楽天が損保事業に参入!楽天会員データを使いフィンテックを強化!
楽天が、損害保険事業に参入を表明しましたね。
今回の損害保険事業の参入については、野村HDの傘下である朝日火災海上保険の買収ということのようです。
2018年の夏ごろを目途に、完全子会社化させる予定のようですね。
楽天といえば、楽天銀行や楽天カードといった「金融業」もすでに行っていますし、
生命保険に関しては、2013年に事業参入を果たしています。
今回の楽天の損保参入は一種の「フィンテック」としての側面で捉えられて、
フィンテックとしての事業拡大、サービス提供も期待されているようです。
フィンテックという言葉をご存じない方は、以下のページにまとめましたので
参考にしてみてください。
【参考】フィンテックとは(fintech)|ECサイト用語集
簡単に言えば、フィンテックとは、金融の「ファイナンス」と、ITなどの技術「テクノロージー」を
合わせた造語のことを「フィンテック」と呼んでいます。
今回の楽天の損保事業参入の一番の焦点は、楽天会員約9000万人超の「ビッグデータ」を利用したフィンテックへの利用についてです。
損害保険なんて、既存ビジネスとして数十年以上前から存在していますが、
楽天が、損保事業に参入することで一体どんなメリット、社会的に期待される点があるのでしょうか?
それは、楽天市場での購入履歴などが、今回の損保事業の展開において、新しい「商品開発」につながると期待されています。
例えば、楽天市場で、ベビー用紙オムツを定期的に購入している30歳の女性のユーザーがいるとペルソナを設定します。
このユーザーは、定期的に紙オムツをはじめ、幼児向け玩具や幼児向けの衣類なども合わせて購入しているとします。
お子さんはまだ紙オムツを利用していて、幼児向け玩具を使うことから、1歳前後と推測されます。
家庭環境については、これも別の履歴データを利用し、例えば、楽天トラベルで海外旅行、新婚旅行を
申し込んだ記録が、2年前にあったとします。
お子さんの年齢からして、最初の出産の子どもさんと推測し、夫、幼児の3人家族構成であるという仮説が立てられます。
こうした、購入履歴をもとにした、一種の「プロファイリング」的なデータリサーチにより、
このユーザーに最適な保険商材を提案することが、フィンテックとして期待できるというわけです。
楽天では、コーポレイトサイトにも記載がありますが、今後フィンテックを益々強化していく方針のようですね。
ネットショップで言えば、よくある広告の手法で「リターゲティング広告」という手法があります。
これは、パソコンやスマホのブラウザの履歴をもとに、ユーザーが過去に閲覧した商品やサービスを
再提示させるバナー広告のひとつです。
ユーザーは自分の興味がある商品が、いろいろなサイトに訪れるたびに表示されるため、
そのうちその広告をクリックして、商品やサービスを購入、利用するケースが期待できます。
こういったインターネット上の通販などでは当たり前のレコメンド機能なども、
既存ビジネスとは、まだまだ融合ができるサービスが沢山存在していると思います。
今回の楽天の損害保険事業への参入は、2020年に行われる東京オリンピックに対しても
大きな影響を与えることになりそうです。
楽天は、「民泊事業」にも参入を果たしています。
民泊、宿泊施設向けの損害保険などは、あと2年以内に非常に需要が高まることが予測できます。
とくに外国人観光客が増加している現在、東京オリンピックが開催されれば、
さまざまな需要と消費が生まれることはもとより、トラブルも発生することが懸念されています。
こうした、トラブルへの備えが「保険」というわけです。
楽天グループは、楽天銀行や楽天カードといった金融業から、
楽天トラベルなどの旅行業、楽天市場などネット通販事業と
楽天だけでも多くのニーズの受け皿として事足りるほどに
様々な業種業界に事業参入を果たしています。
一番の強みは、楽天会員データと、楽天スーパーポイント商圏です。
【参考】2018年最新情報!楽天スーパーポイントが使える場所・使えるお店のまとめ
楽天市場や楽天トラベルは、引き続き市場規模を拡大させるため、楽天会員データと、楽天ポイントの連携も強化していくことが予想されます。
楽天市場出店者の立場としては、現在の楽天市場は、ECの成長率からすると、成長性は鈍化しているように感じています。
Amazonは、2017年度のネット通販売上高でも二年連続で第一位を獲得、売上高は1兆1,768億円規模となっています。
【参考】[最新] 2017年度 ECサイト ネット通販売上高ランキング トップ10
楽天市場は、ショッピングモールとしての売上高、流通総額については、公式に発表していません。グループ全体で3兆円を超えたというのは、2017年の楽天EXPO2017の中で
発表していますが、あくまでも楽天グループ全体の話で、楽天市場の流通額は公開されていません。
おそらくですが、既に楽天市場の流通総額は、Amazonの流通総額、1兆1768億円に近いか、もしくは上回っているのではないかと推測します。
日本のネット通販の市場が、楽天市場とAmazonの二強状態であることはほぼ間違いないですが、
これまでの楽天の天下だったEC市場が、Amazonに抜かれる日は目前であることは間違いなさそうです。
出店数や商品点数などでは、既にヤフーショッピングに大きく水をあけられています。
楽天の損保事業参入や、先日発表したウォルマートとの提携などは、楽天市場の成長の鈍化からくる焦りなのではないかと感じています。
いずれにせよ、利用者としてのメリットは、今後多分にあるとおもいますので、
楽天がどんな損害保険サービスを提供するかには注目ですね。
参考になれば幸いです。
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現在の年商(直近1年間の売上総額)
直近1年間の月次売上
2017年12月 | ¥16,619,471 |
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2017年11月 | ¥13,753,050 |
2017年10月 | ¥12,002,830 |
2017年9月 | ¥21,494,032 |
2017年8月 | ¥26,625,083 |
2017年7月 | ¥37,671,561 |
2017年6月 | ¥29,834,215 |
2017年5月 | ¥22,986,507 |
2017年4月 | ¥24,806,553 |
2017年3月 | ¥25,416,226 |
2017年2月 | ¥20,923,165 |
2017年1月 | ¥20,428,399 |
本日までの釣果|月次売上
年商10億円のための月次目標達成率(目標月商:8,400万円)
今月の主要モールの受注件数
2018年1月29日(月)
本日の主要モールのイベント状況
楽天市場 | 楽天市場では、2018年1月29日(月)10:00~1月31日(水)9:59まで「対象ショップで使える優待クーポン」を発行中。会員ランクごとに使える割引クーポンを発行。ダイヤモンド会員なら5000円以上の注文で使える500円OFFクーポンを上限5千枚まで発行。 |
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Amazon | Amazonでは「バレンタイン特集2018」の特設ページを公開。ブランドチョコレートから、義理チョコ・友チョコ、手作りチョコレートの材料やレシピ本から、チョコレート以外のギフト商品も紹介。 |
ヤフーショッピング | ヤフーショッピングでは、Yahoo!プレミアム会員の登録が、最大で6カ月間無料でお試しできるキャンペーンを開催中。ヤフーカードの利用と合わせるとポイントが常時10倍以上になりやすいためメリット大。 |
ポンパレモール | ポンパレモールでは1月28日(日)23:59まで開催されていたポイント還元祭が終了。現在は、ポンパレモールの利用時にポイントアップ特典が受けられる「リクルートカード」の発行促進バナーをページ下部にポップアップ掲載。 |
Wowma! | Wowma!では、2018年の3月末まで、Wowma出店初期費用、月額利用料が無料のキャンペーンを開催中。Wowma!出店の詳細はこちら |
その他の情報 | 楽天が損害保険事業に参入を発表した。野村HDの傘下の「朝日火災海上保険」を買収して、400億~500億円を投じ、今夏をメドに完全子会社化する予定。 |
今日は何の日?【1月29日】
◆タウン情報の日
…タウン情報全国ネットワークが制定した日。1973(昭和48)年の1月29日に、日本初の地域情報誌『ながの情報』が発行されたことに由来する。
◆昭和基地開設記念日
…1957(昭和32)年1月29日に、日本の南極観測隊が南極「オングル島」への上陸に成功し、昭和基地を開設したことに由来。
◆人口調査記念日
…1872(明治5)年の1月29日に、日本で初めて全国戸籍調査が行われた日に由来する。調査当時の人口は男1679万6158人、女1631万4667人で合計3311万825人。
本日の楽天市場とヤフーショッピングの売れ筋商品
楽天市場総合デイリーランキング
【ランキングでの気づき】
楽天市場のデイリーランキングでは、第一位は楽天ブックスの「モンスターハンター:ワールド 通常版」が第一位を獲得した。人気のゲームソフトは、発売日に注文が集中することもあり、ランキング第一位を獲得しやすい傾向がある。
ヤフーショッピング売れ筋ランキング
【ランキングでの気づき】
ヤフーショッピングのデイリーランキングでは、iPhone充電ケーブルが先日に引き続き第一位を獲得した。ヤフーショッピングのデイリーランキングでは、第2位~5位までが500円以下送料無料のグルメ系お試し商品がランクインした。