単品通販・定期購入システムで最もオススメなリピストの評判
【目次】
現役店長だからわかる!ネットショップ運営の現実
筆者は、楽天市場をはじめ、AmazonやYahoo!ショッピング、Wowma!やポンパレモールといった
日本国内の主要なインターネットショッピングモールのほとんどに出店している現役の店長です。
この記事を書いている2019年5月時点でも、全モール出店中ですし、自社ECサイトとして、MakeshopやBASE、
STORES.jpなどにもネットショップを出店しています。
また、自分で運営する以外に、ネットショップの運営のお手伝いとして、
新規ネットショップの開業やモール出店のアドバイス、運営の一部代行なども行っています。
リピストについては、あるクライアントさんからの相談で、国内の全定期購入のカートシステムを調査して
「これだ!」という結論に至ったため、実際にサービスを利用することになりました。
ネットショップの酸いも甘いも知り尽くしている店長が、
ネット通販の一つの形式である「定期購入」について、いくつか感じるところを書いてみたいと思います。
定期購入とは?
ネットショッピングにおける定期購入とは、主に「1回の注文で指定した期間ごとに商品が届くサービス」のことを言います。
日頃から利用する日用品、消耗品、食品、飲料水や継続的に利用が必要な、健康食品やサプリメントは定期購入に向いている商品といえます。
定期購入と似た仕組みで「頒布会」というものがあります。頒布会と定期購入の違いについては以下のページにまとめていますので参考にしてください。
【参考】【最新】頒布会と定期購入の違い
定期購入はユーザーが決めるもの
定期購入について、販売者である立場から考えるとき、重視しがちなのが「定期購入のためのシステム」です。
定期購入といえば、指定期間に自動的に注文が継続されるようなイメージをもたれる方も多いかと思います。
実際には、定期購入とは、リピーターによる継続購入が自動化されているにすぎません。
また、店舗側としては定期購入での販売のつもりでも、ユーザーはいつでも定期購入を解約する権利があります。
販売条件によっては、「初回から何回目までは解約できない」という制約をつけることもできますが、その期間を過ぎてしまえば、継続するかどうかはユーザーが決めることとなります。
定期購入でのネット販売において、重要なのは定期購入システムではなく、実際に「販売する商品」であり、その商品の価値を高め続けていけるかという点にあります。
定期購入を成功させるためには、システムにこだわりすぎることなく、購入者の目線に立って、商品の購入を継続してもらいやすい環境を整える事だと思います。
定期購入・単品リピート通販を成功させる方法
では、定期購入・単品リピート通販を成功させるためには、いったいどんな方法があるのでしょうか。
現役店長である筆者が考える、定期購入成功の方法について、経験から得た方法を厳選して5つほどご紹介します。
商品画像・説明を充実させる
これは定期購入だけでなく、通常のネットショップの商品ページにも言えることですが、基本中の基本対策です。
商品画像や説明が不足していてもそれなりに売れる商品は、いわゆる日用品・消耗品などで、どこにでも売っている安価な商品の場合です。
アパレル・ファッションジャンルなどは、商品のディティールが伝われば伝わるほど売れやすくなります。商品の画像が多いことや、実際にモデルが着用している写真があることなどは
多くの売れているネットショップが対応している方法でもあります。
また、健康食品など、商品の画像だけでは、その効果が不明な商品は、特に商品説明を充実させることは重要です。
ユーザーは、その商品を購入することで「どんな体験ができるのか」を見ているのです。
利用者の声(レビュー)を掲載する
これはネット通販において、もはや定番であり、転換率向上において最重要な方法です。
Amazonなどは、このレビュー如何で商品が売れるか売れないかの判断基準となっているくらいユーザーが重視する項目です。
ユーザーレビューは、その商品から得られる実際の「体験談」を、自分がその商品を購入した後のことに重ね合わせるつもりで確認されることが多いです。
レビューは、良いレビューは購入への背中を押す要因となりますし、悪いレビューは、購入をやめるキッカケとなります。
健康食品や家電、グルメジャンル、ギフトジャンルなどは、特にレビューを重視する傾向にあります。その背景には「失敗したくないから」という理由があるためです。
あなたの商品ページにも、可能な限りレビュー、お客様の声を掲載するようにしましょう。
入口商品(サンプル)を用意して初回購入を促す
ネットショップの運営で、最重要ポイントとも言えるのが、ユーザーからの「初めての購入に至るかどうか」ということです。
商品に興味を持ってくれたユーザーが、その商品ページを閲覧して、その商品を実際に買い物カゴに入れて注文してくれる。
この一連の流れをいかにスムーズに行えるか、商品ページ上でストーリーを描く必要があります。
ネットショッピングは、リアルのショッピングと比較して、ユーザーは「警戒心」を持っていることが多いです。
悪質な業者がいることも事実で、粗悪品を購入させられることや、最悪の場合、商品代金だけ奪われるという詐欺被害にあうケースもあります。
どんなに良い商品であっても、その商品が全ての顧客に良い商品かどうかはわかりません。そういった最初の不安を解消する方法として「初回お試し商品」を用意する方法があります。
化粧品の通販で有名な「ドモホルンリンクル」は、初回無料お試しセットからの注文を必須としていますが、無料サンプルほど強力なお試しはありません。
例え商品代金と送料を店舗が負担したとしても、その後、バックヤード商品である本製品を購入してもらえる可能性が高まるのであれば、
一種の広告費と考えても十分に元が取れる方法だと思います。
ステップメールを利用してユーザーへ段階的に接触を図る
ステップメールとは、「メルマガ」の一種で、指定した期間で予め用意していたメールを送ることができるシステムのことです。
例えば、「初回購入時」に「購入のお礼メール」を送信します。
次に「商品発送時」に「発送完了のお知らせメール」を送信します。
「商品が届いてから5日後」に「商品はいかがでしたか」という「アフターフォローメール」を送信します。
商品の消費期間にもよりますが、商品がなくなるころ、例えば「1ヶ月後」に「商品についてのお得な情報メール」を送信します。
こうして、本来であれば、人の手で、顧客のタイミングに合わせて送るメールを、システムで自動化して、リピーター獲得につなげるわけです。
定期購入や単品リピート通販と呼ばれる商品には、このステップメールの機能があるか否かが非常に重要なポイントとなります。
解約、返品についてもわかりやすく明記する
以外に思われるかもしれませんが、ネットショップの運営において、ユーザーが最も気にする内容が「キャンセル・返品」についてです。
当店でアクセス解析を実施した際、約7割以上のユーザーが確認しているページが「返品・キャンセルについて」です。
もしも、あなたが、ある一定期間継続して商品を購入するサービスを利用する時、気になるのは「途中でやめられるのかどうか」ではないでしょうか。
ユーザーは、購入する時、同時に「解約する」ことも確認しようとします。商品ページのわかりやすい場所に「解約・返品」についての条件を明記しておくようにしましょう。
定期購入カートシステムの比較
定期購入の仕組みがあるカートシステムとして、いくつか代表的なサービスを比較してみました。
定期購入・単品リピート通販のカートシステムで定評のある「たまごリピート」と「リピスト」について簡単に比較表をまとめました。
「たまごリピート」と「リピスト」の比較表
たまごリピート | リピスト | |
---|---|---|
最安プラン | 月額:49,800円(税抜) | 月額:14,800円(税抜) |
初期費用 | 69,800円(税抜) | 29,800円(税抜) |
クレジット決済 | 【たまごペイメントZ】 初期:80,000円/月額:5,000円/決済手数料:3.4%/売上処理料:30円/件 |
【ペイジェント】 初期:50,000円/月額:6,000円/決済手数料:3.2%~3.6%/トランザクション:20円/売上処理料:10円 |
スマホ対応 | △ | ○ |
その他の特長 | 法人のみ利用可能/デザインテンプレートなし/フォーム一体型LPは追加オプションで有料 | フォーム一体型LPは基本実装/ステップメール機能はスタンダードプランから |
その他の定期購入機能のあるショッピングカートのまとめについては、以下のページに詳細にまとめていますので参考にしてみてください。
こんな方にリピストはオススメ
以下の項目について、ひとつでも当てはまる方は、リピストの導入について検討されると良いと思います。
リピストのメリット
現役ネットショップ店長の私が、今最もオススメする定期購入カートサービス、そのリピストのメリットを考察してみました。
現役店長が推薦するリピストのメリット
年間流通額400億円の導入実績がある
2017年8月現在、リピストのサービスを導入しているサイトは約420サイトあると公式よりアナウンスがありました。
年間の流通総額は400億円以上とも発表がありますので、単品リピート通販のショッピングカートサービスとしては、きちんとした実績があるサービスです。
また、売上上位のサイトでは、
月商1億オーバーは13サイト
月商1000万オーバーは60サイト
存在しているということです。(2017年8月公式情報より)
また、これまでの最高月商は6億円という公式記載がありました。
リピストを導入した事例の中には以下のような成功事例があります。
- 新規立上げから1年未満で、月商2億円突破(商品:女性用ストッキング)
- 新規立上げから半年で、月商1億円突破(商品:スムージー)
- 新規立上げから1年で、月商1千万円突破(商品:美容液)
リピストを導入する店舗の9割以上が新規立ち上げということですから、ネット販売の経験の浅い方でも十分に可能性はありそうです。
フォーム一体型LPを業界最安価格で利用できる
単品リピート通販の売れるセオリー、定番施策が、「フォーム一体型ランディングページ」のスタイルです。
STORES.jpやBASEなどでも定期購入の仕組みはありますが、「フォーム一体型LP」の仕組みは備わっていません。
来店したユーザーを離脱させることなく、成約に直結させる最適な仕組みが「フォーム一体型LP」です。この仕組みを最安プランであれば、月額14800円で利用可能な点は、非常に大きなメリットだといえます。
ステップメール機能がある
メルマガ機能のひとつに「ステップメール」という技術があります。通常のメールは、メールを作成して即時配信します。ネットショップの集客施策であるメルマガは、予約配信という方法で配信日時を決めることが可能です。
ステップメールは、ある種の「ストーリーメルマガ」とも言える方法で、対象ユーザーに最初のメールを送信した日をスタートとして、3日後、10日後、1か月後、3か月後などのスパンでそれぞれ異なるメールを配信できる機能です。
ネットショップでリピーターを育成する方法として、自動化できる点もあり、非常に有用な施策として注目されているのが「ステップメール機能」です。
リピストには、ステップメール機能が実装されており、しかも、メール文例もサンプルが用意されているという優れたメリットがあります。
全プランにアップセル機能がある
ネットショップの売上アップ、主に客単価のアップに重要な施策が「アップセル」です。
楽天市場には、リピストのような購入前に別の商品を提案するといった機能はありません。ユーザーがアップセルに応じやすいタイミングはまさに決済直前、リアルでいえば商品をレジに持っていった瞬間にあたります。
レジ横にガムやサプリメントなどが陳列されているのは、支払待ちの間に買い物カゴに「ついで買い」されることを期待しての手法です。
ネットショップの運営で、客単価を上げる手法については、以下のページにまとめていますので参考にしてみてください。
電話受注対応システムがある
これは、なかなか他の同業サービスでも実現していないリピストならではのメリットですね。
単品リピート通販と相性が良い商品としては、健康食品や美容・基礎化粧品などがあります。どちらの商品も、一回の利用では効果が得にくいため、商品の継続利用が前提となります。
月商1億円を超える規模の単品リピート通販会社は、ネット以外に、新聞の折り込みチラシや、DM、雑誌広告など様々なメディアに露出広告を出稿しています。
露出メディアによっては、インターネットを利用しない年配層などが商品を希望することがあります。その際は、電話やFAXによる注文が発生することになりますが、リピストはこうした電話注文に対して、
注文情報を代行してサイト内の受注に反映させてくれるそうです。リアルの広告媒体を利用している企業には、非常にありがたいサービスですね。
リピストのデメリット
リピストのデメリットとしては、リピストの基本サービスと、決済サービス、ドメイン・サーバー管理サービスなどが、それぞれ別費用で計上されるため、固定費の合計はそれなりに高額になるという点です。
最安プランである、「ライトプラン」では、月額料金だけを見れば「14,800円」ですが、決済サービスや、SSL認証サービスなどを導入していくと、月額利用料はそれなりに引きあがることになります。
リピストにせよ、たまごリピートにせよ、単品リピート通販カートを利用してネットショップを開業する場合は、ある程度売上が見込めなくては、固定費に圧迫されてネット販売を継続することが難しくなりますので注意してください。
定期購入、単品リピート販売をもっと低コストで実現したいという方は、カラーミーリピート
がおすすめです。
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リピストの料金・プランの比較
リピストのプラン別料金表について、公式サイトから金額をまとめました。2017年8月時点の料金表となりますので、最新の価格表については公式サイトで確認してください。
リピストのプラン別料金表
ライト | スタンダード | プレミアム | エキスパート | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 29,800円 | 69,800円 | 98,000円 | 398,000円 |
月額 | 14,800円 | 39,800円 | 69,800円 | 148,000円 |
受注手数料/1件 | 35円 | 20円 | 15円 | 5円 |
商品点数 | 20点 | 30点 | 50点 | 無制限 |
LPフォーム | 1ページ | 2ページ | 3ページ | 無制限 |
アップセル | ○ | ○ | ○ | ○ |
ステップメール連携 | – | ○ | ○ | ○ |
電話受注システム | オプション | オプション | 無料 | 無料 |
受注取込 | – | 無料 | 無料 | 無料 |
ライトプラン(月額:14800円)以外の上位プランは、決して安い金額ではありません。各プランについて、年間でどれだけ固定費がかかるかをまとめてみました。
リピストのライトプランで1年間の固定費用
- 初期費用:29,800円
- 月額費用:14,800円×12ヶ月=177,600円
- カード決済費用:初期50,000円+月額6,000円×12ヶ月=122,000円
リピストの最大のメリットは、単品リピート通販の主軸機能である「フォーム一体型LP」が、同類サービスのなかでは、実質最安の価格帯で利用できるという点です。最も利用しやすいライトプランなら、年間固定費としてかかる金額も50万円以下に抑えられるため、単品リピート通販、定期購入のランディングページをとりあえず始めたいという方におすすめのプランですね。
リピストのスタンダードプランで1年間の固定費用
- 初期費用:69,800円
- 月額費用:39,800円×12ヶ月=477,600円
- カード決済費用:初期50,000円+月額6,000円×12ヶ月=122,000円
リピストのライトプランとスタンダードプランの一番の違いは何か?それは「ステップメール機能の有無」にあります。定期購入・単品リピート通販の成功には「フォーム一体型ランディングページ」に加えて「ステップメール機能」「アップセル機能」が重要と言われています。ステップメール機能はより高い売上を目指す場合には避けては通れない施策ですので、予算が許す限りはスタンダードプランを利用する方が望ましいと思います。
リピストのプレミアムプランで1年間の固定費用
- 初期費用:98,000円
- 月額費用:69,800円×12ヶ月=837,600円
- カード決済費用:初期50,000円+月額6,000円×12ヶ月=122,000円
リピストのプレミアムプランとスタンダードプランの一番の違いは、「電話受注システムの利用が無料」である点です。リピストでは、ユーザーからの電話受注をウェブ上の受注に代行変換してくれるサービスがあります。スタンダードプラン以下ではこの電話受注システムはオプションとして別途月額5,000円が必要となります。年間で6万円ですから、スタンダードプランの方がお得なのでは?と思われますが、サーバーも共有サーバーから専用サーバーに変更になりますし、LPフォームも最大3フォーム利用可能となります。スタンダードプランでの対応が難しくなった場合には、プレミアムプランに乗り換えるといいでしょう。
リピストのエキスパートプランで1年間の固定費用
- 初期費用:398,000円
- 月額費用:148,000円×12ヶ月=1,776,000円
- カード決済費用:初期50,000円+月額6,000円×12ヶ月=122,000円
エキスパートプランは、トップ店舗が利用しているリピストの最高位プランです。商品点数、LPフォームが無制限で利用できるため、商品数の多いネットショップであれば、エキスパートプランの選択を検討する必要があります。
ただし、エキスパートプランは、その名の通り、最高クラスのプランですので、固定費だけで、年間230万円以上必要となります。ただし、このエキスパートプランを利用するくらいのネットショップであれば、おそらく月商1億円以上のレベルになっているかと思いますので、固定費は気にならない次元に到達していると思います。
単品リピート通販で成功させるなら、このエキスパートプランを利用できるように売上を作りたいところですね。
リピストのまとめ
単品リピート通販・定期購入が利用できるショッピングカートサービスとして、リピストについて、考察してみましたがいかがでしたか。
多くの企業が、自社のEC化率を高めるべく、ネットショップの開設や楽天市場やAmazonなどのモールへの出店を計画している今、商品を絞ってフォーム一体型LPによるネット通販を行うケースも増えてきています。
ネットショップの運営は、業務内容が多岐にわたることや、モールでの販売と、自社ECサイトでの販売方法が異なるため、思うように売上が伸びないという企業・個人の方も多いと思います。
突破口が見つからない場合は、もう一度、あなたのネットショップの「商品」について、自分なりに分析してみてください。市場価値のある商品なのか、他では購入できないのか、価格帯は適正なのか、など詳しく調べるポイントはたくさんあります。
楽天市場などのモールと異なり、単品リピート通販は、自社ECサイトの部類となりますので、「集客対策」というのも非常に重要なポイントになります。
参考になれば幸いです。