ネットショップのアクセス数ランキング

2018年最新調査!ネットショップのアクセス数ランキング

ネットショップのアクセス数について

ネットショップにおいて、アクセス数を把握することは店舗運営上非常に重要なことです。
自社ネットショップであれば、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入することで
ネットショップのアクセス数を把握することができます。
楽天市場やAmazonなど、インターネットショッピングモールへ出店した場合、
店舗ごとのアクセス数については楽天市場であればRMSというバックヤード管理画面より確認することができます。
ただ、出店しているモールの全体のアクセス数を把握することは、通常バックヤードなどからでも確認することができません。
今回、ウェブ上で公開されているサービスであるSimilarwebという
ウェブサイトの直近6カ月間のアクセス数を把握できるサービスを利用して、日本国内の主要ショッピングモールのアクセス数を調査しました。
調査対象は、楽天市場、Amazon、Yahooショッピング、Wowma(旧DeNAショッピング)、ポンパレモール、Qoo10、NETSEA、LOHACOモールの8モールです。
調査対象とした理由は、ネットショップを開業できる場所としてのサービスであることを重視しました。例えば、ネットショップとしても非常に利用者の多い、
ASKUL(アスクル)ヨドバシドットコムは、どちらも一企業のネットショップという位置づけになるため、一般のネットショップ開業検討者が出品することはできません。
アクセス数は月間の平均アクセス数となりますのであくまでもネットショップのアクセス数の目安としてお考えください。
この調査結果が、ネットショップの新規開設先の候補として参考になればと思います。

ショッピングモールの最新アクセス数ランキング

では実際にネットショッピングモールのアクセス数の調査結果をご紹介いたします。
調査時期は2017年3月となりますので、直近6ヶ月、2016年9月~2017年2月が集計期間となります。

第1位:Amazon(アマゾン)

アマゾン
ネットショップのアクセス数アマゾン

国内のネットショップとしては楽天市場に次ぐ、流通総額を誇るアマゾンがアクセス数ではナンバーワンであることがわかりました。月間4億アクセス以上は、楽天市場の2億8千万アクセスに1億以上のアクセス数の差をつけています。Amazonの集客力は国内第一位ですが、楽天市場やヤフーショッピングのような、ネットショップの特色、カラーを押し出した販売ができないという点が、ネットショップ運営上非常に難しい点とも言えます。

第2位:楽天市場

楽天市場
ネットショップのアクセス数楽天市場

楽天市場がAmazonに次いでモールアクセス数2億8千万アクセスで第二位となりました。楽天市場の2016年の一年間の流通額が2兆円と公表されていますが、アマゾンはその約半分の9300億円の規模であると発表されています。
アクセス数においてはアマゾンが一億アクセス以上の差をつけて集客しているのに対して、売上である流通額においては、楽天市場の方が2倍以上も高いことからわかることは、アマゾンと楽天市場を比較した時、「転換率」は楽天市場の方が高い、ということが言えると思います。
これは、楽天市場はひとつひとつのネットショップが店舗ごとに独自のカラー、個性を売りとした店舗運営を行っているのに対して、Amazonはあくまでも「アマゾンが販売している」マーケットプレイス形式である点に、転換率の差が生まれているようです。
商品の探しやすさや商品ページの簡潔さ、見易さという意味では楽天市場は少し賑わい感が強く、商品を探しにくい印象もあります。アマゾンは基本的に一つの商品に対して、一つの商品ページしか存在せず、出品者は、一つの商品ページにぶらさがるような形で出品する方式でのネット販売となります。このため、商品毎に、画像などでネットショップのカラーを出すようなことはできないため、まるでカタログサイトのような簡素なネット販売の形式になっています。
どちらがいいか、ということではなく、どちらも利用者、ユーザーは利便性やメリットを感じて利用しているわけですから、ネットショップの運営上、どちらかを選ぶよりも、どちらにも出店するという運営方法が最も売上をつくるためには有効な出店方法だと思います。

第3位:Yahoo!ショッピング

ヤフーショッピング
ネットショップのアクセス数ヤフーショッピング

ヤフーショッピングは、ここ一年で非常に大きな成長を遂げたショッピングモールです。なんといっても一番の出店メリットは出店料が無料、ロイヤリティ、販売手数料にあたる費用も無料という運営スタイルがウリです。
ただし、ヤフーショッピングは、出店料は確かに無料ですが、販売成立時には決済手数料とポイント還元のための原資負担、アフィリエイト経由の売上にはアフィリエイト手数料を払う必要があり、ざっくりと6%~7%は手数料として販売価格から差し引かれることになりますのでご留意ください。
アクセス数については、アマゾン、楽天に次いで第三位の7200万アクセスをたたき出しています。これは、第四位のワウマ、ワウマforAUの1400万アクセスと比較しても約5倍の差があります。
ネットショップで大きな売上を作っていく施策のひとつである、多店舗運営という方法において、ヤフーショッピングも出店必須のネットショップだと言えます。

第4位:Wowma!(ワウマ)+Wowma for au

ワウマ
ネットショップのアクセス数ワウマ
ネットショップのアクセス数ワウマAU

wowma!(ワウマ)は2017年2月に正式オープンしたネットショッピングモールです。もともとは、DeNAショッピングとAUショッピングモールという二つのモールとして存在していたので、完全新規のショッピングモールというわけではなく、リネームした新しい売場という感覚だと思います。
ワウマは、ターゲットユーザーがAU携帯の所有者であることもあり、流入するアクセスは70%以上がスマートフォン経由のアクセスと言われています。特に、AUかんたん決済という、携帯電話のキャリア決済の利用者が多く、クレジットカードを所有していない主婦層や学生などの若年、女性層からの支持が高いショッピングモールでもあります。
若い女性の顧客が多いこともあり、以前DeNAのキュレーション問題で話題となったMERY(メリー)というキュレーションサイトからのDeNAショッピングへのアクセス流入も多かったようですが、現在は、キュレーションサイトはすべて閉鎖状態にあるため、アクセス数を伸ばす方法としては、Googleのリスティング広告を実施しているのを目にすることが多くなりました。
また、wowmaは2017年6月末まで、新規出店者を増やす施策として、出店料を1年間限定ですが無料にするキャンペーンを実施しています。1年後には利用料金が発生すると思いますが、1年間ネットショップをモールで運営する経験を積むには現在実施されているキャンペーンはとても魅力的だと思います。ぜひ出店の検討をしてみてください。
ちなみにwowmaでよく売れる商品としては、カラーコンタクトレンズや女性向けファッション、アパレル関連商品がランキングには常時ランクインしているように感じます。
男性顧客はかなり少ないモールという印象もありますので、女性向けに人気の出そうな商材をお持ちの方は出店計画に入れてみてもいいのではないかと思います。

第5位:Qoo10(キューテン)

キューテン
ネットショップのアクセス数Qoo10

キューテンは、先のワウマに近いユーザー層がターゲット顧客と言えるモールです。
こちらも主な利用者は、20代~30代の女性がメインで利用しているようで、女性向けファッションや美容商品がランキング常連のネットショップとして目にする機会が多いです。キューテンは複数店舗での購入による合算金額に対してカートクーポンと呼ばれるモール発行クーポン施策が非常に人気があります。
ワウマと同様、Qoo10も携帯、スマートフォンからのアクセス数が全体の60%以上といわれていますので、スマホ対策も重視しておく必要があります。

第6位:ポンパレモール

ポンパレモール
ネットショップのアクセス数ポンパレモール

ポンパレモールは、リクルートライフスタイルが運営するネットショッピングモールです。
母体がリクルートグループであることから、店舗出店には安心感がある点は出店メリットといえます。
ただし、こちらもアクセス数は月間760万アクセスで、上位のショッピングモールと比較しても多いとは言えないのが実状です。
ポンパレモールは、楽天市場に出店しておられる店舗さんで、ある程度の売上、露出が図れている店舗さんであれば、多店舗運営の出店先として利用されているネットショップもたくさんあるようですが、一様にみなさん、ポンパレモールではなかなか売上が作り辛いというお声をきくことが多いです。筆者が運営しているポンパレモール出店中のネットショップも月商規模としては、約50万円前後の売上となっています。同じ商材で、楽天市場、ヤフーショッピングに出店していますが、楽天市場が平均月商1200万円なのに対して、ヤフーショッピングは200万円、ポンパレモールは50万円平均と、明らかにアクセス数に比例する形での売上状況であることがわかりました。ポンパレモールを最初のネットショップのオープン先にするのは、少しリスクが高いと言わざるを得ないのが現状です。

第7位:ロハコモール

ロハコモール
ネットショップのアクセス数ロハコモール

LOHACO(ロハコ)は、そもそもがアスクルとヤフーショッピングの共同ネットショップのようなスタイルで運営されていました。
現在ロハコモールというモールとして、一般出品者の商品も出品することができるようです。ロハコはロハコの顧客を囲い込んでいることもあり、日用品や文具、消耗品や食品においては根強いリピート需要が見込めると思います。ただ、ヤフーショッピングとの兼ね合いもありますので、ロハコだけで出品するというのではなかなか大きな売り上げは作れないというのが正直な感想です。

第8位:NETSEA(ネッシー)

ネッシー
ネットショップのアクセス数ネッシー

ネッシーは、最近では様々なウェブ系広告を利用して、集客を図っているBtoB系インターネットショッピングモールです。
ネットショップで販売する商品を仕入れる先としては、候補NO.1ではないでしょうか。
ただ、アクセス数を調査してわかったのは、月間95万アクセスと、これまでのショッピングモールと比較しても最も少ないアクセス数です。理由は、会員制のネットショッピングモールであるため、NETSEAにやってきた新規ユーザーが、会員登録のわずらわしさから、離脱されているケースが多いのではないかと推測されます。
ネットショップは会員制を導入することで、顧客の囲い込みを行いやすいメリットがあります。ただし、その反動として、会員登録を実施しないと、商品が購入できないデメリットやNETSEAでは「卸売り」が一つのネットショップのテーマでもあるため、会員以外には販売価格(卸値)はわからない仕組みになっています。例えば、10人の新規ユーザーからアクセスがあった場合、会員登録を実施してまでNETSEAを利用するユーザーは1人いるか、それ以下の成約、コンバージョンなのではないかと思います。
会員制ネットショップはメリットもたくさんありますが、新規顧客獲得には一つの障壁となる点を理解しておく必要があります。

ネットショップのアクセス数まとめ

今回ネットショップ、国内ショッピングモールのアクセス数を調査しましたが、
当初は流通総額で国内第一位の楽天市場がアクセス数も一番だろうと予想していました。
結果としてはアクセス数が最も多いインターネット上のショッピングモールはAmazonであることが
わかりました。その月間の平均アクセス数も4億2千万アクセスという非常に大きなアクセス数であり、
楽天市場の2億8千万アクセスとの比較でもわかるとおり、楽天市場とAmazonの二つのモールで今回調査した
総アクセス数の約86%のシェアを占めているということがわかりました。
ヤフーショッピングも急成長を続けており、現在では7200万アクセスで国内モール第三位の位置にあります。
四位以降については、トップ3とのアクセス数の差が大きく、第三位のヤフーショッピングに追いつくのも非常に難しい状況であると言えます。
各ショッピングモールはネットショップ運営場所として、全て出店することは可能ですが、出店料や販売手数料などを
考慮して出店計画を立てることが重要です。
せっかく固定費を捻出して出店したショッピングモールが、アクセス数が少ないモールであれば、
費用対効果的に満足な売上を作ることは難しいと言えます。

参考になれば幸いです。

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