越境ECプラットフォームのCafe24が米国最大級のショッピングアプリ「Wish」と連携を開始

1 越境ECプラットフォームのCafe24が米国最大級のショッピングアプリ「Wish」と連携を開始
2 本日の楽天市場とヤフーショッピングの売れ筋商品

越境ECプラットフォームのCafe24が米国最大級のショッピングアプリ「Wish」と連携を開始

初期費用、月額利用料、販売手数料も全て無料で越境ECに対応したネットショップを開設できるECプラットフォーム「Cafe24（カフェ24）」は、アメリカ最大級のショッピングアプリ「Wish（ウィッシュ）」とシステム連携を開始したことを発表しました。

2022年8月18日（木）から「Cafe24」のECモール一元管理サービス「Cafe24 マーケットプラス」で提供されています。

Cafe24マーケットプラスとは、国内外の複数のネットショップを一元管理できるプラットフォームで、楽天市場やQoo10などの国内ECモールへの商品管理や在庫管理、注文管理だけでなく、海外マーケットプレイスのShopeeやBUYMAにも連携して一元管理を行うことができます。

マーケットプラスの会員数は6万人を超えており、ECモールで販売中の商品数は5300点以上、ECモールで発生する注文数は直近一年間で2900万件をこえ、今なお成長をつづけています。

Cafe24マーケットプラスの詳細については以下のページにまとめておりますので、こちらも参考にしていただければと思います。

Cafe24とWishが連携を開始することになった背景としては以下のように発表されています。

新型コロナウイルスにより世界的にECサイトの利用が拡大している中、成長を遂げているのが越境EC市場です。その市場規模は、2030年までで年平均成長率26.2％で成長する見込みとなっています。国内でも、コロナ禍の訪日観光客の減少によりインバウンド消費が落ち込む中、新たな販路拡大の手段として越境ECに参入する事業者が増加しつつあります。

このような背景から「Cafe24」は、世界の越境EC市場のニーズに対応するとともに、日本国内のEC事業者の越境ECによるビジネス成長をサポートするべく、アメリカ最大のショッピングアプリ「Wish」とのシステム連携に至りました。

一時は新型コロナウイルスの感染数で、世界一の感染者数となった日本ですが、まだ感染の収束は見えていません。

また、日本の円安に加えて、アメリカのインフレや社会情勢の不安定さもあり、世界的に物価が上昇している状況にあります。

インバウンド需要がコロナ禍以前に戻るにはまだまだ時間がかかりそうですし、こういう時代だからこそ海外販売、越境ECへ挑戦していく必要性があると感じています。

ショッピングアプリ「Wish」については、恥ずかしながら今回の連携のリリースを聞くまで知りませんでした。

調べてみたところ、Wishはアメリカで最大級のショッピングアプリで、2010年にサンフランシスコで誕生したサービスだそうです。

「楽しいショッピング体験」をモットーに、データサイエンス技術を駆使して高度なパーソナライズ機能を備えたアプリとなっています。

こちらはウェブサイト版ですが、確かに面白い商品が沢山並べられています。

人気商品のタブで絞り込みを行ってみたところ、美容関連の商品やスマホアクセサリ、IT系ガジェット商品などが多数並んでいました。

日本のネット通販の流行とは少し異なるトレンドがあり、やはり海外販売は面白いと感じました。

今回、Cafe24とWishの連携によりCafe24を利用しているEC事業者は、欧州・アジア・北米・南米・オセアニアなど、「Wish」がサービス展開している60か国以上へ海外販売が可能となります。

また、Cafe24マーケットプラスを利用すれば、追加の費用なしで簡単なクリック操作のみでWishに商品を出品する事ができます。

越境ECを自力で実現させるとなると、大手商社系のコンサル会社などに委託しなければならない事が多く、その費用も数百万から数千万円に上ることもあります。