ネットショップを新規で出店、開業される方に、予算でネットショップを選ぶ方法をご紹介いたします。
予算で選ぶネットショップ!~月額1000円までで開業編~
ネットショップの選び方として、「予算で選ぶ」という方法があります。
ネットショップの運営において、出店に関する初期費用(イニシャルコスト)と月額の固定費(ランニングコスト)を
いかに抑えるかは重要なポイントです。
今回、「予算で選ぶ!ネットショップの選び方」と題して、現役ネットショップ店長が、
ネットショップ出店候補として、予算別におすすめの出店候補をご紹介いたします。
第二回目は、月額1000円までの低予算で出店が可能なネットショップをご紹介いたします。
月額1000円までの低予算で出店できるネットショップ・ネット販売方法
ネットショップの出店費用として、月額1000円までの低予算で出店が可能なネットショップ、ネット販売サービスをご紹介いたします。
今回は月額1000円まででネットショップを開業できるサービスとして、筆者がおすすめする4サービスをご紹介いたします。
BASE(ベイス)(ロゴなし)
BASE (ベイス)
は、ネットショップを無料開業できるサービスですが、無料のままだと「BASEのロゴマーク」が表示されています。
ネットショップのブランディングにこだわりたい方は、月額500円を支払えば、BASEのロゴ表示を非表示にすることができます。
また、販売成立時に、手数料として、6.6%+40円が必要です。これは、無料出店であっても変わりません。
BASEでネットショップを出店するメリット・デメリットについては以下のページにて詳しくご紹介していますので参考にしていただければと思います。
STORES.JP(プレミアム)
※STORESの有料プランはプレミアムプラン(月額980円)からスタンダードプラン(月額1980円)に変更となりました。
STORES.jp
のフリープランとスタンダードプランの違いについては以下のページに詳しくまとめていますのでこちらを参考にして下さい。
カラーミーショップ(エコノミープラン)
カラーミーショップも、簡単で手軽にネットショップを出店できるカートサービスとしては人気が高いサービスです。
カラーミーショップで最も安い月額利用料のプランが「エコノミープラン」で、月額900円(税込)でネットショップを開業できます。
カラーミーショップの最安プランであるエコノミープランでは、最安プランと言えど、商品登録数には制限がありません。
ディスク容量という、商品画像などの保存領域の要領が、200MBと少ないのが唯一の欠点と言えると思います。
カラーミーショップの公式サイトでは、200MBは写真60枚分と記載されていますが、実際には、画像加工したデータを圧縮したJPGにて書き出せばもっと沢山登録できると思います。
一般的な画像例として、1枚あたり300~500KBで書き出しができるとして、200MBだと、200,000KBですから、400枚程度までは画像登録が可能となります。
1商品に登録できる画像枚数も、エコノミープランの場合、4枚までで、少し少な目です。
細かい点では、やはり機能制限が目立つため、カラーミーショップでも本気のネットショップを運営するのであれば、「レギュラープラン」(月額税込3240円)以上が望ましいでしょう。
カラーミーショップについての出店の評判やメリット、デメリットについては以下のページにまとめておりますので参考にしてみてください。
ヤフオク(プレミアム会員)
ヤフオクは、Yahoo!Japanが運営するオークションサイトです。
オークションサイトとしての規模は、日本国内でナンバーワンを誇ります。
ヤフオクは、無料で出品した場合は、販売成立時の手数料が10%かかりますが、Yahoo!プレミアム会員として出店した場合は、販売手数料が8.64%となります。
ヤフオクは、メルカリなどのフリマアプリの成長もあり、以前に比べて流通額は若干減少傾向にあるようですが、オークションサイトとしては、シェアNo1だけあって人気も知名度も高いです。
本格的に商品を販売するのであれば、Yahoo!プレミアム会員になっておいた方が売上額が大きくなった際には非常に恩恵があります。
【参考】ヤフオク!!ストア
低予算でネットショップを出店するメリット・デメリット
低予算でネットショップ、ネット販売するメリットは、固定費用がかからないため、
店舗運営が続けやすいという点です。
低予算でネットショップ、ネット販売を行うデメリットとしては、
サービスによっては、機能制限があるという点です。
月額1000円までの出店プランでネットショップを開業した場合、そのサービスの上位プランが存在することがあります。
サービスとしては、一番リーズナブルな価格帯になりやすいため、あえての機能制限を受ける可能性が高い価格帯でもあります。
BASE (ベイス)
の場合、BASEの公式ロゴを月額500円で非表示にできるため、ネットショップのブランディングには役立ちます。
STORESの場合は、プレミアムプランが利用できるため、
カラーミーショップの場合は、ディスク容量が200MBまでと、レギュラープラン(月額3240円)が5GBまでですから容量の違いは大きいと思いますし、商品毎に登録できる画像枚数にも制限があります。
ヤフオクの場合は、プレミアム会員登録(月額462円税抜)により、販売時の手数料が10%→8.6%になります。
1万円の商品が落札された場合、プレミアム会員以外は、1000円の販売手数料がかかりますが、プレミアム会員なら860円です。
税込で499円以上の差額が出れば、プレミアム会員費をペイできますので、ヤフオクでどれだけ商品を売りたいかでプレミアム会員になるかどうかを決めた方がよいでしょう。
月額1000円までの費用で出店できるネットショップのまとめ
今回は低予算、月額1000円までの費用で出店できるネットショップをご紹介いたしました。
無料で出店できる場合と比べて、月額で1000円までの予算が組めるのであれば、BASEなどでは、BASEの公式ロゴを非表示にできるため、ネットショップのブランディング上のメリットがあります。
STORES.jp
を利用する場合は、月額980円で、プレミアムプランの出店が可能となり、多くの恩恵機能が開放されます。
カラーミーショップの一番手頃な出店プランである「エコノミープラン」での出店の場合、機能制限が多いため、結果としては、本気でネットショップ運営を行うのであれば、上位プランの方が良いと思います。
ヤフオクの場合、月額462円税抜をかけてプレミアム会員になるかどうかは、ヤフオクの利用頻度、出品頻度にもよるでしょう。
商品によっては、楽天が運営するフリマアプリの「ラクマ」での出品の方が、販売成立時の手数料が無料のため、ラクマに出店したほうが残る利益は大きくなるでしょう。
ぜひ、ご自身の予算に合わせて、出店先を選んでみてください。
出店先に自信が持てない、どちらを選べばよいかが判断できないなどお困り事があれば、
いつでもご相談くださいませ。