楽天アフィリエイト料率が8%に変更。カテゴリごとの料率は?変更時期はいつ?

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楽天市場のアフィリエイト料率が8%に変更。カテゴリごとの料率は?変更時期はいつ?

楽天アフィリエイトの料率変更

楽天市場 に出店している方なら、販売手数料の1%がアフィリエイト手数料であることはご存じだと思います。

2018年7月末に楽天から届いた書類「包括的物流サービスと顧客体験価値向上に向けた取り組み及び料金体系改定のお知らせ」の中にアフィリエイト料率が1%から最大8%に改定されるという記載がありました。

今回は、楽天市場の出店者の売上、利益に大きく影響がある「アフィリエイト料率」の変更について現役楽天店長が徹底考察いたします。



楽天市場のアフィリエイト料率とは?

楽天市場 に出店している方なら、楽天市場で販売している商品が売れた際に販売手数料などの手数料がかかることはご存じだと思います。

楽天市場に出店している店舗は、楽天市場で商品の注文が成立した際に、販売手数料とは別に、ポイント原資として1%、アフィリエイト手数料として1%を支払っています。

アフィリエイト料率とは、楽天市場の商品をブロガーなどがブログで紹介することで、そのリンク経由で商品が売れた際に支払う料率の事です。

正確に言えば、楽天市場のアフィリエイト手数料は、全店舗が1%を必ず負担する形式をとっているため、アフィリエイト本来の商品が売れた際に支払うべき手数料を、楽天全店舗が1%を支払うことで、楽天市場が負担することなく、出店者が負担する形でアフィリエイト手数料を成果発生者に支払っているのです。

少し説明が分かりにくいかもしれませんが、アフィリエイトというのは、商品を紹介して、その商品が売れた際に、所定の成果報酬を支払うという広告であるのが本来のアフィリエイト広告の仕組みです。

アフィリエイトの仕組みなどより詳しい内容は以下のページにまとめていますので、こちらを参考にしていただければと思います。




楽天市場では、これまでは商品が売れれば、システム利用料的な位置づけで、アフィリエイト手数料が1%発生していたわけですが、この料率が、ジャンル毎に改定されるということが楽天EXPO2018で正式に発表されました。



では、今回の楽天市場のアフィリエイト手数料が変更となる理由について、次にご説明したいと思います。


楽天市場のアフィリエイト料率が変更になる理由

楽天EXPO2018の中で発表された、楽天アフィリエイトの料率変更について、その理由についてご説明したいと思います。

2018年7月末に、楽天市場 に出店している店舗には、「包括的物流サービスと顧客体験価値向上に向けた取り組み及び料金体系改定のお知らせ」という書類が楽天から届いているかと思います。

今回は、同書類の中に記載された、「送客増大に向けたアフィリエイトサービスの強化」という項目に記載された、楽天アフィリエイト料率変更の理由についてご説明したいと思います。

まずは、資料の中にある「背景」という記載部分をここでご紹介いたします。


ECビジネスが一般化していく状況下において、メーカーなどの販売主体主導の旧来型マスマーケティングよりも、消費者主導のレコメンドを軸としたOne to Oneマーケティングがより重要となってきます。こうした流れを受けて、楽天市場では、お客様が楽しいお買い物体験を他のお客様に勧めていただけるようにするため、また、商品をレコメンドする方々にとってより魅力的なサービスにするため、既存のアフィリエイトサービスにつきまして、(1)アフィリエイト料率体系、(2)クリックから売上の計測期間及び計測基準、(3)料率の適用基準を改定いたします。このような取り組みにより、これまで以上に外部メディアの活性化を図り、店舗様の売上高伸長に貢献してまいります。
(出典:包括的物流サービスと顧客体験価値向上に向けた取り組み及び料金体系改定のお知らせ P9.「3.送客増大に向けたアフィリエイトサービスの強化」)

目的は「外部メディアから店舗様への送客の増大」ということが記されていました。

上記の「背景」について、筆者が噛み砕いてご説明すると、既存のマスマーケティング(新聞広告、チラシ、ウェブ広告など)よりも、個人ブロガーなどのアフィリエイトの方が成果が高くなってきている時流があるので、アフィリエイターがもっと楽天市場の商品を紹介してくれるようにアフィリエイト料率を1%から最大8%に変更する、という事のようです。

確かに、政府の働き方改革が推進されている2018年において、ブログによる商品紹介、アフィリエイトなどで報酬を得ている人が増えてきているのは事実です。

逆に、これまで有効だったテレビコマーシャル、新聞や雑誌の広告、Googleのリスティング広告などについても、これまでよりも効果が弱まっていることもまた事実です。

既存のマスマーケティングの低迷に逆境する形でウェブマーケティング、インターネット広告などに企業も広告費を投下し始めています。

アフィリエイトもEC市場の拡大に合わせて、右肩上がりで市場規模を拡大させている業界ですから、楽天が料率をアップさせることで、更なる売上増を目指すのも当然の流れといえるでしょう。

では、実際に変更となる楽天アフィリエイト料率についても次にご説明いたします。


改定後のアフィリエイト料率の一覧表

では、改定されるアフィリエイト料率について、商品ジャンル別に料率をご紹介いたします。


楽天アフィリエイト料率が1%→8%になる商品ジャンル

商品ジャンル 料率
ジュエリー・アクセサリー 8%
食品 8%
インナー・下着・ナイトウェア 8%
水・ソフトドリンク 8%
日本酒・焼酎 8%
8%
レディースファッション 8%
バッグ・小物・ブランド雑貨 8%
メンズファッション 8%
スイーツ・お菓子 8%
ビール・洋酒 8%


楽天アフィリエイト料率が1%→5%になる商品ジャンル

商品ジャンル 料率
美容・コスメ・香水 5%
ペット・ペットグッズ 5%
医薬品・コンタクト・介護 5%
ダイエット・健康 5%


楽天アフィリエイト料率が1%→4%になる商品ジャンル

商品ジャンル 料率
スポーツ・アウトドア 4%
花・ガーデン・DIY 4%
キッズ・ベビー・マタニティ 4%
旅行・出張・チケット 4%


楽天アフィリエイト料率が1%→3%になる商品ジャンル

商品ジャンル 料率
キッチン用品・食器・調理器具 3%
日用品雑貨・文房具・手芸 3%
本・雑貨・コミック 3%
インテリア・寝具・収納 3%
ホビー 3%
学び・サービス・保険 3%
不動産・住まい 3%
生活・インテリア 3%
百貨店・総合通販・ギフト 3%
おもちゃ・ゲーム 3%


楽天アフィリエイト料率が1%→2%になる商品ジャンル

商品ジャンル 料率
車用品・バイク用品 2%
腕時計 2%
TV・オーディオ・カメラ 2%
パソコン・周辺機器 2%
スマホ・タブレット 2%
家電 2%
CD・DVD・楽器 2%
車・バイク 2%
デジタルコンテンツ 2%
光回線・モバイル通信 2%
※その他上記以外 2%


楽天市場のアフィリエイト料率変更の時期について

楽天市場の楽天アフィリエイト料率が、改定される時期についてですが、2019年2月以降開始予定という記載が「包括的物流サービスと顧客体験価値向上に向けた取り組み及び料金体系改定のお知らせ」にはありました。

また、この予定は変更の可能性があるということも明記されていました。

ひとつ気になる点は、アフィリエイトの発生条件が、これまでは、自店舗、自店舗以外に関わらず、1%の料率が適用されていたのが、今後は、「すべてのアフィリエイトリンク経由の購入額に対して、商品ジャンル別に設定された料率を適用」へと改変されることです。

これって、事実上の商品ジャンル別に支払うべき手数料が1%からそれぞれのカテゴリ別の料率に引き上げられることになるのではないでしょうか?

自店舗の商品に対する、アフィリエイトリンクを踏んで、自店舗の商品が売れたときだけ料率がかかるのが本来望まれる改変だと思うのですが、資料には「全てのアフィリエイトリンク経由」が対象であり、また、「商品ジャンル別に設定された料率を適用」とあります。

これ、レディースファッションジャンルの方は、これまでは1%の支払でよかったのが、強制8%に変わるということなのでは・・・。

もしかしてですけど、めちゃめちゃ「改悪」なのでは・・・と思っているのですが違うのでしょうか?

当店の場合、主要製品が、「水・ソフトドリンク」で、改定後のアフィリエイト料率が8%となっているのですが、当店の飲料製品、利益率は3%しかありません。

これは売れると「5%の赤字になる」ということでしょうか?

ここ、本当に重要なポイントですよね。

また、これまでは出店者が個別に料率を変えられていた機能は、設定不可になるようです。

ただし、2019年5月以降で、同様の機能の提供を「検討中」だそうです。

なんともよくわからない改変ですね、このアフィリエイト料率変更。

このアフィリエイト料率変更で得するのは「アフィリエイターだけ」ではないのでしょうか?

このアフィリエイト料率の設定については、楽天のバックヤードであるRMS上の商品データに設定した「ディレクトリID」に基づくようです。

うーん、当初は良い改変だと思っていたのですが、そもそも、この商品ジャンル別の料率の根拠も不明です。

なぜか、高額商品であるバイクや車などは2%と低い設定であるのに対して、当店でも販売している飲料製品などは8%と非常に高い料率になっています。

多くの飲料店さんなら、自分の商品の利益率がいかに低いか、8%の料率が高すぎるのではないかということはお分かり頂けるのではないでしょうか。

今後も楽天アフィリエイト料率の改変については、ECコンサルタントなどにもヒアリングしてみたいと思います。


楽天アフィリエイト料率改定のまとめ

今回は、楽天市場 での大きな改変のひとつ、楽天アフィリエイトの料率変更について、2018年7月末に楽天から届いた郵送物の内容を元に、情報をまとめてみました。

当初は、この楽天アフィリエイトの料率変更、成果の計測変更がアフィリエイターには不利になると思い、アフィリエイター死亡かという記事を書きましたが、状況は真逆のようです。


 アフィリエイター死亡?楽天EXPO2018で楽天市場のアフィリエイト料率が変更を発表!

死亡するのは、楽天市場出店者の方なのではないでしょうか?

商品が売れるたびに、高いアフィリエイト手数料が必ず発生するのであれば、これはちょっといただけないですね。

そもそも、楽天市場のアフィリエイト広告なのですから、楽天市場が負担すべきで、出店者はこれまで通り、1%必須負担で良いと思います。

アップするアフィリエイト料率は、楽天市場負担で、これでみんなハッピーになると思うのですがいかがでしょうか?

このままいくと、楽天市場を退店する出店者さんも後を絶たないと思いますし、何より新規で楽天市場に出店しようとするネットショップオーナーも激減してしまうのではないかと懸念しています。

今回の筆者の考察が間違いで、自店舗の商品アフィリンクからの成約時のみのアフィリエイト手数料負担であることを切に願っています。

今回の記事の内容が、楽天アフィリエイト料率変更について調べられている方の参考になれば幸いです。





 

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十億戎店長

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ポンパレモール・Wowma(ワウマ)・Qoo10・NETSEA他、BASEやSTORES.jp、Makeshop、カラーミーショップなどでネットショップを運営してる現役店長です。 ネットショップの売上10億円を目指して、日夜店舗運営に勤しんでいます。売れるネットショップの教科書の内容がネットショップに関連するみなさんの売上アップのヒントになれば幸いです。

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4件のフィードバック


  1. アマゾンにアフィリエイターが大幅に流れているからだと思います。
    私もメインはアマゾンで楽天はガチで紹介するのは料率が
    アマゾンより高い商品でレビューが良さそうなのだけ紹介して
    いました。
    結局改定してもほぼアマゾンと一緒なのでアフィリエイターが
    もどってくるかはわかりませんが
    楽天紹介するモチベーションは上がります

    • 十億戎店長 より:


      コメントありがとうございます。確かにアフィリエイターが紹介する商品の多くは、アマゾンアソシエイト経由の商品が多い印象がありますね。今後は楽天市場の商品をアフィリエイターが紹介するきっかけにはなりそうですね。出店している側としては、料率アップはかなり負担が大きいですけど。。

  2. 匿名 より:


    さすがに他ショップで売れた商品の分も払わなければいけないということはないのでは?
    楽天が負担するか、リンク元に関わらず「商品が売れたショップ」が負担するかになると思います。

    • 十億戎店長 より:


      コメントありがとうございます。私も当然そう思っていたのですがECコンサルタントに話を聞くと、少し事情が違うようでした。商品ジャンル毎に定額で料率があがってしまうようなのです。これが本当でないことを今も切に願っています。

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