バックヤード研究所とは、楽天市場
のRMS、ヤフーショッピングのストアクリエイターPro、Amazonのセラーセントラルなど、管理画面の有効活用を研究する現役店長の調査ブログである。
ある有名な店長の言葉にも「バックヤードを制する者は、ネットショップを制す」という言葉があります。
バックヤード、管理画面の機能を100%活用できる日を目指して、店舗運営の記録を残していきたいと思います。
楽天GOLDにアップロードしたトップページHTMLの表示の切り替え方法
楽天GOLDとは
楽天GOLDとは、楽天市場
に出店している店舗に対して、楽天が用意したウェブサーバー領域のことを言います。
楽天GOLDを利用するには、事前にRMSから楽天GOLDの利用申請が必要ですが、特に追加費用などは発生しません。
楽天市場
に出店している店舗さんで、ウェブサーバー領域である楽天GOLDを使われたことがないという店舗さんも大勢いらっしゃいます。
楽天ゴールドを利用するには、FTPクライアントソフトというウェブサーバーに接続するためのソフトウェアの利用が必須となります。
FTP接続には、代表的なフリーソフトとしては、FFFTPやWinSCPなどのソフトウェアがあります。
ホームページをご自身で管理されている方なら、FTPにもなじみがあると思いますが、一般的な店長さんはFTPがなんなのか良くわからないという方の方が多いように思います。
楽天GOLDを使うと何ができるのかというと、ウェブサーバー領域を使えるようになるため、独自のHTMLファイルなどの設置が可能となります。
よく楽天市場の店舗さんで、受注情報がリアルタイムに動いているページや、バナーなどが動いているページを見たことが無いでしょうか?
ちょっと動作するようなHTMLを設置するには、楽天GOLDの利用が必要となります。
楽天GOLDのFTP利用については以下のページにまとめていますのでこちらも参考にしていただければと思います。
楽天GOLDで作成したトップページの表示切替方法
では、楽天市場で楽天GOLDで作成したオリジナルのHTMLのトップページの表示切替方法をご説明いたします。
まずは、楽天RMSにログインします。
ログイン後、「店舗設定」>「2デザイン設定」をクリックします。
切り替わった画面で「【1】PC デザイン設定」>「楽天GOLD」の中にある「トップページ切替設定 (PC、スマートフォン共通設定)」をクリックします。
切り替わった画面で、「PC用トップページ切替」>「切替ページ選択」の「通常のトップページを表示する」を「楽天GOLDで作成したトップページを表示する」に選択をして、「確認画面」ボタンをクリックして、変更を確定すれば完了となります。
楽天GOLDにアップロードしたトップページHTMLは、楽天市場のデザインテンプレートには影響されず、自由なレイアウトが可能となっています。
ただし、この楽天GOLDについて、楽天EXPO2018では、楽天GOLDが刷新され、ルールが厳格化されていくことが発表されています。
これまで自由度が高かった楽天GOLD上のHTMLファイルも、自由度が高いがために、楽天市場を利用する消費者、ユーザーからはわかりにくいという声もあったようです。
また、楽天GOLDは、楽天RMSのデータツールでは管理できない領域でもあるため、アクセス解析などのツールがRMS上では使えず、Googleアナリティクスを利用している店舗さんも多いと思います。
こうした楽天GOLDの不都合が、今後はRMS上で統合されていく流れになっていくようです。
楽天GOLDの刷新については、以下のページに楽天EXPO2018での発表内容をまとめていますのでこちらもご一読いただけますと幸いです。
次に、楽天GOLDにアップロードしたスマホ用トップページの切り替え方法をご紹介します。
楽天GOLDで作成したスマホ用トップページの切替方法
では、楽天市場で楽天GOLDで作成したスマホ用オリジナルのHTMLのトップページの表示切替方法をご説明いたします。
まずは、楽天RMSにログインします。
ログイン後、「店舗設定」>「2デザイン設定」をクリックします。
切り替わった画面で「【1】PC デザイン設定」>「楽天GOLD」の中にある「トップページ切替設定 (PC、スマートフォン共通設定)」をクリックします。
切り替わった画面で、「スマートフォン用トップページ切替」>「切替ページ選択」の「通常のスマートフォン用トップページを表示する」を「楽天GOLDで作成したスマートフォン用トップページを表示する」に選択をして、「確認画面」ボタンをクリックして、変更を確定すれば完了となります。
楽天市場
では過去にはパソコンからのアクセス数がスマートフォン、スマホからのアクセス数よりも多い傾向がありましたが、2018年においては、スマホからのアクセス数が全体でも7割以上になっていると公式発表されています。
ファッション・アパレルジャンルなどは、スマホからのアクセス数が8割以上となっているため、スマホページの重要性は、パソコン用のトップページ以上になっています。
楽天市場では、非常に残念なことに、スマホ用トップページは、デフォルトのままでは回遊性もあまり高いとは言えないのが実状なのです。
スマホからのアクセスが増え続けている現在において、スマホ用トップページを最適化することは、売上アップに直結していますので、是非対応が可能な店舗さんは楽天GOLDの領域にオリジナルのスマホ用トップページを設置して、表示を切り替えることをおすすめいたします。
当店のケースになりますが、スマホ用をオリジナルのHTMLに変えてから、売上が30%以上アップしました。
楽天GOLDの表示切替方法のまとめ
今回は、楽天市場のトップページデザインを店舗オリジナルのHTMLで表示させるための楽天GOLDのHTMLへの表示切替方法について、パソコン用とスマホ用のトップページの切り替え方法をご説明いたしました。
楽天市場
ではスマホからのアクセス数がパソコンからのアクセス数を大きく上回っているため、特にスマホ用トップページの最適化が売上アップ対策としても重視されている傾向にあります。
当店は日用品ジャンルの店舗ですが、2018年においては、全体で70%以上がスマートフォンからのアクセスとなっていることが楽天RMSのデータツールでわかりました。
2016年頃までは、パソコンからのアクセス数とスマホからのアクセス数はほぼ50%で半々といった感じでしたが、今やスマホが優先となっています。
当店の傾向としては、パソコンからのアクセスは、主に法人、企業などが事業用に購入する為の商品を探している傾向が強いように思います。
個人の消費者で特に夕方から夜にかけてネットショップで商品を探しているユーザーなどは大多数がスマホユーザーからのアクセスとなっていますのでスマホトップページの重要性は本当に無視できないレベルになってきています。
今回の記事の内容が、楽天GOLDによるトップページの切り替え方法について調べられている方の参考になれば幸いです。