度が高く、
無名ブランドであれば、商品訴求自体の難易度が高く
ネットショップ運営において、
非常に難しいとも言えます。

そして、最後のリスクとしては
「サービス事業者自体が架空(虚業)である可能性がある」
という詐欺リスクです。

2009年頃から、楽天市場を中心として、EC市場が広がり始めましたが、ちょうど同じ頃に
インターネット上で「在庫を持たず、簡単に儲かる副業」として
一般ユーザーを勧誘し、ネットショップを開設させ、多額の費用を徴収する業者が
現れはじめました。
もちろん、ドロップシッピングの商材提供サイトとして
きちんとした事業者も存在しますが、その反面、
初期費用とだまし取るような詐欺行為を行っていた事業者も存在していました。

一般ユーザーからネットショップ開業と商品提供のサービスに対して
初期費用を徴収したのち、実際に商品が売れても、「在庫がない」などの
理由で商品を送らないといったケースがよくある詐欺のケースでした。
こうした被害者からの相談が国民生活センターに多数寄せられたのも
2009年以降に急増していました。

いわゆる「内職商法」「アフィリエイト・ドロップシッピング内職」とも
呼ばれ、現在でも多くの事業者が新規参入してきています。

ドロップシッピングとネットショップの組合せは
時間と場所の制約がないので、
個人の副業でも簡単かつ手軽にはじめられる
ネットビジネスのひとつです。

もし、あなたもドロップシッピングを
検討しているのであれば、先に紹介したような
内職商法などの詐欺にはご注意くださいね。

国民生活センターによせられている
ドロップシッピング関連のトラブルについて
参考までにここに抜粋しておきます。

「国民生活センターによせられているドロップシッピングに関するトラブルの事例」


  • 「マニュアル通りに実行すれば儲かる」というメールに記載されたインターネットビジネスの情報商材を購入したが儲からない。返金希望。
  • アフィリエイトの報酬がサービス提供事業者から振込まれない。問合わせてもまともに取り合ってくれない。
  • アフィリエイトで簡単に稼げると突然電話があり、後日事業所でコンサルティング契約をしたが、あやしいので解約したい。
  • 就職サイトの広告からアフィリエイト内職を契約した。収入はまったくなく、業者とも連絡が取れない。
  • インターネット上で、在宅ワークについての情報商材を購入後、説明を受けて健康飲料の委託業務の契約をしたが詐欺業者と判明したので解約したい。
  • 友人の誘いでオンラインカジノのアフィリエイトに入会したが、怪しいので解約したい。返金希望。
  • ダイエット商材を購入して体験談をSNSで紹介すれば確実に儲かると言われたが詐欺だったので返金してほしい。

【参考】
独立行政法人 国民生活センター | アフィリエイト・ドロップシッピング内職


一つ言えることは

「簡単に儲かる話はない」

ということですね。

「手間と労力、時間をかけて、継続していけば儲かる(かもしれない)」

というのが、ドロップシッピングをはじめ
多くのネットビジネスにも言えることではないでしょうか。

「ココだけの話・・・」
「あなただけに教える」

などの謳い文句にはご注意ください。
そういったネット詐欺で儲かるのは
「詐欺事業者のみ」ですからね。


【ドロップシッピングのトラブル・相談の参考サイト】
NPO法人ドロップシッピングコモンズ



以下のドロップシッピング提供サービスは
私自身は利用したことは今のところありませんが、
サービス提供者としては、きちんと実績のある
企業となりますので、参考までにご紹介しておきます。

あくまでもドロップシッピングのサービスの
参考ですので、ご利用されるかどうかは
ご自身で十分に調査、検討をしてください。


【ドロップシッピング提供サービスサイト】
もしもドロップシッピング
ドロップシッピング対応卸サイト 通販素材



詐欺の話はおいておいて、
ドロップシッピングという販売形態は、
こうした一般のユーザーであっても
簡単に導入、開始することができるため
非常に魅力的な販売方法であることに変わりありません。

筆者が運営支援している企業様のなかにも
この「ドロップシッピング」を利用した
販売も行っていますが、在庫を持たないという点だけでも
大きなメリットを実感しています。

また、ドロップシッピングのもう一つのメリットとしては、
在庫を持たない=自社出荷が不要
のため、商品のピッキングや梱包、出荷作業が
必要ないという点です。

もちろん発送の依頼のため、
販売元のメーカーへの出荷依頼は必要です。
ただ、これもシステム化することで
時間的にも短縮できるため
ドロップシッピングのメリットを
最大限に享受できています。


ネットショップの運営は
非常に時間と手間と人手を必要とします。

ドロップシッピングは、
その「提供者」というスタンスになれば、
自分でネットショップを運営しなくても
ネット販売が可能となります。

今後もドロップシッピングという販売形式は
様々な業種業界において、
利用者側と提供者側の双方に
メリットをもたらす形であれば
成長を続けていくと思います。

参考になれば幸いです。


【参考】
ドロップシッピング - Wikipedia



 

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10億店長

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ポンパレモール・Wowma(ワウマ)・Qoo10・NETSEA他、BASEやSTORES.jp、Makeshop、カラーミーショップなどでネットショップを運営してる現役店長です。 ネットショップの売上10億円を目指して、日夜店舗運営に勤しんでいます。売れるネットショップの教科書の内容がネットショップに関連するみなさんの売上アップのヒントになれば幸いです。

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