バックヤード研究所とは、楽天市場
のRMS、ヤフーショッピングのストアクリエイターPro、Amazonのセラーセントラルなど、管理画面の有効活用を研究する現役店長の調査ブログである。
ある有名な店長の言葉にも「バックヤードを制する者は、ネットショップを制す」という言葉があります。
バックヤード、管理画面の機能を100%活用できる日を目指して、店舗運営の記録を残していきたいと思います。
楽天RMSで楽天会員ランク別のアクセス比率を調べる方法
楽天会員ランクとは
楽天市場
では、楽天市場を利用する楽天会員に対して、購買回数などに応じた「会員ランク」という制度があります。
楽天会員の会員ランクは、「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」の順にランクアップします。
楽天会員ランク上位の会員には、それぞれ特別な特典が用意されています。
楽天会員ランクのランクアップの仕組みは以下の通りです。
レギュラーは一般的な会員であり、楽天を利用して間もない会員か、もしくは楽天市場などの利用頻度の低い会員ランクです。
シルバー会員は、過去6か月間で、200ポイント以上獲得し、なおかつ2回以上のポイント獲得実績があればランクアップ可能です。
シルバー会員は比較的簡単に達成できる会員ランクですが、ゴールド以上は、楽天市場の利用頻度がある程度多くなければランクアップが難しいと言えます。
また、楽天市場では、流通額の全体の割合のうち、約70%以上をゴールド会員以上の上位ランクの会員で構成されているというデータがあります。
楽天市場である程度高い売上、月商を目指すのであれば、楽天会員ランクがゴールド以上の「優良会員」へのアプローチが重要となります。
では、楽天市場に出店されている方が、ご自身の店舗にどの会員ランクのユーザーがアクセスしているかを楽天RMSで調べる方法をご説明いたします。
RMSで楽天会員ランク別のアクセス比率を調べる方法
では、楽天RMSでご自身の楽天店舗に楽天会員ランク別のアクセス比率を調べる方法を手順を追ってご紹介いたします。
楽天RMSログイン後、左メニューの「データ分析」>「3 アクセス分析」をクリックします。
(1)アクセス分析機能一覧 | 店舗全体アクセス数 をクリックします。
「集計対象の選択」 で 「PC」「モバイル」「スマートフォン」のうちどのデバイスからのアクセス数を調べるかを選択します。
その後、「期間の設定」で「日次」「週次」「月次」のなかから、調べたい期間を選択します。
ページ移動後に、「性別」「年齢」「会員ランク」「地域」のアクセス数の比率を確認できます。
「店舗全体アクセス数」の左下に「会員ランク」が確認できます。
当店の2018年2月の月次データとなりますが、当店の場合は、男女比はほぼ48%で均等、年齢層は、20代以下は5%と極端に少なく、40代以上で7割を構成しています。
また、地域としては、関東が38.96%と一番多く、次いで近畿の21.17%、東海の10.82%という比率であることがわかりました。
会員ランク別の比率は以下の通りでした。
- レギュラー…5.47%
- シルバー…7.57%
- ゴールド…14.35%
- プラチナ…26.67%
- ダイヤモンド…45.93%
ゴールド会員とプラチナ・ダイヤモンド会員の比率を合計すると「86.95%」でした。
これは、あくまでも当店の2018年2月の一カ月間のアクセス比率ですが、約86%以上は、ゴールド会員以上の上位会員、プレミアム層と呼ばれる楽天ヘビーユーザーからのアクセスとなっていました。
先ほど出てきた、楽天市場全体の流通額の構成比率が、ゴールド会員以上が70%以上というのも、信憑性のある数字であることがうかがえるデータだと思います。
楽天会員ランク比率の調べ方のまとめ
今回は、楽天市場のバックヤードであるRMSにて、楽天会員ランクのアクセス比率の調べ方をご説明いたしました。
今回の手順を使えば、楽天会員ランク別のアクセス比率以外に、男女比、年齢層、地域も調べることが可能です。
また、当店の調査結果でも、楽天ゴールド会員以上の会員ランクユーザーからのアクセスが86%以上であることが判明し、楽天市場攻略法としては、上位会員ランクへの商品訴求が重要であることも改めてわかりました。
【参考】楽天市場攻略法とは?
楽天市場
に出店されている方で、分析ツールの使い方が良くわからないという方は、今後、バックヤード研究所のブログ記事を参考にしていただければ幸いです。