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楽天市場の二重価格とは?表示条件・エビデンス・スーパーSALEのルールを解説【2026年】

楽天市場の二重価格とは?表示条件・エビデンス・スーパーSALEのルールを解説【2026年】

楽天市場の二重価格とは?表示条件・エビデンス・スーパーSALEのルールを解説【2026年】

楽天市場の二重価格とは?表示条件・エビデンス・スーパーSALEのルールを解説【2026年】

楽天市場でセールを実施するとき、「通常価格10,000円→セール価格5,000円」のように、元値と現在の販売価格を並べて表示したいことがあります。

しかし、楽天市場の二重価格は、店舗が自由に元値を決めて表示できるものではありません。

「当店通常価格」を利用する場合には、その価格で一定期間販売していた実績が必要です。「メーカー希望小売価格」を利用する場合にも、メーカーが実際に設定・公表している価格であることを確認できる根拠が必要になります。

特に楽天スーパーSALEで「半額」「50%OFF」などを訴求したい場合、SALE直前になって通常価格を設定しても、スーパーSALEサーチや二重価格表示の条件を満たせない可能性があります。

二重価格は単なる「安く見せるための販促テクニック」ではありません。実際の販売実績や客観的な根拠に基づき、ユーザーへ正しい価格情報を伝えるための表示です。

この記事では、2026年現在の楽天市場公式情報と景品表示法上の考え方をもとに、二重価格とは何か、当店通常価格の「8週間・4週間・2週間」ルール、メーカー希望小売価格のエビデンス、スーパーSALEサーチとの違い、RMS設定、表示されない原因までわかりやすく解説します。

エビス店長
楽天の二重価格は「元値を入力すればOK」ではありません。特にスーパーSALEを予定している商品は、SALE直前ではなく早い段階から価格履歴を確認しておきましょう。
目次

結論|楽天市場の二重価格とは?

楽天市場の二重価格とは、現在の販売価格と、その価格と比較するための「比較対照価格」を併記する価格表示です。

例
当店通常価格 10,000円
↓
販売価格 7,000円

ユーザーから見ると、「普段よりいくら安いのか」が分かりやすくなります。

しかし、重要なのは10,000円という「元値」に根拠があるかどうかです。

楽天市場では代表的な比較対照価格として、

  • 当店通常価格
  • メーカー希望小売価格
  • 参考小売価格・旧定価等

などがあります。

どの価格を使う場合でも、「何と比較しているのか」「その価格を比較対象として使える根拠があるか」を確認することが基本です。

楽天市場で二重価格表示に使える主な価格

当店通常価格

当店通常価格とは、最近相当期間にわたって、その楽天市場のショップで実際に販売されていた価格です。

例えば通常10,000円で販売してきた商品を、一定期間だけ7,000円に値下げする場合、条件を満たしていれば10,000円を当店通常価格として表示できる可能性があります。

重要なのは、「本来なら10,000円で売りたい」という店舗側の希望価格ではないことです。

メーカー希望小売価格

メーカー希望小売価格は、メーカーが小売業者の価格設定の参考として設定し、新聞広告、カタログ、Webサイト、商品本体への印字などによって、あらかじめ公表している価格です。

メーカーから仕入れた商品だからといって、店舗側が任意にメーカー希望小売価格を設定できるわけではありません。

その価格がメーカーによって設定・公表されていることを確認できる根拠が必要です。

参考小売価格・旧定価など

商品や販売形態によっては、参考小売価格や旧定価などが比較対照価格として扱われるケースもあります。

ただし、価格の種類ごとに条件が異なるため、RMSや店舗運営Naviなどで最新条件を確認してください。

楽天の「当店通常価格」は8週間・4週間・2週間を確認

楽天市場で当店通常価格を利用する場合、特に重要なのが販売実績です。

2026年現在の楽天市場公式ヘルプでは、当店通常価格について次の条件が示されています。

販売期間が8週間以上ある商品

  • 直近2週間で、その価格での販売実績がある
  • 過去8週間のうち合計4週間、その価格での販売実績がある
販売期間が8週間未満の商品

  • 直近2週間で、その価格での販売実績がある
  • 販売期間の過半かつ2週間以上、その価格で販売している

つまり楽天の二重価格を考えるなら、まず「8週間・4週間・2週間」を覚えておくと分かりやすいでしょう。

エビス店長
ただし「日数だけ満たせばOK」という話ではありません。二重価格を作るためだけに一時的な高値を設定するのではなく、実際の通常販売価格として運用されていることが前提です。

消費者庁が示す「最近相当期間」とは?

二重価格は楽天市場独自のルールだけではなく、景品表示法にも注意する必要があります。

消費者庁は、「当店通常価格」「自店平常価格」など過去の販売価格を比較対照価格として使用する場合、その価格が最近相当期間にわたって販売されていた価格である必要があるとしています。

一般的な判断目安として、

  • 二重価格表示を行う時点からさかのぼった8週間を見る
  • その価格で販売していた期間が、販売期間の過半を占めている
  • その価格での販売期間が通算2週間以上ある
  • その価格で最後に販売した日から2週間以上経過していない

といった考え方が示されています。

ただしこれは単純な日数計算だけで判断されるものではありません。

対象商品の価格変動、販売形態、実際の販売状況なども含めて個別に判断されます。

「販売実績」とは実際に購入された件数のこと?

ここも誤解されやすいポイントです。

景品表示法上の考え方では、「販売されていた」とは通常の販売活動において商品を販売していたことを意味し、必ずしも実際に消費者が購入した実績まで求められるものではありません。

一方で、比較対照価格を作る目的だけで一時的に高い価格を設定していたような場合は、適切な「販売されていた価格」と認められない可能性があります。

「売れた件数を作ればいい」「ページ上に価格を載せておけばいい」ではなく、通常の販売活動としてその価格で販売していたかが重要です。

楽天スーパーSALEでは通常の二重価格と別にサーチ条件も確認する

楽天スーパーSALEに参加する場合は、特に注意が必要です。

通常の商品ページで二重価格を表示できる条件と、スーパーSALEサーチへ掲載される条件は、完全に同じものとして考えない方がよいでしょう。

スーパーSALEサーチで「当店通常価格」を比較対照価格として使用する場合、楽天市場公式では次の条件が示されています。

  • SALE開始時からさかのぼって8週間のうち、合計4週間以上元値での販売実績がある
  • 販売期間が8週間未満なら、販売期間の過半かつ2週間以上元値で販売している
  • SALE開始前2週間以内にも元値での販売実績がある

つまり、スーパーSALE直前になってから「半額に見せるために通常価格を決める」では遅い可能性があります。

スーパーSALE対策全体については「楽天スーパーSALE対策【2026年】」、SALEサーチについては「楽天スーパーSALEサーチの申請方法【2026年】」も確認してください。

スーパーSALEの価格は8週間以上前から確認する

スーパーSALEで当店通常価格を利用した大幅値引きを予定しているなら、できればSALE直前ではなく8週間以上前から価格履歴を確認してください。

8週間以上前
SALE対象候補を決め、現在価格・過去価格を確認

8週間前~
元値として使用する価格で通常販売

4週間以上
必要な通常販売期間を確保

SALE開始2週間前
直近の販売実績を確認

SALE直前
比較対照価格・SALE価格・SKUを最終確認

SALE開始
実際の商品ページとSALEサーチ表示を確認

スーパーSALEの年間準備については「楽天市場の年間イベントカレンダー【2026年】」も参考にしてください。

スーパーSALEサーチの「半額以下」「割引商品」と二重価格

スーパーSALEサーチでは、比較対照価格からの値引率によって、半額以下商品・割引商品として掲載される仕組みがあります。

区分 基本的な値引率
スーパーSALE半額以下商品 比較対照価格から50%以上
スーパーSALE割引商品 比較対照価格から10%以上

ただし、「50%下げれば必ず半額以下商品になる」という意味ではありません。

比較対照価格自体が適切であることや、各種SALEサーチ条件を満たす必要があります。

SKU商品は商品ページ単位だけで見ない

カラー、サイズ、容量など複数SKUを持つ商品では、スーパーSALEサーチ等の判定でSKUごとの価格条件も重要になります。

「この商品ページは半額にした」と判断するのではなく、各SKUの通常価格・SALE価格・対象条件まで確認してください。

スーパーSALE直前の確認では、販売価格だけでなくSKU単位の価格設定もチェックしましょう。

メーカー希望小売価格を使う場合の条件

当店通常価格ではなく、メーカー希望小売価格を比較対照価格として利用する方法もあります。

ただし、メーカー希望小売価格なら無条件で使えるわけではありません。

楽天市場では、メーカーが小売業者の価格設定の参考として設定し、新聞広告、カタログ、Webサイト、商品本体への印字などによってあらかじめ公表している価格であることが求められています。

例えば、メーカー担当者から口頭で「参考価格は10,000円です」と聞いただけでは、そのままメーカー希望小売価格として使用できるとは限りません。

メーカー希望小売価格の「エビデンス」とは?

楽天市場でよく使われる「エビデンス」とは、その価格がメーカーによって実際に設定・公表されていることを確認できる根拠資料です。

例

  • メーカー公式Webサイト
  • メーカー発行カタログ
  • 新聞広告
  • 商品本体への価格印字
  • 楽天市場が認めるその他の根拠資料

重要なのは、「価格を知っている」ことではなく、第三者が確認できる形で価格の根拠が存在することです。

なぜ二重価格にはエビデンスが必要?

「通常10,000円→5,000円」と表示されれば、ユーザーは「今なら半額」と判断します。

しかし、実際には10,000円で通常販売されていなかった場合や、メーカーが10,000円という希望小売価格を設定していなかった場合、実際以上のお得感を与える可能性があります。

だからこそ、二重価格は「安く見せるデザイン」ではなく、客観的な根拠をもとに割引内容を正しく伝える表示として考える必要があります。

楽天RMSで二重価格を設定する5STEP

STEP1.比較対照価格の種類を決める

当店通常価格なのか、メーカー希望小売価格なのか、その他の比較対照価格なのかを整理します。

STEP2.利用条件を確認する

当店通常価格なら販売履歴、メーカー希望小売価格ならエビデンスを確認してください。

STEP3.スーパーSALE等の追加条件を確認する

SALEへ参加する場合は、通常の二重価格表示だけでなくイベント固有の条件も確認します。

STEP4.RMSで価格情報を設定する

販売価格、比較対照価格、価格の種類などを正しく入力します。

STEP5.実際の商品ページを確認する

RMSの登録画面だけで終わらせず、実際の商品ページで元値・販売価格・割引表示を確認してください。

楽天で二重価格が表示されない7つの原因

原因1.販売実績が不足している

過去8週間に必要な期間、元値で販売できていない可能性があります。

原因2.直近2週間の条件を満たしていない

以前長期間販売していても、最近その価格で販売していなければ条件を満たさない場合があります。

原因3.販売期間8週間未満の商品で条件不足

販売期間の過半かつ2週間以上という条件を確認します。

原因4.メーカー希望小売価格のエビデンス不足

メーカー側が設定・公表した価格だと確認できる根拠が必要です。

原因5.比較対照価格の種類が間違っている

当店通常価格なのにメーカー希望小売価格として登録するなど、価格の種類と実態が一致していないケースです。

原因6.SALEサーチ固有の条件を満たしていない

通常の商品ページでは表示できても、スーパーSALEサーチの条件を満たしていない場合があります。

原因7.販売実態と価格表示が一致していない

形式的に条件だけを作った価格の場合、適切な比較対照価格と認められない可能性があります。

楽天の二重価格でやってはいけないこと

  • SALE直前だけ元値を大きく引き上げる
  • 実際には通常販売していない価格を「当店通常価格」と表示する
  • 根拠のないメーカー希望小売価格を設定する
  • 別商品・別仕様の価格と比較する
  • 実態として常時クーポン価格で販売しているのに、高い価格を通常価格として見せ続ける
  • 過去の価格を現在も通常価格であるように見せる
  • 割引率だけを大きく見せ、比較対象を曖昧にする

「RMSに入力できたから問題ない」と判断せず、実際の販売実態と表示内容が一致しているかを確認してください。

「50%OFF」にするために一度価格を上げればいい?

おすすめできません。

当店通常価格には販売実績の条件があります。

さらに、比較対照価格として使うためだけに一時的な高値を設定したと判断されるような場合、景品表示法上も適切な「最近相当期間にわたって販売されていた価格」と認められない可能性があります。

「SALEで50%OFFにしたいから元値を作る」のではなく、通常時に実際に販売している価格を基準にSALE設計を行うことが重要です。

エビス店長
SALE直前だけ価格を上げて、その価格から50%OFFにすればよいわけではありません。大幅割引を予定している商品ほど、早めに価格履歴を確認してください。

クーポンを常時配布している商品も注意する

二重価格では、表示価格だけでなく実際の販売状況を見ることも重要です。

例えば10,000円で商品を掲載しながら、ほぼ常時誰でも利用できる3,000円OFFクーポンを配布しており、実態として7,000円前後で販売され続けている場合、10,000円を「通常価格」としてどのように扱うかは慎重に確認する必要があります。

クーポンを利用しているから必ず問題になるということではありませんが、ユーザーが実際に購入できる価格と、二重価格で表示する元値に大きな乖離がないかを確認してください。

楽天クーポン施策については「楽天クーポンアドバンス広告とは?」も参考にしてください。

二重価格を使っても利益が残るか確認する

二重価格を正しく表示できても、そのSALEが事業として成功するとは限りません。

例えば通常10,000円の商品を5,000円へ半額にした場合、売上件数が増えても利益率は大きく下がる可能性があります。

SALE価格 - 商品原価 - モール費用 - 送料 - 広告費 - ポイント - クーポン = 残る利益

スーパーSALEでは、二重価格の条件を満たすことだけを目的にせず、その価格で何個売れば通常時より総利益が増えるのかまで計算してください。

値引きと利益の関係は「ECの値引きで利益はいくら減る?」、利益全体は「ECサイトの利益改善」で解説しています。

二重価格と競合価格は別に考える

競合店舗が「通常価格10,000円→5,000円」と表示していても、自店舗まで同じ割引率にする必要はありません。

競合の商品原価、送料、広告費、仕入条件は分からないからです。

競合分析では割引率だけでなく、

  • 実売価格
  • 送料
  • ポイント
  • クーポン
  • レビュー
  • 配送条件
  • 商品内容

まで含めて比較してください。

詳しくは「楽天市場の競合店舗分析」も参考にしてください。

楽天市場で二重価格を使う前のチェックリスト

  • 比較対照価格の種類は正しい
  • 当店通常価格なら販売履歴を確認した
  • 過去8週間の販売期間を確認した
  • 合計4週間の条件を確認した
  • 直近2週間の販売実績を確認した
  • 8週間未満の商品なら販売期間の過半・2週間以上を確認した
  • メーカー希望小売価格ならエビデンスがある
  • 実態のない元値を作っていない
  • 割引率の計算は正しい
  • スーパーSALEならSALEサーチ条件も確認した
  • SKU単位の価格を確認した
  • クーポン利用時の実売状況も確認した
  • 値引き後の利益を計算した
  • RMS設定後に実際の商品ページを確認した

楽天市場の二重価格についてよくある質問

楽天市場の二重価格とは何ですか?

現在の販売価格と、当店通常価格やメーカー希望小売価格などの比較対照価格を併記する価格表示です。

楽天の当店通常価格とは何ですか?

最近相当期間にわたって、その楽天市場のショップで実際に販売されていた価格です。店舗が任意に設定した希望価格ではありません。

当店通常価格は何週間販売すれば使えますか?

2026年現在の楽天公式ヘルプでは、直近2週間でその価格での販売実績があり、原則として過去8週間のうち合計4週間その価格で販売していることが条件です。

販売期間8週間未満の商品では、販売期間の過半かつ2週間以上の販売実績が必要です。

実際に商品が売れていないと販売実績になりませんか?

景品表示法上の一般的な考え方では、必ずしも実際に購入された実績そのものまで必要とされるわけではありません。ただし、通常の販売活動としてその価格で販売されていたことが重要です。

メーカー希望小売価格なら販売履歴は不要ですか?

当店通常価格とは条件が異なりますが、メーカーによって設定・公表された価格であることを確認できる根拠が必要です。

楽天で二重価格が表示されないのはなぜですか?

販売実績不足、直近2週間の条件不足、比較対照価格の種類、メーカー希望小売価格のエビデンス、SALEサーチ固有条件など複数の原因が考えられます。

スーパーSALEの条件は通常の二重価格と違いますか?

スーパーSALEサーチには独自の掲載条件があります。当店通常価格を利用する場合は、SALE開始からさかのぼって8週間のうち合計4週間以上、さらに開始前2週間以内の販売実績などを確認する必要があります。

SALE直前に価格を上げれば半額表示できますか?

単純に価格を上げればよいわけではありません。当店通常価格の販売実績条件や、景品表示法・楽天市場のガイドラインを確認する必要があります。

二重価格のエビデンスとは何ですか?

メーカー希望小売価格など、比較対照価格として表示する価格の根拠を確認するための資料です。メーカー公式サイト、カタログ、商品本体への印字などが該当する場合があります。

まとめ|楽天の二重価格はSALE直前ではなく「価格履歴」から準備する

楽天市場の二重価格は、「通常価格10,000円→SALE価格5,000円」と表示するためだけの販促機能ではありません。

比較対象として使う価格には根拠が必要です。

当店通常価格
→ 実際の販売履歴を確認する

メーカー希望小売価格
→ メーカーが設定・公表した価格か確認する

スーパーSALE
→ 通常の二重価格条件に加えてSALEサーチ条件を確認する

特にスーパーSALEでは、8週間の価格履歴や直近2週間の販売実績が関係するため、SALE直前から準備すると間に合わない場合があります。

8週間前から価格履歴を確認し、通常販売を行い、SALE前に再確認する。この流れを年間販促計画へ組み込んでおくと安全です。

そして、二重価格が正しく表示できることだけでなく、値引き後にも利益が残るか確認してください。

正しい価格を、正しい根拠で表示し、そのうえでユーザーへ「今買うメリット」を分かりやすく伝える。これが楽天市場で二重価格を使う基本です。

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参考にした公式情報

※本記事は2026年10月時点で確認できる楽天市場公式情報および消費者庁の公表情報をもとに更新しています。二重価格表示、比較対照価格、スーパーSALEサーチ、RMSの仕様は変更される可能性があります。実際の設定時にはRMS・店舗運営Naviおよび最新の法令・公式情報をご確認ください。