メルカリとPayPayフリマの違いを徹底比較

【2019年12月更新】メルカリとPayPayフリマの違いを徹底比較!手数料は?どちらがおすすめ?

メルカリとPayPayフリマの違いを徹底比較





メルカリとPayPayフリマの違いを徹底比較!手数料は?どちらがおすすめ?

フリマアプリの国内シェアナンバーワンは「メルカリ」ですが、ヤフーがヤフオク!に変わる新たなフリマアプリとしてスマホ決済のシェアナンバーワンであるPayPay
を冠した「PayPayフリマ」をリリースしました。

メルカリとPayPayフリマは、どちらで商品を出品した方がメリットがあるのでしょうか?

今回は、メルカリとPayPayフリマについて現役ネットショップ出店者が徹底比較してみました。

フリマアプリで商品を出品される方の参考になれば幸いです。

また、この記事は2019年12月11日時点の内容となりますのであらかじめご了承下さい。

メルカリとは?

メルカリとPayPayフリマの比較

メルカリとは、ネット上でかんたんに売り買いができるフリマアプリのことです。

メルカリでは、出品時も購入時も手数料はゼロ円で利用する事ができますが、商品が売れた時には、販売手数料10%がかかります。

メルカリは、2019年9月18日時点でフリマアプリ「メルカリ」の累計取引件数が5億件を突破しています。

メルカリとPayPayフリマの比較

メルカリは日本国内の利用者数は月間1,350万人を超えており、フリマアプリのシェアでは、楽天の運営するラクマを大きく引き離しています。

直近では、メルカリの決済方法である「メルペイ」を紹介するキャンペーンでも注目を集めていました。

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フリマアプリとして最も利用されているのがメルカリと言っても過言ではないでしょう。

PayPayフリマとは?

メルカリとPayPayフリマの比較

PayPayフリマとは、ECではヤフーショッピングでおなじみのヤフーが運営するフリマアプリです。

PayPay
という名前がついている通り、PayPayを貯めたり、使ったりすることができるフリマアプリでもあります。

元々はヤフーは、ヤフオク!というオークションサイトを運営して、オークションサイトのシェアでは業界ナンバーワンを獲得していました。

後発サービスとなるフリマアプリのメルカリが、フリマアプリという新ジャンルでネット上の個人間取引のシェアを獲得し続けた事で、ヤフオク!のシェアが縮小傾向になり、メルカリに合わせて作ったサービスがヤフオク!のフリマ出品という即決価格での販売でした。

ただ、メルカリの勢いはとどまらなかったこともあり、ヤフーはヤフオク!のフリマ出品から、新たにバーコード決済サービスとしてシェアを獲得していた「PayPay
」を冠したフリマアプリ「PayPayフリマ」をリリースしました。

PayPayフリマの特徴としては、送料無料での商品のみが出品されている事、配送方法が二種類とわかりやすい事、匿名配送に対応している事などがあります。

メルカリとPayPayフリマの比較

サービス内容については、メルカリと競合させる為、かなりメルカリと似ている内容となっています。

では次に、具体的にメルカリとPayPayフリマの違いについて細かく比較していきたいと思います。

メルカリとPayPayフリマの販売手数料の比較

では、メルカリとPayPayフリマの販売時の手数料の違いについて比較してみます。

メルカリ PayPayフリマ
販売手数料 10%(税込) 10%(税込)

商品販売成立時の販売手数料については、メルカリもPayPayフリマも10%(税込)と同じ料率となっています。

同じくフリマアプリで楽天が運営するラクマの販売手数料は「3.85%」とメルカリやPayPayフリマよりも料率が低く設定されています。

また、PayPayフリマでは送料はすべて「出品者負担」となる為、販売価格には送料も含まれています。

この点に関して言えば、出品者としてはメルカリの方が送料を別にした場合の手数料が若干お得ということになります。

メルカリとPayPayフリマの出品方法の比較

メルカリとPayPayフリマの出品方法の違いについて細かく比較表を作成してみました。

メルカリ PayPayフリマ
バーコード出品 可能(本、CD、DVD、ゲームソフト、コスメなど) 可能(ゲームソフト、スマホ、カメラ、家電など)
商品写真数 10枚まで 10枚まで
出品後の編集 可能 可能
画像編集機能 あり あり
画像編集内容 ・フィルタ
・鮮明度
・明るさ
・切り抜き
・テキスト
・画像補正
・画像回転
・フィルタ
・明るさ
・切り抜き
・彩度
・色調
・ペン
販売価格設定 300円~999万9999円 300円~30万円

出品に関しては、メルカリとPayPayフリマではそこまで大きな違いはないように感じました。

バーコード出品に関して、若干対応する商品ジャンルが異なる点はありますが、そこまで気にするほどの違いではないと思いますし、今後対応商品は増えていくと思います。

販売価格の上限設定がメルカリの方が高いですが、PayPayフリマの30万円まででも大抵の商品なら問題ないように思います。

メルカリとPayPayフリマの発送方法の比較

では、商品が売れた際に対応できる発送方法についてメルカリとPayPayフリマで比較していきます。

メルカリ PayPayフリマ
発送方法
  • らくらくメルカリ便(匿名配送)
  • ゆうゆうメルカリ便(匿名配送)
  • 大型らくらくメルカリ便
  • ゆうメール
  • レターパック
  • 普通郵便
  • 定形外郵便
  • ヤマト宅急便
  • ゆうパック
  • ゆうパケット
  • クリックポスト
  • ヤフネコ!パック(匿名配送)
  • ゆうパケット・ゆうパック(匿名配送)

商品の発送方法については、PayPayフリマとメルカリでは一目瞭然、メルカリの方が対応する配送方法が多いですね。

送料に関して言えば、PayPayフリマは期間限定で出品時の送料が無料となるキャンペーンを実施しています。

メルカリとPayPayフリマの比較

キャンペーンを除いて、通常時の送料として「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」「ゆうパケット」「ゆうパック」の料金表は以下の通りです。

発送方法 メルカリ PayPayフリマ
ネコポス 195円(税込) 195円(税込)
宅急便コンパクト 380円(税込) 380円(税込)
宅急便60サイズ 700円~(税込) 600円~(税込)
ゆうパケット 175円(税込) 175円(税込)
ゆうパック 600円~(税込) 700円~(税込)

送料無料キャンペーンは期間限定ですが、宅急便やゆうパックなどの宅配便の場合は、PayPayフリマの方が若干送料が安く設定されています。

メルカリとPayPayフリマの値下げ交渉の比較

メルカリとPayPayフリマには共通して用意されている「値下げ交渉」という機能があります。

これは、メルカリやPayPayフリマで商品を検索しているユーザーが、現在の販売価格から値下げの交渉を行う為の機能です。

リアルなフリーマーケットでも、販売している人に対して値切り交渉を行った記憶がある方もおられるのではないでしょうか?

メルカリやPayPayフリマといった「フリマアプリ」でもこの値切り交渉ができるという訳です。

ちなみに、メルカリでは、値切り交渉はコメント欄でのやり取りとなりますが、PayPayフリマでは「価格の相談」ボタンから、自分が購入を希望する金額を入力するだけでOKです。

ただし、PayPayフリマの価格の相談機能については、値下げの依頼を受け入れても、そのまま商品が購入されるという訳ではありません。

価格の相談を了承した後で、価格の相談を実施したユーザーが購入してくれなければ購入とはならない点が、ヤフオク!の値下げ交渉と異なるポイントです。

どちらがいいか、というよりは、どちらの機能も結果的にはユーザーの同意と購入意思次第という訳です。

メルカリとPayPayフリマの購入者の支払い方法の比較

メルカリとPayPayフリマの購入者の支払い方法について比較表を作成してみました。

メルカリ PayPayフリマ
支払い方法
  • 売上金
  • メルペイ残高
  • クレジットカード決済
  • コンビニ払い
  • ドコモd払い
  • auかんたん決済
  • ソフトバンクまとめて支払い
  • ATM払い
  • メルカリポイント
  • メルカリクーポン
  • メルペイ後払い
  • チャージ払い
  • ApplePay
  • 売上金(PayPay残高)
  • クレジットカード決済

購入者の支払い方法に関しては、メルカリはほとんどすべての決済方法に対応しているのに対して、PayPayフリマは、売上金(PayPay残高)とクレジットカード決済の二種類のみとなっています。

若年層の利用を考えると、メルカリが選ばれる理由は決済方法が豊富であるという点からも理解できますね。

PayPayフリマは、PayPay残高の流通を促進させたいという思惑があるようですが、メルカリのようにキャリア決済やコンビニ払いくらいまでは対応してもらいたいですね。

メルカリとPayPayフリマの売上金の比較

実際に出品した商品が売れた時の「売上金」がどのような扱いになるのかをメルカリとPayPayフリマで比較してみます。

売上金に関しては、メルカリもPayPayフリマも一旦は、残高としてチャージされる仕組みとなっています。

電子マネー的な扱いですが、指定した銀行口座へ現金として振込を行う事も可能です。

ただ、メルカリなどでは、メルカリで売った売上金を使って、メルカリ内で自分の欲しい商品を購入するという経済圏が非常にうまく回っている傾向があります。

そもそもの話、クレジットカードなどを所有できない10代のユーザーなどは、メルカリで物を売ってその売り上げを決済方法として利用する流れは、追加で現金をチャージする必要もないため、扱いやすいのだと思います。

メルカリ PayPayフリマ
売上金 メルペイ残高にチャージ PayPay残高にチャージ
銀行振込手数料 通常振込手数料:200円
お急ぎ振込手数料:400円
ジャパンネット銀行なら手数料無料
通常振込手数料:100円

メルカリとPayPayフリマはどっちがおすすめ?

では、商品を出品する際にメルカリとPayPayフリマではどちらの方がおすすめなのか?

正直言って、送料無料キャンペーンがある為、一時的にはPayPayフリマの方が残る売上金は多くなると思います。

ただ、筆者も実際に商品を出品してみたのですが、やはりPayPayフリマはまだユーザーが少ない事もあり、それなりに売れそうな商品を出品したとしてもなかなか売れるのに時間がかかりました。

メルカリで同じ商品が沢山売り切れているのに対して、PayPayフリマではいつまでたってもアクセスも少ないままでしたから、売れやすさという意味ではやはりメルカリの方が利用者も圧倒的に多いと感じました。

キャンペーンを利用して一時的にお得に販売するならPayPayフリマはお得ですが、長期的な流通数を考えると、まだまだメルカリの方がおすすめと言えると思います。

メルカリとPayPayフリマの比較のまとめ

今回は、フリマアプリのシェアナンバーワン「メルカリ」と、バーコード決済のシェアナンバーワンとなった「PayPay
」を冠したPayPayフリマについて徹底比較してみました。

メルカリは利用者が多く、常に商品が出品され続けていますが、PayPayフリマは後発のサービスであり、決済方法なども少ない為、なかなかユーザーの獲得が進んでいないように思います。

ただし、PayPay自体を利用するユーザーはメルカリのメルペイよりも多い為、今後の伸びしろという点ではPayPayフリマにも期待できる点は多いと思います。

また、PayPayフリマはヤフオク!の定額出品商品も同時出品される為、商品点数では今後も増えていくと思います。

今回の記事の内容が、フリマアプリでの出品を検討されている方の参考になれば幸いです。




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