Makeshopで会員制卸サイトが作れる!BtoBオプションのメリットと費用
本格的な卸サイトを構築できるサービスとして、当店でも利用しているのがMakeShop
というASP、ネットショップカートサービスです。
Makeshop(メイクショップ)が特に優れていると感じるのは、法人間の取引であるBtoBについてのオプション機能です。
今回は、Makeshopのオプション機能として、当店でも実装しているBtoBオプションについてメリットをご説明したいと思います。
Makeshopにネットショップを出店している方、またメイクショップをこれから利用しようと検討されている方の参考になれば幸いです。
MakeshopのBtoBオプションとは?
MakeShop
のBtoBオプションとは、BtoB、法人間取引に特化させるための追加機能を実装するオプションの事です。
例えば、会員専用の卸売のECサイトを構築したいなどのリクエストがある場合、MakeshopならBtoBオプションを使うことで、フルスクラッチによるECサイトを構築する事と比較すれば圧倒的低コストでBtoB専用ECサイトを構築する事が可能です。
また、会員別に卸価格を変えたり、ポイント還元率を変えるといった事もBtoBオプションなら実現可能です。
当店でも、Makeshopで本店サイトを運営していますが、このBtoBオプションの機能で会員別価格変更を実施しています。
では、次にMakeshopのBtoBオプションでできる機能について、主な機能をご紹介いたします。
BtoBオプションでできる機能について
MakeshopのBtoBオプションでできる主な機能をご紹介いたします。
代表的なBtoBオプションの機能としては、以下のような機能があります。
ひとつのECサイト上で一般・卸売が可能
当店でも非常に重宝しているBtoBオプション機能が、会員別の価格設定機能です。
当店では、一般の非会員ユーザーのほかに、一般会員、法人会員、特別法人会員、社内販売会員という会員設定を行っています。
一般の非会員ユーザーとは、インターネット検索などから商品ページに辿り着いたユーザーが、会員登録することなく商品を注文された場合のユーザー設定となります。
自社ECサイトに初めて来店したお客様の中には、クレジットカード情報や個人情報を保存されることにリスクを感じられる方もおられます。
かく言う筆者も、初めて訪れたECサイトで、名前も知らない個人のECサイトに会員登録するということはほとんどありません。
特に最近では、ユーザーの個人情報、クレジットカード情報を盗み取る事を目的とした「フィッシングサイト」も多数存在している状況にあります。
一般会員は、会員登録を行って来れた個人会員が対象となります。
当店の場合は、会員登録を行ってくれた場合に初回特典として、500円分のポイントを付与しています。
会員登録するだけで「500円OFFで注文できる」わけですから、会員登録することにメリットがあると思いますよね。
当店では、法人会員を2つの種類に分けて用意しています。
「法人会員」は一般的な企業、個人事業主を対象にしていますが、「特別法人会員」は、「京都市内限定」の法人を対象にしています。
なぜ「特別法人会員」を用意しているか、というと、当店では、自社トラックによる配送が、京都市内であれば可能なので、自社トラックでの発送対応可能な会員を特別会員として設定しています。
一般的な法人会員は、宅配便(送料600円~)でお届けするのに対して、特別法人会員は、送料300円前後でお届けできるのです。
こうした差別化を行う事で、特に「特別法人会員」を増やしたいという意図があります。
MakeshopのBtoBオプションなら、このあたりの細かい会員設定や会員別の価格変更が可能というわけです。
会員別に販売価格を変える・商品の表示を変える
先ほどの会員の種類を複数用意することで、その会員別に販売価格を変更したり、表示させる商品を変更するという機能がBtoBオプションにはあります。
例えば、一般消費者である一般会員には、表示させることができない特殊な商品などがあるとします。
メーカーから法人にだけ販売してよいという商品の場合、会員別に表示、非表示を切り替えることで、法人会員だけに特定商品を表示させるということも可能です。
また、会員別に割引率のことなる設定を行ったり、商品価格自体がことなるような販売価格設定を行うことも、BtoBオプションでは可能です。
こうした会員別の価格設定変更の機能を利用することで、一般的なネットショップを運営しながら、会員別に卸売価格で販売するという行為が同時に実現できるわけです。
MakeshopのBtoBオプションで、こうした同時出品を一つの商品ページだけで実現できるのは本当に助かります。
取引先ごとに決済方法を制御できる
取引先ごとに決済方法を制御できるというのは、意外に重要な機能なのですが、他のサービスではなかなかそこまで細かい設定に対応していないケースがあります。
例えば、新規のお取引の場合は、事前入金やクレジットカード決済など、先払いの決済方法のみに対応することで、費用回収できないリスクを回避することができます。
最近では、当店でも中国系バイヤーの方の爆買い的な注文が入ることが増えているのですが、やはり後払いや代金引換は、リスクが高いと感じています。
その為、新規のお取引で、大口の取引、中国系のバイヤーの方からのご注文に関しては、銀行振込かクレジットカード決済のみで対応するように制御させていただいています。
取引先ごとに決済方法を選択、制御できることは、あまり重要でなさそうですが、金額が大きくなればなるほどこの機能の重要性がわかると思います。
個別のリクエストにも対応可能
当店でも、以前BtoBオプションを利用した際に、その当時は無かった機能をリクエストで追加開発してもらった経緯があります。
細かい機能についてはここでは記載しませんが、公式サイトを見る限りでは現在はBtoBオプションで追加可能な機能として利用されているように思います。
「ちょっとだけこの機能がこうなれば便利なんだけど」
といった本当にわずかなリクエストでも、MakeshopのBtoBオプションは相談にのってくれます。
もちろん費用のかかる話ではありますが、こうした細かいリクエスト、部分カスタマイズなどでも、制作会社にゼロから構築してもらう事を考えれば10分の1以下のコストに収まる可能性があります。
まずはご自身がどういったBtoBの機能が必要なのかをリストアップして、BtoBオプションで対応可能なのかどうかを相談すると良いでしょう。
BtoBオプションの費用について
MakeshopのBtoBオプションを導入する費用については、「この機能がいくら」というような価格表がないので、まずはMakeshopにお問合せして費用について確認してみてください。
これはあくまでも当店が3年前に依頼した際の費用感となりますが、BtoBオプションで複数の機能を導入した際にかかったオプション導入費用は25万円前後でした。
現在の価格がどのような設定になっているかが不明なため、もっと安い価格かもしれませんし、その逆かもしれません。
ただ、MakeshopのBtoBオプションのメリット、優れた点としては、既に開発済みの機能を必要に応じてセットするため、新規でECサイトを構築するコストと比較した場合、非常に低いコストでBtoBのオプションを実装できるという点にあります。
元々BtoBオプションで様々な利用者のリクエストに応えてきたこともあり、あらゆるBtoB専用機能が既に開発済みの状態にあると思います。
また、最近話題となっているIT導入補助金などの対象にもなっているMakeshopのサービスですから、コスト面はさらに引き下げられる可能性があります。
いずれにしてもまずは、Makeshopにて、最新の情報をご確認いただくことをおすすめします。
メイクショップのBtoBオプションのまとめ
今回は、当店でも実際に導入して非常に役立った経験もありましたので、MakeshopのBtoBオプションについて説明いたしました。
自社で卸系ECサイトを開発するとなると、制作会社の見積もり金額にもよりますが、数百万円以上の制作費用は通例必要になると思います。
Wordpressなどの無料のCMSをベースに、プラグインなどでそれらしいECサイトを作れる会社さんもおられますが、やはりカスタマイズ後のメンテナンスなどの面でもコストは高い傾向があります。
MakeshopのBtoBオプションであれば、Makeshopという実績豊富なカートサービスを母体として、その上に更に法人専用機能を追加するオプション機能という設定でBtoBに特化したECサイトを構築できるので安心感が違います。
MakeshopのBtoBオプションを導入している企業の平均月商は1947万円(2013年7月調べ)という記載もあります。
こうした実績がある点でもMakeshopは、BtoB、法人専用の機能としてBtoBオプションがメリットが大きいことがうかがえると思います。
今回の記事で、MakeshopのBtoBオプションに興味を持たれた方は、是非Makeshopにお問合せいただければ具体的な相談を受けられるかと思います。