
「ハンドメイド作品を販売したいけれど、minneとCreemaのどちらがいい?」「販売手数料が安いのはどっち?」「初心者でも売れやすいのは?」と迷っていませんか。
minne(ミンネ)とCreema(クリーマ)は、どちらもハンドメイド作品を販売できる代表的なマーケットプレイスです。自分でネットショップを一から構築しなくても作品を出品でき、ハンドメイド作品を探しているお客様に見つけてもらえる機会があります。
ただし、同じように見えるサービスでも、作品の見せ方や販促機能、販売後の運営方法などには違いがあります。
そして2026年現在、特に知っておきたいのが販売手数料です。minneの通常会員は10.659%、Creemaの国内作品・素材販売は10.67%。通常のハンドメイド作品では、販売手数料にほとんど差がありません。
以前は手数料の違いを中心に比較できる時期もありましたが、現在は「どちらが安いか」だけで販売先を決めるのは難しくなっています。
私自身、ネットショップの運営やEC支援に携わってきましたが、販売先を選ぶときに大切なのは、サービス全体の知名度だけではないと考えています。自分の作品を探しているお客様がいるのか、適切な価格で購入してもらえるのか、そして販売後に利益が残るのか。ここまで確認することが大切です。
この記事では、2026年10月時点の公式情報をもとに、minneとCreemaの手数料、振込条件、売れやすさ、作品ジャンルとの相性、3,000円の作品を販売した場合の利益、両方に出品する際の注意点まで詳しく比較します。
最後には、自分の作品に合う販売先を3か月で見極める実践方法も紹介します。これからハンドメイド販売を始める方も、すでにどちらかを利用している方も、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
- minneとCreemaはどちらがおすすめなのか
- 2026年時点の販売手数料・振込手数料の違い
- 3,000円の作品を販売した場合の利益比較
- minne PLUSの料金と利用する判断基準
- 作品ジャンル別の販売先の選び方
- 海外販売・配送・入金条件の違い
- 両方に出品するメリットと在庫管理の注意点
- 3か月間で自分に合う販売先を見極める方法
- 1 【結論】minneとCreemaはどっちがおすすめ?
- 2 minneとCreemaの違いを一覧比較【2026年最新版】
- 3 minneとCreemaの販売手数料・振込手数料を比較
- 4 3,000円の作品が売れたら利益はいくら?実際に計算して比較
- 5 minne PLUSは加入した方がいい?料金と機能を比較
- 6 minneとCreemaはどちらが売れやすい?集客力の違い
- 7 作品ジャンル別|minneとCreemaの選び方
- 8 配送・決済・海外販売ではどんな違いがある?
- 9 minneとCreemaは両方に出品してもいい?
- 10 3か月で自分に合う販売先を判断する方法
- 11 minne・Creemaで売れないときに確認したい5つのこと
- 12 minne・CreemaからBASEやSTORESへ販売先を広げるべき?
- 13 minneとCreemaの比較でよくある質問
- 14 まとめ|minneとCreemaは手数料より「作品との相性」で選ぼう
- 15 minne・Creemaの関連情報
- 16 公式情報・参考資料
【結論】minneとCreemaはどっちがおすすめ?
最初に結論をお伝えすると、「初心者ならminne、経験者ならCreema」と決める必要はありません。
どちらにもハンドメイド作品を探している購入者がおり、初めて販売する方にも選択肢になります。
一方で、作品のジャンルや価格帯、写真の見せ方、ブランドの方向性などによって、販売先との相性が異なる可能性があります。
まずは、次の表を参考にしてください。
| こんな人におすすめ | 検討したいサービス |
|---|---|
| 初めてハンドメイド作品を販売する | minne・Creemaのどちらも候補 |
| アクセサリーや布小物を販売したい | 両方を比較する価値あり |
| 工芸品やデザイン性の高い雑貨を扱う | Creemaも候補にしつつminneも確認 |
| 作品の世界観やブランドを育てたい | 両方の作品ページや販促機能を比較 |
| 月額固定費をかけずに始めたい | どちらも基本的に始めやすい |
| 少量の一点ものを販売する | 自分が在庫管理しやすい方を優先 |
| どちらが売れるか分からない | 代表作品を両方へ出品して検証 |
minneとCreemaの両方に出品し、実際のお客様の反応を比較する方法もあります。
ただし、販売先を増やせば、商品登録や在庫管理、注文確認などの作業も増えます。特に一点ものの場合は、売り違いが起こらないよう注意が必要です。
初めての方なら、まずはどちらか1つから始め、運営に慣れてからもう一方へ広げてもよいでしょう。
大切なのは、最初に選んだ販売先をずっと使い続けなければならないと考えないことです。
minneとCreemaの違いを一覧比較【2026年最新版】
まずは、料金や販売機能、運営方法などの基本的な違いを整理します。
| 比較項目 | minne | Creema |
|---|---|---|
| サービスの種類 | ハンドメイドマーケット | ハンドメイドマーケット |
| 初期費用 | 基本無料 | 基本無料 |
| 月額費用 | 通常会員は無料 | 通常出品は基本無料 |
| 通常作品の販売手数料 | 10.659%(税込) | 10.67%(税込) |
| 手数料の対象 | 作品代・購入オプション・送料 | 作品代・オプション・ラッピング・送料 |
| 振込手数料 | 220円 | 3万円未満200円/3万円以上275円 |
| 有料機能 | minne PLUS・広告など | 広告・販促など |
| 海外向け販売 | 公認購入代行サービスに対応 | 海外販売向けの仕組みあり |
| 両方への出品 | 可能 | 可能 |
| 主な特徴 | 販売者向けプラン・販促機能がある | 作品・素材・フードなどカテゴリー別の料金体系 |
※料金・機能は2026年10月時点の公式情報をもとに整理しています。販売カテゴリー、契約プラン、有料オプションなどによって条件が異なる場合があります。
ここで注目したいのは、通常のハンドメイド作品を販売する場合、minneとCreemaの販売手数料率の差が0.011ポイントしかないことです。
例えば、月間の手数料対象売上が10万円であっても、単純に料率を掛けた差は約11円です。実際には注文ごとの端数処理や振込手数料などもあるため、最終的な負担額は変わりますが、通常作品では手数料率の違いよりも販売機会や運営機能を重視した方がよいでしょう。
minne(ミンネ)の特徴
minneは、ハンドメイド作品の販売に利用される代表的な国内マーケットです。
アクセサリー、ファッション雑貨、布小物、インテリアなど、さまざまなジャンルの作品を販売できます。
また、販売者向けの有料サービス「minne PLUS」が用意されており、プランに応じて追加機能や販売手数料の優遇を利用できます。
通常会員として無料で始められるため、まずは作品を登録し、実際に販売経験を積みたい方にも選択肢になります。
Creema(クリーマ)の特徴
Creemaも、国内を代表するハンドメイドマーケットの一つです。
アクセサリー、ファッション、革小物、インテリア、工芸品など、幅広い作品を販売できます。
作品や素材のほか、条件を満たすフードカテゴリーの商品も取り扱っています。ただし、フードカテゴリーは通常作品とは販売手数料が異なり、食品関連の法令や販売条件の確認も必要です。
Creemaには作品プロモーションなどの販促機能もあります。必要な施策を検討する際は、広告費用や利用条件を確認しましょう。
minneとCreemaの販売手数料・振込手数料を比較
ハンドメイド販売で最も気になるのが、販売したときの手数料ではないでしょうか。
2026年現在、通常作品の販売手数料は次のようになっています。
minneの販売手数料は10.659%
minneの通常会員では、注文金額に対して10.659%(税込)の販売手数料が発生します。
手数料の計算対象となるのは、作品価格、購入オプション価格、送料の合計です。
例えば、作品価格3,000円、送料300円なら、3,300円が手数料計算の対象になります。
また、minneでは注文IDごとに販売手数料が計算され、小数点以下は切り捨てられます。売上金を銀行口座へ振り込む際には、1回につき220円の振込手数料が発生します。
Creemaの販売手数料は10.67%
Creemaでは、国内で作品や素材を販売する場合、決済総額に対して10.67%(税込)の成約手数料が発生します。
決済総額には、作品代金、オプション、ラッピング、送料が含まれます。
この料金体系は2025年11月5日に改定されたものです。
また、フードカテゴリーの成約手数料は15.4%(税込)となっており、通常の作品・素材とは異なります。
Creemaの通常振込手数料は、振込対象額が3万円未満の場合200円、3万円以上の場合275円です。
送料にも販売手数料がかかる点に注意
ここは見落としやすいポイントです。
minneもCreemaも、通常の販売関連手数料は送料を含めた金額を基準に計算します。
例えば、3,000円の作品を販売し、購入者から送料500円を受け取った場合、手数料の計算対象は基本的に3,500円です。
送料として受け取った500円が、そのまま配送費用に充てられるわけではありません。
送料を別途請求する場合も、送料にかかる手数料まで含めて利益を計算しましょう。
3,000円の作品が売れたら利益はいくら?実際に計算して比較
ここからは、具体的な数字で比較します。
例えば、次の条件でハンドメイドアクセサリーを販売するとしましょう。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 作品販売価格 | 3,000円 |
| 購入者から受け取る送料 | 300円 |
| 購入者の支払総額 | 3,300円 |
| 材料費 | 900円 |
| 実際の送料 | 300円 |
| 梱包費 | 100円 |
この条件で、minneの通常会員とCreemaの通常作品販売を比較します。
| 項目 | minne | Creema |
|---|---|---|
| 作品代+送料 | 3,300円 | 3,300円 |
| 販売関連手数料 | 351円 | 約352円 |
| 材料費 | 900円 | 900円 |
| 実際の送料 | 300円 | 300円 |
| 梱包費 | 100円 | 100円 |
| 製作労務費を引く前の利益 | 1,649円 | 約1,648円 |
※minneは3,300円×10.659%=351.747円から小数点以下を切り捨てた351円です。Creemaは3,300円×10.67%=352.11円から概算しています。振込手数料、広告費、製作時間に対応する労務費、税金などは含めていません。
この条件での差は、わずか約1円です。
つまり、作品が同じ価格で売れるなら、販売手数料の差はほぼありません。
もしCreemaでより高い価格でも購入される、あるいはminneでより多くの注文が入るのであれば、その違いの方が収益に大きく影響する可能性があります。
製作時間も考えると利益はどう変わる?
ハンドメイド販売では、材料費だけで利益を計算しがちですが、製作時間も忘れてはいけません。
例えば、1つの作品を作るのに2時間かかり、自分の作業を時給1,000円として評価すると、製作労務費は2,000円です。
先ほどの計算では、材料費や販売手数料などを引いた後の利益は約1,650円でした。
そこから製作労務費2,000円を差し引くと、約350円のマイナスになります。
もちろん、趣味として楽しみながら販売している場合と、事業として収益を確保したい場合では考え方が異なります。
しかし、継続的に販売するなら、材料費だけでなく、自分の製作時間に見合った価格かどうかも確認したいところです。
振込手数料も忘れずに計算する
販売手数料とは別に、売上金を銀行口座へ振り込むときの費用があります。
minneでは1回220円、Creemaでは振込対象額によって200円または275円です。
1か月に多くの作品を販売している場合は、振込手数料を複数の注文に配分して考えられます。
しかし、月に1点だけ売れる場合は、その1点に対する手数料負担が相対的に大きくなります。
また、振込条件によっては入金まで時間がかかるため、材料の仕入れなどに必要な資金も考えておきましょう。
minne PLUSは加入した方がいい?料金と機能を比較
minneには、通常会員のほかに有料の「minne PLUS」が用意されています。
2026年時点の公式料金は、次のとおりです。
| プラン | 月払い(税込) | 年払い(税込) |
|---|---|---|
| ライト | 880円 | なし |
| スタンダード | 1,650円 | 16,500円 |
| アドバンス | 3,300円 | 33,000円 |
※2026年10月時点の公式料金です。年払いは契約時に一括請求され、月払い・年払いともに自動更新となります。年払いの途中解約による返金は原則行われません。
minne PLUSでは、プランに応じて動画関連機能や販促・ショップ運営を支援する機能などが提供されています。
また、アドバンスプランでは、販売手数料率が通常10.659%から10.45%まで優遇されます。
手数料の優遇だけで月額料金の元を取れる?
ここで重要なのは、販売手数料の優遇だけを目的に加入する場合の採算です。
通常会員とアドバンスプランの販売手数料率の差は、0.209ポイントです。
仮に月間の手数料対象売上が10万円なら、手数料率の差による削減効果は単純計算で約209円です。
一方、アドバンスプランの月額料金は3,300円です。つまり、月商10万円程度であれば、手数料率の差だけでは月額料金を回収できません。
月額3,300円を手数料差だけで回収するには、単純計算で月間の手数料対象売上が約158万円必要になります。
ただし、これは料率差だけを比較した試算です。注文ごとの端数処理や、プランに含まれる他の機能の価値は考慮していません。
実際の利用判断では、動画や販促機能によって販売機会が増えるか、作業時間を削減できるかといった点も含めて考える必要があります。
私は、販売を始めたばかりの段階なら、まず通常会員で運営してみることをおすすめします。そのうえで、作品数や注文数が増え、必要な機能がはっきりしてから有料プランを比較しても遅くありません。
minneとCreemaはどちらが売れやすい?集客力の違い
「minneとCreemaでは、どちらの方が売れますか?」という疑問を持つ方は多いと思います。
ただし、すべての作品に共通して、どちらが売れやすいと断定することはできません。
例えば、サービス全体の利用者数やアクセス数が多くても、自分の作品が見つけてもらえるとは限りません。
反対に、規模が比較的小さいサービスでも、自分の作品と相性のよい購入者がいれば、販売につながる可能性があります。
そのため、私は「どちらのサービスが有名か」よりも、「自分の作品を探しているお客様がどちらにいるか」を確認することが大切だと考えています。
売れやすさを決めるのは作品と購入者の相性
例えば、同じアクセサリーでも、普段使い向けのシンプルな作品と、特別な日のための高価格帯の作品では、購入目的が異なります。
また、工芸品や革小物、子ども向けの布小物など、作品ジャンルによって競合作品や価格帯も変わります。
実際に販売先を比較するときは、自分の作品に近い商品を検索してみましょう。
確認したいのは、類似作品の価格、作品写真の雰囲気、商品説明の内容、レビューの傾向などです。
ただし、検索結果に表示されている作品だけで販売実績の全体を把握することはできません。あくまで市場の雰囲気を確認するための材料として活用しましょう。
古いアクセスランキングだけで比較しない
以前の記事では、当時のサイトアクセス数を比較して、minneの方が有利と判断していました。
しかし、2018年当時のアクセスデータを2026年の販売判断へそのまま使うことはできません。
また、外部ツールによる推定アクセス数は、実際の利用者数や購買者数と一致するとは限りません。
今回の記事では、古いアクセスランキングによる優劣判断は行いません。
代わりに、実際に出品して得られる反応を比較する方法をおすすめします。
作品ジャンル別|minneとCreemaの選び方
ここでは、作品ジャンルごとに確認したいポイントを整理します。
ただし、特定のジャンルで必ずどちらが売れやすいと断定するものではありません。
アクセサリー・ジュエリー
アクセサリーは、minneとCreemaの両方で販売を検討できるジャンルです。
普段使い、ギフト、ブライダルなど、用途によって購入者の探し方が変わります。
比較する際は、類似作品の価格帯や写真の見せ方、着用シーンなどを確認しましょう。
布小物・ベビー用品
バッグ、ポーチ、スタイ、入園入学グッズなども、ハンドメイド販売で検討される商品です。
ただし、購入者はデザインだけでなく、サイズや素材、洗濯方法、使用上の注意などを重視する場合があります。
子ども向け商品では、安全性や必要な表示についても確認が必要です。
革小物・木工・陶器などの工芸品
工芸品や素材へのこだわりが強い作品では、製作工程や素材、仕上げなどを分かりやすく伝えることが大切です。
こうした作品では、Creemaを候補として検討する方もいるでしょう。ただし、minneでも販売できます。
どちらが向いているかは、類似作品との比較や、実際の販売結果を見て判断しましょう。
インテリア・家具・雑貨
インテリア雑貨や家具などでは、サイズ感、素材、使用場面、配送条件などが重要です。
特に大型商品では、送料や梱包費用が利益に大きく影響する可能性があります。
作品の見せ方だけでなく、配送のしやすさも含めて販売先を比較しましょう。
食品・焼き菓子
食品を販売する場合は、通常作品とは手数料や販売条件が異なることがあります。
例えば、Creemaのフードカテゴリーでは15.4%(税込)の販売手数料が案内されています。
また、食品の販売では営業許可や届出、食品表示など、商品に応じた法令上の対応が必要になる場合があります。
販売サービスを選ぶ前に、商品が出品できるか、どのような許可や表示が必要なのかを確認しましょう。
配送・決済・海外販売ではどんな違いがある?
手数料や集客力だけでなく、配送や決済、海外販売の条件も確認しておきたいところです。
minneの配送・入金の特徴
minneでは、通常の注文処理に加えて、対応する配送サービスを利用できる場合があります。
また、売上は発送完了の通知を基準に確定し、原則として翌月末に振り込まれる仕組みです。売上代金の合計が1,000円未満の場合には、繰り越しの条件があります。
材料の仕入れなどに資金が必要な方は、販売日と実際の入金日の違いにも注意しましょう。
Creemaの配送・入金の特徴
Creemaにも配送関連サービスがあり、利用する配送方法によって条件や費用が異なります。
売上金の振込については、通常の振込申請と、追加費用がかかるスピード振込などの仕組みが案内されています。
Creemaでは通常振込手数料のほか、スピード振込を利用すると別途手数料が必要になります。
早く売上金を受け取りたい場合は、振込条件と実際に差し引かれる費用を確認しましょう。
海外販売はminneでも可能
minneでは、WorldShoppingなどの公認購入代行サービスを通じて、海外のお客様が作品を購入できる仕組みがあります。
対象となる注文では、販売者は指定された国内の住所へ発送し、その後の海外配送を代行サービスが担当します。
つまり、海外販売に対応したいからといって、最初から自分で国際配送のすべてを手配しなければならないわけではありません。
ただし、対象作品や取引条件には制限があります。
Creemaにも海外向け販売の仕組みがありますが、国内販売とは手数料や運営条件が異なる場合があります。特に海外向け販売では、販売先や利用機能の条件を確認しましょう。
海外へ販売できるかどうかだけでなく、自分が海外発送や問い合わせにどこまで対応する必要があるかを比較することが大切です。
minneとCreemaは両方に出品してもいい?
結論として、minneとCreemaの両方に出品する方法はあります。
複数の販売先へ作品を掲載することで、異なるお客様に見つけてもらえる可能性があります。
ただし、販売先が増えるほど、商品登録、注文管理、在庫管理、問い合わせ対応などの負担も増えます。
両方に出品するメリット
1つのマーケットだけで販売する場合と比べて、作品を見つけてもらう機会を増やせる可能性があります。
また、同じ作品への反応を比較することで、自分の作品と各サービスの相性を確認できます。
例えば、minneではお気に入り登録が多い一方、Creemaでは実際の注文につながる、といった違いが出るかもしれません。
ただし、これは実際に販売してみないと分かりません。
両方に出品するデメリット
一番注意したいのは在庫管理です。
例えば、一点もののアクセサリーを両方のサービスへ登録している場合、片方で売れたらもう片方の販売を速やかに停止する必要があります。
注文が重なれば、販売できない商品の注文を受けてしまう可能性もあります。
また、商品説明や価格を変更するときも、それぞれのサービスで更新が必要になります。
特に作品数が増えてくると、こうした運営作業が負担になることがあります。
併用するなら最初は代表作品だけ
私なら、最初からすべての作品を両方へ掲載するのではなく、まずは売れ筋候補となる作品を数点選びます。
そのうえで、閲覧やお気に入り、購入件数などを比較します。
一点ものでは、同時注文を防ぐため、在庫の扱いを特に慎重に管理しましょう。
3か月で自分に合う販売先を判断する方法
minneとCreemaのどちらに向いているか分からない場合は、一定期間の販売結果を比較してみましょう。
ここでは、3か月間で判断する方法を紹介します。
1か月目:代表作品を出品する
最初の1か月は、販売する作品と価格、商品写真、説明文などを整えます。
両方へ出品する場合は、同じ作品をなるべく同じ条件で登録すると、違いを確認しやすくなります。
ただし、閲覧数などの指標の集計方法が異なる場合があるため、数値を単純比較しすぎないようにしましょう。
2か月目:お客様の反応を確認する
2か月目は、どの作品に反応があるのか確認します。
閲覧されているのに購入されない場合は、商品写真や価格、説明文などを見直す余地があります。
一方、そもそも閲覧が少ない場合は、検索されやすい商品名や作品の見せ方、SNSからの誘導などを考えてみましょう。
3か月目:売上と利益、作業時間を比較する
3か月目は、それまでの結果を整理します。
例えば、次のような表にまとめると判断しやすくなります。
| 指標 | minne | Creema |
|---|---|---|
| 出品した作品数 | 記録する | 記録する |
| 閲覧・アクセス | 記録する | 記録する |
| お気に入り | 記録する | 記録する |
| 注文件数 | 記録する | 記録する |
| 平均購入単価 | 計算する | 計算する |
| 手数料控除後の利益 | 計算する | 計算する |
| 問い合わせ・対応時間 | 記録する | 記録する |
重要なのは、売上金額だけで判断しないことです。
例えば、minneで月3万円、Creemaで月2万円の売上があったとしても、広告費や製作時間、返品や問い合わせの負担が違えば、最終的な評価も変わります。
また、販売件数が少ない段階では、偶然の影響も大きくなります。
3か月という期間はあくまで最初の目安です。必要に応じて検証を続けましょう。
minne・Creemaで売れないときに確認したい5つのこと
どちらのサービスで販売しても、作品を掲載するだけで注文が入るとは限りません。
なかなか売れない場合は、次のポイントを確認してみましょう。
1. 商品写真から作品の魅力が伝わっているか
ハンドメイド作品は、実際に手に取って確認できないため、写真が重要です。
作品全体が分かる写真に加えて、サイズ感、素材の質感、使用例なども伝えましょう。
特にアクセサリーやバッグなどでは、実際に身につけたときの大きさが分かると購入を判断しやすくなります。
2. 商品名が分かりやすいか
作品名を「新作 No.5」などとするだけでは、どのような商品なのか分かりません。
例えば「淡水パールのピアス」「帆布のトートバッグ」など、作品の内容が伝わる言葉を使いましょう。
ただし、関係のないキーワードを大量に並べるのは避けてください。
3. 価格が適切か
価格が高すぎれば購入をためらわれることがありますが、安すぎても継続的に販売するのは難しくなります。
材料費、製作時間、販売手数料、送料、梱包費などを確認し、自分が無理なく販売を続けられる価格を考えましょう。
4. 購入前の不安を減らせているか
作品説明には、サイズ、素材、納期、発送方法、使用上の注意などを整理して掲載します。
ギフト向けならラッピングの有無、オーダー作品なら製作日数や変更できる内容なども重要です。
購入者が問い合わせなくても判断できる状態を目指しましょう。
5. 作品を知ってもらう取り組みをしているか
minneやCreemaには作品を探しているお客様がいますが、すべての作品が自動的に十分な露出を得られるわけではありません。
新作の案内や製作風景の紹介など、SNSで作品を知ってもらう取り組みも選択肢になります。
ただし、最初から広告費を多くかける必要はありません。まずは商品写真や価格、説明などを整え、そのうえで必要に応じて販促機能を検討しましょう。
minne・CreemaからBASEやSTORESへ販売先を広げるべき?
minneやCreemaで販売経験を積んだ後、自分のネットショップを持ちたいと考える方もいるでしょう。
BASEやSTORESなどを利用すれば、自分のショップ名で販売し、ショップ全体のデザインや商品構成を整えることができます。
ただし、minne・Creemaと自社ネットショップでは、集客の仕組みが異なります。
minneやCreemaには、ハンドメイド作品を探している購入者が集まるマーケットとしての特徴があります。
一方、自分のネットショップでは、SNSやGoogle検索、イベント、既存のお客様などから集客する必要があります。
自分のショップを持つタイミング
私なら、次のような変化が出てきた段階で検討します。
- ブランド名や作家名で検索されるようになった
- SNSから継続的に商品ページへアクセスがある
- リピーターが増えてきた
- イベント販売で固定のお客様ができた
- 独自のブランド表現や販促を充実させたい
もちろん、これらの条件がそろっていなくても自社ネットショップを始めることは可能です。
ただし、開設するだけで自動的に売上が増えるわけではないため、集客方法まで考えておくことが大切です。
販売先の全体比較は別記事で確認
minneとCreema以外にも、iichi、BASE、STORES、メルカリShopsなど、ハンドメイド作品を販売できるサービスがあります。
販売先を幅広く比較したい方は、ハンドメイド販売サイトおすすめ比較【2026年版】をご覧ください。
この記事ではminneとCreemaの2社比較に絞りましたが、総合比較記事ではほかの販売先との違いも整理しています。
また、初期費用をできるだけ抑えて自分のショップを開設したい場合は、ネットショップを無料で開業する方法も参考になります。
すでにBASEやSTORESへの移行を検討している方は、BASEとSTORESの比較記事など、サービスを絞って比較する記事も参考になります。
minneとCreemaの比較でよくある質問
Q1. 初心者にはminneとCreemaのどちらがおすすめですか?
どちらも初心者が販売を検討できるサービスです。手数料だけでは大きな差がないため、出品したい作品に近い商品を検索してみて、価格帯や写真の雰囲気、必要な機能などから選ぶことをおすすめします。
Q2. minneとCreemaの手数料はどちらが安いですか?
2026年10月時点では、minneの通常会員は10.659%、Creemaの国内作品・素材販売は10.67%です。通常作品の販売手数料率だけならminneがごくわずかに低いですが、実際の手取りでは振込手数料や有料機能なども考慮する必要があります。
Q3. minneとCreemaは両方に出品しても大丈夫ですか?
両方へ出品する方法はあります。ただし、販売先が増えると在庫管理や受注対応の負担も増えます。特に一点ものの作品では、売り違いを防ぐための管理が必要です。
Q4. minneとCreemaではどちらの方が売れますか?
作品のジャンル、価格帯、写真、競合状況などによって異なるため、どちらが必ず売れるとは言えません。自分の代表作品を一定期間販売し、閲覧数、お気に入り、注文数、利益などを比較する方法が実践的です。
Q5. minneもCreemaも出品は無料ですか?
どちらも基本的には初期費用や月額固定費をかけずに販売を始められます。ただし、商品が売れたときには販売関連手数料がかかり、振込手数料や有料サービスの費用が別途発生する場合があります。
Q6. 送料にも販売手数料がかかりますか?
はい。minneとCreemaでは、通常の販売関連手数料の計算対象に送料が含まれます。作品価格だけでなく、購入者が支払う合計額をもとに利益を計算しましょう。
Q7. minne PLUSには加入した方がいいですか?
必須ではありません。まずは通常会員で運営し、必要な機能が出てきてから検討する方法があります。販売手数料の優遇だけでなく、動画や販促機能などの活用価値を確認しましょう。
Q8. Creemaで食品を販売する場合も手数料は同じですか?
いいえ。Creemaのフードカテゴリーでは15.4%(税込)の販売手数料が案内されています。食品販売では出品条件に加えて、商品に応じた営業許可や食品表示なども確認してください。
Q9. ハンドメイド作品はどれくらいの価格にすればよいですか?
作品価格は、材料費だけでなく、製作時間、梱包費、販売手数料、送料負担などを考慮して決めることをおすすめします。単純に材料費の2倍といった方法だけでは、利益が十分に残らないことがあります。
Q10. minneやCreemaと自分のネットショップは併用できますか?
複数販路で販売することは可能ですが、在庫や注文管理の負担が増えます。SNSやリピーターからの集客が育ってきた場合には、BASEやSTORESなどで自社ネットショップを持つ方法も検討できます。
まとめ|minneとCreemaは手数料より「作品との相性」で選ぼう
minneとCreemaは、どちらもハンドメイド作品を販売できる代表的なサービスです。
2026年現在、通常作品の販売手数料はminneが10.659%、Creemaが10.67%と、ほぼ同じ水準になっています。
そのため、以前のように販売手数料だけでどちらが有利かを決めるのは難しくなっています。
私が重視したいのは、次の3つです。
- 自分の作品を探しているお客様がいるか
- 適切な価格で購入してもらえ、製作時間も含めて利益が残るか
- 注文や在庫管理を無理なく続けられるか
最初から完璧な販売先を選ぶ必要はありません。
まずは数点の作品を登録して、お客様の反応を確認するところから始めてみましょう。
作品を販売していくうちに、どのジャンルが人気なのか、どの価格帯が選ばれるのか、どのサービスとの相性がよいのかが見えてくることもあります。
また、販売実績が増えれば、minneとCreemaの併用や、自分のネットショップへの販路拡大も選択肢になります。
ハンドメイド販売で大切なのは、どこで売るかだけでなく、お客様に選んでもらえる作品と販売方法を育てることです。
ハンドメイド販売・ネットショップの売上改善でお悩みの方へ
「minneやCreemaに出品したけれど、なかなか売れない」「自分のネットショップも作った方がいい?」「手数料や送料を考えると、利益がほとんど残らない」といったお悩みはありませんか。
売れるネットショップの教科書では、商品ページの改善、集客、販売価格、利益計算、販路選びなどについて無料EC診断を受け付けています。
私自身、ネットショップを運営していた頃に、相談できる相手がいなくて手探りで改善を続けていました。だからこそ、最初から大きな費用をかけるのではなく、今の状況で何を優先すべきかを整理することが大切だと考えています。
ハンドメイド作品の販売やネットショップ運営で迷っている方は、ぜひご活用ください。
minne・Creemaの関連情報
minneとCreemaの2社比較だけでなく、ほかのハンドメイド販売サービスや自社ネットショップも検討したい方は、次の記事も参考にしてください。
公式情報・参考資料
この記事は2026年10月時点で確認した公式情報をもとに作成しています。料金、手数料、有料プランの内容、振込条件などは変更される場合があります。実際に出品する際は、各公式サイトの最新情報をご確認ください。
- minne公式|販売手数料について
- minne公式|販売手数料の計算方法
- minne公式|売上金の振込について
- minne公式|minne PLUSの利用料
- Creema公式|成約手数料・振込手数料改定のお知らせ
- Creema公式|特定商取引に関する表記・各種手数料
※通常作品の販売手数料率はminne通常会員10.659%、Creema国内作品・素材10.67%です。フードカテゴリーや海外販売、有料プランなどでは条件が異なる場合があります。